イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

東京新聞社説 ”耳を傾ける”政治家たち

2015-07-28 12:11:30 | 国際・政治
 2015年7月26日付け、東京新聞の社説は「耳を傾けぬ政治家よ」であった。
記事の中で「聞く耳を持った政治家」が嘗ては居たと述べて居る。
首相で言うと大平正芳・宮沢喜一・橋本龍太郎氏ら。
首相じゃないが梶山静六さんも聞く耳を持った政治家であったとしている。
イワン・アサノヴィッチはこの四氏の名前を見ただけでピンと来るものがあった。

橋本龍太郎氏や梶山静六氏などは孫崎享氏著書「アメリカに潰された政治家たち:2012年初版:小学館」に列挙されているのである。
本書には他にも鳩山由起夫氏の如く、戦後から近年に亘るまでの10数人の名前が列挙されている。

東京新聞は現・安倍晋三首相が国民の批判に耳を傾けない政治家だとしている。
そうに違いないのであるが、そもそも安倍晋三の頭の中には大きな欠如と余計な装飾がある。
まるで、中・高生並のアタマと言って然るべきかも知れない。
中高生は人間の発達・成長過程の段階のアタマであるが、安倍晋三とあっては洒落にもならない。
8月7日付け週刊誌「フライデー」では安倍晋三をして「官邸の自己陶酔家」と、大見出しを掲げている。言い得て妙である。

この間のアベは「戦争法案」と言い「秘密保護法」と言い「原発再稼働」と言い、すべて主権者が誰であるかの認識が欠落しているのである。
恰も政官財癒着ムラの方々が日本の主権者だと勘違いしているのである。
自民党の絶対得票率は20%にも満たないが、選挙システムでたまたま国会では「一強」状態なので、アベの勘違いと認識の大欠如は凄まじいものがある。
察するに、「1,500億円の不正経理企業・東芝」に代表される財界の強い意向と、米上院での「ポチダヨ宣言」に見られるとおり米国の鼻息を窺って居るのであろう。情けない。

主題に戻るが、耳を傾ける政治家がいまほど嘱望される時はないのではなかろうか。
大手マスコミの働きは「北朝鮮並み」の大政翼賛化に堕し、いまは期待できない。
自民党で冷や飯を食わされている御仁や、名も無いような小政党で頑張っている御仁にエールを送りたい。イワン・アサノヴィッチは諦めるのは好きでないから。