大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

川西君の離脱が・・・

2011-11-30 07:29:15 | ガンバ大阪
ラフィーが居なくてもショータがいる、と思っていただけにこの離脱は痛いな・・・今は一日も早い回復を祈るしかないんだけども、最近のガンバって怪我した選手に対するその後の扱いがあまり良くないからなあ・・・昨年のルーカスの怪我は全てゲーム中のものであったし、ハッシーにしても今年殆ど出られなくてこれだし、和道はキャンプでの怪我での出遅れが響いた(勿論契約満了だから別に間違ったことはやっていないのだが)。

だからこそ、あの怪我がなかったら、彼の人生はもっと違うものになっていた、なんてことにならないように、来季川西君が復帰したら応援していきたいと思います。

ただ、この時期に怪我する、ということはその怪我になる原因が気になる。恐らく戦術練習としての紅白戦で「相手」からのスライディングを受けたのだとしたらスライディングというプレーそのものについて考えなきゃいけないかもしれない(ガンバの選手はスライディングをよく仕掛けるもんだから)。スライディングは仕掛けられた方だけではなく、仕掛けた方にも怪我のリスクがあるということは昨年のルーカスでも解っていたことだし。別に激しいプレーというのを否定しないんだけども、その出しどころというものを考え直さないといけないんじゃないかな、と思うわけですね。本来一番大事な時期において練習で怪我をするということはあってはならないわけであるから。

中国足協が「岡田武夫」氏を中超クラブに推薦した件

2011-11-29 07:42:16 | 中国サッカー
前日本代表監督の岡田氏の去就が報道に色々と出ているけども、中国クラブからのオファーがあるという風に言っているのは、恐らく本命の浦和との駆け引きじゃないでしょうかね?というのも中国の報道を見ている限り今のところ具体的にオファーしているという話が漏れ伝わって来ていない(まあ、水面下では接触があるかもしれないが)。というか、それ以前に中国足協が、岡田氏の「推薦状」を各クラブに送っているという段階なんだが、その名前をなんと足協がタイトルのごとく間違えているというw まあ、なんでこんな文書が漏れてきたんだろうと思うけども、多分ネタとして面白かったんでしょうw この時期色んな売り込みが国外からあってそのうちの一つに過ぎないわけだけども。

すっかり監督から遠ざかったトルシエなんかとは違い、岡田氏の今の立場というか市場評価からしたら、中国で一からやり直すということは考えてはいないだろう。ただ、なんでこんな話がここで出てくるかと言えば、それは浦和に対してある種のメッセージを送っているからじゃないか?それはズバリ、

「俺を買い叩くなよ」

ということじゃないかと。まあ、確かに他に選択肢がなかったら交渉相手からは足元を見られるのは確かだから、他にカードがあることをチラつかせておくのは交渉の常套手段だ。ガンバにしても実はもう後任候補の監督とかなり突っ込んだ話をしているとは思うが、多分双方共に他のカードを見せながらやっているのだろうと推測出来る。

逆に、浦和が残留がほぼ確定しだした時点で岡田氏に一本化しているというのが気になるな。報道に出ているような推定年俸というのは、過去、オジェック、ゲルト、フィンケなんかよりも倍以上の水準なんだけども。まあ、それでも岡田氏に一本化するというのは、早い話手っ取り早く結果が欲しい状況にフロントが追い込まれているが故に、過去マリノスや2度目の日本代表監督で短いスパンでチームをまとめ上げて結果を出した岡田氏に白羽の矢を立てたというところかもしれない。つまり、じっくりとチームを創り上げてという余裕が今あのクラブにはないので、その意味では岡田氏の方が浦和に対して立場上有利なのかもしれないんだけども・・・

確かにこの人がリアリズムに徹した時は強い。ただ、時折垣間見せるロマンチシズムが妨げになることも確かだろう。W杯のテンマーク戦は引き分けでOKだと考えるな、という選手らへのメッセージのつもりで2ボランチでスタートしたもののトマソンに蹂躙されてしまった時に、ヤットの進言によって助けられたわけであって、それがなかったら岡田氏は今頃こんなところで脚光を浴びてないだろうな、と思ったりもする。

J聯賽第33輪 大阪鋼巴 1-0 仙台維加搭

2011-11-27 07:16:12 | ガンバ大阪
内容を比べると前節の新潟戦の方が現地で参戦していた者としては熱く燃えるものがあった。今回は内容はともかく、勝ち点3を取った。この時期は結果が全てであるならばこれで十分なんだが、相手の方が前半の関口、後半の武藤が決定機を決めていればどうなっていたことか。でもまあ、そこを決められないのが仙台の今の順位ではあるんだけども、逆に言えばボールを奪う位置が彼らは基本的に低いんよね・・・

まあ、守備意識が高く赤嶺がプレスバックするなどして、前半全員が自陣に引いていたが故に仙台はここまできたとも言える。その反面ボール奪う位置が低いから前半はこちらがライン高くして両サイドバック上げることが出来ていたともいえる。それにしても、ジョンヤは急造ラインなのによくやってくれました。当初はソータとは低いラインで跳ね返すことに専念してくれれば充分かと思ったけども、結構ラインコントロールやってくれたし、後半押し込まれた時も最後の砦として体を張ってくれたし。

後半仙台が前がかりになり、攻撃に特化したディエゴって結構怖い選手であることを再認識させられた。ただ、ゴール前での至近距離を外すのはどんだけ、と思っていたんだが?まあ、仙台にやられるとしたらリャンのセットプレーだということなら、敢えて交代カードを切らずに、セットプレーでのマークのズレを避けたというのなら納得は行く。

強いて替えるとしたら、この日はあまり粘りを感じなかったラフィーを下げて中盤を厚くするということだろうが、先週の札幌が交代策が裏目に出たことを考えたら、セットプレーでの守備においてラフィーの高さを残したのかとも考えられる。実際目立たなかったけども、相手のCKの際に、最初前に残って相手を牽制しておき、上がりを抑えてから走って戻り、相手の攻撃の目を摘むということはしっかりやっていた。最終節は出場停止だから、影響するとしたら彼の守備の貢献度といったところだろうが、そこはショータがしっかりやってくれるかな・・・むしろ今のガンバってこの試合でも左サイドに抜けだそうとするグノにサイドチェンジを前半しばし出していたように、結構グノ頼みになってしまってるわけで。

ところで、試合後のセレモニーでは報道では既出の、今季退団予定の選手らの挨拶は結局なかった。報道では名前が挙っている選手はいるが、ガンバは正式な退団発表はしていない、ということなのだろう。セレッソなんかと同様に次が決まってから発表するという事なのは例年通り。

このやり方には勿論一長一短はあるわけで、一部の他クラブのような形でサポーターが思い入れのある選手らが、退団という事でサポーターが騒ぐのを沈静化させる狙いがあることは判るんだけども、それだとお別れの挨拶がないんよね...この点昨年のルーカスのようにキチンと挨拶して貰う方が、それはそれでキチンと送り出す事が出来るという見方が出来るかもしれないが、多分別れの場という感傷的な雰囲気をあまり作りたくはなかったのだろう。

ACLの出場枠再編について ~日本の4枠維持はJリーグの方向性の正しさを証明している

2011-11-26 00:47:13 | ACL/A3
弊ブログでは早くから中国のACL出場枠の見直しの可能性があるという中国メディアの報道を取り上げてきた。まあ、日本でも出場枠が現行のままなら、という条件付きで上位3チームが来季ACLの出場を決めたというような報道は正式決定の前からあった。ということは、枠数が流動的なのは各国のスポーツジャーナリズムの間で認識されていたということなんだが、中国では報道合戦が激しく、日本では殆どスルーのような状態だったのは今回の再編についての温度差を物語っていたと言えるかもしれない。つまり、中国にとっては枠の削減が死活問題であるから連日報道されていたが、逆に日本は4枠のままというのが既定路線だとしたらあまり関係のないことだと日本のメディアは見ていたかもしれないということだ。

まあ、どの国でも国外で起きているニュースを報道する場合、報道するしないの基準は、ある出来事において、自分たちの国に利害が関わってくる場合だと考えたら、今回の日中間のメディア報道の温度差も判るのではないだろうか?だから、自国の報道を通してしか出来事を把握できないなら少しそれは見方が偏るし視野が狭くなるよなあ・・・とは思う。その意味では語学力というのは要るかなと。勿論語学力というのは個人差があるわけだから、今のところ語学力がある人が様々な国外の見方というのを紹介していけばいいんじゃないかと思うわけで、自分も今回の件に限らず中国メディアの報道を結構フォローしてツイッターでは紹介していこうかとは思うんだけども。

ということでなんと今回中国だけでなく、韓国までもが3.5に減らされているのには驚きではあったし、ACLで結果を出している韓国がなぜ日本より少なくなるのかというツイートは結構ありました。ただ、中韓の枠削減の噂は中国メディアでは既報されていた。その背景はクラブライセンス精度に則ってきちんとしたリーグの運営がなされているかということで、その為に鈴木徳昭氏を競技委員長としてAFCが各国を視察して廻り、結構厳正な審査を行なっていたことも記しておこう。それはリーグの観客動員だとかハードの問題だとかところが問題になってくる。とりわけ中国なんかは、ミックスゾーンを設立していないスタジアムがあるとかいうようなツッコミも受けたりもした。

また、ACLで日本より結果を残している韓国がなぜ、という向きもあるかもしれないが、彼の国のリーグが2部制が設けられていないが故に、降格を気にすることなくACLに集中出来る為、公平な競争となっていないことも考慮する必要がある。そう言えば韓国って、2部制を設けなければ出場枠を減らすと前からAFCから通告されていたっけ?13年から導入というけども、以前にも昇格を拒否していたクラブがあったくらいだから、本当に出来だろうか?

このように見ていくと、今回の出場枠再編において日本が4枠を守れたのは、Jリーグの方向性が正しかったということを証明しているのではないだろうか?


五輪予選バーレーン戦雑感 ~代表におけるスタイルの相性の考察(中東勢には相性は悪くない)

2011-11-23 10:49:34 | サッカー全般
バーレーンのGKのキックの技術というか、判断力というのはお話にならないレベルで、日本がケアしている味方にパスするっていうところからして、事故が起こらない限りにおいては大丈夫だろうな、と安心して見ていられた。途中でバーレーンがロングボールをDFラインから蹴っていたんだけども、後ろで跳ね返せるレベル。まあ、本来ならもう少し前プレを掛けて蹴らせないぐらいにしたかったんだけども、中東対策という点については下手に裏を取られるリスクを考えると前からいってラインを押し上げるとか、あるいはラインの押上げないまま前から行って中盤を間延びさせるとかいう形よりはマシだろう。つまり、コンパクトという文脈に立てば、ラインが引き気味であるならば、前プレに行かないというのは正解。

ただまあ、こういうやり方というのはA代表もそうなんだけども、前線に大きいターゲットが居た場合にはせり負けてしまう可能性がある。それでもってだから日本には屈強なセンターバックが居ないという声が聞こえてきそうだが、それは一面的な味方ではないかな、という気がしないでもない。そうしたパワープレーにおいては協力ではあるけども、そうしたタイプというのは得てしてラインコントロールやスピードとか、はたまたビルドアップとかに不安を抱えてしまうわけで。だから、今までのCBの人選は確かにパワープレーには弱いんだけども、メリットを無視したままデメリットが強調されているという感がしないでもない。

幸いなことに、五輪予選ではバーレーンとシリアが相手だから、日本の弱点というのはバレてしまったとしても、相手に高さやフィジカルの強さが足りてない分、今のやり方で押し通せばそんなに大崩はしないし、予選ではあまり心配していない。次のホームシリア戦で勝てば五輪の出場権は見えてくる。

A代表にしても最終予選でザックが意識しているのは中東勢だ。中東対策を主眼においているのは確かに正しいし、DFの人選やラインの設定は従来の方向性でいいとは思う。となると、相性的には08年にACLを制したガンバとは違って、オージーとガチな状況で当たるのが本当に厄介かな。サッカルーと同じ組に入るとなれば、前回日本でやる時にはあちらは引き分け狙いで助かったし、アウェーでは本戦出場が決まった後の消化試合であったのが良かった。さて、今回はどのような組み合わせになることやら。

退任報道において読めることー賢者の独裁が近づきつつある

2011-11-22 07:23:06 | ガンバ大阪
監督の退任という話が一気に表面化してきましたな。報道の裏というか行間を自分なりに読んで書いてみます。

形あるものは永遠ではなく、いつかは終わりが来るものだ。カントクが単身赴任で大阪に来てもらっている以上、どんな長期政権であっても(ラソーダにしてもトム・ランドリーにしても長かったけども、最後にはピリオドを打っている)いつかは監督は退任してしまうものだ。続投するにしても監督を交代するにしても、それぞれ一長一短があるわけだから、監督人事がどんな形になったとしても受け入れる覚悟はできている。それは監督は変わっても、サポーターはこれからさきずっとガンバを応援していくことに変わらないのだから。

ただ、カントクが退任するにあたっては、後味の悪さを残して欲しくはないと願っていた。柏時代においては、辞めさせ方が悪かったという風に聞いているから、それを繰り返して欲しくはないとは思っていただけに、今回のケースはそれ以上に後味が悪い。続投させるにしても、今季限りで退任させるにしても、そうした話は本来もっと早くしておかないといけないのではないかと思うだけに、残念でならない。

多分フロントの言い分は、来季の方向性はもう既に決めているけども、優勝争いしているチームに配慮しているからこそ、はっきりと言わないんだ、というところかもしれない。でも、優勝したら続投か、というとそんな簡単なものではないだろう。多分2年連続無冠に終わればというのは後付の理由であるかもしれない。というのもこの時期続投にしても交代にしてもある程度道筋を決めて動かないといけないからだ。

だから、ちょっと穿った見方をすれば、実はもう既に極秘で話をしていて、結論を出しているんだけども、あえて双方とも表に出さずに居るということなんじゃないか、という気がするんだけども・・・来季の編成についてカントクの知らないところでもう既に決まっているという流れからすると、今になって社長の鶴の一声で覆るという可能性がないとは言い切れないけども、これまでの流れからしてそれがあるのかというと、うーん。

この一連の退任報道で読み取れることは、もし、この流れのままで退任ということになったとしたら、それは、ある御方による賢者の独裁ってやつが近づいているんじゃないか、ということだろう。つまり、新スタジアムを西野監督で、と言っていた社長にしても自分だけの判断で決められずに、下からの報告を待って決めることになるんだが、多分下からはいい報告は届いていないのかもしれない。社長はスタジアム建設に向けて吹田市議会の採決待ちというところまでこぎつけたら、後は次にバトンタッチとかいうことはないだろうね?今までスタジアム問題でかかりきりで、現場には口出ししなかったことは良かった反面、こういうことで、周囲のバイアスを排除して判断するということは難しいのではないだろうか?

そうした状況を総合すると、あの御方は結構やりたい放題やれる状況になっているんじゃないか、ということが言えるかもしれないが。まあ、今頃彼は本当にウキウキしているんじゃないですかねw


草津vs札幌戦は、遠征のついでといった次元を超えた凄い試合だった

2011-11-21 00:16:21 | サッカー全般
遠征のついでに寄ったところが、見事にハマった、というのが今日の草津札幌戦だった。今朝新潟を出る時には天気が良くなくて、直江津でバスケでも見に行こうかと思っていたが、群馬の方が晴れ予報だったので(バスケは真冬でも見られるがサッカー生観戦は今しか出来ないからね)、サッカーを選択。新幹線で一山越えると晴間が広がっていた。

試合の方はというと、色々と興味深い点が見出せて、なかなか面白かった、という表現を遥かに上回るザスパ劇場。ラフィーくれた御礼に草津ではの試合見に行こうという軽いノリで行った当方にキッチリお釣を草津の皆さんが渡してくれたわけですからね。

札幌の昇格が掛かっているということでアウェーのサポもかなり来ていて、もう少し早く来れば良かったかな、と後悔もした。前半のエンドを見る限りにおいては、お互いのクルバの方向に攻めていたので、草津の方が後半風上に立つことを意識したのだろうか?後半最初の草津のキックオフで、リンコンだかアレックスだかが、キックオフのボールをいきなりロングシュートを放ったのを見ると、風上でボールが伸びるのを見越したものだと思われる。風が強いことは、前半草津のゴールキックがハーフを越えなかったのからははっきり見て取れたので、コイントスに勝った草津がエンドの交換を選択したのだろう。

ただ、この試合で風がどれだけ試合に影響及ぼしたのかと言うと、ゲーム終盤を除いては、基本的にはお互い繋いで攻撃を組み立てていたのでさほど感じられなかった。そう、ゲーム終盤を除いては。

カウンターで内村のシュートがディフェンスに当たってGKの上をループして決まるという、シュートは打たなきゃ入らないを地で行くようなゴールで先制すると、驚いたのはその後石さんが、近藤祐介を投入して、攻撃時には3トップにした事だった。石さん思い切った事をするなあ、と思いながら見ていたんだけども、サイドの守備には下がって来て8枚でブロックはきっちりと作っていたから、石さんがここらへんハードワークの意識は植えつけているのだろう。

だが、後半終了間際にジオゴを下げて、その近藤祐介を1トップに上げた所からドラマ開演。

ファウルの瞬間、あんなの取ってたら、試合になんねーよ、と言う付近にいた札幌サポの怒声を覚えてるんだけども、草津が得たフリーキックを中村が頭で決めて同点。これが、後半ロスタイムの決勝ゴールの伏線となる。この時にジオゴ下げて日高を入れたのは、近藤にジオゴのように前線で起点役をやらせつつ、かつ日高を入れることで中盤を厚くするするという意図があったのだろうけども、高い選手を一枚欠いたのが裏目に出たか。それが最後の交代に関係していたのかな。

決勝ゴールは右サイドからの草津のFKだが、これに備えて、というだけでなく終了間際のパワープレー攻撃に備えて札幌は砂川を下げて上原を投入。この時砂川がすぐにタッチラインを跨いだのはその後の攻撃の事を想定したものであっただろう。

だが、その裏をかいて草津がサインプレーで、ゴル前の壁の手前にグラウンダーで流し込み、引いていたアレックスがスドンと決めて決勝ゴール!草津サポにはこたえられない幕切れだし、一方の札幌サポは茫然自失。

結局この後半草津が逆転したゴールを辿ると、後半風上を計算して、コイントスに勝ってエンドを選択したがことが最後にモノを言ったと言えるかもしれない。

なお、草津の外国人のリンコンやアレックスを見ていると、基本彼らはラフィーがガンバでやっているようなプレスバックはしない。これは、本人の意識というよりは、チームにおける約束事の違いに起因している。即ち、過度の守備負担をさせずに彼ら二人には前線での起点としての役割を求めるというもの。だから、プレスバックするしないはどちらが良いとは言い切れない。ただ、FWにプレスバックを求めないなら、その他の大勢が前線での王様の為に守備においては奉仕しないといけないんだけども。

その意味で、草津時代のラフィーがどうだったか、詳しくは解らないが、今の彼は本当に守備面での貢献が大きいということは、再認識したのだった。

J聯賽第32輪 大阪鋼巴2-2新寫天鵝

2011-11-20 07:55:10 | ガンバ大阪
新潟がこの時期に運動量あるのは解っていたから、プレッシングが効いていたのにはさほど驚かないんだけども、柏戦や、天皇杯の松本山雅戦を見た時以上やったかな。対するこちらは同じ天皇杯で敗れたにしても、120分戦った分重さが残っていたとは言える。そんな中でも新潟が両サイドの大外から裏をついていく形を前半から幾度と狙っていたわけで、最初の失点もそこで起点を作られ、ボランチの三門が上がって来たところにつききれずミドルを打たれたのだった。

先制されたことでこちらが攻撃的選手を投入したけども、3人目が藤春に替えて川西という選択は功罪両面があるかな。後半から入ったスンヨンが守備時には左サイドバックのポジションを埋め、攻撃時には攻め上がるというのは実質3バックとも言うべき変則4バックではあったんだが、それで2失点目のサイドの基点を作られ、智が4枚目のイエローを貰ってしまったのは、そうしたリスクを生んでしまう交代のせいだったけども、ショータがあの位置にいたからこそ2点返すことが出来たというのも事実。まあ、これは人によってとり方は違ってくると思うんだけども。

これで3位転落ですか。でもまあ、優勝争いに絡んでいることには間違いない。もともと優勝は柏と名古屋との成績の相関関係において決まるのであるから、その条件が少し厳しくなったぐらいで、基本的には変わっていない。もっと言えばシーズン無敗でない限りにおいては100自力な優勝なんていうのはありえない。

だからこそ、今の状況を存分に楽しみましょう。それが今優勝争いしているチームのサポの特権なんだから。

あ、試合後の新潟駅前の居酒屋で頂いた地料理に地酒は旨かったなあ・・・


本日の新潟戦

2011-11-19 06:36:01 | ガンバ大阪
あちらも天皇杯敗退したわけだが、こちらの方が120分試合したというのがどう影響してくるか?北朝鮮戦で出番がなかったというだけでヤットが出てこれるというのは朗報だけども・・・まあ、疲れがあるのは仕方がないとしても、やらなければやらない試合であるから、しっかりサポートしに行きます。新潟は柏戦で4141でボランチにプレスを掛ける意図があったと思われるけども、柏のロングボールでいなされてしまった(PK与えた千葉ちゃんが累積だった?割りとこちらにゴールをプレゼントしてくれてたんで却ってやりにくいがw)。天皇杯の松本山雅相手には4231のような形に変えているんだけども、前からプレス掛けて来るかな・・・鈴木とゴートクが五輪予選でおれへんかったか。

ということでこれから空港行きのバスに乗り込みます。

天皇杯第3輪 大阪鋼巴2-3水戸葵花

2011-11-16 23:50:05 | ガンバ大阪
試合自体は、水戸が勝利に値するようなゲームをした。本間ちゃんのセーブにもやられたし、飛び出しが良かったのは去年三ツ沢で見た時と同様(もっともあの時は飛び出したままゴールには戻らなかったわけだがw)。師匠って、あんなに上手かった?というくらい前線で起点になるし、前プレだってしっかりかける。得点する以外は本当にFWとしての仕事を果たしている、と思いきやこの試合でも点取ってますな・・・水戸ちゃんに決定力があれば、というか宏太が試合に出ていれば90分で負けていたのではないか、と思うくらいポストに助けられていたからなあ・・・

まあ、普通に力負けではあったんだけども、選手起用を見ていても智を休ませて(前日に怪我するということはあまりベテランには負荷をかける調整はさせるべきではないのではないか?)、明神をベンチスタート、フタを途中で下げて攻撃を機能低下させ、ゲーム感覚が戻ったとは到底思えない出来のハッシーを120分引っ張ったということは、今季本当に大事なのは残り3試合のリーグ戦だとカントクが認識しているからじゃないかと思っていたんだけども・・・まあ、天皇杯というのがACLに出るための保険という風に考えているならば、今季はほぼ3位以内は確定させているわけなんだが。

スタメンで悔やまれる点があるとしたら、ショーキとスンヨンという相性を無視したような組み合わせか。どちらかと言えばプレースタイルから言えばショーキよりはショータの方とスンヨンを組み合わせていれば、とは思うけども。まあ、カントクとしてはショーキには追試の機会を与えたんだろう。ショーキも1点取れば人生が変わるというコメントを試合前に残していたのだけども、それは裏返せば彼自身が崖っぷちに追い込まれていることの認識に他ならない。結局この裏抜け2トップがスタメンだと、基本プレスバックをやらずに前で張った状態となるから、中盤でも効果的な追い込みが出来ない。改めてラフィーって本当に献身的にプレスバックしてるな、と思い知らされたわ。だからまあ、今回前で収められるターゲットが不在であるんなら、シンプルに長いのをスペースに出して裏へ走らせるという形に徹しても良かったんだろうが、なまじっか後ろからつなぐ意識は高く、それでいて前に繋げないw その辺ゲームプランが徹底していなかったようにも思えた。

負けてしまったものは仕方がない。こんなに早く敗退したという記憶はないし、同時にこれだけ主力メンバーが欠けた状態で戦ったというのも記憶にはない。2年前に東京が丸亀で仙台相手に負けた時には、2年後自分らがこうなるとは思わなかったわけですがw 東京サポのコール氏の言葉を借りれば、これもサッカーなわけです。ここで負けた悔しさというのを晴らすべく、残り3試合で意地を見せられるか。それを見届けるべく週末の新潟には参戦します。

今回はウチだけでなく、他のJ1の皆さん結構やらかしてますな・・・代表組不在とそうでないところとがあるんだけども、ここで考えないといけないのは、ACLの出場権が掛かっている大会において、代表戦の為にベストメンバーで組めないチームと、代表には選手を取られずに無風状態である柏のようなチームとの不公平さが存在するということだろう。依然のような4回戦からJ2と対戦する方式の方が、まだガチメンでやれたわけでしょう?2回戦から出場するという形になってから日程を消化する為か代表戦のさなかに消化するという形は欧州でもおろか、中韓でもやっていない。こういうのって大会の権威を損なうものではないかと個人的には思うんだが、JFAのお偉方は決勝さえ満員であればそれでいいのかねえ・・・