イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

”給料ばかり”管理職

2008-05-30 00:12:25 | 社会・経済

  ひょっとしたら今年の新語コンクールには”名ばかり管理職”が1位になるかも知れない。

名だたるチェーンストアーのマクドナルドや洋服のコナカなどの店長が、ろくな裁量権もないまま管理職にされ、長時間労働に追い込まれた挙げ句に残業代も管理職ということで支払われない実態が明らかになった。

中には気の毒なことに過労死で亡くなった店長さんもおられる。

類似した話があちこちのチェーンストアーなどで発覚し裁判沙汰になっている。日本のルールなき資本主義の醜い実態が暴かれていることを歓迎したい。

司法・行政・マスコミも、非力ではあるが戦う労働者を充分に援護して貰いたいものだ。

ゆめゆめ”自己責任”だの”競争原理”だのと言うご都合主義的な言葉や屁理屈に収斂させることなく、労働者が真に胸の張れる、希望・目標とするような管理職者をつくり挙げて行きたいものだ。

昨今、世間で問題になっている、いわゆる”名ばかり管理職”問題の一方で、たとえば首都圏の某県版チャットには、『巷で話題になっている、働いても働いても残業代が出ない管理職店長さんとは逆に、ろくに管理職としての仕事もせず手当だけはしっかり貰っている人がいる』『なんでこんな人が○長なんだろうと思いますが、人事当局に受けの良い人が出世して行く我が社では仕方がない』などと続々書き込みがされている。

某県においては、以前は30代の係長クラスのポストをわざわざ管理職ポストにしている。そしてその人選は年功序列・学閥・バッジ(県会議員)のコネ・有力者のヒキ・etcと甚だ芳しくない。

『そんな管理職や上司を見ていると、部下としては労働意欲が削がれる』という書き込みも当然な言い分である。

”名ばかり管理職”も根絶したい問題であるが”給料ばかり管理職”も根絶したい問題である。