大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽 第15輪 大阪鋼巴 2-1 横濱水手

2009-06-29 07:03:12 | ガンバ大阪
水曜日にACLで敗退した分、却ってこの試合にかける思いが選手たちは強かったと思う。もし逆にあの試合勝っていたら、昨日勝てていたかどうか。決勝ゴールなんていうのは見たままでは確かに無理にセーブにいった飯倉のミスだけども、ボールが落ちた場所へ詰めていた橋本が見事だった。逆に言えば、レアンがミドルを打った時点では誰もボックス内にいなかったのだから飯倉はコーナーにならないようにはじき出そうとしたとは思うんだけど、それを「ミス」という扱いにさせてしまったのは橋本なわけであって、飯倉は一生懸命やっていた中でああいうプレーを選択したまでなんだけどもね。もし雨降っていなかったら彼はあのボールをキャッチしたのだろうか?雨の横国って8年前見に行ったコンフェデの準決勝を思い出すな。

ただ、あの後にガンバのゴル裏がやった、「飯倉、オレ!」というコールはいくらなんでもないだろう、とは思うんだけども。相手のミスに乗じてゴールしたけども、どんな形でもゴールが決まったらそら嬉しい。だからといってミスした相手選手の気持ちを考えずにをイジり倒すのはやりすぎではないかと思う。自分はガンバサポでも別段原理主義者というわけではないから、ゴル裏について疑問に思ったことは当ブログでも取り上げたいと思っている。試合内容も良く、勝っただけに、やっぱりこのコールは残念に思うわけですよ。

試合はというと前半マリノスの3トップが前線からプレスをかけ、ガンバのビルドアップを阻害し、智ではなく、下平かソータにボールを持たせたりして彼らがボールを出したところを取りに行く形を余儀なくされたお陰で、なかなかリズムが造れず、加えてルーカスが居なかった為に前線でのボールの収まりどころがなくて苦しんだけど、後半になるとパスコースを修正してボールが廻り、後半ジェジンに代わって入ったルーカスが前線でチャンスに絡むと良くなっていった。下平も安田もどちらもSBとしてはいいとは言えないけども、下平は同点ゴールを誘発するクロスを出したりして持ち味は徐々に出していっている(ボンバーのクリアミスはあったけども)。

後の課題は、これからレアンのマークが厳しくなってくる分、いつまでも彼頼みでは厳しいんで、彼以外の選手が如何に得点に絡めるか。ルーカスはもうちょっとフィニッシュの場面で決めてくれんかな・・・でもそれはその分彼がゴールに近いところでプレーに絡んでいるからとも言えるんだけどもね。どっちかというとジェジンよりはルーカスとの組み合わせの方がレアンは生きてくるようには思える、というよりは実質レアンの1トップでルーカスは中盤の前めの選手と思えばいいか。

これで5位浮上だけども今のガンバって勝てていない相手はいずれもガンバより上の順位で、それ以下の相手なら勝てるということにもなるのか?それを打ち破るには次のアウェー川崎戦をモノにするしかない。ACLの借りはここで返させてもらいまっさ。

本日横浜行って来ます

2009-06-28 05:47:33 | ガンバ大阪
今思えばあの水曜日のACLの前って、クラブもサポも意識が上の方を向いていた気がする。まあ、今回学んだのはその一発勝負へ向けてのコンディショニングということだったんだけども、ケガ明けの主力に頼らざるを得なかったところに限界があったかな、と。これはジダンを欠いていた02年のフランス代表にも似通っているかもしれないな。個人的には今でも理論上ACLで最強のチームと思っているだけに。

まあ、ACLのことはこれぐらいにして、来年以降アジアの舞台に戻ってくるには、まず国内での試合に勝っていかないといけないのだが、国内の試合で苦しんでいる背景にあるガンバ対策-守備面では中を固めて外に追いやってからワロスを上げさせ、攻撃では高いラインの裏を縦ポンで突く-を練ってくる相手にどう戦うか。これをクリアしなければならないし、今のACLの勢力地図を見ていると、当面は日本勢有利という状況は続くならACLでもやはり日本勢同士の対決というのは避けて通れなくはなるだろう。

その意味で今日のマリノスというのは過去何度も坂田に裏一発とられてやられて来ただけに、格好の試金石となりうる相手かもしれない。まあ、このチームとやる時は少々ライン下がったとしてもある程度凌げる。どっちかというとこの間の浦和戦の先制ゴールみたいに、お兄ちゃんからサカティというホットラインで縦に出されるパターンは警戒しないといけない(それにしても浦和って昨日の神戸戦でもやはり同じパターンで崩されかけていたんやね。闘莉王と坪井とのラインコントロールの意識のズレがあるのかな?)。

で、この試合横浜まで新幹線で弾丸遠征行って来ます。クラブW杯の時みたいに横浜中華街でグルメ堪能という時間があまりとれないのは、自治会長なんかやっているから、試合後速攻で帰って夜の地域会合に出席しないといけないから・・・まあそういう中でも遠征の時間を捻出してしまうんですがね。

亞冠東亞區16強賽 大阪鋼巴 2-3 川崎前鋒 ~人生還是要繼續

2009-06-24 23:36:47 | ガンバ大阪
それでも人生は続くというサブタイトルを掲げてみた。負けは悔しい。去年からずっとACLを追いかけていた。マンUと対戦した後も世界舞台に戻る為に今年のACL出場するために満身創痍ながら掴んだ天皇杯の苦労も水の泡。今年の秋が寂しくなってしまったが、同時に肩から荷が降りた脱力感というのを感じた。ACLが今年終わってしまった無念さは確かにあるけど、同時にホッとしたというところも正直な気持ちだった。鹿島と違ってこれまでACLにおいて日本勢の地位向上の為にガンバは十分やってきた。

考えてみたらACLというのは今年になってようやく1試合ごとの勝利ボーナスがつくようになったけども、広大なアジアの移動や宿泊費用なんかを考えると、そうしたもので遠征費用を賄えるかと言えばまだまだ厳しい。まあ、そんな中でガンバは出血覚悟でチャーター便を出したりしていたのは、親会社のブランド力を広める為という方針がはっきりしていたからだろうし、故に勝ち抜く為の投資が認められていたというところか。ただ、欧州CLのような分配金や賞金システムというのが確立されていなければ、ACLをリーグより優先してしまっていいものかどうかは考えさせられるし、ここのところJで混戦なのはACLによって本来実力上位なチームが停滞してしまっているというのも一つの原因に挙げられる。だから、ガンバはその中でACLというビジネスモデルを立ち上げる為に今まで随分頑張って来たのはガンバだけのためだけでなく、これからACLを目指す後続のJクラブのためでもあった。まあ、この辺で国内に専念させてもらいましょうか。

まあ、そうは言っても悔しいのには変わりないし、このラウンド16をクリアすればどこよりもよくやれるとは今でも思うんだけども、起こった結果は受け入れるしかない。この敗北を誇りに思いたいので、川崎さんには是非とも最後まで勝ちあがって欲しいですね。と同時にできればナビスコ準決勝あたりでうまく行けば当たるんだっけ?なら、是非とも再戦させて欲しいもんです。

と同時にガンバはまだ完成していない2009年の理想モデルを構築していく必要がある。今までは過密日程のせいで、なかなか戦術練習に時間が割けなかった。ミッドウィークに試合があると試合の翌日は休み、回復トレをやってまたすぐ試合という状態ではなかなかチームを完成させるのが難しかったとは思う。そういうことに今後取り組んでいく必要があると思うし、それがキチンと出来れば秋には成果となって現れてくる。当然来年のACLを目指して、

咱們明年的亞冠見!
(来年のACLでまた会おう!)

これは、天津で相手サポが掲げていた横断幕なんだけどもね・・・しかし、今日みたいな試合を天津でやって欲しかったなー、川崎は。

今日が運命の川崎戦-皇国興廃在此一戦

2009-06-24 06:54:26 | ガンバ大阪
さて、いよいよ今日ですね、今季のガンバの命運を占う一戦が行われるのは。リーグでは2試合、消化試合だったソウル戦を含めるとベストメンバーでなかった分だけ苦杯をなめていたけども、逆に言えば今のガンバのサッカーは替えの利かないパーツでやっている分だけ、今回全員出揃えば勝てる可能性はある。これはいいとか悪いとかは別にして、レアンとかヤットとかは居る居ないで全然違うという程の影響力を持った存在であるという現実に過ぎない。それはちょうど正に、ジダンが居た時のレ・ブルーとか、マイケル・ジョーダンが居た時のシカゴ・ブルズとか(最近で言えばKG擁するボストンとかもね)、スーパーブーツのウィルキンソンが戻ってから息を吹き返したラグビーのイングランド代表と同じようなものか。

だからまあ、その分ガンバは今後の課題として、主力選手のコンディションを考えて無理な時は大一番を除いて無理はさせない、という使い方(特にヤットに対しては)を考えないといけないのかなあ、と思ったりもするんだけどもね。

まあ、先週の土曜日の試合後にネガティ部員さんがネガってくれたお陰で、今回は逆神フラグが立っていますから期待していいでしょうw

一方の川崎も先週温存していたメンバーが復帰するのは想定内。ただ、報道ではジュニーニョの動向が全く伝えられてないけども、フツーに出てくるんでしょうなあ・・・今まで一番この人にやられていたから、ケンゴからこの人へのホットラインが一番脅威なんだけども。

本当は川崎さんとはもっと高いステージでやりたかったけども(それは相手もそう思っていることだろう)対戦相手は選んでいられないわけだから、ここは何としても突破するしかない。

ACLでの日本勢対決で注意しなければいけないのが、審判。AFCのオフィシャルがなんかおかしな様子だから前みたいに審判団の名前や国籍が確認できなくなっている。浦和との対戦でもバンの「演技」がPKを取れたのは(まあ、相馬が引っ張ってたんだけどもね)中東の笛のお陰であっただけにいつもとは勝手が違う。ACLで同じ国同士のチームの対戦なら審判は当事国から出していいんじゃないかと思っている(中立国の原則はこの場合当てはまらないわけだし)けども、今回の審判が吉と出るか凶と出るかはやってみないと判らない。

もっとも、同じ日本の審判だとコミュニケートしやすいというのは確かなんだが、審判によっては黙ってプレーして、とか言う人がいるから、何のための日本人審判だということになるw 

さてと、今日も一日仕事して定時で切り上げてから万博に向かうと致しますか。

インテルチャンネルというメディアについて

2009-06-23 00:26:41 | サッカー全般
ブログは新聞雑誌や、あるいは他のネット上でのコラムとは違い、もともと肩肘張らないで書けるメディアなんだけど、自分の場合やっぱり文章をまとめにかかってしまうw けど、久しぶりに今回思ったことをツラツラと書いてみようと思う。

先週の土曜深夜は、敗戦のクサクサ感を紛らわすことができたのは他ならぬスカイA+で放送の「インテル・チャンネル」の総集編を見ることができたから。この番組ホンマにオモロイよ。同じ素材扱っていても東京のメディアでは見られない大阪的な切り口でインテルを料理してくれている。とりわけ番組でキモい、じゃなくてキモになっているのが、過去当ブログでも取り上げたことのあるマルコ西田なる人物。この人を番組で見ていると、どんな人?というよりは、

「お前一体誰やねん!」

というツッコミを入れずにはいられないw謎めいたキャラであるが憎めないんだよな、この人。ミラノダービーでロナウジーニョが決勝ゴールを決めた瞬間なんかは、「見たくない、モー見たくない」と発狂しそうになったかと思えば、いつだったかインテルのクルスがサヨナラゴール決めた時は、「駒田以来やな」という訳判らんコメントを発する。駒田って満塁男であって、サヨナラ勝ちとはあんまり縁のない人やったと思うけども・・・とにかくサネッティがインテルの金本(これは出場記録とかを見れば判らんではない)なら、クルスが駒田ということらしいw まあ、なかなか一般の人に馴染みにくい素材でも、野球という一番身近なものに例えてしまうのが大阪人らしいとは思う(その意味ではウチの11番は中畑なんだろうなあ・・・あ、彼も一度オフにゲスト出演しとったよね)。

だからこそ、インテルチャンネルというのは大阪発信のサッカー番組としてこれからもツッコミじゃなくて応援したくなりますねw

もっとも、ほっといたらマルコ一人が暴走してしまうので、代わりに専門的見地からのコメントで放送を締めてくれるのが、元ワールドサッカーグラフィック編集長の中山淳氏。この人のコラムがネット上で読めるけども、どこぞの電波ライターと違って比較的良質な記事だと思う。

例えば、岡田ジャパンの目標であるベスト4発言についても、彼はこう斬っている:

(引用開始)
そして、日本サッカー協会に言いたいのは、毎回毎回現実を無視して「本大会ベスト4は可能だ」と言い続ける指揮官に、本当に最後まで付き合う覚悟はあるのか、という話にもなってくる。

大方の日本国民は、サッカーという競技と日常的に触れていない。
つまり、サッカーをよく知る人以外は、指揮官が真顔で語る「ベスト4」という妄想に惑わされ、それを信じて来年のワールドカップに接することになる。

そこで惨敗をした時に受ける日本サッカー界のダメージを、果たして岡田監督は、日本サッカー協会は、どこまで真剣に考えているのだろうか?

そうなったら、もうほとんどの国民は、日本のサッカーに何の期待もしなくなるだろう。
ジーコジャパンに続き、さらにそれに輪をかけた岡田ジャパンが失態を続けることで、多くの国民がサッカーを見なくなる可能性は、限りなく高い。
それは、日本サッカーにとって、冬の時代へと時計の針を戻すことを意味する。
(引用終わり)

そうなんだよな・・・目標を高く持つことがイカンとは言わないけども、今の目標って、「大きくなったら総理大臣になりたいです」ということを言っているようなもんだから。ベスト4発言っていうのはそういうリスクをはらんでいるわけですからね(この他岡田ジャパンに関しては的確な論評をしているので、興味のある方はそちらをご参照下さい)。

この他、中山氏のACLについての論考もいろいろと考えさせられる。筆者はACLの当事者としては、必ずしも中山氏と同一ではないが、ACLの負担がリーグ戦でACL組の足を引っ張るということ、ACLはまだ興行として成長していないにも関わらずそれを追い求めること自体がクラブにとって負担となるということを指摘している。まあ、リーグ>ACLという観点で見た場合には確かにそうなんだけども・・・だから言っていることは判るにしても納得はできない、という気持ちですわw まあ、水曜の試合は勝ちたいけども、勝つにしても負けるにしても新たな道が開けてくるというのは間違いないでしょうね。だからあんまり悲壮感たっぷりというのはガンバには似合わないし、いつもどおりに万博で楽しみたいと思います。

J聯賽第14輪 大阪鋼巴 0-2 新瀉天鵝

2009-06-20 23:45:35 | ガンバ大阪
再開後の緒戦はいきなり出鼻をくじかれてしまったが、色々考えないといけないことはあるとは思う。まず、今日のメンバーというのは勿論怪我や累積で出場できない何人かの選手の代わりで出てきた選手たちであるけども、ある意味シーズン序盤に入れ替えるべきだと主張していた人たちは今日の結果になったとしてもあまり文句は言えないとは思う。6.24の為に温存している選手も中にはいるわけだから、個々の選手の出来云々はともかく、全体が連動してのパフォが落ちるのはある意味想定内だった。

とはいえ、入れ替えで出てきた選手たちがメチャメチャ悪かったわけではない。智の代わりに出た和道はコンパクトにラインをまとめあげていたし、前にも飛び出して相手の攻撃の芽を摘んだりしていたりして、気合の入ったプレーを見せていた。彼がスタメンで出た試合で結果がで出た居ないのが彼にとって不幸なところだけども、和道と智を競わせるのも悪くはないかも。

残念だったのは倉田の途中交代で、彼をベンチに下げて1ボランチでフタをトップ下に持って来るやり方というので本来のバランスを崩したし、却ってあれで2列目に下がっていたルーカスが更に下がってしまったような感じだった。何か上手く行かない時にいじくった為に余計ドツボにはまるというのは去年バレー離脱後に勝てなかった時期にもあったけど、今回の交代もそんな感じだったかな・・・

全体的に内容は悪くなかったとは思う。確かにコーナーを蹴るにしてもショートコーナーを交えるなどの工夫を凝らしてもよかったとは思ったりもしたが、根本的にはあれだけ新潟に守られると簡単にはゴールは割れないというもの。開始早々も勇人が右からクロス上げた時もSBが勇人についていただけでなく、ゴール中央にも4人いたが、ボランチの本間が最終ライン近くまで戻っていたもんね。余談だが今日は本当に勲チャンにはいろんなところで邪魔されましたな・・・後半のソータのヘディングだって一瞬自分が見ていた位置からハンドに見えたけども、よく見れば太ももでクリアしていたんで、勲チャンゴメンw ただ、特に大きなダメージがあった場面でもないのにGKの北野が倒れていたのは明らかに時間稼ぎなんだけどもね。裏返せば、新潟だって公式戦勝てていないから切羽詰ってたんだろうなあ・・・

だからまあ、この試合を総括してみると、ガンバ側からは課題は確かにあったのは確かだが、、内容を殊更卑下することはないだろうと思う。確かに新潟の術中にはまった試合ではあったけど、だからといってそういう試合だけでターンオーバーそのものを考え直すとこれまた主力の疲労を招くかもしれない。ちなみに自分はネガるだけ、という姿勢では決して書いて居ないわけだし、そのお陰で自分のブログを多くの読者の皆さんに読んで頂いていると思っているわけです。

ただ、中断前の鹿島戦と今日の新潟戦を見ていると不用意な先制点を奪われると追いかけるのはかなり苦しいということははっきりしている。今のガンバは05年のように取られたら取り返せるという、派手な打ち合いを演じるほどの体力が残されて居ない。となると、水曜日は如何に最初に点をやらないかという慎重な戦いぶりが求められることになる。それは引いて守れということではなく、ラインの高低に関わらずコンパクトに前と後ろの距離感を保っていられるかだとは思うんだけども。

いずれにしても切り替えて水曜日。この日には何が何でも結果を出そう。それは試合の準備をするにしても、PKの準備というのも考えておく必要があるかもしれない。

連戦を考えると、控え戦力の底上げなしでは居られない・・・の新潟戦

2009-06-19 23:46:36 | ガンバ大阪
W杯予選では結局キャプテン智の出番はなかった。今の代表のサッカーを考えるとラインコントロールのできるCBが必ず必要だと考えていたんだけども・・・まあ、今の代表ってやりたいサッカーの為にというよりは今日本でベストな選手を寄せ集めてやっているような感じに思えるけどもね。

W杯日本代表を強くする理想の方法ってどんなにダメな監督であっても結果を残せるチームにするということですか・・・例えばフランスの監督のドメネクは人間的には岡田以下の人物だけども(ジュリをちゃんと召集しろよ。別に彼はアンタの奥さんを取ったりはしないからw)それでもレ・ブルーは勝ってしまうみたいなところもあるし・・・ま、これは冗談ですけども、マジメな話しすれば今の日本サッカーが抱える問題は、国内でJクラブがやっているサッカーと代表が世界舞台でやろうとするサッカーとが乖離していることで、代表監督の人選も、代表選手の選考もそういうところを前提に考えないといけないんじゃないかということです。

具体的に言えば、クラブのサッカーと言うのはリーグ戦や最近で言えばACLのようなアジアのカップ戦などで勝ち抜くために行うものだ。また、毎試合勝てなくても、勝ったり負けたりすることがあるが故に、勝ち負けに関係なく見に来た人を試合内容で楽しませて納得して返すことが大事だったりする。そういう目的で行うサッカーと純粋に国際舞台で結果のみを求められる代表のそれというのは自ずと違って当然だろう。だから、そのサッカーでは世界では通用しないなんていう理屈をクラブ相手に振りかざすというのはちょっとお門違いではあるんだけども・・・ただ、代表がW杯予選でやろうとするのは、格上の相手に対して、技術でも体格でも見劣りするチームが如何にして戦うかという方法論ではあると思う。その意味では、もっとラインを高くコンパクトに保てないといけないんだろうな、と思うし、その為の戦術やセレクションをこの1年の間に見直さないといけないのかもしれない。そんなことを思い知らされたのがこの間のオーストラリア戦だった。ついでに言っとくと、あの同点ゴールの場面は阿部が悪いとか、闘莉王が競り負けたとかいうことが本質的な問題ではなく、日本では大きい選手を揃えていても結局それ以上に大きい選手とゴル前で競り合っても負けるということを象徴していたのだと思う。それの対策といえば、高いラインを保つことであって、それを証明したのが去年のガンバではなかったか。同じメルボルンでやった試合では、相手に完全にフィジカルで負けて2,3点目を喫したのだが、ホームでの再戦は、きっちりとハーフウェイライン付近でオフサイドを取る一発回答を見せた。

まあ、今のJにおいてガンバと同じように高いラインをしくチームというのは他にはあまり見当たらない。ガンバ以外に浦和はフィンケ体制に代わってからようやく高いラインというのを意識してやっているくらいか・・・ただ、高いラインというのはスピードのある相手、引いて守っている相手にカウンターを食らいやすいという弱点はあるけども、スピードのない大柄な相手に対しては有効ではある。

その意味で、今のガンバは国際的には通用しやすい外弁慶なチームではあるんだけどもw ACL組の4チームの中で、一番結果を出せるという自信はある。ただ、そのためには6.24の登竜門を潜り抜けなければならない。そう考えると、明日の新潟戦は負傷している選手をムリさせず、来週水曜日に照準を合わせているのは妥当な判断だろう。

明日の試合の見所はその代わり、今まで出番の少なかった選手、例えば和道や、場合によっては倉田や武井なんかを頭からリーグ戦で見られるということだ。再開後はいきなり5連戦とかになるから、ここで控え選手たちがスタメンを脅かせるかどうか。もし、出来なかったら、今までのスタメン組をカントクが固定メンバーで行くことを理解しなければならないのだろうか?まあ、明日の試合の出来如何に関わらず、そうなってしまうのかもしれないけどw、たとえダメでも一試合だけで判断して欲しくないな、という気持ちを自分はどこかで思ったりもするんだけどね。

さいたまダービー、PKの場面に対する考察

2009-06-14 10:31:25 | サッカー全般
ナビスコの準々決勝の対戦相手がどこになるか注目していたので、昨日はさいたまダービーの中継を見ていたのだが、大宮の藤本が浦和の高原相手にPKを献上した場面は色々と考えられた。

冷静に考えれば主税は一枚貰っていた状態では、あそこはムリに高原に対して行く必要がなかったかもしれない。角度がない場所で、中にはDFが揃っていたということを考えると。まあ、本人にしてみれば手を挙げていたため決して押してはいないということをアピールしたかもしれないけども、バックチャージというのはファウルになりうるプレーではあるし、自分は問題ないと判断しても主審はファウルを取るし、更にはカードを出すかもしれないということを考えたらあそこで当たりに行ったことを当の本人が一番悔やんでいるのではないか。

ただ、それはあくまでも外から見ていた人間の岡目八目的な見方なのかもしれない。最近のTHE21でビジネスにおけるスピード判断術を特集していて、その中で将棋の羽生永世名人にインタビューしていたんだけど、その中でも、実践と控え室やテレビで見ているのとではプレッシャーや緊張感の違いから来るため、当事者と傍観者との考え方の相違というのを羽生さんだって認めている。静かな部屋で長時間思考する将棋の対局ですらこうなのだとしたら、ましてサッカーの場合90分間目まぐるしく状況が刻一刻と変化する中で瞬時にプレーを選択して動かないといけないのだから、判断ミスというのがどこかで起きてしかるべきなのかもしれない。だからまあ、主税だってあの場面高原にボールが出た時点で目の前にいる高原をなんとかしようと考えたのかな、と勝手に想像してみるのだけども。

ところで、このPKの場面のあとのドタバタがあって、主審は最初なぜか村山に対してイエローを出していたけど、村山が違う違うと、主税の方を指した為に、主税が2枚目のイエローで退場となった。まあ、バスケットでは、昔NBAの試合ででファウルトラブルに陥りそうなセンターの選手に代わって、「私がやりました」とダニー・エインジが身代わり申告した場面を見たことがあったけども(本来通りセンターの選手にファウルがかさむと時間帯に応じて下げざるを得なくなる)。さすがにこれと同じように「身代わり出頭」を申し出るほどのマリーシアは村山にはなかったかな(それ以前に主税がその時点で2枚目になることについて頭が廻っていなかっただろう)。

その意味では主税にしても村山にしても日本的な律儀さを持った、マジメな選手と言えるのかもしれない。あの場面では高原にしてやられたかな、という感じだったとは思う。別にここで高原を揶揄しようとするのではなく(確かにエリア内でよく倒れたりはするが)、彼は彼で日本の選手があまりやろうとせず、ブラジル人がもっとトライすべきだと言っているやり方-エリア内で倒れていればどこかで主審がPKを取ってくれる-というのをやってのけたということを褒めるべきかもしれないが(逆に言えばあの場面のリプレーを審判団が見たら次はとってくれないかもしれないけども)。

ただ、村山があの場面で訂正せずに試合がそのまま進んでいたら、それこそ大問題になっていたんだけどもね。本来退場すべき選手がそのままピッチにいたまま試合が進むなんてことになっていたわけだから。その意味では主審はもう少しで海外研修に行かされるところを救われたのだから、村山には感謝すべきかもしれない(誰ですか、その方がよかったなんて思っている人はw?)。つまり、村山の律儀さは大宮に数的不利はもたらしたものの、全体で見れば試合自体を更に混乱に陥れることを回避したとも言えるわけです(そのまま11人で続けられたら浦和側が黙っていなかっただろうし)。

ちなみにこの試合の主審はというと・・・そう、ガンバサポの皆さんがこの先ずっと忘れることのない、あの方です。

昨日はもう一つの日本代表戦を見ていた

2009-06-11 06:37:31 | Weblog
W杯出場が決まった後の消化試合ということもあってか、カタール戦は仕事を優先していたので見ることができなかったが、良くも悪くもハッシーが目立ってたってところですか?

ついでに審判について言うと、あの場面はエリアの外っぽいけど(というよりフツーの競り合いからのダイブのようにも感じたが)、あれをPK取るということ自体、日本が審判に対してとりわけ接待も何もやっていないというフェアネスの証でしょう。自分は過度なホームタウンデシジョンの演出というのがアウェーでの適応力をなくしてしまうわけで、最終予選にしてもACLにしても代表やクラブが結果を出せたのはホーム力よりアウェー力を発揮したからだと思っているわけです。従って日本がこれといった嫌がらせをやらないという方向性は間違っていないと思うわけですね。PKがなかったら少なくとも1-0で勝てたかもしれないんだけども・・・

その代わり、帰宅してからテレビで見ていたのが、今小牧で行われている男子バスケ東アジア選手権の台湾戦、といっても正式には中華台北(チャイニーズ・タイペイだが中国語で中国台北というと台湾人は嫌がる、中華隊とかいうのが台湾でよく使われている呼称だが)なんだけども、ここでは台湾、とあえて表記しましょう。正式な代表チーム名はともかく、メディア呼称やネットでの呼称などでは台湾は使えると思うからだ(考えてみれば、台湾の外交って名よりも実を取るという戦略ではあるし)。

試合は前半台湾の組織的な守備-ゾーンDやゾーンプレス(1-3-1や1-2-1-1を巧妙に使い分ける)に苦しめられてイマイチ前半はリズムに乗り切れなかったが、それでもベテラン折茂の巧みなシュートや竹内のインサイドへの切れ込みなどの個々の力で食い下がり、要所要所でダブルチームに行ってスティールから速攻を繰り出して対抗。後半に入ると3Qに27点を挙げるなどして逆転勝ち。アジア選手権を開催する中国を除く上位2チームが8月に天津で開かれるアジア選手権に出場できるとあって幸先よいスタートを切りました。まあ、田臥がNBA挑戦の為にチームを離れたとはいえ、このチームには可能性があるかな。まあ、上に上がって韓国や中国と対戦する時に真価が問われるけども。

中継していたのがBSフジで解説にBJリーグコミッショナーの河内さんがいたというだけで軽い驚きだったとは思うけど、バスケ協会もこの人事について何も言っていないんでしょうね。だとすれば、一時期の対立よりはかなり雪解けモードにあることは間違いない。強化部長に倉石さんが就任してハーフタイムにインタビューを受けていたけども、自チームの状態をしっかりと分析しておられた口ぶりは、NBA解説者時代を彷彿しましたよw

考えてみれば10数年前にNBA解説なんかを務めた人たちが今こうやって日本バスケット界の実質的な中心的存在となって改革しようとしている姿は頼もしく思える。そういえばサッカーでも16年前にJリーグ開幕戦の解説努めたのが田嶋さんだったんよね・・・

その意味ではもっと表に出てきて欲しい人たちというのがバスケにもサッカーにもいるんだけども・・・例えばバスケでは本永昌生氏。この人もNBA解説に出てきて論理的な解説をしていたんだけども、共石では中村さんの右腕だったにもかかわらず今では一通訳という肩書きしか与えられて居ないのはどうしたものか?英語も堪能でバスケットの知識も豊富ならもっとスポットを浴びてもいいとは思うんだが・・・まあ、バスケもサッカーも頭脳の若返りが必要でいつまでも老人ばかりに仕切らせていたらイカンよなあ、と思うんですがね。

アン・ジョンファン大連在留濃厚?-大分に誠意がなかったと言われてもねえ・・・

2009-06-09 23:37:08 | 中国サッカー
大分が獲得に名乗りを挙げていた大連実徳所属のアン・ジョンファン選手の代理人が大連と交渉に乗り出し、残留という希望でほぼ合意に達したという報道が中国メディアには流れていたから結局は最終的にはカネ勝負になると勝てなかったということか。

日本のメディアで報じられていたことについても、安の代理人は具体的な話しはなく、かつ大分が出せる条件というのが大連を上回ることはなかったのが、「誠意がない」と判断されたらしいけど・・・それってどこの芸能人なんだよw 向こうが考える誠意というのは、そのものズバリ金ということだもんな。

ただ、大分にしてみれば安なんかは安く獲得できれば獲ってみようかという程度のものだったとは思うから、獲れなかったからとはいえさほどショックはないのかもしれない。唯一誤算だったのは、彼が年俸一千万円程度でも中国の物価水準を考えると、いくら日本で多く貰えるといっても、中国で生活する方が物質的には豊かさを享受できるということを見落としていたことか。月給30万円で日本で生活するのと、月給20万円で中国で生活するのとどちらを選ぶかと尋ねられたら筆者は迷わず後者を選ぶかな・・・

ただ、個人的にはある意味Jよりもレベルの劣る中超をキャリア最後の地に選んだのなら、それはもうJのスピードにはついていけないことを彼自身認めてしまっているからではないかと思う。実際残留するに至る(まだ正式に決まって居ないが大筋で合意に達して、あとは条件面を詰めていくだけ)までの判断材料には、Jのプレースピードが速く、かつシーズン途中から別のチームに合流して合わせるのが難しいと考えたからとも報じられているのだけども、本当に自分のプレーに自信があるのならば待遇がたとえ落ちても(中国から日本へ行くというのは、10倍近くあるとされている生活費格差を受け入れることでもある)行こうとはするだろう。

その意味では、今回不成立に終わっても、大分にしてみれば最初からなかったものと思っておけばいいのかもしれない。ただ、アジア枠でこの時期フリーになれそうな選手に対して獲得姿勢を打ち出したということで何か動いていたというのがせめてものサポに対するアピールになったということか。

ただ、獲れなかったことのデメリットを挙げると、資金面での苦しさはあるとしても、戦力的に上積みできなかったのが一つ。そしてもう一つは、誰も獲らないとなると、フロントはサポを納得させられなくなるということ。それでサポの不満を抑えきれなくなるというのが頭痛いところかな。サポカンの議事録を見たけども、稲本や三都主を獲ったらどうかなんていう質問する人を哂うのは簡単だけども、そういう人たちだってクラブにとっては大切なお客さんではあるわけです。もちろんそういう人たちの要求にいちいち応えてはいられないでしょうし、流石に質疑応答の際に社長もやんわりと資金の問題については言及している。それでも、自分たちの出来る範囲内において最大限の努力する姿勢というのを見せないとサポは付いて来なくなる・・・お客様は神様です、という客商売の本質から考えた場合はね。

まあ、そういう意味ではサッカークラブの経営とかチームの強化担当というのは大変な仕事だと思いますよ。