野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

市場の目は厳しい

2013-10-31 06:40:55 | その他
今日(30日)の神戸新聞経済欄、「川重の中間決算」記事があった。
「二輪や航空機事業好調で増収増益 川崎重工業。
 川崎重工業が29日発表した2013年9月中間連結決算は、海外市場で二輪や航空機事業が伸び、売上高は前年同期比3・4%増の5950億7700万円、
 円安も寄与し経常利益は13%増の227億8800万円と、上期では2年ぶりの増収増益となった。純利益も4・6%増の130億100万円。
 ・・ 一方、今上期の受注高は、ガスエンジンや鉄道車両、産業用ロボットなどが好調で、前年同期比11・8%増の5928億400万円となった。(略)」
増収増益だから、当日の株価にどう反映されているか楽しみに期待していたが、なんと市場は新聞記事のようには評価せず、反対に株価は大幅下落した。
下記は29日日経の川重株価で、前日比△5.8%の大幅下落。どうしたことか・・・。
           

で、川重株の大幅反落要因を同日の日経がこのように説明している。
「4~9月期営業利益2.6倍も市場予想下回る。
 11時に発表した2013年4~9月期決算は連結営業利益が268億円と前年同期比2.6倍に増えた。
 市場予想の平均である日経QUICKコンセンサス(26日時点、4社)の280億円を下回ったことが嫌気されて売りが優勢となっている。
 ガスタービンや車両事業は受注が増えたが、船舶海洋事業やプラント事業では減少したという。
 9月末に米国で地下鉄車両の受注が内定したとの報道が伝わっており、
 「直近の株価が高値圏にあったため、一旦、利益確定の売りが出ている」(国内ネット証券)との見方が市場では聞かれた。・・・」

証券会社や調査機関のアナリストの企業収益予想を下回ったことで失望感がでて売りに繋がった。
6月のクーデター以降、株価は順調に推移し、新経営陣も株価上昇したことで信任されたとコメントしていたが、
中間決算実績が市場アナリストが予測したほどの結果ではなく、失望感を招き大幅株価下落につながった。
企業価値はひとえに株価に反映される。高評価の株価を得るべく努力するのが経営陣の役目。
クーデターまでして企業価値向上を目指したはずの新経営陣に対し、中間決算結果の市場評価はかなり激しいものであった。


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