2018.12.27 ある食品スーパーに来たついでに、併設の小さな花屋に寄ってみた。 この店は値段は高いが、時たま私が求める、私の「花写真鑑」に未だ無い花(以下"新種"という)が店頭に並ぶことがあるので、必ず見て回ることにしている。
そうしたら、あった!!!。 それも2種類も!!!。 もうこうなったら、値段はかなり高いが感激で、ほぼ衝動的に買ってしまった。
まだ、海外から入って間がないのか、ネット上ではこの花についての記述が少なく、充分な知識は得られないが、"新種"であることには間違いない。 (¥270 PAG)
花をよく見ると、短いがマッチ棒によく似ており、「マッチボウ」の別名で流通している地域もあるようだ。
花の中を割ってみると、未完成のシベらしいものが入っていることから、蕾なのかも知れない。
もう一点は「ハートの木(Heart Tree)」と書いてあるし、こんな花は見たことも無いから、"新種"であることは間違いがないので買いたいが、値段がかなり高く、それほどの価値もないとして、一旦は見送ったのであった。
しかし、考えて見たら、粉の暮れの花の買出しに未だ行ってない事を思い出し、多分もう押し詰まったから行かないであろうと思い、ならばと、結局は買ってしまったのであった。 (¥2160 PAG)
我が家に帰って、調べたら、「ハートの木」と言われる木は、葉がハートの形をしており、花のつぼみがハート形をしていない事が判明した。 ではこれは一体何という名前なのか解らなく成ってしまったので、"新種"でありながら、登録が出来ないのであった。
私の持つ数冊の花図鑑などを、全ページめくって調べたが、この木はのって居ないので、止む無くネットに投稿した所、数時間後に「ハリツルマサキ」との回答があった。 早速調べた結果、この名前に間違い無い事が判明したので、ここで"新種"登録とした。
我が国に古くから生息している「ハリツルマサキ」の突然変異種である。実の色、形の優れた台湾産のハリツルマサキの枝代わり(突然変異)を、選抜に選抜を重ねて10年の歳月かけて生まれた植物。木の高さは80センチから大きいものだと5メートルになるそうだ。
これが花である!。(方眼紙の間隔は10mm、以下同)
実はいかにも幸せそうにふっくらとした、ハート形をしている。
割ってみると、幾つかの実が準備されている。
ネット上の資料を見ると、葉がハート形をしたものもあるが、それは花の形も色も全く違い、突然変異種とは思えず、別種ではないのかと思うほど。
本種の葉はハート形をしていなかった。 (中央は裏面を表す)
押し詰まった年末にもかかわらず、しかも、規模の大きくない店で、2点の"新種"を見付ける事が出来て、誠にラッキーであった。 これにて「花写真鑑」の登録数は欠番が2あるので、1739-2=1737種類となった。これが本年最後の"新種"であろうと思う。
平成30年の一年間に於ける、"新種" の数は132種類であった。 内容的には園芸品種がかなりの比率を占めて居ると思われるが、これは市場も園芸品種が相当に増えたことが影響している。 以前友が園芸品種を分けたら?と言ったが、分け方が解らないから、ごちゃまぜにしている。
少しだけ形や色、そして咲く時期をずらせただけのものなど、園芸品種見え見えのものも多数あるが、その中から、私なりの判断基準(頭の中にある)に合格したものだけであり、全部を上げたわけではないことを、明記しておきたい。 なお、今後もこの傾向は変えようがないように思う。
今年も終わりに近づきました。今年もいろいろ楽しいブログを見せていただき有り難うございました。私も何とか無事に今年が終えられそうです。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
こちらこそ、大変お世話になりました。 ありがとうございます。
ご家族皆様のご健勝を心からお祈りいたします。
よいお正月を迎えられんことを!。
どうか、来年もよろしくお願いいたします。