大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

亞冠小組賽 最後1輪 大阪鋼巴 1-1 全南天龍

2008-05-22 07:19:08 | ガンバ大阪
最後の試合はお互い消化試合で控え中心のメンバーで臨んだ試合。その中で際立ったのはやはり二川だった。あの中にいると、彼の上手さが一際目立つし、先制ゴールとなったのもこの日キャプテンだった加地からの低いクロスボールをトラップし、DFを背にしながら反転してシュートを決めた。

その後失点の原因となったPKも彼のチャージで、まあハッキリ行ってあれでPKなの、という感じの当たりでしかないが、サポフィで確認した録画では副審からのアピールがあったとか。この試合の副審ってタッチの判定をとってもお世辞にもプロの試合で裁くレベルとは思えないし、主審も前半と後半とで判定基準がまるで変わってしまっている(前半は神経質にファウル取りすぎ)。ご一緒に観戦されていた東京サポのコール氏をして、「Jの審判の方がレベルが高い」と言わしめるものだ。その意味では、審判のレベルの低さも過去日本勢が苦戦していた原因であったかもしれない。

逆に言えば、今回ACLを闘って判ったのは、プレー、運営、審判などのあらゆる面において、日本は既にアジアの平均的な水準以上のところに来ているし、比較すべきは欧州の下位グループの国というところまで来てしまっているのではないか?

ただ、それを客観的に証明しようと思えば、アジアの舞台で結果を出さないといけないということになるだろう。個人的には、ACLでの勝敗がリーグの実力を計るモノサシだという見方には必ずしも同意しかねる。

例えば、去年の欧州CLでリヨンがレアル・マドリーに勝ったからといって、必ずしもリーグ1>リーガ・エスパニョーラという図式が成り立つ程単純ではない(寧ろ各国の中位チームが参加するUEFAカップこそがリーグのレベルを計るモノサシだとされている)。しかし、ACLに勝つことによって、サッカー界全体に対するPRは出来るし、ガンバと鹿島は昨年の浦和や川崎に続くことが出来てよかった。あとは、代表戦やな・・・

多分、コール氏の胸の内を察するに、FC東京だってACLに出られれば十分やれると思っておられるのではないだろうか。確かに日本のクラブはやれると思う。来季は出場枠が拡大され、1次リーグも2位以内までなら突破できるようになる。これだけでも随分違う。問題は、ガンバや鹿島はACL単体よりもむしろACLとリーグとを掛け持ちする分において序盤苦しんだということで、ACLを目指すJのクラブは今後前半少々順位を落としてもACLを闘うのか、或いはクラブの身の丈に合わせて最初からACLを捨ててリーグに専念するのか、いずれかの選択を迫られることになるだろう。

話を試合に戻すと、今回の若手の中で目立ったのは、前半の平井。積極果敢にドリブルで仕掛け、シュートを枠内に打ったところは、バレーよりも精度があるw その他、武井も明神のバックアップにはなるし、福元のフィードはなかなかいい。倉田は遠藤に代わって中盤でタクトを振れる。下平は1度ウラを取られてPKの原因を作ったけどそれはリスクを冒して上がった結果なのだから気にするな。それよりももっと積極的に上がって得意のクロスを上げて欲しい。中断期間中の韓国遠征ではこうした選手たちが如何に存在をアピールするかにかかっている。全南はやはり控え中心ということか、何度かチャンスを造るけども、そこはシモンエスとかサンドロ・ヒロシらがいないこともあってフィニッシュに精度がなかった。だからまあ、途中で危ない場面があっても引き分けで終われたのだが。

話変わるけど、ハーフタイムに鹿島のグループの結果をチェックしていて、クルンタイ・バンクが北京国安から追加点を奪ったという情報にはビックリしたよw 前回でこの試合が鹿島より早いと書いたけども、鹿島とは同じ時間キックオフでしたので、訂正致します。

24日にノックアウトステージの抽選。どこと当たるのだろうかが楽しみではある。