股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

維持をほめてよ!

2006-01-31 16:12:51 | Weblog
皆さん、最近ほめられたことがありますか?

私なんか患者さんにほめられると、「そんなことはありませんよ。」とか言いながらも、心の中では『ムフフ・・・』なんて思ってしまうんですよね。
そして、益々やる気が出るものです。
皆さんもほめられるとうれしくてしょうがないと思うのですが・・・・ねっ。



皆さんが病院で定期的にレントゲンを撮ったとき、「レントゲン上は変わりないですね。」と言われたことがある人は多いと思います。

もしもその先生が、「変形性は進行性だから・・・」とお考えなら、レントゲン上で変わらないと言うことは素晴らしいことではないですか?

なぜ、「レントゲン上では変わりがありません。素晴らしいことです。この半年間よく頑張りましたね。」って言ってくれないのでしょうか?
そうすれば、患者さんは、この半年間の努力が報われたんだな・・・よし、この調子で頑張ろう!と言う気持ちになると思うのですが。

患者さんも、「レントゲン上変わりがありませんね。」と言われたら大喜びをしましょう。

変わらないことぐらい素晴らしいことは無いのですから。そして、一生変わらないことを考えればいいのです。
股関節のお手入れが十分できた時、良い方向に変わる方もいます。
しかし、それは付録と考えて、とにかく維持に努めましょう。

股関節の軟骨も、骨の形状までも良くなることは十分にあります。

日本で初めての人工骨の手術にかかわり、その後手術を多く行っていた先生がいました。その先生は現在手術を積極的に行うのを止めて、手術を行わない治療法に重点を置いています。
その先生が担当している患者さんのレントゲンを診たことがあります。

股関節の変形が見事に正常に近づいていました。実際は、骨の変形は止められるし、方法によっては骨も改善するのです。

私は、この先生の方法に若干の異論がありますので、普段患者さんには積極的に勧めてはいませんので、ここでもこれくらいにしておきます。しかし、この先生のことは尊敬しています。

股関節の維持は素晴らしいことなんです。
維持をほめてほしいものです。

『維持をほめてよ!!!!』

変形性股関節症を怖がらないでね