イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

バネ指

2010-06-10 00:28:13 | 日記・エッセイ・コラム

 情けない話しだが「バネ指」を患ってしまった。
過日のことであるが旧いロッキングチェアーに腰掛けながらテレビを観ていた。ウトウトと居眠りをしてしまい、10分ぐらいして目を覚ました。左手の親指の付け根が痛むのである。

両手の指を組んで居眠りをしている間に右手の親指が左手の親指を圧迫していたのである。痛みを我慢して左手を開いたり閉じたりすると親指の付け根がカクンカクンと鳴りながら、バネ仕掛けのような動き方をするのである。

数日たっても痛みは治まらないので近所の整骨院に出かけた。同年配の院長が直ぐさま『バネ指ですね。』と言う。痛くなった経過を説明すると指を組んだまま寝てしまい親指を圧迫したからと言うのは単なる切っ掛けだと言うのである。体力が低下したにも拘わらず手指を酷使したからだと言うのである。

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考えてみれば昨年の春に定年退職してからは20年間続けている趣味の畑作に時間を費やすことが多くなった。鍬・鍬・万能は両の手に負担の掛かる作業である。加えて耕耘機の操作も両手に一番の負担が掛かる作業である。晴耕雨読三昧の生活に思わぬ落とし穴があったわけである。

イワン・アサノヴィッチには内臓疾患の経験は一切ないのであるが、こと外科手術となると7回に及ぶ。加えて水虫やら今回のバネ指である。我ながら感心する病歴である。

『畑を止めればこのバネ指も治るのだろうけれど、百姓は止められないですヨ』と院長に告げると『仕様がないよね、好きなことは止められないよね。』とニッと笑いながら好意的な返事である。

『完治するのに、3ヶ月ぐらいだね。』と軽い調子である。何にでもリスクは付きものであると言うことらしい。