行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

大西良慶師の言葉

2011年09月02日 | 禅の心
清水寺が千年以上も昔の通リあるのは、
昔通リに「くすぶっているから」。
くすぶっているものは長持ちする。
人間、余りえらくならんでいいのやないか?


「我」があるから苦しくなる。
「我」があるから人と比べて劣等感を感じる。
自分の寸法の行いを心がけたらええ。

【言葉を味わう】
生きることに執着しすぎるのは迷いであり、苦であります。
しかし、長生きしている人は、決して無理をせず、さらりと生きているものです。精神的な安定が健康に生きていくためには不可欠なのです。
自分の背丈で生きていくことも大切です。

【大西良慶師】
1875年 奈良県に生まれる
1889年 奈良・興福寺に入る
1890年 法隆寺の佐伯定胤師に唯識を学ぶ
1899年 興福寺住職
1904年 法相宗管長
1914年 清水寺住職
1983年 遷化

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