木燃人の波止場

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1649 超マクロ撮影(14)思案六方

2017-08-04 08:00:00 | カメラ写真

  先日、コンバージョンレンズなるものを使用し、曲がりなりにも最大撮影倍率18.1を達成した。 この辺りは最早顕微鏡の世界に片足を踏み込んでおり、簡単には行かない。 それは、この程度の倍率に於いては、ピントの合う範囲が極めて小さく、その“点”を求めるために時間を要し、また、少しのブレが大きく響き写真を“台無し“にするなど、極めて非効率的ながらも、一応の成果はあったと、自己満足をしている。 

 今後は、被写体をよく見て、どんな場面を、どの角度で撮るのかのみならず、マクロ、超マクロ(撮影倍率が1.0を越える場合を言う)の写真を撮るようにして、「花写真鑑」だけではなく、全ての写真に奥深さを付加して、充実させるようにして行こうと考えたのであった。 今の所、撮影が出来るのは、我が木工工房を俄に疑似スタジオ化した場所でしか撮れないが、写真の充実に寄与させて行きたいと思っている。 

 下の写真は、最大撮影倍率18.1を達成した、カメラの状態。 (この写真は再掲載) 

 

  この状態で、一旦閉めてもよいのであるが、何か引っかかるものがあり、“閉めるに締まらない”のである。 その原因は、我が疑似スタジオでしか撮れないこと、および、ピント合わせなど余りにも時間を要し、効率が悪く、フォーカシングレールやリモコンなど多くの機材を使わねばならないなど、機動性が極めて低く使い勝手が猛烈に悪いことから来ている。

 言うならば、もっと手軽にマクロ撮影が出来ない物かとの思いがあるからであるのと同時に、前に読んだ記事(紹介済み)から、簡易に更なる高倍率が得られる手段がありそうだとする、情報に接しているから、ここで閉める訳には行かないでいるのである。 それは、今まで以上の困難と併せて金の掛かる場面にも遭遇しそうであり、簡単に手を出せない一面もあるのだ。

 その方法は、望遠が高倍率(40倍程度)のコンデジ(コンパクトデジラルカメラ)に、コンバージョンレンズを装着しての、高倍率撮影なのである。 単純計算では、80倍程度になり、 その記事では、フォーカシングレールレールなど使用せず、手持ちで撮影出来たとあるのは出来すぎにしても、やってみる価値があるように思えてきた。 万一失敗しても、まるっきりロス(購入機材の廃棄など)に成らなければよしと思ったりもする。

 下の写真はコンバージョンレンズ (前出済み) 

 

 このために、「コンデジ+コンバージョンレンズ方式」を改めて検討してみた。 まず、必要機材を考える。

① コンデジ  
既存メーカーにこだわる必要性はないが、取り敢えずはニコンで進める。
コンデジの主要機能 
    望遠倍率30(40?)倍以上。 
    手ブレ防止機能付き
    マクロ撮影可能
    バリアングル液晶
    ファインダー付き(電子式もやむを得ず) 
    
    レンズの先端に、フィルターなどを取り付けるメネジがあること。
    外付けフラッシュは無くてもやむを得ない。(ワイヤレス同期可)
      (この時点でリングフラッシュ使用不可が確定)
    マクロ撮影不可の場合の活用方法があること。

 下は参考コンデジ 

  

② ステップダウンリング
③ 照明器具(ストロボのワイヤレス同期が出来ない場合)
④ デヒューザーの手作り(③が不要の場合)
⑤ 高精度のスライドレール(必要により)

 

コンデジについて、具体的検討。

 最も大切なことは、コンバージョンレンズがレンズ先端に取り付けられるか否かであるが、普通のカメラにはフイルター取付径などとして、必ず表示があって簡単に分かる物が、コンデジに関しては、カタログに記載がないことが多い。 それで、メーカーが出してるよくある質問“から、探し出した所、漸くP-900には、φ67のメネジがあることは判明したが、この下位機種P-700,P-500には、メネジがあるとは確認できなかった。 購入する場合は別途問い合わせが必要である。

 マクロ撮影には欠かせない、リングフラッシュは取り付けることは出来るが、シャッターと同期させるための端子が存在しないのである。これは各メーカー同じようで、通常は使わないのであろうか?。 ただ、Wi-Fi全盛の昨今のこと、同期が取れる筈であるが、それは今の所確認出来ていないのである。 街の販売店で実物を手に、質問するしかないのかも知れない。
 よって、最悪はリングフラッシュ使用不可の場合も想定しなければ成らないが、資料にあるように、ビニール袋などで、応急的デヒューザーを作るか、または、同期が取れるのであれば、思い切って別置型二灯式のフラッシュの購入に踏み切るやも知れない。

 また、全く次元の異なる話ではあるが、万一このデジカメでマクロ撮影が出来ないとなった場合、このカメラを捨てるのではなく、例えば予備機としての存在価値があるか否かが問われる。 例えばP-900とした場合、重量が現用標準カメラと同等であり、すこしもコンパクトでは無いと言う大きな欠点が問題になる。

 いずれにしろ、やはりここでも私がやろうとしていることは、アブノーマルなことであって、簡単に出来るようになっていないので、またまた苦労をするが、その苦労が余計に私のファイトに火をそそぐのである。

 

 以上であり、結局は適正なコンデジさえ見付ければ行けると踏んだのであった。 ・・・となると、やはり問題はコンデジ購入代金だ!。 はてさて・・・・・どうするか・・・・・???。

                     << つづく >>

 

 

 


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2 コメント

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Unknown (たきあん)
2017-08-05 19:45:33
今度は「コンデジ+コンバージョンレンズ方式」ですか?

木燃人さんの作ったものは確かに馬鹿でかいし機動性もありませんね。ピント合わせに半日かけてしかも自宅専用では使いものになりません。

参考資料等をを見ると随分進歩したものがあるじゃないですか。私もおかしいなあと思っていたのですが世界は広いし進んでいます。

「コンデジ+コンバージョンレンズ方式」に成功したら今まで作ったシステムはどうなるのかなあ・・・ 
装置の機動性向上 (木燃人)
2017-08-06 08:23:19
たきあんさん

一昨年の当ブログで、”「花写真鑑」写真の出所”(http://blog.goo.ne.jp/mokunen33/d/20150413)と言う記事を載せましたが、そこでは、約1/4が我が家で撮った写真でしたから、テレコン+接写リング(68mm)+コンバージョンレンズ(併せて最大撮影倍率18)方式が採用できる範囲は、今は購入する苗は”新種”のみですからふえているというものの、25%にしかならない訳で、装置をコンパクトにして、機動性を持たせることは重要です。
紹介した記事ですが、今まで色々やってきた経験から、書いてあるようには簡単には行かない。あの記事はかなり”眉唾”的と感じて居ますが、あのやり方事態は昔からある方法であり、驚くほどのものではありません。 ただ、小型軽量で高倍率望遠のカメラが出来たので、それを活用しようとするだけで、たいした進歩ではありません。 
今まで以上の、困難さがあるものと思いますが、原理的には可能なので、やって見るほかは無いと思っているところです。

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