行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

白隠禅師坐禅和讃

2014年10月31日 | 親鸞・歎異抄・浄土真宗
     衆生本来仏なり
     水と氷の如くにて
     水を離れて氷なく
     衆生の外に仏なし
     衆生近きを知らずして
     遠く求むるはかなさよ
     いわんや自ら廻向して
     直に自性を証すれば
     自性即ち無性にて
     すでに戯論を離れたり
     この時何をか求むべき
     寂滅現前する故に
     当処即ち蓮華國
     この身即ち仏なり

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聖徳太子の言葉

2014年10月28日 | 禅の心
我必ず聖に非ず。彼必ず愚かに非ず。共に是れ凡夫ならくのみ。

自惚れることもないし、他人を見下してもいけません。お互いに凡夫なのだから。

自分以外は皆、馬鹿で、まちがっているという考え方をしがちですが、そのことが大きな間違いなのです。謙虚さこそ日本人らしい生き方なのです。

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良寛の言葉

2014年10月24日 | 道元・正法眼蔵・曹洞宗
円通寺に 来たりてより
幾度か 冬春(とうしゅん)を経たる
門前 千家の邑(ゆう)
更に 一人をも知らず
衣垢(えあか)づけば 手自ら洗い
食尽くれば 城?(じょういん)に出ず
かつて 高僧伝を読むに
僧可(そうか)は 清貧を可とす


円通寺に来てから何年も経った。
寺の山門の前にはたくさんの家があるが、誰が住んでいるのかわからない。
衣が汚れれば、自分で洗い、食べるものがなくなれば、町に托鉢に出かける。
昔の高僧伝を読んでいると、二祖の慧可か清貧を良しとして生きたという。

良寛さんの人気の秘密は飾らない人柄だったと思います。

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日蓮聖人の言葉

2014年10月21日 | 日蓮 日蓮宗

腹あしき者をば天は守らせ給はぬ

短気な人は、天から見放されるということです。仏の道を歩むことは、怒らず、貪らず、愚痴を言わずということを実践することだと思います。怒りの炎はすべてを焼き尽くしてしまう恐ろしいものなのです。

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伝教大師(最澄)の言葉

2014年10月17日 | 最澄・天台宗・比叡山
道心の中に衣食(えじき)有り、衣食の中に道心無し


人生の意味を考え、自分のなすべきことを一生懸命やっていれば、天は見放さない。

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