イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

「所詮はアメリカの走狗・森本防衛大臣」

2012-07-07 19:44:04 | 国際・政治
  

 

アメリカは沖縄の海兵隊基地に垂直離着陸輸送機オスプレイを配備せんと躍起になっている。

このオスプレイなるものは、従来のヘリコプターなどと比べると輸送距離と輸送量が抜群に大きい。世界中に米国基地を持ち軍を派遣しているアメリカにとっては重宝な軍用機なのである。

しかし、今年だけでもモロッコと米本土で墜落事故を起こしている曰く付きの軍用機なのである。そもそも同機の研究開発中には幾度も事故を起こし、貴重な研究員やパイロットを死なせた前科者の機種であり、専門家の中にも軍用機採用に安全性の問題で首を傾げるひとも多い代物なのであった。<o:p></o:p>

 

沖縄県民と知事はそんなオスプレイの配備はゴメンダと言って拒否の構えを崩さない。配備予定の市町村議会からも反対の決議が出され政府・防衛庁にも伝えられている。<o:p></o:p>

 

新任の防衛大臣は森本敏氏。長らく自民党の防衛問題の御用学者として、また保守系マスコミのコメンテーターとして起用され、各方面に品の無い目つきで睨みを効かしていた人物である。そして森本防衛大臣が誕生したと言うことは民主党が自民党となんら変わらなくなったと言う動かぬ証拠にもなる。<o:p></o:p>

 

沖縄県知事は自民党推薦で国政は敵方の民主党政権。普天間基地移設問題でも見方によっては民主党政権に対する嫌がらせ的な反対を表明している。ならば“隠れ自民党の森本敏”を防衛大臣にすれば仲井間知事もなんとか折り合いを付けてくれるかも…と計算したかどうかは不明なるも(笑い)。<o:p></o:p>

 

仲井間知事はコブシを挙げてしまったのである。普天間と同様にオスプレイ配備も認めない、政府や米国が安保条約の地位協定を振りかざすなら全基地の閉鎖運動で対抗すると気炎をあげる。ガンバレ!仲井間知事。<o:p></o:p>

 

それにしても、米国と御用マスコミの威光に乗っかって来た御用学者の半生が転じて防衛大臣にまで昇り詰めたまでは良かったのだろうが…。<o:p></o:p>

 

肝心の大臣業務の普天間移設もままならず、あまっさえオスプレイの配備という厄介仕事が増えて沖縄日参の日々。<o:p></o:p>

 

すでに本土でもオスプレイの訓練が予定されている空域の自治体から、反対の声が上がっている。当該する首長や議会からすれば当然の意見・決議であり、安保条約の地位協定が真に日米対等ならば解決の方向は自明のこと。<o:p></o:p>

 

橋下大阪市長も憲法9条改定などと言っているヒマがあるならば、安保条約の6条の不平等改定を先ず以て叫んだらどうですか。

それにしても「アメリカの立場」しか説明しない「日本の防衛大臣」は、残念ながら、やっぱり“アメリカのポチ”でしかなかったのか…。