イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

『高齢者は甘えている』ってホント? 自民党チャラ若手国会議員が暴言

2018-03-23 17:23:15 | 国際・政治
 「twitter」&フエースブック(2017年5月11日)投稿集から。
 今になって、それも自民党の若手が何を言うのか?と詰問したい。(きっとロートル議員は恥ずかしくて表に出られないのだろう。)
年金会計ひっ迫問題は数十年前から予測されていた課題であったにもかかわらず、政権党の自民党が半ば放置していた課題なのである。
そして、いよいよ喫緊の問題になってアベ晋は3万円を配ったりして手をこまねいているのが実情だ。いわゆる「バラマキ」なのである。

私は50年前ごろ厚生省の職員だった。丁度、国民皆保険制度がスタートしたころだった。庁内研修ではこれからは誰もが年金保険に加入しなくてはならない時代になると教わった。
しかし当時、それは一部の国民にしか共有できない制度・認識だった。理由は国民にとっては新たな負担になるから、政権党としても国民には声高に言いにくかった事案だったのだろうと推慮する。
そして、いよいよ膨大な数の団塊の世代が年金受給者になるにつれて政権党は、恰も老齢者は社会のお荷物だと言わんばかりのスタンスに急変しだした。そして、自民党のロートル議員は年金問題対策をサボッタ弱みがあるから、チョロ若い小泉進次郎らを登場させ、今になって老齢者は甘えるなと言わんばかりの傍若無人の「大胆提言」と言う運びになったのだろう。政権党の責任を執ろうとしない卑怯千万なことだ。

私事だが我が家は夫婦共働きだったので、何とか年金で生活が賄えるし、四人の孫たちの誕生祝ぐらいまではできる。なお有難いことに共に健康だから医療費支出も至って少ない。しかし私の周りには経済条件の厳しい老齢者が少なからず存在している事を承知している。
また、子ども手当云々を自民党のチャラ若の議員連中は得意げに喋っているが、働く20代の50%がワーキングプアーだと言う深刻な現象には一顧だにしていない。彼らの50年後には、いま以上のプアー老齢者が溢れる可能性がある。
少し目を配れば、こんな簡単な事象には直ぐに気づく筈だ。でも自民党のチャラ若連中は「国会議員」だと言うのにダンマリ・無視と言う、同世代の選挙民には至って不誠実な態度である。庶民国民の代表だと言うのは、選挙の時だけの単なる常套句だと言うことなのか?そんな輩の国会質問など、譬え脚光を浴びている若手政治家であろうと、まともな気持ちでは聞いていられない。小泉進次郎を始めとして自民党のチャラ若手の国会議員は顔を洗って出直して来い!!

小池氏、朝鮮人追悼文をとりやめる

2017-09-14 15:05:57 | 国際・政治
 関東大震災から94年が経った。
混乱の中で多くの朝鮮人が虐殺された史実は、戦前の公文書にも記録されているとのこと。
即ち、大震災が発生すると「朝鮮人が暴動を起こした。」などのデマが拡がった。混乱と不安の中であおられた民衆がつくった「自警団」などの手で、多数の朝鮮人や中国人らが虐殺されたのである。
朝鮮総督府の東京出張所が調べただけでも東京近辺で見込み数800人超の朝鮮人や中国人が殺されているのである。
詩人の萩原朔太郎は、この事実を目撃している。
そして、累々と横たわる朝鮮人の死体を観て、驚き且つ嘆いている三行詩がある。
「朝鮮人あまた殺されたり
  その血百里の間に連らなれり
  われ怒りて視る、何の惨虐ぞ」

 これは「近日所感」と題された萩原朔太郎の三行詩で、関東大震災のあった翌年1924年の1月に雑誌「現代」に発表されたもの。朔太郎は郷里の前橋から震災の被害に遭った親戚を見舞うために汽車と荷車を乗り継いで東京に向かったが、大宮からは歩いたという。おそらくはそのときに目撃した惨状を詠んだのであろう。

東京新聞9月2日報道によれば、墨田区に在る横網(よこあみ)町公園の追悼碑で開催される追悼式に例年は寄せられる都知事の朝鮮人追悼文が今年は取りやめとなったのである。
記者会見では「歴史家がひも解くものだ」として、小池知事は虐殺の事実そのものを認めなかった。

イワン・アサノヴィッチは、タメ息と共に小池ゆり子都知事に大きな怒りを覚えた。彼女は恐らく萩原朔太郎の三行誌を知っている筈である。
記者会見場は史実の有無を論じる所ではない事は誰も否定しない。しかし、記者たちは史実の有無を小池知事に求めた訳ではなく、追悼文を送らない理由を質問したのである。
 偏狭な右翼的政治家の小池ゆり子は、未だに中国や朝鮮に対する差別意識から解放されていないのである。先の都議選で知事派が多数を得たことで、ヘイトを助長する高慢な意識が根付いたのであろうか。
ヒトラーも、最初からユダヤ人差別を騒ぎまくった訳ではなかった・・・。

財務省官僚・佐川局長のはぐらかし答弁

2017-05-11 00:48:58 | 国際・政治
 国会は森友学園問題が中途半端な状況で残されたままになっている。
理由は、些末な事案がいろいろと絡んでいる状態で、本問題に集中できないことが挙げられているが、事実はアベ政権の崩壊を庇護するためではないかと思われる諸々が現出し、森友学園問題が意図的に脇に置かれてしまっていると思われる。

問題解決の焦点は、阿部昭恵総理夫人の国会による証人喚問しかないだろうと言う状況にあるにも拘わらず、阿部晋三筋が応じていないところにある。
国民の多くは与野党支持の別なく、この問題の本質的な解明を望んでいると思われるが、政権筋が、たぶん恐れているのだろう、知らんふりを決め込んでいる。
世論の動向を真面(まとも)に見ようとしない事はきっと後悔するのではなかろうか。

忖度(そんたく)と言う言葉がこの問題に絡んでマスコミ界隈で話題になっているが、まさに「政官財癒着ムラ」の住民である官界(佐川財務省局長)から、政権擁護と思しき稚拙な国会答弁が続けられている。
具体的には、森友学園用地が時価で8億円以上すると言うのに、実際は1億3千万で籠池氏側に売却されていることである。当該用地には有害なゴミが埋め込まれていて掘削撤去等の工事費が掛かるので差し引いたと財務省は答弁している。

これは、阿部首相が『この問題に安倍夫婦が関与して居れば議員辞職する。』と答弁した事への首相擁護を目的とした、官側の「全面否定」作戦で強行突破するしかなくなったことの現れである。交渉記録は破棄した電子データ資料も削除し復元も出来ないと応えるなど、とうてい信じられないような暴走答弁が連なった。
イワン・アサノウィッチも某県庁の公共事業職場の役人OBであるが、通常業務の資料でも5年~永久保存が決められており、森友学園用地売却資料みたいな大きな事案は別途のフアイルを作り、絶対に破棄などしない。ましてや今回は10年後売却の借地契約なのであるから、業務が完結したわけではなく、経過途中の事案である。
繰り返すが掛かる資料みたいな重要案件は絶対に破棄・削除などしないものである。

財務省の意図は明確である。「全体の奉仕者」と言うミッションを忘れ、政官財癒着の「悪しき共済関係」に陥って現政権を擁護し、後々の自分たちの天下りや組織内利益の向上実現など利己的な欲求を満たさんがための「助っ人」をしているのである。
だから「ヤバイ資料」は無い方が返って身のためにもなるのである。

共産党、小池都知事予算案に賛成!

2017-04-07 00:36:24 | 国際・政治
 3月29日、東京新聞を見て驚いた。
東京都議会の新年度予算案審議で共産党が賛成票を投じたのである。
驚くのも無理からん、なんと37年ぶりという共産党の予算案賛成という事態である。
勿論、小池知事の政策を反映した内容を吟味した上での事だろうと思われる。
実はイワン・アサノヴィッチも冷静になって考えてみれば、さもありなんなのである。

 石原慎太郎元都知事が過去に小池百合子氏をして「厚化粧のオバサン」と評したことは有名であるが、存在感も何もない人間をワザワザ揶揄(からか)う筈はない。
きっと石原は過去に小池百合子氏に対して「存在感」ないしは「台頭感」を抱いていたのではなかろうかと推測するのである。

 それはさておき。イワン・アサノヴィッチは小池百合子氏のことは、かなり以前より承知していた人物だった。
自民党の女性議員の高市早苗・片山さつき・稲田朋美らはそれぞれ、失言や政治的に未熟な見解陳述を述べて失笑をかったり、批判されたりしている。
しかし小池百合子氏は過去に、そのような失態は一度もない女性政治家なのである。
先の東京都知事選挙に立候補して初めてイワン・アサノヴィッチは彼女に具体的な関心を持った程度であった。
それは選挙時の彼女のプロフイールを見て意外感を持ったことが始まりだった。
プロフイールには、学生時代にエジプトに留学していたとあった。
読者のみなさんも驚いただろうが、イワン・アサノヴィッチは大いに驚いた。
普通、若い時代の女性の留学と言えば、留学先は欧米に決まっていた。ところが、この小池百合子氏の留学先はアフリカのエジプトだった。

 小池百合子氏は留学先からしてエジプトという超異色の経歴の持ち主なのであり、しかし何か奇をてらったと言う訳でもないように思える。
考えてみれば、既に“欧米の事情”は溢れんばかりの情報が国内に出回っている。であれば、未知の世界に身を投じて肌で文明最古の地、アラブ世界の盟主etcを学んで来ようとしたのであろうと推慮する。

 都知事になってからの矢継ぎ早の政策には合理性がありイワン・アサノヴィッチは概ね賛同していた。いま「前例踏襲と横並び」思考の自民党政治が行き詰っている。
新しい保守政治の一歩が始まったのかも知れない。


トランプ旋風 女優のM・ストリープがバッチリ批判

2017-02-02 21:36:45 | 国際・政治
 1月20日、アメリカの新大統領、D・トランプが就任した。
就任の前日に、トランプは当選後初めての記者会見をした。
冒頭でアメリカCNNテレビの記者を名指しして、「お前の会社は偽ニュースを流すから、質問は受けない。」と予想はしていたものの波乱含みの幕開けとなった。
そのほか女性蔑視的発言や障碍者嘲笑の動作真似、テロに託(かこつ)けたイスラム教徒排除の発言が幾度となく発せられた。
また、メキシコ国境に壁を建設して、不法入国者を撃退し、建設費はメキシコに払わせる、などとアメリカ合衆国のトップとは言い難い破天荒な発言内容が当選直後から連なり今も変わらない。
そんな中、女優のメリル・ストリープが、折しも自身のGグローブ賞受賞式典でトランプを痛烈に批判した。
『差別は差別を生み、暴力は暴力を生む。トランプの主張は間違っている。』と遠慮のない批判意見だった。

M・ストリープは、私の好きな女優の1人だ。
映画はなんと言っても「クレイマークレイマー」(1979年公開)であろう、離婚する男女が男の子の親権を巡って訴訟沙汰。親権を得た男親(ダステイン・ホフマン)は慣れない育児と仕事に悪戦苦闘する、挙句の果てに子供が事故に巻き込まれてしまう。しかし、子を思う父親の気持ちは、男の子は十分すぎるほど理解していた。
母親(M・ストリープ)が再度の訴訟で親権を奪い返した。
自分の家に引き取ろうと男の子を連れだすが、父と子の間に既に培われた愛情は些末な育児の失敗や事故などで引き離すことは出来ないとさとる・・・。

40年近い前の映画だが、作品と共にM・ストリープは愛情濃厚な、過っては妻であり母である女をバッチリと演じていた。
だからこそ、世界最強の国の大統領を相手に一歩も引かぬ批判で『大統領は間違っている。』と明確に且つ直接に言えるのであろう。
予断になるが、実はイワン・アサノヴィッチが現役のころ、或る職場で目つきだけがM・ストリープそっくりの女性職員が居たことがある。勿論その女性は目つき以外の全てはまったくの日本人である。
なお予断になるが、その女性職員も内心は好みのタイプでありM・ストリープ同様に好きなひとだった。もう数十年前のことだ・・・。