イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

新聞記事から 好戦派、恥を知れ!

2016-05-06 23:54:04 | 国際・政治
東京新聞(2016年4月29日)夕刊。
一面の左端に「平和の俳句」というコーナーがある。
イワン・アサノヴィッチは俳句をやる訳ではないが、気分直しにフト目にする程度である。と言えば投稿者には失礼なことになるのかも知れない。
サブタイトルは戦後71年とある。
今夕の句は74歳の女性の購読者からのものである。
「 老陛下 平和を願い 幾旅路 」 とあった。
イワン・アサノヴィッチは天皇制に必ずしも賛成しているわけではない。
がしかし、天皇の近年の戦争反省の、そして平和希求の戦地行脚には頭が下がる思いである。

戦後最低と思しき首相のアベ晋が、アメリカに言われて「戦争法案=集団的自衛権法」を通し、自衛隊をアメリカの戦争の下請けに利用させようとしている。
自衛隊は戦後の70年間というもの、一人の人間も殺していない。
しかし、これからは日本経済の生命線・中近東の石油を守るなどと言う名目を立ててアメリカ軍と一緒になってイラクやアフガニスタンで戦わざるを得なくなるかも知れない。

「後方支援」や「駆けつけ警護」だから交戦はしないなど言っても対峙する勢力からすれば、軍隊であり武力であることに違いはない。否応なく必ず攻撃されるはずだ。
アベ晋は「嘘と詭弁」ばかりとは、元外務省情報局長の孫崎亨氏の言葉であるが、まさにその通りである。

ワシントンに「安保マフィア」と言う甚だブラックな裏組織が在る。
日本の財界・資本も一脈通ずるものを持っている。勿論のこと「周辺事態不安定」だと煽り、軍需産業でただただ“儲ける”ためにである。与党の大半と野党の一部国会議員も関係しているらしい。
尖閣諸島や竹島を守るために戦死するのではなく、アメリカの勝手な戦争の下請けをさせられて自衛隊員が戦死することが十分に考えられる。

イワン・アサノヴィッチはこの欄の金子兜太氏の講評が好きである。紹介する。
『天皇ご夫妻には頭が下がる。戦争責任を御身をもって償おうとして、南方の激戦地への訪問を繰り返しておられる。好戦派、恥を知れ。』 と結んでいる。