くらげほのぼの日和

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吉原炎上

2008年01月06日 23時50分26秒 |  -ドラマ
今日は:

わたし、名取裕子版みたことがあるんですよ。
詳しい感想は覚えてないですけど、うわぁぁ・・・・・ってかんじの印象だったことは覚えています。
なので、ドラマ版の観月ありさのは必ずみたかったかんじ。
彼女身長あるのでおいらん姿とかかなり迫力ありますよね。TV映えするっていうか。
でも綺麗ですませれない世界なんですよね・・・・・。

わたしこういう歴史があるのに、今となっては臭いものには蓋をされる系の文化にもちょっと興味があって、ドラマみながらいろいろ調べてたんですけど、江戸時代からの公娼制度やったんですね。
「必要悪」っていう書き方がされているところもありました。
貧しい農村で生活を保つため、娘を前借金で売った場所ですからね・・・・
姥捨てとかにしてもそうだけど、そうやって人を売るとか捨てるとかしないと生きていけないその時代の厳しさと無常さに胸が痛いです。
ていうか、この時代(特に江戸時代)なんかほとんどが農民でしょ?
「吉原」に売られなくても、このようにぎりぎりのところで生活してたのかな・・・・と思ったり、つまり大半が農民ってことは今でおきかえると普通のわたしたち一般人クラスがこういう辛い範疇にいたのかなぁ・・・・と思うと胸が痛いのですよ。
や、極端なところなのかもしれないんですが、そういうふうにみてしまっていました。

映画版のほうはもっとヌードシーンも多かったイメージで、今回のドラマ版はそういうところがほとんど描かれてませんでしたが、そういう世界を描いているんだからそこはちゃんと書かないと、悲喜こもごもが表現でききれてないんじゃないかな、とか思いました。
途中で、病気になってしまった左京 - 有森也実 の最後もかなりつらかったな。
吉原自体が普通の感覚でいったらつらいところなのに、それ以上にまだ落ちるところがあるっていうのも・・・ね・・・・・。井上和香が演技しているところはじめてみましたが、迫力があったよかったです。案外女優むき?釈由美子的な、かわいいでなく迫力あるほうに転身したらいい気がしました。
星野真理もふだんトーク番組とかにたまにでるところを観てしまったら、かなりおとなしくってほとんどしゃべれませんが、こういう役させたらうまいのよねぇ。
そういう意味では、観月ありさは、たっぱのお陰での迫力・・・・ってかんじは否めませんでした。

しかしなぁー、こういう時代とか仕組みとか制度とか、仕方ない部分とか、もちつもたれつの部分があったとはいえせつないなぁ・・・・・
こういう時代に生まれたくないなぁ。