股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

和式生活って。

2007-01-23 20:54:32 | 楽な生活
日本古来のライフスタイルである和式生活。
正確には“東洋式”と言ってもいいかも知れませんね。

和式生活は洋式生活よりも股関節の動きを多く必要とします。
もちろん膝関節も同様ですね。

例えば正座。
膝関節は全可動域動かないとできないし、股関節も90度ちかく曲がらないとできません。
股関節の曲がりは60度であってもどうにか正座はできますが、その分股関節と腰に負担がかかりますね。
しかし、正座を行ううえでもっと大きな問題点があります。
ある姿勢から正座に移るときに股関節の90度以上の曲がりが必要なんです。
ある研究では115度必要との記載もあります。
あまり知られていませんが、これが股関節患者さんにとっての和式生活上で最も大きな問題点なのかもしれません。
もうひとつの問題点は、床から立ち上がったり床に降りるときにかなりの筋力と股関節の可動域を必要とすることです。
ですから転倒の可能性も高くなります。

個人差はありますが、手術をしているしていないにかかわらず和式生活を止めなさいとは言いませんが、股関節にとっては負担が多いライフスタイルであることは事実です。

一方、様式生活は過度な関節の動きや筋力を多く必要としません。
以前も書きましたが、同じ洋式生活でも椅子やソファーの高さをできる限り高くしたほうが股関節は楽に生活できます。

どうしても和式生活を避けられないことはあるでしょう。
しかし、基本的には洋式生活のほうが楽ではないでしょうか?

楽な生活をしたら筋肉がやせてしまう・・?
欧米人は筋肉が痩せているのでしょうか?
生活スタイルのの欧米化、少し考える価値はありそうです。

ちなみに私は幼少の頃からじいやの言いつけで洋式生活を送らされてきました。
ですから私のスタイルも顔つきも欧米化してしまいました。
脚が長すぎるのも困ったものです。

生活の欧米化・・・欧米か!


変形性股関節症を怖がらないでね







最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
真面目に読ませていただきました (Kumi)
2007-01-24 02:18:00
 「おう べいか」を「おう、そうか・・」と真剣に真面目に読ませていただきました。

 最後の4行が1番私の心に響きました!
真面目に笑っちゃいました。
先生のこういう一面が 私たちの色々な痛みをやわらげてくれています。

 お時間ができたら(ないのはわかっておりますが)
漫才の脚本などを書かれたら さらにファンが増えるのでは・・・・。

 これからも真面目に笑わせてください ネ。
 お邪魔しました。
返信する
トイレ (つっこみ君)
2007-01-24 11:55:53
私も股関節症を発症してから、布団からベッドに変えました。寝起きが随分楽です。出先で困るのは、公衆トイレが和式しかないとき。あのしゃがむ姿勢は股関節にとって非常にきついです。ましてや電車の中など、交通機関では揺れも加わるので、まるで拷問状態。徐々に洋式が増えてはいますが、関係各位にはもう少しそのあたりも理解して欲しいものです。

ところでマーク先生の昔の住まいは純和風住宅だったような…
返信する
“じいや”って (チョコ☆コーヒー)
2007-01-24 21:29:09

失礼ですが、面白くて・・(^o^)(^o^)(^o^)
コメント入れずには居れません。ヒットです!

近況:調子良いです。
T字の杖って(有っても無くても変わらないような気がするのですが)無いと凄く体が揺れるな~と感じています。
まだ痛い時もあります。・・・が、詳しくは次回銀座に行ける日が来ましたら。(春まで冬眠予定です)


返信する
私もトイレ (プーさん)
2007-01-24 21:38:40
本当に和式だけしかないとき
頑張るぞと気合を入れないと
立ち向かえないシロモノですよね(;>_<;)
しゃがむというポーズでいうと
つらいのはお墓参りの時も座ってたちあがるのでご先祖様には申し訳ないなと思いつつつらいなと思ってしまいます。

法事などでは正座する場面も多く
お年寄りにはお座敷椅子が用意されますがさすがに中年では恥ずかしいですので
法事などでは携帯正座椅子を用意して備えています。
業者さんに言わせると正座そのものよりは幾分楽だとの事でした。

昔の人も変形性股関節症はあっただろうに正座ができないと何か怒られたりしたんだろうかなと現代に生まれてありがたい限りです。
返信する
正座 (きく)
2008-10-12 10:19:11
以前先生のブログに感動して、思わずメールさせていただいた上村と申します。
ブログを遡って拝見しております。

私は全くの和式生活をしております。(トイレのみ洋式)
小唄・三味線を指導しておりますので、正座が必要なのです。椅子で三味線など弾いておりましても、雰囲気がどうも・・。
一日の内に、正座をして立ち上がる動作を10回以上は繰り返していることになります。それを20年来続けてまいりました。
以前から正座は良くないと聞かされていましたが、もう慣れた様で全く苦痛は感じません。
但し立ち上がるときは、お行儀が良くないけれど、机に手をつきます。
今後もこれで大丈夫ではないかと思うのですが、やはり年齢を考えると、いずれ椅子にしたほうが良いのでしょうか。
先生のお考えをお聞かせくださいませ。
返信する
きくさんへ (mark)
2008-10-15 21:44:32
私の基本的な考えは、「できることはやっていい、できることをやらなくなると、できなくなる。」です。


和式生活の特徴を理解して、その上でできることをできるまで続けていくという考えで良いと思います。

年齢は関係ありません。

安全性が最優先ですから、自分で危険性を感じるまでは、和式生活ができるよう頑張ってください。

もちろん、正座ができるように自己管理は重要ですね。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。