ちょっとここでACLの出場資格について再度確認してみよう。一番信頼できるソースはAFCのオフィシャルから見ることのできる、ACL2007(PDFファイル)のSection 3 Participating Clubsにある、第24条のEligible Teamsの部分である。
その24条のBによると、AFC会員である各国協会は2チームまでエントリーできる。但し、以下の場合を除く:
・前年のACL優勝チームを擁する国の協会は3チームを出場登録できる
・タイとベトナムはリーグ優勝チームの1チームのみ
と規定されている。まあ、タイとベトナムのリーグのレベルが多分アレなんだろうし、ベトナムに至ってはダナンがどこかのチームに15点取られたこともあったから、豪州から2チーム出すに当たって出場国枠削減の対象になったのだろう。
で、いよいよここからが本題。その出場資格について24条のAでは、
1.The National League Champion
2.the Champion Club of national knock-out competition for the football season
(引用者注:その後に続く条文が曲者)
declared by Member Association and approved by AFC Competitions Commitee
となっている。2はカップウィナーを定義しているのだが、気になるのが、national knock-out competitionという部分で、これだとリーグ杯というのは対象にならない、ということなのか?おまけに、declared by Member Associationと続いてしまったら、協会主催の大会である天皇杯の方が当てはまってしまうのか?もっとも、declared以下の部分というのはリーグ覇者にもかかって来るとは思うのだが・・・
更に24条のBでは、その両者が同じ場合には、
must enter runner-up club in the National League as its second team
(リーグ2位のチームを第2の出場チームとして登録しなければならない)
と定義されている。この条項によって去年のリーグ2位のチームとして川崎が出場することができたのである。
ところが、この条文であるけども、runner-upという言葉はどうも2番目という意味しか自分が調べた限りでは出てこないんですね。私自身英語が母国語でもないし、その専門家という訳でもないからはっきりとしたことは申し上げられないのであるけども、それに順ずる、というニュアンスではないように思える。
となると、規定では、ACL優勝チームを輩出した国の協会がそのチームを含めて3チームまで出場登録できることを認めていながら、3番目のチームはどこになるかということまで想定して明記していないということが言えるのではないだろうか?そのような事態が起こればその3番目の資格についてどこになるかが初めて議論されることになるだろう。つまり、今季浦和がリーグ制覇するしないは別としても、浦和が仮にACLで優勝した場合には、3番目のチームの資格が生ずるのであるというACL始まって以来の事態が起こりうるのである。
となると、(runner-upという言葉の解釈次第であるが)、3番目の資格について明記されていないから、やれ、天皇杯準優勝チームだとか(あ、それはウチかw)、ナビスコ優勝チームだとか、はたまたリーグ3位とかいった様々な憶測が飛び出すことになる。けど、多分流れから言えばリーグ3位のチームになるのかもしれないんだけどもね。ただ、そういう風に書いてある記事だって何かを根拠に確認したものではないから、色々な解釈が今の時点では成り立つのかもしれないが。
もっとも、浦和がACLで優勝しないとこういう話は全て取らぬ狸の何とやら、で終わってしまうんですがねw
その24条のBによると、AFC会員である各国協会は2チームまでエントリーできる。但し、以下の場合を除く:
・前年のACL優勝チームを擁する国の協会は3チームを出場登録できる
・タイとベトナムはリーグ優勝チームの1チームのみ
と規定されている。まあ、タイとベトナムのリーグのレベルが多分アレなんだろうし、ベトナムに至ってはダナンがどこかのチームに15点取られたこともあったから、豪州から2チーム出すに当たって出場国枠削減の対象になったのだろう。
で、いよいよここからが本題。その出場資格について24条のAでは、
1.The National League Champion
2.the Champion Club of national knock-out competition for the football season
(引用者注:その後に続く条文が曲者)
declared by Member Association and approved by AFC Competitions Commitee
となっている。2はカップウィナーを定義しているのだが、気になるのが、national knock-out competitionという部分で、これだとリーグ杯というのは対象にならない、ということなのか?おまけに、declared by Member Associationと続いてしまったら、協会主催の大会である天皇杯の方が当てはまってしまうのか?もっとも、declared以下の部分というのはリーグ覇者にもかかって来るとは思うのだが・・・
更に24条のBでは、その両者が同じ場合には、
must enter runner-up club in the National League as its second team
(リーグ2位のチームを第2の出場チームとして登録しなければならない)
と定義されている。この条項によって去年のリーグ2位のチームとして川崎が出場することができたのである。
ところが、この条文であるけども、runner-upという言葉はどうも2番目という意味しか自分が調べた限りでは出てこないんですね。私自身英語が母国語でもないし、その専門家という訳でもないからはっきりとしたことは申し上げられないのであるけども、それに順ずる、というニュアンスではないように思える。
となると、規定では、ACL優勝チームを輩出した国の協会がそのチームを含めて3チームまで出場登録できることを認めていながら、3番目のチームはどこになるかということまで想定して明記していないということが言えるのではないだろうか?そのような事態が起こればその3番目の資格についてどこになるかが初めて議論されることになるだろう。つまり、今季浦和がリーグ制覇するしないは別としても、浦和が仮にACLで優勝した場合には、3番目のチームの資格が生ずるのであるというACL始まって以来の事態が起こりうるのである。
となると、(runner-upという言葉の解釈次第であるが)、3番目の資格について明記されていないから、やれ、天皇杯準優勝チームだとか(あ、それはウチかw)、ナビスコ優勝チームだとか、はたまたリーグ3位とかいった様々な憶測が飛び出すことになる。けど、多分流れから言えばリーグ3位のチームになるのかもしれないんだけどもね。ただ、そういう風に書いてある記事だって何かを根拠に確認したものではないから、色々な解釈が今の時点では成り立つのかもしれないが。
もっとも、浦和がACLで優勝しないとこういう話は全て取らぬ狸の何とやら、で終わってしまうんですがねw