大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

代表で気になるのは高原の離脱よりも

2008-05-30 07:12:35 | サッカー全般
遠藤&香川の二人の使われ方とフィット具合が気になってしまう。

まず、ヤットの方なんだけども、彼のコンディションは決して万全ではない。中断前の浦和戦ではベンチスタートだったし、ACLのチョンブリ戦ではベンチ外で試合前のアップでは別メニューで一人黙々とピッチ中央周辺をジョギングしていた。右ももに張りがある状態であれば、試合での起用できる時間というのは極めて限定的になるだろう。岡田監督だってその辺のことは十分判っている・・・と思いたいんだけどもコートジボワール戦でずーっと引っ張ってましたな。

しかも岡田ジャパンのプレスでボールを奪って速攻という攻撃のリズムと、中盤でタメを造って展開していくヤットのプレースタイルがどこか噛み合っていなかったし、もう少しヤットがタメていればな、と思う場面が時々見受けられたりもした。まあ、それでも守備において判断よく相手の攻撃を遅らせた場面もあったんんだけども・・・

ただ、ヤットには右足のセットプレーのキッカーとしての役割はこなせられるし、左CKからはいいボールは供給できる。そして、彼が居てくれてよかったと思える場面は、PKだろうw これは確率云々ではなく、安心感の問題なんだけども、4年前のオマーン戦で外してしまった俊輔と比べると、ヤットに蹴らせるのがベター。まあ、その彼を生かすベストポジションはボランチだとは思う。1列上げて使うと、どうしてもフィニッシュの場面で上手く絡めておらずチグハグな印象が残ってしまうんだけども。

もう一人岡田さん得意のサイドの若手抜擢路線(前回政権時の市川、今回の内田、長友に次いで)の中で呼ばれた香川なんですが、感想はと言えばSBで使うなよ。いくらサイドバックに人材がいないとはいっても、都並時代の使われ方みたいで、そんなにSB人材難であれば、どうして連れてこないんでしょうかね・・・ホラ、あのどこかのチームの7番の選手とか。本当なら彼こそ高いポジションで使って、セレッソで柿谷と時折見せるワンツーからの飛び出しといった持ち味を見せて欲しいとは思うのであるけども、これじゃあ、香川にはW杯予選の雰囲気だけを味合わせる為に連れて行くようなものだろう。

岡ちゃんに言わせればケガ人続出で本来任せられる人がそのポジションにいないということなんだろうけども、今回離脱者が出た時点で、代わりに誰かを呼び寄せるという選択も当然あったはずなのに、チームの熟成を考えて入れ替えはしなかった。離脱者だけを篩にかけただけなんだけども、それなら予選中でケガ人やコンディション不良の選手ばかりで思うようなメンバーを組むことが出来なかったという言い訳ができないのだが、それでいいんですね?

代表監督の評価を下す時に私自身は選手の選考というのも見ている。クラブの監督と違って確かに練習期間は限られてはいるが、その反面、チームに足りないところがあれば選手を呼ぶことができる。代表には結果が求められるがゆえ、勝つ為にベストな選考が求められると私は考えている。

例えば病み上がりの鈴木啓太などを帯同させているのは、これまでの代表実績を考慮しているのと、スタメンは今野で行くから啓太はバックアップでいいという考え方なのかもしれないが、バックアップでいいのなら明神の方が現時点ではベターだとは思うんだけどもね。