大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯盟杯 4分之1決賽第2輪 大阪鋼巴 2-1 濱水手

2009-07-30 00:13:04 | ガンバ大阪
戦前にコーキチがカウンター狙いで来ることを公言していたから(てゆーか、試合前から戦術をペラペラと喋ってしまう監督って一体・・・)、ボンバーや松田をはじめとする守備力の高い選手らのいる横浜が本気で守るとそう簡単に3点という壁を越えるのは難しいと思っていた。だから、この試合勝ちあがれなくても、明日に繋がるような形-引いた相手に対してどんな攻撃をとるか-を見せれれば収穫じゃないかと考えて、心斎橋のアズーリで観戦した。

2点を取った形というのは良かった。1点目はセットプレーで逆サイドに流れたボールをミチが低い高速クロスを出したのに明神が合わせたものだが、ボンバーやマツが居る相手には空中戦では分が悪いので、低くて速いボールを入れることができた。2点目は途中出場した勇人からのクロスにレアンが合わせて強烈なシュートを隅に叩き込んだ。まあ、レアンは最近疲れや気負いが目立ったりもするんだけどこういうシュートを決められるが故になかなか外せないんよねえ・・・まあ、相手が引いていたこともあるけど、そういう相手に2点取れたのは良かったとは思う。

ただ、勝ち上がるというミッションを達成できなかったという事実も受け止めるべきだろうと思う。確かに180分勝負の中で万博での3失点は自分らで撒いた種ではあるんだけども、この試合でも決めれる場面というのはあったわけだし、それを決めきれていなかったというのも確かではある。まあ、結果に関しては1年前の三ツ沢とは全く入れ替わっていましたね。この試合においてガンバとしては今日の試合を勝ったということを前向きに捉えるべきなんだけども、それでも気になるのはヤットやハッシーのコンディションと智の当たりの弱さかな(本来それで勝負するタイプではないが)・・・この辺はずっと出ずっぱりで、ケガでもしていないのだからカントクは休ませるつもりはないんだろうけども。あと、ルーカスのケガが全治いくらかはこの時点でははっきりしていないけども、後半開始にはピッチを出したもののすぐ引っ込めたカントクの判断は間違っていない。ここでは無理をさせずに休ませて、その間居る選手でやりくりすべきで(それゆえルーカスは危機感を持っていて後半出場を志願したかもしれないが)、強行出場というのは今は避けていくのがいいと思う。そうでもしないと若手に出番は廻って来ないしw

マリノスについて言えば今のウチがアレなんだからあんまり引きすぎることもなかったし、仮に引くとしても、もう少し前に出るようなことを新聞紙上だけでいいから言っておくような駆け引きもコーキチには必要なのかな。JFKはそういうことは言っていなかった、と書こうと思ったら、なんと5バック+PKの練習もやっていたというからね。まあ、確かにリードしているからといって当事者にとっては決して安心できるものではない、という気持ちはウチらだって去年のACL決勝では経験しているから、その気持ちは判らなくはないですよ。

他の会場を見渡してみると、鹿島負けたか・・・某鹿サポさんは鹿島は内弁慶なのではなくカップ戦に弱いんだからその意味で今年はナビスコが欲しいというようなことを言っておられたんだけども。ただ、ゴールシーン見てるとジュニーニョを褒めるしかないな・・・

まあ、これで9月に休暇が出来たからそこを如何に活用するか。あと、ヤットと明神がオールスターに召集されているけども、国際Aマッチの日を何でオールスターなんかに費やすのかね、日本と韓国は?

等身大の現在のガンバというのを認識しておくと・・・

2009-07-28 07:35:36 | ガンバ大阪
大分との試合の後に酉サポさんから、「弱いガンバに負けるくらいだから大分はもうダメだわ」なんて言われてしまった時は返す言葉がなかったですよw 確かに今のウチって強くはない。かといって下位に対して取りこぼすほど弱くはないというのが現在の立ち位置なんでしょうけどもね。

ここまでの戦績を振り返ってみると、残留とか降格とかを考えるほどネガる必要はないけども、上を目指していく上ではまだまだ物足りないというところか。ここまで柏・大分に取りこぼさなかったというのは立派なものw まあ、上位陣との直接対決が来月やってくるけどもそこが正念場でしょうね・・・

ああ、そうそう。ナビスコも残ってますが、フツーにガチメンでやるんでしょう。それは別段間違った選択ではない。2点のビハインドがあるけどもそれは決して覆せないレベルのものではないし、現場としてもやる前から白旗を掲げてしまうというやり方はとれない(ここで若手使えと言う人はいるかもしれないけども)。それ自体は決して間違ってはいないと思う。カントクは若手育成の責任はない代わりに大型補強した分にたいして双方の対価を求めてそれが達成できなければ進退が云々されるのも仕方ないだろう。だから、勝敗に対して一番拘っているのはカントクなわけなんだけども。

もっとも、若手育成と勝負のための大型補強という方針って根本的には相反するものではあるんやけどもね。ここ2,3年カントクにチャンスを与えられて育ってきたのは、補強をしなかったポジションゆえ自前で賄わざるを得なかった安田や下平であったわけだから。これに関しては弱化部長の功績を認めましょうw

そういう意味では現場からするとナビスコだって捨てるに捨てられない(ところで名古屋なんか布陣をどう考えるんでしょうね・・・よそのことだから関係ないけども)というのは判る。となるとルーカスが復帰した形でどう戦うかを見てみますか。まあ、そこで誰かがケガしたら、その選手は有休だと思ってしっかり休んで疲れをとって下さい。その中でも適材適所がハマッて文字通り怪我の功名という事態があり得るんだから。

J聯賽 第19輪 大阪鋼巴 1-0 大分三神

2009-07-26 09:41:13 | ガンバ大阪
やれやれ、どうにか勝ったけども、これが今のウチの立ち位置なんだろうな、と納得せざるを得なかった一戦。大分がこういう形で勝ったとしたら、酉サポだったらどんな形でもいいから勝つことが全てと胸を張れるんだけども、大分相手に守備固めをしてアディショナルタイムにコーナーでボールキープして時間稼ぐというんだからウチもなりふり構わなかった。上を目指していくにはまだまだ足りないことだらけだけども、ホームでの連敗を止めたかったことと、真夏の暑いコンディションで途中から双方とも切り替えが遅くて足が止まっていたことを考えると、今の時期は省エネというのは消極的に肯定せざるを得ないかなあ・・・

ただ、はっきりしてきたことは、ガンバはベンチから選手までが己のタスクを忠実に遂行していれば、下位相手への取りこぼしというのがそうそうないということか。基本的にウチのサッカーって弱いものイジメが得意なんですよ。天皇杯でも過去4年間J2相手には負けなしだが、3回延長でうち2回がPKって・・・あれ?

まあ、アレです。どんな相手に対してもきっちりと見せ場を作り、負けた相手にも一応手土産を持たせて、「負けたけども内容は悪くなかった」と帰らせてあげるのがガンバ劇場w

この試合を振り返ってみると、ガンバはまず大分に本来のスタイルを出させないところから試合に入っていた。雅人をFW起用したのは守備タスクがあったわけで、この試合一番警戒していたのは、相手ボランチのおいさんの攻め上がり。3-4-2-1のシステム上で、おいさんが上がることで中央で誰かがフリーになる状況を作り出す目論見があったと思うが、ガンバは橋本・明神のボランチが上がりを自重してまで金崎・家長の2シャドーを見て、雅人がおいさんの上がりを見るという形はとっていた。2トップでスタートしたけども守備時には雅人とレアンって縦の関係にはなっていたわけ。その意味では、前半大分に押し込まれてはいたけども、ミチが金崎に抜かれて藤ヶ谷と1対1になっていた場面をのぞいては決定的な場面を作らせずにいたのは、守備を意識した布陣と戦術があったから。その分攻撃でもっと人数かけて攻めれば早いうちに均衡を破れた可能性もある一方、カウンターからの失点というリスクも負うことになったわけなんでその辺は痛し痒しかな。誰かが言っていたけども、サッカーの攻守のバランスは毛布みたいなもので、頭から被れば足の部分が見えるし、下から被れば頭が見えてしまうものなわけよ。

そう考えると、家長って前半相変わらず例によって消えていたように見えて、実は彼はその存在によってボランチの上がりを見ていたことにはなるんだけども・・・だから、家長左サイドでフェルがトップ下というガンバ時代のやり方をオプションに加えて精度を高めていけば面白いんだろうけどもね。家長の居場所って実は左のウイングバックだと思っているわけですよ。

後半は攻撃を意識して雅人を下げて勇人を入れて仕掛けさせ、決勝ゴールは大分3バックのスペースを縦に突いた後にヤットのクロスに勇人が合わせたもの。この日の周作から点が決められたのはあれだけか・・・勇人からレアンのクロスは完全に決まったと思ったけどもあれは止めた周作を褒めるしかない。

けどこの試合は周作以上に藤ヶ谷が当たっていた試合でもあり、家長のシュートを弾き出していたように、この日はGKで勝ったとも言うべき試合だったか。

大分について言えばこの日だけで監督交代の是非を判断はできないが、長い目で見ればいい方向に進むかもしれない。試合前の練習でも全員がハーフコートでボール回しや奪い合いをやっていたし、試合でも、サイドチェンジを多用し、前のような縦ポンではなく、自陣からのつなぎを意識している。まあ、サイドチェンジが大きく外れるようなところを見ると、まだまだサッカーの浸透に時間はかかるとは思うんだけども・・・あと、リードされてから3バックが広がり、おいさんが中盤の底に残ったのはある意味カウンター対策で、おいさんのカバーリングに頼るというものだったんだけども、本当は彼がもっと攻撃に絡めるようにホベルトのようなボランチが居れば良かったんだけどもね・・・前ばっかり獲ってボランチを補強しようとしない原さんってそんなに宮沢を買ってるんだ。だからまあ、今は結果が全てという観点からすればサポも不満があるだろうが、今のサッカーの形が少しずつ浸透してくる秋あたり連勝できるかがカギかな・・・ボボヴィッチの師匠格にあたるオシムのスタイルの千葉なんか、秋に連勝している時期があるからこそその貯金が生きて残留できているところがあるわけだし。

さて、ガンバの次の相手は山形か。勇人とレアンのコンビが盤石なら古巣相手にお礼参りは出来るかな。次はルーカスが戻って来るんだっけ?となると布陣をどう組み直すかな・・・折角昨日のやり方で勝っても、一人戻ってくるとどうなんの、と頭を悩ませてしまうのがガンバらしいw

対大分 -これまでと違う大分、というのが吉と出るか凶と出るか

2009-07-24 06:30:47 | Weblog
明日の大分との試合でルーカスは出停で佐々木が無理っぽいんだっけ?大分の3バックを崩すキーマンが右サイドで釣り出せる勇人だと思っていたんだけども、そうなるとカントクってフツーにレアンとジェジンを並べる4-4-2スタートというのをやりかねないなあ・・・まあ、ジェジン1トップでレアンが左の2列目でウイング的な役割を果たすという方がまだ判るような気もするけども。ルーカスは確かにこの間の柏戦も菅野に阻まれたとはいえ、得点できなかったが、守備面での献身的な働きをしてくれていた。

まあ、ウチの左右サイドバックだと単独で守るのは難しい分、前節のルーカスのように2列目の選手が戻って如何に守備をサポートできるかがカギだとは思うけども、ここ数試合においてフツーに守っているところを崩された場面というのはなくて失点は自分たちのボールの取られ方、攻め方の悪さを突かれてのものだから、攻撃というのを如何に組み立てていくかに尽きるんじゃないかと。ヤットが出停明けから戻って来るのだが、前節は彼が居ない分カウンターに徹することができたけども今回は戻ることによってどういう展開になるか。

試合の展望する上では相手の監督交代もカギを握る。正直、ボボヴィッチが指揮をとる前の浦和との試合みたいに、大佐時代のスタイルを整備した形で完全に引き込まれるのがイヤな感じではあるんだけども、ボボヴィッチはそれとは違うスタイルを構築しようとしているみたいですな。

実はこのスタイルって真夏にやる上では非効率で、今まで大分が夏場に強かったのはこれと真逆のサッカーやっていたからなんだけども・・・去年の快進撃しかり、06年の連勝しかり。ボボヴィッチの師匠にあたるオシムが率いていた日本代表だってアジアカップを勝ちにいったというより真夏のベトナムで練習量を増やしていた分最後ガス欠してしまった感じではある。

それよりも、新しいサッカーが浸透すれば皮肉にも中盤で網にひっかけてカウンターでレアンに出すという、前節でPKを獲得した形というのが狙い目なのかな、と。つまり、皮肉にも新スタイルが浸透するというのが今までとは違い裏にスペースができたりするかもしれない、と。もっとも、意図しているサッカーがいきなり出来ていればという話しなんだけども、何となく前任者のスタイルの残像が残っているという時期にその残像が生きているというタイミングがイヤかもしれないな。まあ、監督を替えたというのは目先の結果というよりはもっと先を見据えてというものかもしれないんで、長い目で見守ってあげる必要はあると思うけどもね。

選手で言えば慎吾ちゃんがケガか。九石でプレー続けるのは本当にツラいもんがあるし、ホームの芝というのは今年1年何ともならないのだろうか?これでインテルナショナウのセレソンやトーゴのアデバイヨールとかがケガでもすればどうなるんだろう(って心配はそこですかw)?あと、スペ大海が居ない分、給水タイムがないから選手はその分走り続けるのは痛い(観客のトイレタイムもなくなるし)。家長は守備するわけでもないし、スペースに走りこむとかいう動きが一番少なかったヤツだから溶け込めるのかが心配だけど、3年前までの彼ならフェルとのワンツーで裏に飛び出すのが一番サマになっていたんだけどもね・・・ウチ以外の試合で覚醒させてやって下さいw

遠征予定を修正してみる

2009-07-23 07:04:07 | Weblog
今年はACLがなくなり、ナビスコも風前の灯火となっている。ただ、考えようによっては今まで勝ちすぎ、試合をし過ぎた反動というのが来ているわけなんだから、ここらでチームもサポも適度な休息が必要なのかもしれへんね。今はチームを再構築する段階であって、今年の秋以降にリーグ・天皇杯でどれだけ巻き返しができるかがテーマかもしれないんだけども。リーグ戦はというと、今好調なチームには不安材料が顕在化していないだけであって、今好調なチームにもどこかで陰りが出てくる。その時に連勝を積み上げられれば、上位というのは見えてくるかもしれないというところか。前にも言うようにチームの地力を信ずるならば下だけでなく上だけを見ていけばいいのである。

ということで、サポも中東行きがなくなった分、国内遠征や、空いた期間に旅行するのもいいと思うし、今までできなかった他のことに時間を費やしてもいいかな、と思ったりもする。

私自身の遠征についてだけども、みちのく遠征で仙台前泊がなくなりました。自治会の役員会を8月の最初の土曜日に開くからで、仙台は来年昇格することに期待しましょう。山形は1泊2日で行く予定。

8月は、新潟とエコパを断念する代わりに、中国で中超の試合を視察することを思案中。ちょうど日程を見ていると8月26日・27日のミッドウィークに試合があるから、それをハシゴするのも悪くないな、と思ったりもしています。まあ来年ACLに出る出ないは別にして毎年中超を視察しているんだけども、今年はACL圏内つけている河南建業を見ておきたいと思っている。ただ、場所が鄭州とある意味山東以上にディープな場所と来たもんだ。

9月は味スタで東京戦に行った翌日には三ツ沢に寄ることを計画しています。三ツ沢といえばナビのマリノス戦だって行われるけど、平日ゆえに断念。あのまったりとした雰囲気を味わうのはやはり横浜FCじゃないかと。

ということで、チームもサポもボチボチ行きましょうや・・・って全然ボチボチじゃないってw

J聯賽第18輪 大阪鋼巴 2-0 柏太陽神

2009-07-20 07:50:34 | ガンバ大阪
前回のエントリは、あくまでも自分たちのスタイルを貫こうとしている現場に対して浴びせられている批判に対して、それでもそのやり方を貫くのなら俺はサポートするぞ、という意思表示であった。

それに対して今回現場が出してきた答えは、本来のスタイルを捨てて勝ちに行くというものであった。個人的には本来のスタイルでなかったのは残念だけど、これはこれで意味のある勝利であったとは思う。理想を継続していく上でどうしても1年の中では行き詰る時があり、その中で雑音がうるさくなってくるけども、理想を貫く為の一時のリアリズムというのは必要悪であると認識しているからだ。まあ、さすがにこれが続くとは思わないし、本当の完全復活はまだまだお預けなんだけども・・・

だから、これまで方向性は間違っていない、内容は決して悪くないと言ってきた現場に対して、プロは結果が全てだと批判してきた人たちは、昨日の試合については内容に文句をつけてはいけないだろうと思うわけですね。結局そういう声が高まってきてはたまた負けたことに対して納得がいかないから居残りまでやったことが現場に圧力として伝わったわけですから。

ただ、現場に居た人間としては、決してつまらなかったかと言えばそうではなく、個々の選手たちの気迫が伝わって来て面白かったと言える。藤ヶ谷しかり、ソータしかり。そして個人的なMOMは献身的な運動量と守備で左サイドをカバーしきったルーカス。本当にウチへ来てくれてありがとう。君にお礼を言うのはCWCでのアデレード戦以来だった。

全体的にはヤットが居ない時の戦い方としてはあり、なカウンターで柏の最終ラインの裏をレアンとバンが突いていく攻撃が効を奏した。欲を言えばバンはもっとシュートを打っていってほしいけどもね。レアンがPKを誘った場面では、後で菅野が抗議していたくらいだから微妙。まあ、家帰って録画見直しますが、京都戦では村上に不可解なPKとられていたことを考えれば逆にこういう形でPKを貰うこともあるというのがサッカーなのかな・・・菅野クンには少し気の毒だったけども。

この日の日立台では、「元旦はお世話になりました」という柏ゴル裏の挨拶がありました。ええ、おかげでこちらはACLで中国行くことができて、少々の不可解な判定には動じなくなりましたよ、この日の東城の笛なんか屁でもなかったしw 井原のメンバーが足りないの音源拾ってきたのは、芸が細かかったわw 来年も是非とも日立台行きたいし、それを考えたら別に神戸なんか落ちても全然困らないし。つーか、基本ガンバが行くところに遠征するというスタンスだしね。

ガンバをサポートする=ガンバのスタイルを出し切る為のサポートをする

2009-07-19 00:13:48 | Weblog
ようつべで、試合後の居残りにおける社長がサポと話ししている様子を改めて見せてもらったけども、本当に社長には頭が下がります。あのサポの興奮状態からして何を言っても対話にはならないとは思うけど、大丈夫、大丈夫と繰り返しておられた姿を見ていると、正直一ガンバサポとして申し訳ない気分になってくる。

勿論何の根拠があって大丈夫と言えるのか、というのもその通りかもしれないが、だからと言って、一概にそれを頭から否定してかかるというのもどうかと思うけどもね。負ければ監督やフロントがをなじり続けるのが正しいというのなら、勝った時には自分たちの応援のお陰なんて言うのは金輪際止めて貰いたいものだ。

明日は日立台まで遠征するけども、自分は自らのスタイルを貫くと意思表示した現場をあくまでもサポートするということしか考えて居ない。本来苦しい時、自分たちのサッカーを思い出そうとして結果が出て居ない時こそサポが文字通りサポートしなければ、一体何の為のサポーターなのだろうか?

明日の日立台では大勢のガンバサポが詰め掛けるけども、それは何も大阪から遠征してくるサポばかりではない。その約半数は地元関東のガンバサポで本来大阪とは何のゆかりもない人たちである。その人たちが何故ガンバに魅せられてガンバサポになったかと言えば、やはりガンバのサッカーゆえというものではないだろうか?その意味では首都圏のクラブ関係者は何故関東のガンバサポが存在する意味を考えるべきだろう。

だからこそ、今のスタイルで勝てていないからといって方向転換とかいう風になれば長期的には安定した結果を残せてもその引き換えにファンやサポの減少といった事態を招くかもしれないな、と思ったりもするわけですね。ガンバを応援するということはガンバのサッカースタイルを応援すると言うことと同義語だと思う。

勿論この先不調が続けば監督交代という選択は否定しないけども、その場合はスタイルの継続を基本としてそこから色をつけていくというようなことを考えてしかるべきだとは思うわけです。その意味で、シャムスカなんて言う人が出てくるのは理解できないというか、それこそ愚の骨頂だとは思うんですがね(彼は攻撃にアイデアはなく、縦ポンしかなくなってしまうし、交代カードも切るのが遅い)。

まあ、明日はいろんな雑念を振り払ってガンバを応援しよう。勝つというのは大事だけども、長期的にはガンバのスタイルを出し切るということがもっと大事な感じはする。それが出来れば結果は後でついてくると思い、選手たちがスタイルを出し切れるようなサポートをしよう。

選手の入れ替えについて考える

2009-07-18 10:25:42 | ガンバ大阪
この間のナビスコの試合には、カントクがメンバーを入れ替えずに試合に臨んだということが批判の槍玉に上がっていたんだけども、見方を変えれば、彼は彼なりにサポーターの為にタイトルが掛かった試合にガチメンという形で誠意を見せたんだろうとは思う。

ナビスコに関しては大会の権威付けというのが非常に難しくなって居る中で、よく我々サポーターの間で「ナビスコを捨ててもいいからリーグに向けて立て直せ」なんていう声がチラホラ上がったりもするんだけども、実際問題目の前の試合でメンバーを落とされて試合に臨まれたら、どんな反応をすればいいだろう?

その意味においてカントクは今揃っているメンバーの中でベストを尽くそうと考えているのは間違いない。それでも、その主力が疲れているからベストのパフォーマンスが出来ないという指摘があるだろうし、それはある意味正しい。

でも、カントクの中で、動きが落ちた主力>動けるけども力の落ちる控えという序列が出来上がっているかもしれないし、それは決して的外れではないかもしれない。だから筆者は、入れ替えの効用というのは認めながらも入れ替えれば上手く行くという安易な考えは否定してしまうんだけどもね。

ただ、皮肉なことに、去年ACLを取った際にも夏場から秋口にかけて負傷者や累積で出場停止の選手が入れ替わりの状態で出てきては交代で休むことができたというのは、結果論ではなかったけどもACL準決勝の第2戦以降からは大きかったとは思う。その意味で、今度の柏戦というのはヤットが累積で休み。ここのところガンバは彼の不調に左右されることが大きかったからどこかで休みは必要だとは思う。ただ、短期的にはそのレイソル戦彼抜きでやる難しさはあることは覚悟しておいた方がいいかもしれない。だからまあ、ガンバの場合入れ替えというのは累積や負傷といった事態によって初めて引き起こされるんだけども、その効果はすぐではなく、後になって利いてくるもんだろう。

あと入れ替えるとすれば、ミチ=>下平、思い切ってソータor智=>和道といったところかな・・・FWは舶来路線で変わらないか。けど、前線での守備というのを考えると雅人というのもあり。あと、レアンをスタートさせるのはいいとしても、出来如何によっては彼をアンタッチャブルにすべきではないし、困った時の彼頼みというわけではないことははっきりさせておいた方がいい。

J聯盟杯 4分之1決賽第1輪 大阪鋼巴 1-3 濱水手

2009-07-16 00:09:38 | ガンバ大阪
ここ数試合のデジャビュを見せ付けられたんだけども、失点は守備にあるわけではなく、2点目がそうだけども取られ方の悪さ、攻め方の悪さというところから自分で自分の首を絞めているという感じ。守勢に廻った時に相手に完全に崩されていたわけではないから、攻撃における細部の修正というところにあるんだけどもねえ・・・ミチだって折角起用されているわけだから、バックパスなんかで戻すんだったら何の為にお前がおんねん、と言いたくなるわな。それなら下平の方がまだマシやがな・・・居る以上はDFに2枚寄せられているけども、攻め切って欲しいわな。読まれてるのは判っているけど、お前にはそれしかないやろうし。

ただ、そこまでしてカントクが折角累積で出停になるまで下平がいい感じになっていたのにここで安田を引っ張る理由ってなんだろう?その割には他のメンバーは負傷している加地以外はほぼガチメン。ジェジンのスタメンというのはこの間のゴールを見ての起用かもしれないけども、それならソータを使い続ける意味というのは一体?

まあ、基本的にガンバのDFってカウンターを受けるのが宿命だから、一概にDFだけの責任を問うのは酷だとは思う。酷評されている智とソータだって最初にPKで先制されてからのカウンターでオフサイドを取っているわけだからラインコントロールには長けているというカントクの判断なんでしょう。ただ、ライン上げるんなら中盤で基本的にはボールをキープできていることが前提ではあるんだけども、本当に縦パスを入れてはカットされまくりやったな。

ただ、不思議なことにここまで勝てなくても、相手がやたらと強いという感じはあまり伝わってこないわけよね。この日のマリノスだってこの間の反省か、コーキチが4-2-3-1に変えて中盤を厚くして前に電柱をおいたけども、結局これもガンバに対する対処療法がハマっただけに過ぎない。そこらへん、最近ガンバに勝った相手というのが必ずしもその出来を他チームとの対戦で維持できているかと言えばそういう感じでもないのがサッカーの面白いところ。だからまあ、他チームは他チーム同士で潰しあいというのをやってくれるから、リーグではそんなに不安はない・・・と思いたいがw

ナビスコねえ・・・まあ、密かにハワイ行きたがっていたあのパツキンの人には残念ですがw その辺タイトルに飢えているチームに任せておけばいいっしょ。タイトルを取ればもれなくパンパシとスル銀杯がついてきますんで。

最後に、この日のサポの居残りについて書いておくと、新スタジアム建設の夢を自分たちでぶち壊していいと思うの?と言っておこう。それをやったところでカントクが解任されるわけでもなく、サッカーのスタイルや起用法に変化がつくわけでもないから意味がない(却ってそういう時って頑なに自分のやり方に拘ってしまう可能性が高い)。

まあ、強いて意味を挙げれば、勝てなかったら俺らは黙っていないぞという意思表示なんだけども、それが近所迷惑になってでも正しい方法とは思えない。自分に思いつく代替方法というのは、次の試合日立台でアウェーなんだからいっそのこと応援をボイコットするということぐらいか。まあ、チャントで応援をリードするのではなく、個々のプレーが良かったら選手のコールをするって、なんかどこかのチームでやっていましたねw 

けど、今までどんな勝てない時でもガンバでは自分たちの主義主張を通す為に応援ボイコットという手段は取って来なかったと記憶している。ということは居残った人たちを含めて皆ガンバをサポートしたいと思っている人たちだ。そうした行為というのは本来誰からも頼まれずに自分たちが自発的に愛するクラブの為にやっていることであるわけで、だから勝てないからと言って、居残りというような迷惑行為にまで及ぶのは完全に本末転倒だろう。

オレはガンバが好きやねん。だからどんなことがあってもガンバを見捨てたりはせえへん。自分たちのスタイルを信じたいのなら最後までそのスタイルを出し切れ!
俺らがそれを支えたる!そういうメッセージを選手たちに伝えたいんだけども応援する方が今はブレてしまっているという感じ。これじゃあ、勝てるわけはないでしょうよ。

大佐解任

2009-07-14 19:31:19 | サッカー全般
ここへ来て柏と大分の監督解任のニュースが飛び込んできた。柏の方は京都戦に勝ったタイミングでやるかあ、とは思うけども、交替は規定路線だったんだろうな。それなら4試合で2勝とかいうノルマを課さずに解任して、後任監督が決まるまで代行を立てるというやり方もあったんだけども・・・これでパクどんとかはどうなるんでしょう?日曜の試合は井原が指揮を執るけど、正式な後任はネルシーニョねえ・・・

柏以上に気になるのは大分の大佐ことシャムスカ監督の解任。

気になるのは新しい監督とブラジル人選手らとのコミュニケーションの問題。新たにドイツ語の通訳を呼ばないといけなくなるんだけどもね・・・個人的にはピッチ上での通訳が増える事態というのは避けた方が良かったとは思う。実際広島だって外国人選手の顔ぶれを見れば納得はできる・・・あ、ウェズレイはミーシャと何語で話してたんだろうね?

フェルは大佐の下でノビノビとやらせたかったという思いはある。パスサッカーというか走るサッカーへの変換を目指すなら、球離れの悪い彼は構想から外れるかもしれないし、家長だって運動量の少なさを考えると、走るサッカーへの適応は厳しいかもしれない。

戦術は3バックというよりは4バックへの変換というのはありうる。SBの人材難というのはあるけども、、誰かを持って来てでも4バックを維持するというのが今の趨勢だろう。もっともガンバだってこの点に関しては山本が全然人材を揃える努力はしていないんだけども・・・

大佐に関しては確かに同情すべき点はあった。補強を要請してもフロントが補強に動けない。やっとフェルが決まったと思ったら補強選手がプレーする前に解任という流れになってしまったわけだから。ただ、これだけ勝てなかったら監督の責任というのが問われるのがこの世界だろう。

柏がブラジル人監督を選択したのは興味深いけども、ブラジル人監督で成功しようと思えばチーム内にブラジルサッカーの文法を理解する能力というのが問われることになるとは思う。これは実に難しいことだ。

例えば、トレーニングキャンプの始動一つとっても、大佐にしてもセレッソのクルピにしても他のチームよりは遅い。他のチームならフィジカルトレの終盤の追い込みに入って来ている時期にやっと来日して始動する。ただ、これはここからフィジカルを鍛えるという意味ではなく、ブラジル人にとってキャンプとはボールを使ってサッカーのプレーするカンを取り戻し、チーム内での連携を高めるための期間にすぎないわけで、フィジカルというのはその前にまで作り上げておいて当たり前という前提があるような気がしてならない。ブラジル人監督はあまり試合において細かいことは指示しないけれども、それは逆にブラジル人ならわかりきったことだという前提があるからで、そうした前提を理解していない日本人にはブラジル人監督を頂くにはまだまだ子供ではあるんだけどもね。

だからまあ、こうした日本とブラジルの間のサッカーにおける認識・文化のギャップというのを解消するには2つの方法があって、一つはトルシエみたいに口やかましくディテールにまで指示を出す指導者に替える。もう一つはあくまでも日本人がブラジル人の理解度にまで達するまで放任する(これはジーコのとったやり方)。

だからまあ、大分に関しては大佐を通じてブラジウなテイストを取り入れたつもりであっても、フィジカルの仕上げ方とか(パンパシがあるのなら選手たちが自主的に体を早く作っておくという前提)、攻撃における阿吽の呼吸(攻撃は具体的な指示がなくても数人の選手のひらめきと即興性で相手を崩す)といったものをまだまだ消化できていなかったのかもしれない・・・その意味で一つの懸念は、フェルがプレーする前から、自信のプレースタイルを一番よく理解してくれる人に去られてしまったことである。

大分の溝畑社長は頭の中ではインタビューでも広島を持ち上げていたところから、降格しても監督を続投させてスタイルを継続し、今度は攻撃的なスタイルでJ1の舞台に戻りたいと考えているのだろうか?その際選手をどれだけ残せるかがカギになるだろうけども。

一方の柏の場合、ブラジル人監督でもネルシーニョは結構戦術については指示を出してくるらしいけども、あくまでも選手がついていければという条件がつくけど、そっちの方が面白いかもしれない。

あ、両チームの監督解任が吉と出るか凶と出るかは今度対戦するウチにかかっているらしいよw