イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

オバマ大統領の”グリーン雇用500万人”に期待

2009-01-22 19:21:04 | 国際・政治

 1月20日、アメリカ新大統領に、黒人では初めてのオバマ氏が就任した。アメリカ国内では歴史的な時代の幕開けと熱狂的に扱われ、報じられている。

国際的にもリベラルな指導者の出現として、殆どの国々が歓迎・期待の態度を表明している。イワン・アサノヴィッチも然りである。

しかし、パッとしない態度の国家がひとつある。アメリカ言いなりのポチこと日本である。

オバマ大統領もヒラリー国務長官も、日本をアジアにおける重要なパートナーと位置づけ、駐日大使も知日派に入れ替えた。恰も、これからは自分のことは自分で考えて行動する日本になれ!と叱咤しているように見える。

バックボーンの無くなった自民党と”日替わり総理”のアソウ当たりでは、一気に押し寄せようとしている新時代の到来に茫然自失、困惑、目はシロクロの焦りばかり。というところが正直なところであろう。

それはさておき。次々に打ち出されるオバマ氏のヴィジョンや政策の中で”グリーン雇用500万人”計画がイワン・アサノヴィッチの目を引いた。向こう10カ年の遠大なヴィジョンである。

経済不況の打開、取り分け失業問題に従来の産業構造・システムに依拠するのではなく、明確に環境と農業の分野に新たな活路を見いだそうとする画期的な政策の提言である。

米経済学者・環境学者のレスター・ブラウン氏は『原子力発電に投資する同額を風力発電に回せば4倍の雇用が創出出来る。』(1月15日、NHKBS1放送:未来への提言)と提言している。

この”グリーン雇用500万人”計画は、安ければ中国からでもどこからでも食料輸入をして来た日本にとっても大いに参考になる政策と思われる。

国内食品でも様々な偽装が存在するけれど、輸入食料は農薬や基準外の添加物などのように、命や健康を脅かし、まさに食の”安心・安全”の度合いは格段に低く不透明である。

鳥取県庁では独自に農産業への雇用回帰策を打ち出し、具体的な実績を生みつつある。

やる気になれば、わが千葉県でも・日本でも”グリーン雇用”は可能である。