大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

代表、という厄介な友人とどう付き合っていくか

2008-05-24 10:06:45 | サッカー全般
他のJクラブにはナビスコがまだ残っているが、ACLの為に予選免除されたガンバは暫くの間中断期間中に入る。その間はW杯予選やユーロなどを追いかけていくことになるのであるけども、代表についての自分の考えを書いておきたい。

Jリーグのクラブのサポをやっていると、代表に対する思いが薄れているというのは多くのJサポが口にすることだ。確かに純粋にサッカーの試合としては代表戦というのはクラブチームの試合に比べると面白みに欠けてしまう。「絶対に負けられない戦い」というキャッチコピーが白々しく感じられてしまう。

また、本来なら応援するクラブの選手が代表に選出されるというのは本来の実力だけでなく、最近の試合で結果を出したことが認められた証左に他ならないのであるが、サポとしては代表に取られて怪我をするとまではいかなくても、疲労が溜まったり、過密日程でコンディションを崩してしまうくらいなら、代表にはいっそのこと選ばないでくれ、とも言いたくなる声が出てくるのも無理はない。

実際、鹿サポから見ればACL北京国安戦での負傷からやっと復帰したばかりの内田を代表にいきなり復帰させるのは勘弁してくれと思っているだろう。レッズサポは鈴木啓太が今のコンディションで代表に持っていかれるのは止めてくれと思っているかもしれない。そして筆者は、ガンバサポとして今回加地が思うところあって代表引退を決意したことに理解を示している。

ここまで書いていると、自分があたかも代表がどうでもいいみたいに捉えているように思われるかもしれないけど、実際はそうではない。気にしているけど、入れ込み方の度合いがガンバと代表とでは違うということだ。代表に全然関心がないというわけではない。ここでは、Jサポが代表に如何に付き合っていくべきなのかということを考えているのである。時には厄介者に見てしまいがちな代表であるが、それでも、今の日本のサッカーの発展の為にはまだまだ強い代表というのが必要だと思う。

それは何も、代表人気が即、Jリーグの人気に繋がるからと単純に考えているからではない。確かに代表を応援していた人たちがJリーグに流れて来るという現象はあるだろうが、それが全体のサッカーファンの中でもごくわずかなパーセンテージでしかないだろう。逆に、日本がW杯出場を逃したからといって、Jリーグの各チームの観客動員に影響を与えるかと言えばそうでもなく、Jクラブの観客動員は基本的にコアサポに依存しているから激減するとも考えにくい。

ただ、それでも代表というのはその国のサッカーのショーウィンドーであるという冷酷な現実も立ちはだかっている。代表の試合において、1試合で勝った負けた云々でその国のサッカーのレベルというのが客観的に測れるものではないが、結果によって世間では日本のサッカーの実力というものに対して厳しい審判が下る。代表が勝たなくなると、観客動員も減り、テレビ中継も減り、メディアの露出も減り、ひいてはスポンサー離れが現実のものになる。つまり、サッカー界全体のパイというものが小さくなるということである。そうなるとJリーグにとってもビジネスチャンスを拡大するということが難しくなってしまう。

日本がイングランドではない以上、まだまだ代表には強くあって欲しいと思うのはそうした理由からであって、だからこそクラブのサポとしては代表に自分ところの選手を取られるのが時には億劫である気持ちはあっても、代表に自分の応援するクラブの選手が選ばれるのは誇らしいことであるし、選ばれた選手たちが代表の試合で活躍するのを喜ぶというのは完全にJサポの身びいきは多少あるけども(ここが世間一般の代表を応援する人たちとの違うところ)代表戦はやはり気にかけてしまう。

とはいえ、過去に代表を応援する時には別にそうした理屈云々は別にして、純粋に自分の祖国を代表するチームを勝たせようと応援する。というわけで今晩の代表戦は現地には行けないけどもテレビの前で応援するし、またチャンスがあれば代表戦も行くぞ、と表明したように少しずつ準備はしています。それはどの試合かって?それは計画が整い次第発表しますよ。


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