行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

烏鷺滝禅話集(21)

2018年10月30日 | 仏の心
【善因善果】一度良いことをすると、ドンドン良いことができるようになるぞ。

エライやつらは、「当たり前のことを当たり前に」などというが、当たり前のことはみんな違うんじゃよ。

お金に困っている人に、お金持ちなんでしょう。ということほど意地悪で愛情のないことはないんじゃ

何だかんだいって、人生において死ぬことより重大なことはないんじゃ

人を馬鹿にしたり、意地悪したりする気持ちは、いずれ自分に跳ね返ってきて、自分を不幸にしてしまうんじゃ。


烏鷺滝禅話集(20 )

2018年10月26日 | 仏の心
〇自分の不幸を何でも人のせいにするのは、まだ精神的に子どもなんじゃよ。

〇悪いヤツが罪を逃れて、罪のない人が濡れ衣を着せられるような世の中はロクなもんじゃないよ。

〇自分の中のイジワルな心を自覚して消すことで、差別やイジメは消えていくんじゃ

〇理性と本能、理性と情念は車の両輪じゃよ。バランスが悪うなるとまっすぐ走れんよ

〇「人権・平和・環境」どれも命を大切にするということなんじゃ。



烏鷺滝禅話集(19)

2018年10月23日 | 仏の心
〇坐禅をして無我の境地を得たいという人がいる。これが無我だとおもったらもう無我ではないのだよ

〇自死しそうな人には「自殺はいけない」と止めるのが当然。しかし、自死した人の遺族に「自殺は悪いことだ」と言うのはこの上なく残酷なことなのじゃ

〇自分の心の中に凶暴なもの残酷なものが潜んでおることを自覚しておかんとの

〇アンタもワシも人殺しをしないのは、縁がないだけなんじゃ。

〇どんなに人徳のある聖人君子でも、棺桶に入るまでは、犯罪者になる可能性をひめておるのじゃ。それも縁のなせるわざなんじゃ

烏鷺滝禅話集(18)

2018年10月19日 | 仏の心
〇中道はただ真ん中を行くんじゃのうて、真理を追究して歩んでいこうとすることなんじゃ

〇差別は差別する側に問題があるし、差別する側が悪い。だから、常に、自分が差別に加担していないか、自分自身に問うてみる必要があるんじゃ

○苦しみのもとは欲ではないんじゃ。災害や病気で苦しんどる人は欲で苦しんどるわけじゃあないんじゃけ

○「人生カネじゃあないよ」というのは、カネに苦労したことのない人なんじゃね。貧困を経験すると、カネがすべてではないけど、カネの有難さがわかるんじゃ。カネに執着しちゃあいけんがね。

○ワシは、「寄り添う」ということばが上から目線のような気がしてあまり好きではないんじゃ。何気なくそばにいて慈しみをかける人間になりたいのう。

○熊本城の石垣には臼やら何やら石以外のものも使われていて、丈夫だったのじゃそうな。このように、それぞれの持ち味を生かして活躍できる社会が、みんなが生きやすい社会じゃあ思うんじゃ。

烏鷺滝禅話集(17)

2018年10月16日 | 仏の心
〇お釈迦様が一番おっしゃりたかったのは、人間をそして命を大切にしなさいということではなかったのかな。

〇仏教思想は、間違って解釈すると危険思想になる。弘法大師や親鸞聖人はそのことを心配されていたのではないのかの

〇八正道の一つに【正語】がある。正しいことを情報発信せにゃあいけんよ。出所のわからんものやデマを拡げたらいけんよ

〇貪り、怒り、愚痴を【三毒】というが、これは自分自身を滅ぼしてしまう毒なんじゃよ

〇平和主義者が戦争に荷担したり、人権問題の専門家が差別をしたりしないように、自分の思想が間違った方向に向かっていないか常に点検してみる必要があるんじゃね