大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

ACL抽選雑感

2008-05-24 18:40:02 | ACL/A3
午後3時過ぎにAFCのサイトにて抽選結果を見守っていた。まあ、ガンバが中東アウェーを経験することになったのは予想通り。というか、今季ガンバがACLを闘うに当たってまず目標は2年前の悔しさを晴らすべく1次リーグを突破することが第一の目標であり、その上で中東のアウェーの厳しさを体験することがクラブにとっての財産であると考えていたので、その意味ではアデレードへ行くことよりはいい体験になるかもしれない。

ただ、行く方は大変である。例えばビザの取得。去年レッズサポの某氏が準決勝で対戦する可能性を見越してシリア大使館にビザを取得しに行かれたというのは読んでいた。さすがに関西に住んでいるとビザだけの為に東京まで行くというのはなかなか厳しいだろう。出来ることなら、クラブのオフィシャルツアーなどに参加して、申し込む際にパスポートを預けてビザを旅行社に取得して貰うのが現実的かもしれない(中国へ行くのに短期間でもビザが必要だった時代に、航空券を売る旅行会社を通じてビザを取得して貰っていたことを思い出した)。

そして現地のスタジアムの様子を動画で見たが、完全アウェーの雰囲気!それを見るとますます行きたくなるし、お盆休みの変わりに振り替えで取れる夏休み3日分をここにぶっこんでやろうかと考えてしまう。けど、現地に着いてからの(スタジアム内外のセキュリティ)を考えると、行きたい反面、行って大丈夫かという迷いはある。暫くの間行くべきか否か自問自答を間繰り返すことになるだろう・・・と過去そのようにして迷いながら海外のアウェーに何度も行ったのだけども、中国などとは比べるほどアウェーな空間が中東という地域であるから、行く行かないはじっくり考えたい。

その他の組み合わせであるが、浦和はクウェートのアル・カドシャとの対戦。聞けば、元浦和のアジエルが在籍していたらしいので、彼の在籍時と今とでは相手のチーム状況の違いがあるにしても、貴重な情報源かもしれない。

で、準決勝では浦和との再戦を希望しています。今度対戦する時には、同じく埼スタに行くことにはなるけども、日本だけでなくアジア全体で注目される試合において、スタジアムの安全の為にそこにいる者として出来ることをやるべきこと、守るべきことを貫きたいと思う。その上でお互い死力を尽くして頑張りたいものです。

反対側のヤマでは鹿島がアデレードと対戦。時差は少ないものの、ガンバがメルボルンとアウェーで対戦したように、ガチガチの体力勝負に持ち込まれる可能性というのがある。オージーとのサッカーの試合って、ある意味そうした体力勝負のチームに負けるか!という意地みたいなのが日本人にはあるから、鹿サポとしては燃えられる戦いになるだろう。また、注目しているのがこの時期のアデレードのコンディション。1次リーグで対戦するオージーらは、オフシーズンで試合感覚が遠のき、決して万全のコンディションとモチベーションではなかったとは思う。今度はシーズンに突入しており、コンディションが整った中で試合が出来るという点だ。

9月になると、3チームとも連戦のハードスケジュールの中でチーム状態を維持するのが厳しいとは思うけど、鹿島もガンバも1次リーグを突破し、史上初の8強に日本勢が3チーム名を連ねたのだから、3チームで準決勝へ行こう、と浦和と鹿島の皆さんにはエールを送りたいと思います。

代表、という厄介な友人とどう付き合っていくか

2008-05-24 10:06:45 | サッカー全般
他のJクラブにはナビスコがまだ残っているが、ACLの為に予選免除されたガンバは暫くの間中断期間中に入る。その間はW杯予選やユーロなどを追いかけていくことになるのであるけども、代表についての自分の考えを書いておきたい。

Jリーグのクラブのサポをやっていると、代表に対する思いが薄れているというのは多くのJサポが口にすることだ。確かに純粋にサッカーの試合としては代表戦というのはクラブチームの試合に比べると面白みに欠けてしまう。「絶対に負けられない戦い」というキャッチコピーが白々しく感じられてしまう。

また、本来なら応援するクラブの選手が代表に選出されるというのは本来の実力だけでなく、最近の試合で結果を出したことが認められた証左に他ならないのであるが、サポとしては代表に取られて怪我をするとまではいかなくても、疲労が溜まったり、過密日程でコンディションを崩してしまうくらいなら、代表にはいっそのこと選ばないでくれ、とも言いたくなる声が出てくるのも無理はない。

実際、鹿サポから見ればACL北京国安戦での負傷からやっと復帰したばかりの内田を代表にいきなり復帰させるのは勘弁してくれと思っているだろう。レッズサポは鈴木啓太が今のコンディションで代表に持っていかれるのは止めてくれと思っているかもしれない。そして筆者は、ガンバサポとして今回加地が思うところあって代表引退を決意したことに理解を示している。

ここまで書いていると、自分があたかも代表がどうでもいいみたいに捉えているように思われるかもしれないけど、実際はそうではない。気にしているけど、入れ込み方の度合いがガンバと代表とでは違うということだ。代表に全然関心がないというわけではない。ここでは、Jサポが代表に如何に付き合っていくべきなのかということを考えているのである。時には厄介者に見てしまいがちな代表であるが、それでも、今の日本のサッカーの発展の為にはまだまだ強い代表というのが必要だと思う。

それは何も、代表人気が即、Jリーグの人気に繋がるからと単純に考えているからではない。確かに代表を応援していた人たちがJリーグに流れて来るという現象はあるだろうが、それが全体のサッカーファンの中でもごくわずかなパーセンテージでしかないだろう。逆に、日本がW杯出場を逃したからといって、Jリーグの各チームの観客動員に影響を与えるかと言えばそうでもなく、Jクラブの観客動員は基本的にコアサポに依存しているから激減するとも考えにくい。

ただ、それでも代表というのはその国のサッカーのショーウィンドーであるという冷酷な現実も立ちはだかっている。代表の試合において、1試合で勝った負けた云々でその国のサッカーのレベルというのが客観的に測れるものではないが、結果によって世間では日本のサッカーの実力というものに対して厳しい審判が下る。代表が勝たなくなると、観客動員も減り、テレビ中継も減り、メディアの露出も減り、ひいてはスポンサー離れが現実のものになる。つまり、サッカー界全体のパイというものが小さくなるということである。そうなるとJリーグにとってもビジネスチャンスを拡大するということが難しくなってしまう。

日本がイングランドではない以上、まだまだ代表には強くあって欲しいと思うのはそうした理由からであって、だからこそクラブのサポとしては代表に自分ところの選手を取られるのが時には億劫である気持ちはあっても、代表に自分の応援するクラブの選手が選ばれるのは誇らしいことであるし、選ばれた選手たちが代表の試合で活躍するのを喜ぶというのは完全にJサポの身びいきは多少あるけども(ここが世間一般の代表を応援する人たちとの違うところ)代表戦はやはり気にかけてしまう。

とはいえ、過去に代表を応援する時には別にそうした理屈云々は別にして、純粋に自分の祖国を代表するチームを勝たせようと応援する。というわけで今晩の代表戦は現地には行けないけどもテレビの前で応援するし、またチャンスがあれば代表戦も行くぞ、と表明したように少しずつ準備はしています。それはどの試合かって?それは計画が整い次第発表しますよ。