イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

無いと思っていた、竹下景子の色気

2007-09-06 16:37:24 | 芸能ネタ

竹下景子の芝居を初めて観た。

デヴューは彼女が女子大在学中のころであったと思うが、女優の吉永小百合以降の久々の清純派女優の出現という感じのものであった。

知的で好感度の持てる女優であった。

しかし、器用貧乏というか卒がなさ過ぎるというか、男性(少なくともアサノヴィッチ)から見ると、いわゆるセックスアピールが希薄な女優であった。

しかし、再度になるが好感度の高い女優ではあった。

アサノヴィッチにとって竹下景子の初めての芝居は「朝焼けのマンハッタン」(7月25日:ちばし演劇をみる会)だった。

戦前の日本の軍国主義的な状況下に居たたまれなくなった知識人や芸術家がアメリカに流れ、マンハッタンの一角の竹下景子・夏八木勲夫婦のアパートに寄り添うように集まるようになる。

そんな所に社会主義者の高田恵篤も出入りしている。高田恵篤はかって竹下と恋仲であった。

アメリカを経由してソ連に渡ろうとしている。

夏八木もそんな二人の関係を知らない訳ではない。そっと二人だけの時間をと思い、用もないのに出かけてしまう。

部屋に残された二人はほんの一瞬、昔の恋人同士にもどる。

竹下は待ちかねたように、ソファーに座っている高田恵篤にすっと寄り添い、腕に抱かれ甘える。

そこにあるのは、好きだった男を慕う、一個のまごうことのない女なのである。

無いと思っていた清純派女優の竹下景子に、純度最高の女の色気を感じさせられた。


自民党にシャッターを

2007-09-06 15:41:18 | 国際・政治

自民党の阿倍新内閣の閣僚からまたカネの問題で辞任大臣(遠藤農林水産)が出た。

3日、坂本政務官も同様の理由で辞任。玉沢元農相も離党。新内閣が発足して1週間のことである。

前の参議院選挙で自民党が大敗した理由の1つに閣僚などの”カネ”に纏わる不祥事があった。それを踏まえて阿倍首相は今回の内閣改造をした筈である。

国民からすれば”辞任大臣”のオンパレードで開いた口がふさがらない。

急遽の改造人事で公安や内閣調査室・興信所等の”身体検査”の情報が不足したまま、登用した結果だとマスコミは報じている。

与謝野官房長官が、辞任大臣が続出する原因は医者(身体検査をする者)が居なかったからと吐露したのは名言だ。

即ち、きちんと身体検査をして治療をしないで生身のまま大臣にすると、誰も彼もがボロを出す、ということなのである。

自民党という政党は今やそういう政党なのである。はっきりと金権党とか利権党とか言う名にでも党名変更すれば良い。

議員(=国会)は本来、国政の立法府であり行政の監視や国民の要求実現のために働く国権の最高に位置する人々である。

しかし、自民党の議員は全てとは言わないが、およそ利権と金権にだけしか目がないのである。

イギリスの政治学者アクトンは権力(絶対権力)は腐敗(絶対腐敗)すると言った。

政治を語らない権力政党に必要なものは、そろそろシャッターが要るのではなかろうか。