股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

変形の進行を止めようではあ~りませんかぁ!

2009-05-15 00:19:24 | 股関節の基礎
5月にはいって、このブログを読み始めた人が急激に増えました。
いったい何があったのでしょうか?
ここしばらくは、初めての方が多くなったことを意識して記事を書いています。
いつも読んでくださいまして、ありがとうございます。



「変形の進行を止めようではあ~りませんかぁ!」

私には、皆さんの「は~い!」という声が聞こえます。



「変形性股関節症は進行性です。」
こんな言葉は、くそくらえだ!


…あらっ、いや~だ、私としたことが、お下品で失礼。

変形は進行性ではありません。

変形は骨の修復です。
骨は生きていて、自然治癒力を持っています。

骨折後、骨が曲がってくっついても、1年後にはまっすぐな骨になっています。
骨は非常に利口で、修復力を持っているのです。
修復はいずれ終了します。
修復後は痛みはなくなります。


3年くらいで修復が終わる方もいれば、30年かかったという人もいるので、個人差は大きいです。


子供の頃にすでに修復が終わっている方も結構多いです。
経過の長い人はすでに落ち着きつつある方が多いと思います。

骨に加わる衝撃を少なくしてあげると、変形が起きること、軟骨が減ることは防げます。

まずは筋肉を正常にしてから、脚に体重をかけて筋力をつけることです。
その筋力が股関節にかかる衝撃を吸収してくれます。

ただトレーニングをすればいいのではありません。
正常な筋肉で行う事が重要です。
基本的には、痛みのある状態でのトレーニングは、痛みを増大させることがあります。

痛い時はまずほぐしていただきたいと思います。
肩が痛い時に、肩こりをほぐすのとおんなじです。
腰が痛い時に腰をほぐすのとおんなじです。
お尻が痛い時にはお尻をほぐせば良いでしょう。
ももが痛い時はももをほぐせば良いでしょう。

自宅でほぐせるようらっこちゃん(楽股ちゃん)を準備しています。
他の物でも構いません。


また、この病気は筋肉がどんどんやせていく病気ではありません。
トレーニングしなきゃ、トレーニングしなきゃ・・・と焦る必要は全くありません。



医学的事実に基づいた、基本的は事を理解すると不安は少しずつ少なくなるかもしれません。



「進行性です」という考えを捨てて、進行を止めようではありませんかぁ!


手術をしていようが、手術をしていまいが、考え方は同じです。
皆さんの目的は、股関節を長持ちさせることです。



変形性股関節症を怖がらないでね