大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

2023年J聯賽 揭幕戰 柏太陽神 2-2 大阪鋼巴

2023-02-20 00:12:05 | ガンバ大阪
シーズン前から今季のガンバがどのように変化して行くかは注目していた。那須さんのYouTubeでの練習風景の動画を観る限りでは、適切なポジション取りによってボールを動かして、かつスペース得ると言うもの。かつてのガンバは本当に狭いところばかり突いて行く事がお家芸で、それでよう引っ掛けていたw

これまでコロナ禍の期間中で、自分の生活スタイルがすっかり変化してしまい、かつてのようにガンバに対して時間や費用を多く注ぎ込める状態ではないものの、DAZNでは時間の許す限り今季のガンバの変化を見守るつもりではいたので、開幕戦は久しぶりにフルで生中継を観戦したけども、変化は着実に現れていた。

GKのプレー観ればそのチームの目指してるスタイルが解るという、荒井義行御大(この人ロングボール放り込みに手厳しかったけどw)の言葉通り、谷をスタメン起用して後ろから繋がせていたのからしてその意図が表れていた。まあ、個人的にはヒガシが蹴っていたのは、そうせざるを得なかった場面があまりにも多かったからだと思うのだが、ポヤートス監督がGK起用で自分の戦術の意図を表したのは理解出来る。

最も、試合後の会見で彼はスカウティングでハイボール処理を挙げて居たが、これが彼の真意なのかどうかは測りかねる。ただ、出場出来ないヒガシに対して気遣うコメントを出してる所は良いと思う。これがモウリーニョだったらメディアの前で選手をこき下ろすことで発奮を促すやり方なんだけど、発奮してその後良くなった選手はいいけども、それに反発した選手は数多くいたからw

柏がガンバの両サイドで刈り取ってカウンターという場面は何度もつくられたし、ポゼッションでは上回るものの、決定機の数からしたら負けてもおかしくない試合だったのだとしたら、負け試合を大崩れせずにアウェイで引き分けられたのが結果の収穫。大体ガンバは開幕戦いつも負け試合ばっかり見せられてたしw

試合後にポヤートス監督は徳島時代からドロー沼が多かったと言う声がTwitterから良く聞こえていた。まあ、確かに最後守り切れなかったんだけども、逆に言うと大崩れしないチーム作りをするかもしれないな、と個人的には思ってたりもする。

前半に左サイドバックの黒川が中に切れ込んで、武蔵とのワンツーでシュートで終わった場面においては、ワンツーした後に武蔵が左サイドに流れて行く形になっていたんだけども、多分これは前線で流動的になるのであれば、出来るだけ同じ形を維持するというものを目指しているのかもしれない。それで仮に相手に奪われてもしっかりとカウンターを防げると。

そう考えると武蔵はかつてのバルサで言うエトーのように、チームを機能させる為には換えが効かない存在になりつつある。まあ、同じ役割をポヤートス監督はジェバリにも求めてるし、出来ると踏んでるから呼んでるんだろうし、ボールに絡むプレーで序列が作られるかもしれないが、こうした武蔵の目立ちにくい働きももっと評価されるべきだろう。

例えば、逆転した2つのゴールシーンで、特に同点ゴールの場面。改めて見直すと、表層上はダワンが前に出たところで宇佐美へのチェックが緩くなっていたんだけども、その他にも2トップの相方の武蔵のポジショニングのお陰で柏のDF陣が宇佐美に対して厳しく行けて居ない。そしてもっと言えば食野も左サイドできちんとポジション取って仕事して居た(まあ、こう言う視点もかつてサカダイで荒井氏がトヨタカップでユーゴビッチのゴールの場面で提供したももので、この時氏はドリブルで持ち上がったサビチェビッチや、動き出しでDFを引っ張ったパンチェフだけでなく、サイドに張って居た選手も同様に仕事して居たと評していた)

最後に、ゲーム終盤の5バック変更の件だけど、5バックは重心が後ろに行きやすいため、W杯準決勝でモロッコがそれまでやった事のない5バックやってそれが裏目に出たという事はある。PK取られる前の場面では、前線が宇佐美のみとなってるため、変更前のように2トップによって中盤楔入れるパスのワイパーが出来ず、かつ5バック故にディエゴが前に出て迎撃しようとしたけど上手く狩れなかった。まあ、そこはディエゴがPK取られる前のプレーできちんと潰して欲しかったけども...

ただ、守り切れたかどうかというよりは寧ろ、自分たちのスタイルを貫く為の選択としてあれが良かったのか、と言う事よね...

とは言え、今季のガンバは生暖か国見守ろう。OBの加地さんの今季の予想が13位と言うことならまずはチームビルディングで、しっかりと戦術を浸透させることが大事なのだから。唯一の不安は、かつてのガンバは、今のガンバのようなチームの攻略に長けていた。つまり、スペーシングを逆手に取って空いてるスペースの中に侵入して行くみたいな...

そう言う形でやられる事が今後どこかであるかもしれないけども、それもまたガンバの成長の為に必要な事なのだと個人的には理解している


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