野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

日向灘地震は南海トラフ大地震には発展しないようだ

2024-08-14 05:45:07 | その他
8月8日、宮崎県の日向灘で地震が発生した。
震度6弱、M7.1と言う大地震なので、おおいにビックリした。更に驚いたのは「南海トラフ地震注意報」なるが気象庁より発令され、テレビは各局とも一斉に報道し始めた。特にNHKは台風5号情報に置き換わるまで毎日終日、パリオリンピック報道の最中も「南海トラフ巨大地震注意」のテロップを張り付けていた。しかも、同日、岸田総理は中央アジア訪問予定を中止すると報道があったので、何も詳細情報持たない我々年寄りは、これは大地震に発展するかもしれないと恐れた。
  「NHK」
気象庁発表は「(南海トラフ地震との関連について) • 今回の地震の発生により、気象庁は8月8日19時15分に南海トラフ地震臨時情報(巨大 地震注意)を発表しました。政府では、南海トラフ地震防災対策推進地域に対して、地震 発生から1週間、日頃からの地震への備えの再確認や、揺れを感じたら直ちに避難でき る態勢をとるよう呼びかけています。引き続き、政府や自治体などからの呼びかけ等に 応じた防災対応をとってください。」とある。

日向灘地震発生と同時に流れた情報は、海水浴場閉鎖、花火大会中止、新幹線徐行、買い占め、旅館やホテルのキャンセル等が相次いで報道されてきたので、M7.3(だったと思うが)の阪神淡路大震災の恐怖を経験した身にとっては、それは恐怖の一歩手前だった。

で、2022年の日経記事「南海トラフ地震、必要な備えは 家具固定や備蓄の確認」を再度読み直し、早速、タンスや本棚の上に置いたままの不用品を再整理し、不要な物は「燃えないゴミ」として、今日、ごみとして廃却した。阪神淡路当日、近くのホテルに宿泊していた友人が「テレビが空中を飛んだ」と語るのを聞いていたので、まず危険物の廃却から始め、阪神淡路のあと着手しその後中断していた家具の固定や食器棚の扉の開放防止の再確認も始めた。日経も書いているが「まず確認しておきたいのが家具の安全だ。東京消防庁の調査では地震でケガをした人の3〜5割が家具の転倒や落下が原因だった。家具は転倒時にドアや避難路を塞がない場所に置き、寝る場所や座る場所、ストーブなどの近くも避ける事が望ましいという。タンスなどはL字金具や突っ張り棒で固定し、食器棚には扉の開放防止の器具やガラスの飛散防止フィルムを設置することが効果的だ。いずれも市販されており、家具が地震時に「凶器」となるのを防ぐことができる」

8日から約一週間弱、南海トラフ大地震に発展することはなかった。
地震直後の神戸新聞に日向灘地震の研究者が「日向灘を震源とするM7級の地震は約30年毎繰り返し発生している。南海トラフに発展する可能性は低い」等の解説していたので安心はしていたが、あれから約1週間経ち「その後も危険は無くなりはしないが、」と、その通りになった。そして、今日の読売新聞ネット誌は「気象庁が注意を呼びかけている1週間のうちに大きな地震が必ず起きるわけではない。「高まっている」という表現にとまどう人も多いと思うが、この機会に足りない備えがないかを再確認してほしい」とか「 個人レベルでは、日常生活を送りながら、お金や時間があまりかからない範囲で、やって損はないことをしておくといい。私は臨時情報の対象地域である名古屋市で暮らしているが、家具の固定に甘いところがないか確認している。家の中での避難経路がふさがれることはないか、高い所から落下するものがないかなどにも気を配ってほしい」と専門家は書いている。日向灘地震はほぼ30年周期で発生しており 、今回の日向灘地震が即南海トラフ大地震に発展しない、と言うのが現状の結論のようだ。日向灘地震に関連して政府は騒ぎすぎと言う意見も多く見られたが、阪神淡路大震災を直接経験した身にとっては、備えだけは忘れるなと言う合図だと素直に考えている。
コメント
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