行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

思いがすべてをつくる

2015年01月30日 | 法句経
意(おもい)は諸法(すべて)にさき立ち

諸法(すべて)は意(おもい)に成る

意(おもい)こそは諸法(すべて)を統(す)ぶ

けがれたる意(おもい)にて  且つかたり 且つ行わば

ひくものの跡を追う かの車輪のごとく くるしみ彼にし

たがわん(法句経第1番)


普段の心はすべての先に立ち

すべてのものは思考したことが現実になる。

そして、思考したことが結果を結ぶ。

悪い思考で語ったり、行動すれば、牛車の牛の足跡の後を車輪の跡がついていくように、苦しみがついてくるのじゃ。


意(おもい)は諸法(すべて)にさき立ち

諸法(すべて)は意(おもい)に成る

意(おもい)こそは諸法(すべて)を統(す)ぶ

きよらなる意(おもい)にて 且つかたり 且つ行わば

形に影のそうごとく たのしみ彼にしたがわん
(法句経第2番)


普段の心はすべての先に立ち

すべてのものは思考したことが現実になる。

そして、思考したことが結果を結ぶ。

清らかな心で語ったり行動すれば、

影がその人についてまわるように、

楽しみはその人に付き従うのじゃ。


悪いことを思いながら生きていれば、悪い人生を歩むことになり、良いことを思いながら生きていけば、良い人生を歩んでいくという、極めて単純なことです。
妬みや、憎しみ、怒りばかり頭に抱いて生きていれば、ますます苦しい人生を送ることになるし、思いやり、愛情、優しさで毎日過ごせば、楽しい人生を送っていくことになるでしょう。

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他人の評価などどうでもいい

2015年01月27日 | 法句経
彼、われをののしり

彼、われをうちたり、

われをうちまかし

彼、われをうばえり

かくのごとく こころ

執する人々に

うらみはついに

熄 や むことなし(法句経第3番)


ヤツはわしをののしった

ヤツはわしに暴力を振るった

ヤツはわしを打ち負かし

ヤツはわしのものを取った

という思いを抱き続ける人に、

怨みはいつまでもなくなることはないく、ストレスの多い人生に悩むことになる。


彼、われをののしり
彼、われを打ちたり
彼、われをうちまかし
彼、われをうばえり

かくのごとく こころ
執せざる人々こそ
ついにうらみの
止息(やすらい)をみん(法句経第4番)



ヤツはわしをののしった

ヤツはわしに暴力を振るった

ヤツはわしを打ち負かし

ヤツはわしのものを取った

という思いを抱かない人には、

怨みはなく、安らぎの人生を送ることができる。



他人から何を言われようとも、知ったことではないと思います。気にしないことです。
人生、いやなことはたくさんありますが、適度なところで水に流して、安らいだ心で過ごすことが大切です。

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法句経の言葉

2015年01月23日 | 禅の心
すべての者は暴力におびえ、すべての者は死をおそれ

る。己が身をひきくらべて、殺してはならぬ、殺さしめては

ならぬ。(129偈)


すべての者は暴力におびえる。すべての(生きもの)に

とって生命は愛(いと)しい。己が身にひきくらべて、殺し

てはならぬ。殺さしめてはならぬ。(130偈)

己が身にひきくらべて、殺してはならぬ。殺さしめてはな

らぬ。


自分が殺される側の身になって、殺してもいけないし、

殺させてもいけない。殺人はもちろんですが、戦争は権

力と正義の名によって行われる殺人です。自分が殺さ

れるときのことを想像すれば、考え方が変わってくるで

しょう。

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聖徳太子の言葉

2015年01月20日 | 禅の心
一に曰(い)わく、和を以(も)って貴(とおと)しと為(な)し、忤(さから)うこと無きを宗(むね)と為(せ)よ。人皆當(たむら)有り、亦(また)達(さと)れる者少し。是(ここ)を以て、或は君父(くんぷ)に順(したが)わず、乍(また)隣理(りんり)に違(たが)う。然れども、上(かみ)和ぎ、下(しも)睦(むつ)びて、事を論ずるに諧(かな)わば、則ち事理(じり)自(おのずか)ら通ず、何事か成らざらん

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道元禅師の言葉

2015年01月16日 | 道元・正法眼蔵・曹洞宗

参禅は心身脱落なり 焼香、礼拝、念仏、修懺(しゅうさん)、看経(かんぎん)を用いず、只管(しかん)に打座するのみ。身心脱落とは坐禅なり。

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