行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

高田好胤師の言葉

2016年03月29日 | 禅の心
子供は親のする事を真似て学ぶものです。


親が身をもって親にお仕えする親孝行、

亡くなられたご先祖に対してはまつりごとをする


そんな親の後ろ姿を子供はじっと見ていて、いつとはなしに縦の人倫の道を学んで 身につけていくのです。



かたよらない心、

こだわらない心、

とらわれない心。


ひろく、ひろく、もっとひろく

…これが般若心経、空のこころなり

幸せの法則

2016年03月25日 | 禅の心
人を呪わば孔二つといいますが、他人を陥れたり、意地悪したりすれば、自分に跳ね返ってくるものです。そのような教訓が集まっているのが日本の昔話だと思います。舌切り雀や、花さかじいさんなどは、優しい心、正直な心をもって生活すれば幸せになっていくことを教えてくれます。今の世の中、舌切り雀のおばあさんや、ポチを殺した意地悪なじいさんのような気持ちになることが多いのではないでしょうか。お金のために、他人に意地悪したり、傷つけたりすれば必ず自分に跳ね返ってくると思います。

老子の言葉

2016年03月22日 | 禅の心
最上の善とは水のようなものだ。
水のよさは、あらゆる生物に恵みを施し、
しかもそれ自身は争わず、
それでいて、
すべての人が蔑む場所に満足していることにある。
このことが、水を「道」にあれほど近いものにしている。


住居をつくるには地盤のしっかりした場所をよしとし、
いろんな考えの中では奥深いのをよしとし、
友達と交わるにはこころやさしいことを、
言葉においては信義あることを、
政治においては秩序だったことを、
事の処理においては実効を、
行動においては時をたがえぬことをよしとするならば、
争いになることもないので、
決して間違うことはない。

愚に徹する

2016年03月18日 | 禅の心
○どこでどう間違ったのか、自分はまともで他人はバカじゃあ思うておる人が多くなったような気がする。

○できない人に限って、自分はできると勘違いして、他人を見下してしまうんじゃ。

○人間は本来仏なんじゃが、まだ仏ではない。

○完全でないのが人間なのじゃ。

○自分の愚かさに気づくことが大事なんじゃ。

○修行ができてくると、他人を馬鹿にすることが恥ずかしゅう思えてくるものじゃ。

○驕ってはならぬ。

○良寛さんは自分のことを大愚と呼ばれた。

○まだまだ未熟者じゃあ思っておることが人間完成への道なのじゃ。

「絆」ではなく

2016年03月15日 | 禅の心
○ワシは、家族以外の「絆」については違和感をおぼえておる。

○「絆」は縛り合うものというニュアンスがあるからじゃ。

○「絆」は動物をつなぎとめておくための綱のことなのじゃ。

○人間を束ねるちゅうのんは、危険なことなんじゃ。

○ワシは「絆」から全体主義を連想するのじゃがのう。

○「絆」ではのうて、「慈悲」が大事なんじゃなかろうかのう。