すっかり年末であるが、記事日程や年賀状の関係で、本年の乗車記録は今回で最後である。
さて、第4回JR北海道乗りつぶしの旅は、平成17(2005)年5月5日に行なった。
・第1回(16年3月12日)=石勝線“楓支線”と「夕張支線」
・第2回(16年5月5日)=室蘭本線「室蘭支線」と函館本線(長万部→倶知安)
・第3回(17年3月28日)=札沼線と留萌本線
JR北海道の営業キロは2,499.8km。3月28日現在では1,343.2kmに乗っており、乗車率は53.70%(ほかに廃止された 万字線 23.8kmと 幌内線 18.1km、ルートが変わった室蘭本線(志文~岩見沢)5.4km。これらは営業キロ数には入らないので、乗車率算定の対象外としておく)。
17年5月4日現在の未乗区間は次のとおり(未乗キロ順)。このうち、☆印の路線が今回乗車分である。
・根室本線(新得~根室)307.5km
・石北本線(新旭川~網走)234.0km
・宗谷本線(士別~稚内)205.5km
・釧網本線(東釧路~網走)166.2km
☆日高本線(苫小牧~様似)146.5km
・富良野線(富良野~旭川)54.8km
・江差線(木古内~江差)42.1km
※本日現在の乗車記録
今回は、前回までと違って1線区のみである。しかし、これまでで1番長い距離を乗車する。
おなじみの「一日散歩きっぷ」(一定の範囲内で普通列車の乗降自由なフリーきっぷ。2,040円、土日や学校の休み期間などに発売)は、道央圏をカバーしているが、日高本線を行って帰って来るのにも使える。これは、たまたま日高本線沿線に旅行する場合でも、普通に乗車券を買うより安い可能性がある。
さて、今日もAさんと一緒の旅である。
今回はゴールデン・ウィーク中にのみ設定される、臨時快速「優駿浪漫」号乗車も兼ねている。日高本線内は通常のダイヤだが、札幌から苫小牧まで延長して快速運転される。使用車両は、通常とは違って、リゾート気動車「ニセコエクスプレス」である。
JR北海道のリゾート気動車には、「アルファ・コンチネンタルエクスプレス」・「フラノエクスプレス」・「トマム・サホロエクスプレス」という、改造パターンと、「ニセコ」と「クリスタルエクスプレス」・「ノースレインボーエクスプレス」の新造パターンがある。「アルコン」から「トマサホ」までは老朽化のため廃車されたが、「ニセコ」以降はまだ車歴が若いので現役である。
この「ニセコ」は、日本ハムファイターズが北海道移転以来、“ファイターズ号”として特別塗装で運行中であり、今回もその塗装である。
自宅を7:35に出、8:07の列車で札幌へ向かう。9:00着、Aさんと合流。コンビニへ。
9:27、「優駿浪漫」発車。実は昨年も乗車しようとしたが、指定券が売り切れで断念した経緯がある。今年は普通に買えた。当初は4月29日を予定していたが、Aさんの都合により変更した。指定券は1回限り変更可能である。
快速とは言え、苫小牧までの所要時間は特急並みである。10:23苫小牧着。急いで駅弁を買い、29分発。
日高本線は全線通じて初乗車である。日高本線との分岐点は結構離れていて、少し戻ったところから本線に入る。幹線の千歳線と違い、日高線は通常キハ40系気動車が単行で往復する低規格路線である。ちなみに、ここからは通常の列車として走るので、当然普通に乗り降りするお客さんがある。「ニセコ」は3両編成であるが、各駅のホームは1両分のみ。なので、降車する人はいちいち最後尾まで移動しないと降りられない。
3両編成のうち、前と後ろは展望車である。そのうち3号車が指定席であるが、進行方向によって自由席と入れ替わる。苫小牧―様似はこちらが先頭。指定席はほとんどお客さんがいないので、基本的に移動は自由。
あまり路盤が良くないので、結構スピードは遅い。普段は単調な気動車しか走ってない路線に、たまにリゾート気動車が走ってると、並行する道路を走ってる方もびっくりだ。
席を立ったところで、急に停車した。昆布取りのおばちゃんが線路を横切っていたらしい。車掌によると、「たまにこういうことがある」という。なんてのんびりした路線だろう(笑)。
13:39、終点の様似着。これで日高本線146.5kmを完乗した。一本道なので、折り返しで戻る。1時間ほどあるので、駅前を歩いてみることにした。
生協に寄ってみる。ここでお菓子などを買うが、先ほどの車掌も昼食を買っていた。
天気も良かったが、様似まで乗りとおす乗客は少ない。
14:34、折り返し様似発。今度は苫小牧まで最後尾、展望車から眺めると、景色が後ろに流れて行く。
すっかり暗くなり、苫小牧からは先頭車両。本来の座席は往復ともに前から2列目だが、誰もいないので先頭に陣取る。
途中で運転停車がある。先頭車なので運転士らが見えるが、司令室と無線をやり取りしてる。別線から合流する「スーパーおおぞら」が遅れているということで、千歳線にも遅れが。この後「サッポロビール庭園」駅でも運転停車予定であったが、司令とのやり取りを聞くと、そのまま通過に変更されたようだ。
停車が長引き、数分の遅れが出た。到着前に車掌がやって来て、「本日も遅れまして…」と詫びる。「本日も」ってところがポイント!?
定時より7分遅れて19:39札幌着。本日の旅は終了。
まだ20時前なので、買い物をし、ついでに「らーめん共和国」で夕食のあとに帰る。この日は岡崎律子さんの1周忌、CDを買う。
予定より1時間遅い列車で、岩見沢へ帰る。
今日は1線区計146.5kmに乗車し、乗車キロ数は1,489.7km・乗車率は59.60%となった。
1週間後には道東を一気に制覇することになるが、その話はまた来年とする。
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さて、第4回JR北海道乗りつぶしの旅は、平成17(2005)年5月5日に行なった。
・第1回(16年3月12日)=石勝線“楓支線”と「夕張支線」
・第2回(16年5月5日)=室蘭本線「室蘭支線」と函館本線(長万部→倶知安)
・第3回(17年3月28日)=札沼線と留萌本線
JR北海道の営業キロは2,499.8km。3月28日現在では1,343.2kmに乗っており、乗車率は53.70%(ほかに廃止された 万字線 23.8kmと 幌内線 18.1km、ルートが変わった室蘭本線(志文~岩見沢)5.4km。これらは営業キロ数には入らないので、乗車率算定の対象外としておく)。
17年5月4日現在の未乗区間は次のとおり(未乗キロ順)。このうち、☆印の路線が今回乗車分である。
・根室本線(新得~根室)307.5km
・石北本線(新旭川~網走)234.0km
・宗谷本線(士別~稚内)205.5km
・釧網本線(東釧路~網走)166.2km
☆日高本線(苫小牧~様似)146.5km
・富良野線(富良野~旭川)54.8km
・江差線(木古内~江差)42.1km
※本日現在の乗車記録
今回は、前回までと違って1線区のみである。しかし、これまでで1番長い距離を乗車する。
おなじみの「一日散歩きっぷ」(一定の範囲内で普通列車の乗降自由なフリーきっぷ。2,040円、土日や学校の休み期間などに発売)は、道央圏をカバーしているが、日高本線を行って帰って来るのにも使える。これは、たまたま日高本線沿線に旅行する場合でも、普通に乗車券を買うより安い可能性がある。
さて、今日もAさんと一緒の旅である。
今回はゴールデン・ウィーク中にのみ設定される、臨時快速「優駿浪漫」号乗車も兼ねている。日高本線内は通常のダイヤだが、札幌から苫小牧まで延長して快速運転される。使用車両は、通常とは違って、リゾート気動車「ニセコエクスプレス」である。
JR北海道のリゾート気動車には、「アルファ・コンチネンタルエクスプレス」・「フラノエクスプレス」・「トマム・サホロエクスプレス」という、改造パターンと、「ニセコ」と「クリスタルエクスプレス」・「ノースレインボーエクスプレス」の新造パターンがある。「アルコン」から「トマサホ」までは老朽化のため廃車されたが、「ニセコ」以降はまだ車歴が若いので現役である。
この「ニセコ」は、日本ハムファイターズが北海道移転以来、“ファイターズ号”として特別塗装で運行中であり、今回もその塗装である。
自宅を7:35に出、8:07の列車で札幌へ向かう。9:00着、Aさんと合流。コンビニへ。
9:27、「優駿浪漫」発車。実は昨年も乗車しようとしたが、指定券が売り切れで断念した経緯がある。今年は普通に買えた。当初は4月29日を予定していたが、Aさんの都合により変更した。指定券は1回限り変更可能である。
快速とは言え、苫小牧までの所要時間は特急並みである。10:23苫小牧着。急いで駅弁を買い、29分発。
日高本線は全線通じて初乗車である。日高本線との分岐点は結構離れていて、少し戻ったところから本線に入る。幹線の千歳線と違い、日高線は通常キハ40系気動車が単行で往復する低規格路線である。ちなみに、ここからは通常の列車として走るので、当然普通に乗り降りするお客さんがある。「ニセコ」は3両編成であるが、各駅のホームは1両分のみ。なので、降車する人はいちいち最後尾まで移動しないと降りられない。
3両編成のうち、前と後ろは展望車である。そのうち3号車が指定席であるが、進行方向によって自由席と入れ替わる。苫小牧―様似はこちらが先頭。指定席はほとんどお客さんがいないので、基本的に移動は自由。
あまり路盤が良くないので、結構スピードは遅い。普段は単調な気動車しか走ってない路線に、たまにリゾート気動車が走ってると、並行する道路を走ってる方もびっくりだ。
席を立ったところで、急に停車した。昆布取りのおばちゃんが線路を横切っていたらしい。車掌によると、「たまにこういうことがある」という。なんてのんびりした路線だろう(笑)。
13:39、終点の様似着。これで日高本線146.5kmを完乗した。一本道なので、折り返しで戻る。1時間ほどあるので、駅前を歩いてみることにした。
生協に寄ってみる。ここでお菓子などを買うが、先ほどの車掌も昼食を買っていた。
天気も良かったが、様似まで乗りとおす乗客は少ない。
14:34、折り返し様似発。今度は苫小牧まで最後尾、展望車から眺めると、景色が後ろに流れて行く。
すっかり暗くなり、苫小牧からは先頭車両。本来の座席は往復ともに前から2列目だが、誰もいないので先頭に陣取る。
途中で運転停車がある。先頭車なので運転士らが見えるが、司令室と無線をやり取りしてる。別線から合流する「スーパーおおぞら」が遅れているということで、千歳線にも遅れが。この後「サッポロビール庭園」駅でも運転停車予定であったが、司令とのやり取りを聞くと、そのまま通過に変更されたようだ。
停車が長引き、数分の遅れが出た。到着前に車掌がやって来て、「本日も遅れまして…」と詫びる。「本日も」ってところがポイント!?
定時より7分遅れて19:39札幌着。本日の旅は終了。
まだ20時前なので、買い物をし、ついでに「らーめん共和国」で夕食のあとに帰る。この日は岡崎律子さんの1周忌、CDを買う。
予定より1時間遅い列車で、岩見沢へ帰る。
今日は1線区計146.5kmに乗車し、乗車キロ数は1,489.7km・乗車率は59.60%となった。
1週間後には道東を一気に制覇することになるが、その話はまた来年とする。
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「乗りつぶしの旅」とは紅葉橋さんの造語ですか?内容を見事に表現した言葉ですね。
さて場所中ではありますが、私は3/16~21の5日間、旅に出ます。
初めて「北海道&東日本パス」を使うんですよ。
17日6:38に自宅最寄り駅・両国を出発し、東北本線を11回乗り換えて20:45青森着。急行はまなすで北海道へ上陸し、18日は根室本線完乗して根室泊。19日は釧網本線・石北本線を完乗して札幌泊。20日の夜、はまなすに乗って北海道を離れ、往路と同じルートで21日22:27両国帰着、とまあこんな行程です。
乗車距離3,643.1?の、ちょいと修行の入った旅かもしれません。
春場所が終わったら「道東制覇の旅」もご報告してください。
わたしは友人の仕事の関係で、基本的には日帰りで旅行しました。道東編のみ夜行で移動、日中に乗車を済ませる行程でした。
結構時間が経ちましたが、完乗の旅は「道東一括」「最北」番外編として「哀悼・銀河線」の3回行なっています。なかなか思い出すのが大変で…。
そのうち記すことにしましょう。