W杯での日本の戦いが終わって、ガンバの日常へ復帰の準備をしようとしていたら、いきなり李根鎬移籍のニュースが入って来たけども、正直微妙かな。これだとショーキとタイプがかぶってしまうかなという心配はある。グノ自身も去年日本デビューした時は衝撃的ではあったけども、その後は研究されたか、キレをなくしたか得点を挙げていない。
とはいえ、彼が全くその後磐田できいてなかったかと言えばそうとも言い切れないだろう。前遼が点取れたのはひとえにグノとの「一高一快」という2トップはかくあるべしというコンビを形成し、そこでのコンビプレーがあったからこそだとは思うから。まあ、磐田としては得点を挙げていないFWに高い年俸払い続けてまで引き止めるという気がなかったのだからこそ、最近退団報道というのが出ていたわけだし。
グノがフィットするかどうかはひとえに前線の組み合わせ次第か。まあ、左サイドのスペースをルーカス、宇佐美、ショーキらと喰い合うことはないけども、グノを使うならばルーカスをFW起用するのは欠かせないかな、という気はしますね。今回獲得に至ったのは、序盤ショーキが離脱したことで、5バックを余儀なくされた事態を避けたいということだろうけども、宇佐美やショーキ、それに大塚とも競わせた上で使って欲しいとは思いますね。
さて、ようやく昨日のパラグアイ戦に戻りますが、決定機の数というか場面を比較すると日本が点取れそうな場面って、前半ペナルティエリア付近で本田がフリーになった場面だっけ。まあ、これは守備偏重の戦術故に攻撃に迫力が欠けるのは致し方なかったとは思うし、勝ち上がるとすればPKぐらいかな、という気はしていたが、肝心のPK戦でもパラグアイの選手らは川島の裏をかいて決めていってるもんねえ・・・120分で負けなかったというのが今の日本の精一杯ではあったか。
強いて言うなら、今のチームに両サイドのバックアッパーが居たらと思う場面があったわけで、方針転換したのがメンバー選出してからだった、というツケがやっぱり響いたかな、とは思う。岡田監督の英断は確かに立派だったけども、それを韓国戦の後にやるのであれば、23人の発表をギリギリまで待っていたらよかったかもしれない。ただまあ、12年前は今回の逆をやってしまっていていろんな波紋を呼んだから、どちらがいいか一長一短だけども、今回の場合においては早く選んだのが裏目に出たように思える。サイドアタッカーに石川が居ればと何度思ったことだろう。
ただ、今回は前回の失敗を教訓にしたと思えるところがいくつかある。一つには、戦い方の統一。前回はラインの押上を巡って中田ヒデとツネの意見が割れたけども、今回は守備から入る戦いに統一出来た。つまり、自分たちが弱いことを自覚することが出来てから一つの方向に皆が向いていった。これはベテランと若手選手が不仲で、グルキュフには練習ボールを回さないでおこうとベテランたちが画策していたと言われるフランスではありえなかったことであるが。
もう一つには皆が一つの方向を向いて走りだした後に、細部の部分で綻びが出たところに対して選手たちが自主的に修正していく力がついたことだ。これはデンマーク戦でのトマソンへの対応が一例ではある。前回は監督から自分らで考えてやれ、と言われてもどうしていいか判らなかったけども、今回は監督に言われるまでもなく自分たちでどうしたらいいのかを考え出せた。
まあ、これは方向性が定まっていたからこそ出来るものかもしれないが、監督が大枠を決めて細部を選手たちが積みあげていくボトムアップ型の組織の典型が今回の岡田ジャパンだったかもしれない。現に岡田監督自身が、一人のリーダーに引っ張られる組織というのを必ずしも理想としていないと発言したのを何かで読んだのだが、もしそうだとすれば、今回はその形が具現化したものかもしれない。
今回の日本の戦いは終わったのだけども、それを如何に総括するか。特になぜ上手くいったのかを分析出来ていなければならないとは思う。岡田さんが今後監督業を続けるかは判らない。もしかしたらまた日本代表のピンチの時に舞い戻るかもしれない。その時には今回の成功を総括出来ていなかったら、その時はドメネクの二の舞になる気がしてならないのである。
とはいえ、彼が全くその後磐田できいてなかったかと言えばそうとも言い切れないだろう。前遼が点取れたのはひとえにグノとの「一高一快」という2トップはかくあるべしというコンビを形成し、そこでのコンビプレーがあったからこそだとは思うから。まあ、磐田としては得点を挙げていないFWに高い年俸払い続けてまで引き止めるという気がなかったのだからこそ、最近退団報道というのが出ていたわけだし。
グノがフィットするかどうかはひとえに前線の組み合わせ次第か。まあ、左サイドのスペースをルーカス、宇佐美、ショーキらと喰い合うことはないけども、グノを使うならばルーカスをFW起用するのは欠かせないかな、という気はしますね。今回獲得に至ったのは、序盤ショーキが離脱したことで、5バックを余儀なくされた事態を避けたいということだろうけども、宇佐美やショーキ、それに大塚とも競わせた上で使って欲しいとは思いますね。
さて、ようやく昨日のパラグアイ戦に戻りますが、決定機の数というか場面を比較すると日本が点取れそうな場面って、前半ペナルティエリア付近で本田がフリーになった場面だっけ。まあ、これは守備偏重の戦術故に攻撃に迫力が欠けるのは致し方なかったとは思うし、勝ち上がるとすればPKぐらいかな、という気はしていたが、肝心のPK戦でもパラグアイの選手らは川島の裏をかいて決めていってるもんねえ・・・120分で負けなかったというのが今の日本の精一杯ではあったか。
強いて言うなら、今のチームに両サイドのバックアッパーが居たらと思う場面があったわけで、方針転換したのがメンバー選出してからだった、というツケがやっぱり響いたかな、とは思う。岡田監督の英断は確かに立派だったけども、それを韓国戦の後にやるのであれば、23人の発表をギリギリまで待っていたらよかったかもしれない。ただまあ、12年前は今回の逆をやってしまっていていろんな波紋を呼んだから、どちらがいいか一長一短だけども、今回の場合においては早く選んだのが裏目に出たように思える。サイドアタッカーに石川が居ればと何度思ったことだろう。
ただ、今回は前回の失敗を教訓にしたと思えるところがいくつかある。一つには、戦い方の統一。前回はラインの押上を巡って中田ヒデとツネの意見が割れたけども、今回は守備から入る戦いに統一出来た。つまり、自分たちが弱いことを自覚することが出来てから一つの方向に皆が向いていった。これはベテランと若手選手が不仲で、グルキュフには練習ボールを回さないでおこうとベテランたちが画策していたと言われるフランスではありえなかったことであるが。
もう一つには皆が一つの方向を向いて走りだした後に、細部の部分で綻びが出たところに対して選手たちが自主的に修正していく力がついたことだ。これはデンマーク戦でのトマソンへの対応が一例ではある。前回は監督から自分らで考えてやれ、と言われてもどうしていいか判らなかったけども、今回は監督に言われるまでもなく自分たちでどうしたらいいのかを考え出せた。
まあ、これは方向性が定まっていたからこそ出来るものかもしれないが、監督が大枠を決めて細部を選手たちが積みあげていくボトムアップ型の組織の典型が今回の岡田ジャパンだったかもしれない。現に岡田監督自身が、一人のリーダーに引っ張られる組織というのを必ずしも理想としていないと発言したのを何かで読んだのだが、もしそうだとすれば、今回はその形が具現化したものかもしれない。
今回の日本の戦いは終わったのだけども、それを如何に総括するか。特になぜ上手くいったのかを分析出来ていなければならないとは思う。岡田さんが今後監督業を続けるかは判らない。もしかしたらまた日本代表のピンチの時に舞い戻るかもしれない。その時には今回の成功を総括出来ていなかったら、その時はドメネクの二の舞になる気がしてならないのである。