くらげほのぼの日和

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ドラマ:『斉藤さん』

2008年01月22日 23時56分29秒 |  -ドラマ
今日は:

すごいよね、このタイトル。こんなタイトルがドラマになるだなんて・・・・・
世の中の斉藤さんは、ちょっとおいおいなかんじ?
決して、主人公の斉藤さんは、悪人じゃないんだけど、それでも何でまたそんなありきたりな名前にしなくたって・・・・と世の中の斉藤さんは思ってるはず!
わたしも、自分の名前が使われてたらちょっとやだったかも・・・・・
しかも、この主人公、観月ありさ の役名って斉藤全子「サイトウマサコ」というらしい・・・
漢字は違うけど、読み方の同姓同名の友達いてるし・・・・・
「サイトウ」も「マサコ」もありきたりの名前なので全国に何人かいらっしゃるでしょうね・・・・
わたしもありきたりな名前なので、ほんとよかった・・・・と胸をなでおろしています。


でも、主人公にこんなありきたりな名前をつけて、しかもタイトルにまでしているっていうのが、こういう正義感って特別なことではなくって、誰でもがあたりまえにもっていてほしいっていう番組からのメッセージなのかなぁ・・・・と思っていたりしています。

でも、観月ありさって案外こういう役似合ってるんですよね。「ナースのお仕事」のイメージがつよかったですが、いずみちゃんのイメージぜんぜんないです。
意思の強い顔してるもんね・・・・・・。だからなのかな。



ストーリーとしては、間違ったことおかしなことは正さなきゃ気がすまない正義感の強い女性のお話です。番組宣伝的に、もうちょっと理不尽な怒り方をするのかな、と思っていましたが、そんなことはなくちゃんと正しいときに怒れる人です。
でも、正義感が強すぎるとときにはまわりとの摩擦が生まれます。
そのあたりをもっと嫉妬とか目の上のたんこぶ的な扱い方で描くのかなぁと思っていましたが、そうではなく・・・・、舞台が幼稚園なので子供に報復されることを恐れて黙ってしまう母親、余計なことを斉藤さんにさせないようにしたい母親・・・・と、それはそれで気持ちがわかるような描かれ方をしています。

対峙している相手は、不良高校生で、確かに一番荒れている世代ですもんね・・・・・・
もちろんみんながみんなそうじゃないし、いい子もいっぱいいるけど、こんなに荒れてる高校生だったら、どういう対応をしたらいいのかって正直わかんないと思う。
体や体力は十分大人だもんね。。。。斉藤さんもジムで鍛えているけど、普通、ああはなかなかいかないんじゃないかなぁ・・・・・・
だから、子供への報復を恐れて弱腰になる母親の気持ちって十分わかるなぁ・・・・・・

それに、母親って自分さえよければいい人間関係だけですまなくって、子供のためにも考えなきゃいけない人間関係もあるかんじで、あー大変やろうなぁ・・・と。
それぞれの役者さんがそれぞれの立場を演じていてなかなか興味深いところがあります。


一応、観月ありさが主役になるんでしょうが、全体的には、ミムラの視点で描かれています。ミムラ自身も結婚したし、すっかりお母さん役なんですね・・・・・
でも、あんなおかーさんかわいいです。
ちょっと頼りなかったり、情けなかったり、自分本位なところもありますが、これから斉藤さんとふれあうことでいろいろ変わっていきそうな気がします。
ミムラの旦那の佐々木蔵之介 の呑気っぷりもドラマのなかでは、対比になっておもしろい。旦那様は旦那様でお仕事では大変なこともあって、専業主婦にはわからない大変さがあるのでしょうが、地域とか近所づきあいとかにはお気楽っていうのがうまく描かれていてそれはそれで面白いかんじです。