大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

チケ譲渡手配終え、明日は清水を応援してみようかな

2010-12-31 19:43:56 | サッカー全般
天皇杯のチケット残り一枚はご連絡頂いた清水サポさんに翌朝到着便で発送しました。お電話でご連絡頂いた際に少しお話させて頂いたけども、熱烈な伸二ファンの方で、彼への思いを熱く語っておられた。それを電話越しに聞いて、いい人にチケットが渡ったな、と少し嬉しかったたですね。今回は清水サポさんの中には結構チケットを求めておられた人が多かったような気もするけども、少しはお役に立てたでしょうかね?

そういう人にチケをお渡ししたのだから、明日の決勝は寝転がりながら見るというのをやめて姿勢を正して、しっかりと試合を見ようと思う。自分はどこかのクラブのサポさんと違って、別に鹿島が嫌いというわけではないけども、ガンバを破った方であり、かつお互い選手の行き来が鹿島よりは多く、かつ今回チケットをお渡しした関係で、清水を決勝では応援することにしました。このクラブは今までカップ戦の決勝までは行くけども、あと一つのところで涙を飲んできたんだから、そろそろ優勝して欲しいところだし、清水としてもタイトルが欲しいところでしょう。

ACLについてだけども、今の清水にしてみれば、文字通り来年の話をすれば鬼が笑うというものかもしれない。いや、仮にその先ACLがあるとして、来季の体制でACL出たらどうする、ということに頭を悩ませるのならば、その前提として天皇杯優勝がないと行けないわけだから。

来年一年はサッカーを愛する人たち全てにとって良い一年でありますように。読者の皆様、今年一年弊ブログを読んで下さり誠にありがとうございました。よいお年をお迎えください。




天皇杯決勝チケにザックジャパンの公開練習を見に行って来た件

2010-12-31 00:17:26 | サッカー全般
昨日の準決勝は仕事納めの日でもあったので、現場には行けていないどころか、未だに録画も見れていない。ヤットと加地が居ないという厳しさが出た試合だったようには思えるけども、試合を見ていないからなんとも言えない。まあ、録画見てからいろいろと見えてくるとは思うけども、この試合だけで来年が心配云々というところまでは行かないんじゃないか、という気はするけどもね(まあ、05年や07年に敗退した時点でも結構翌年を悲観する声が多かったわけだから)。

これで結局寝正月決定。予約した飛行機はキャンセルして来年のACL遠征に備えて旅費をとっておきたいと思います。

で、相棒クンの分も併せてとっていた決勝のチケ二枚分ですが、一枚は知り合いに売却済み。で、もう一枚なんだけどもこちらはとある清水サポさんたちのグループに声を掛けさせてもらっています。3年前は現地行っていたので広島サポさんに現場で売却出来たけども、今回は大阪から動けない状態なんで先に郵送する形をとります。代金回収は後回しなんだけども、そこはまあ、サッカー好きな人、特に愛するチームを応援するサポーターの人たちに基本悪い人は居ないと思っているんでそれは気にしてません。とにかく今回時間がないんで先に郵送してあげないと間に合わないわけですからね。

まあ、協会としては天皇杯決勝は大切な興業であるから、一度売れたチケットの払い戻しに応じるというのはなかなか出来ないんだろうけども、每年この時期になると決勝のチケ難民が出てきて、その問題をサポ同士でしか解決出来ないというのも悲しいかな。

話変わって、今日は堺のトレセンにザックジャパンの公開練習を見に行って来た。寒かったけども、結構な人が集まっていて、代表に対する期待の高まりを感じさせた。紅白戦では、赤組には前半3-4-3、後半は4-4-1-1で本田が時折トップ下からトップに顔を出すという形でやっていたのは、3バックと4バックを状況に応じて併用しようとする意図が感じられた。ただ、3-4-3で問題なのは3バックではなくてむしろ3トップの方じゃないかという気はしたけどもね。このシステムは1点を追いかける場面でやるスクランブル体制だと思うから3バックの時は内田と長友の両サイドはどちらかが下がってバランスを保てばいいのだけども、攻撃時の3トップで、真ん中の前田がどうしても相手センターバック2枚と正対してしまう形になるのでジュビロでやっている時のような良さがなかなか出しにくいんじゃないかということ。チャンスを作れるとしたら本田△が中でタメて内田を上がらせてクロスを上げさせるといった展開か。攻撃では確かにお互いカウンターを随所に繰り出していたけども、もう少し中盤で落ち着かせることができたらと思うんで、やっぱりそこにヤットが入らないといけないのは代表もガンバも同じか。

紅白戦の最後に香川が角度のないところからループ打ってそれがファーポストに跳ね返って決勝ゴールとなって公開練習を締めくくったんだけども、セレサポでなくても、練習場でもリプレイの電光掲示板を設置した方がいいんじゃないかと思わせるようなゴールでしたねw

ミチよ、オランダでのサイドバックは甘くないぞ

2010-12-28 06:48:11 | サッカー全般
どうやらミチの移籍がほぼ決まりみたいですね。オランダのフィテッセかあ・・・多分林雅人氏が何かしらこの件でコメントするかもしれませんけどもねw 

個人的にオランダサッカーに対して持っている印象とミチの持ち味を擦り合わせるのは、サイドバックとしては難しいけども一列上げてウイングみたいな形で使うというのならばまだ判らないではない。

というのも、オランダのサッカーって、今まであまりサイドバックがあまり攻め上がりことが少なく、基本的にサイドバックが高い位置を取るのはビルドアップの時ぐらいで、前線の深い位置までは上がらない。基本的にサイド攻撃に関してはウイングの選手の専権事項になるわけで、ガンバや日本代表でやっていたみたいに、ミチが自分で攻め上がる為に左サイドのスペースを中盤が空けてくれるということがない。

もちろん、オランダでサイドバックが全くオーバーラップしないかと言えば必ずしもそうではないのだが、それはここで点取るぞと集中してリスクを冒すと決めた場面ぐらいだろう。先のW杯でもオランダの左サイドバックだったファン・ブロンクホルストが前の選手を追い越すぐらいに攻め上がったのは、日本戦での決勝ゴールの時ぐらいだったような気がするけども。逆に言えばあの試合オランダは後半勝負と決めておいて、ファン・ブロンクホルストが上がって日本のマークが混乱した時にスナイデルが無回転を叩き込み、後は省エネで流すという、格下の日本相手には理想の一次リーグでの勝ち方だったと言える。

まあ、そのファン・ブロンクホルストでも現役最後の所属先のフェイエノールトにおいては、スピードのなさを徹底的に狙われていたわけ。オランダという国は相手のシステム上の噛みあわせや、ポジショニングのズレとかを徹底的に狙ってくるお国柄だから、ミチが上がろうとするとそこのスペースは尚更徹底的に疲れて来るかもしれない。

だから冒頭で指摘したように、左のウイングとして使う、というのならばまだ判るわけなんだけども。そこら辺は、CBとしてチームの戦術の中にとけ込めた吉田麻也とか、俺様中心のオフェンスの中で君臨出来た本田△とか、FWとして得点の仕事に専念出来た平山とはまた違うところだろう。

まあ、それでも行くんならば、頑張れというよりは、尻尾巻いて帰ってくるなよ、という言葉で送り出そうか。ミチはこれから行くところはそんなに甘くはないんだから。まあそれでも、家長の時よりは、頑張れという気持ちはまだあるかな。

選手の契約って実にヤヤコシイ、という話

2010-12-26 22:40:42 | サッカー全般
ちょっと頭の中がゴッチャになりそうな話、というのが大分絡みの移籍の話だろう。高松の年俸が推定4千万円なんで、年俸の一部を東京に負担して貰う前提で期限付き移籍になるだとか、フェルの年俸の大半を大分が今年は負担していたけども、大分との契約が終了したからかもしれないが、仙台が来季とても4千万も払うのは無理ということでバンザイしてしまったとかいう話が出てきて、オイオイ大分は何をやっていたのかと思ってしまった。

ただ、個人的にはあまり驚かないんですよ。高松が残ったのは表向きはチーム愛とかいう美しい名前のもとに減俸を飲んだとか、フェルが仙台に移籍した時に年俸が1500万だったとか言うけども、実際問題サッカー選手は前年の所得をベースに税金がかかる個人事業主なのである。そういう厳然たる事実の前にはチーム愛だとか何だとかいうものは二の次になってしまうわけ。降格したチームが主力選手を引き止めるのが難しいのは早い話こうした事情によるわけである。その意味では、東京って主力選手をこれだけ残して、しかもまだ補強しようとするとなるとクラブ財政のことは大丈夫なのか、と心配するのは大きなお世話なんでしょうね・・・

話を戻すと、多分降格時において選手をなるべく高く売ろうと思って、契約が切れる選手に対して契約更新の話を持ちかけておいて、よそからオファーが届いたら売ろうとしていたのかもしれない。高松にしても、フェルにしても、或いはホベルトに対しても(大分は彼と「仮契約」を結んだと言われていた)そうした形で何かしら契約があったとしても不思議ではないか・・・

まあ、フェルについては、今まで自分が見聞していた事実関係においては、

1.バスコ・ダ・ガマから大分へ「期限付き移籍」で加入した
2.09年シーズン終了後大分を退団
3.バスコ・ダ・ガマから仙台へ「完全移籍」で加入

というものだと思っていた。まあ、バスコ・ダ・ガマにしてみれば三十路の選手を自分のところにおいておいても仕方ないから日本へ売ろうとしていたんだけども、ただ仙台での彼の年俸が推定1500万円程度なら、随分条件を下げて契約していたんだと思っていたんだけどもね。それでも、フェルがこんなに条件下げてまで契約するかあ、とどこか引っかかっていたから今回の報道を読んでやっぱりね、と妙に納得してしまったわけです。

今回の報知のフェル仙台退団に関する情報が正しい、と仮定するならば大分にとっては高く売れると思っていた選手を自分たちが年俸負担した上で放出というのはやはり痛かったに違いない。でも、フェルって球離れの悪さ故にJ1のクラブの中での評価は高くないわけで、そうでなかったら、ガンバ、清水、京都が彼を放出するわけがないでしょう。だから大分に来てくれたわけですがね(もっとも最近は昔ほど自分でゴリゴリ行かずに、少し周りを使うことを覚えたのかな、という気もするが)。

それにしても選手の契約って本当に複雑なもので、その契約内容がどうなっているのかについては、実際に契約を取り交わした、クラブ、選手、代理人にしか判らないところが多い。だから、我々は結局のところ報道の内容からしか伺い知ることが出来ない。ただ、その契約というものには契約を結んだ者同士の間にはそれなりの思惑というものがあって、そのままだとお互いのエゴがむき出しになってしまうので、時にはオブラートに包みこみ、時には実際のとは全く違う内容の情報が報道機関を通じて我々のもとに伝わったりするということがある。それがこの世界の実態だということで、今回の大分の件って言うのは氷山の一角なのかもしれない。その意味では、前から言うように報道記事の行間を読む訓練が必要だということだろう。

ところで、高松を受け入れる側にあたる東京っていったいどういうチームを目指しているのだろうか?ホベルトにしても高松にしても、同じJ2から選手を引きぬいているが、これって05年の京都と同様に対戦相手の弱体化を狙っているんだろうか?それともACLに出た場合のことを考えているってか?!確かに規約上は、2部のクラブだからダメだとは書いていないことは以前のエントリで指摘した。だからと言って本当に出たりしたらどーすんだろう、とJFAの内部では思われているだろうなw まあ、ヴェルディの場合には出場権を剥奪してJの2位クラブを出そうとしていたJリーグに対してブッチーが後ろ盾(というか自分のメンツと既得権死守のためか)となってくれたけども、今回もしそうなったらJFAは渋々エントリーの手続きを行うんだろうw まあ、個人的には決勝で戦う相手はルーカスがプレーしていた東京がいいなとは思っているんだけども、やっぱりこっちとしては彼に花道を飾らせてあげたいしねw

まあ、東京ってその場所柄からして、全国から選手を集め易く、この辺ガンバとか清水とかからしたら羨ましい限りなんだけども、その一方でサッカーを足し算としてしか見ていないようにも見受けられるんですがね。つまり、選手が入ってくることによってどんな変化をもたらすかということについてあまり考えていないように思える。誰それと誰それを組み合わせるとこんなサッカーになるとか、別の誰それとのコンビネーションだったら合わないかもしれない、というような適性の見極めがあまり上手くいっていないような印象を受けるわけです。この点選手が每年抜けても共通のサッカーのベースがあると思われる新潟とは大きく異なるところかもしれないんだけども。もし違うというのであれば、本来梶山が海外挑戦する時の穴埋めとしてどうしてホベルトなんかを獲りに行くというのがそもそもズレているように思えるのだけれども。

これはかつて「大型補強」と称して適性を無視した補強を行ったクラブ(今もそうなんだが)のサポが、同じ過ちを繰り返さないようの忠告です。

天皇杯4分之一賽 大阪鋼巴2-1浦和紅寶石

2010-12-26 00:56:36 | ガンバ大阪
シーズン終盤からの負けないモードでしっかりとした守備から入っていくスタイルであれば、そうそう失点はしないだろうから、先行されなければ何とかなるとは思っていた。自分の中では、実は藤ヶ谷は今季でも一番安定していたんじゃないかって思うわけです。目立ったビッグセーブといえば延長後半アディショナルタイムでの田中達也のシュートを枠外に弾きだしたというくらいで、後はシュートを正面でキャッチすることが多かったけども、それは言い換えればDFとの連携のもとで守れているということの証明だとも言える。だからまあ、前半は下平のサイドのところで起点を作られたけども後半は武井を下げるまでは守備は安心して観ていられた。あ、決勝ゴールは下平の正確なサイドチェンジが起点になったことは忘れてはいけない。

ただ、この負けないモードによって攻撃での迫力がいささか落ちてしまうというのが仕方のないところではある。武井を下げて宇佐美を入れてダイヤモンド型にして得点はできたけども、その分サイドが薄くなって宇賀神にヤラれたのは致し方ないところか。

それでも武井がサイドのポジションを埋めることでミチが高い位置をとることができたし、ハッシーもシュートの精度以外は本当にいいんだけどもね・・・

あと、今の陣容ならば、ルーカスは下がらずに純粋にFWとして輝かせることが出来るんだなとは思った。ポストプレーヤーとしてのルーカスは本当に秀逸。この人と再契約した方がいいんじゃないかと思うくらいですねw まあ、シーズン全体の稼働率というのをクラブは考えていたんだろうとは思うし、本人もそれならブラジルへ帰ろうという形で円満な退団となったのがせめてもの救いですかね。今のやり方だと本人には守備の負担をあまり掛けない形になるので、純粋にFWとしての才能をいかんなく発揮出来るようになっている。天皇杯に来てようやく理想型であるルーカスのチームになったなという感じがする。だからこそ、この人が守備に負われてスライディングまでさせたくはなかったんだけどもそれが悔やまれる。ダウン提示で再契約出来なかったのかな、って思うんだけども弱化部にそれを求めることは無理か。

浦和はこれでフィンケ政権が終わりですか。2年前に彼が視察に来ていた試合も確か万博だったっけ。確かにこの試合でもチャンスは作れるしボールはそこそこ廻せているんだけども、フィニッシュに行く過程での怖さが少しなくなっている気はした。エジミウソンなんかをディスる人たちって自分が知る限りのレッズサポの中にもいるんだけども、ちょっと彼にはかつてのワシントンと同じことを求めるのは厳しいのかなという気はしている。結局1トップだと2センターバックで対応されてしまうっていう難しさがこの試合でも出ていただけに、もう少し彼の周りでの衛星として動き回れるようなFWが居たらという気はした。その役割を果たせるのが、田中達也だったとは思うけども、彼も同点ゴールの直前にヤットに足を払われてからその後消えてしまっていたのが誤算だったか・・・(ちなみにこのプレーで失点にプラスヤットはイエローもらって次節出場停止orz)なんか彼は土屋にやられてからの後遺症に悩まされているな。達也が万全でエジミウソンも2トップとして、CB一枚と勝負出来たのにと思うんだけども。セルヒオ君に至っては途中出場なのに足つってなかったっけ?

ただ、フィンケが残したものの中で、一つ挙げるとしたらタリーさんのCBコンバートではなかったか?この試合での彼のカバーリングとビルドアップは秀逸で、こちらからすれば一番イヤな存在であったことは認めざるを得ない。神戸が残留出来たのも最終戦でこの人の不在というのもあったかもしれないと想像してしまうくらい。永田を獲りに行くというのは、おそらく高さが欲しかったというのはあるんだろうけども、タリーさんのCBはあっていいと思う。まあ、先制点の場面は彼のハンドからだったというのは、良くも悪くも彼の存在感が浦和の中で上がっている証左なのかもしれないが・・・

ガンバはこれで準決勝進出。次はエコパなんだけども、毎年準決勝の日は仕事納めで行くことは出来ない。ま、その方がいい結果が転がり込んで来るというのは過去の経験則で知っているんでw 決勝に備えておきたいと思います。今のやり方が継続できていれば何とかなるっしょ。

さて、天皇杯浦和戦ですが

2010-12-24 06:18:51 | ガンバ大阪
リーグ最終戦から随分と長くたってしまったけども、今週末は天皇杯準々決勝が万博で行われます。相手が浦和ということもあるかもしれないですが、美味G横丁も開かれます。天皇杯の観客動員は今までアレだったけども、相手が相手だけに十分元がとれるということでしょうな・・・ということでレッズサポの皆さんスタグルメはお楽しみに。寒いんでお互いあったかいモノを体に入れてから応援頑張りましょう。

ただ、対戦相手としての浦和を見ると、先月のリーグ戦では欠場していた達也も細貝も戻ってくるとなれば、今度は簡単にはいかないだろう。細貝が戻ることで浦和のボール奪取力は今までよりも当然上がってくるわけで、そこにフィンケサッカーの真髄とも言うべき高い位置でのプレスがハマり出すと相当怖い。既に退任が決まっているフィンケがどのような気持ちでゲームに臨むのかというと、今までやって来たことの集大成を見せつけようというところだとすれば、先月の対戦でのプレビューに書いたように、ゲームの入り方が鍵を握るかもしれない。つまり、序盤は彼らのプレスを以下にかわしていくか。それが出来れば先月のヤットのゴールとか、リーグ最終戦の神戸との対戦でカンジョが決めたゴールみたいにサイドチェンジからチャンスが生まれるかもしれないが。

個人的にはフィンケが植えつけたスタイルというのは今後大きな財産になるとは思う。ただ、彼はどこか自分の考え方に固執しすぎたのかなという気はする。これは過去欧州からやって来た監督が自分のやり方を押し付けて日本人の適正とか日本の土壌に合わせてマイナーチェンジすることを嫌った例とよく似ているのかもしれないが。その意味ではスタイルは違えども、来季清水を率いるゴトピ氏って確かに理論はで相手の分析には長けていても彼のやり方を遂行するだけのコマが足りていないという問題は起こるかもしれないが。まして4-3-3の継続となると余計それが顕著になるかもしれない(余談ではあるが、欧州の主流のサッカーと日本人に合わせたサッカーを両方理解していた上でやっていたのがオシムのすごいところではある)。

これに対するガンバは加地が不在な分ミチが右に廻って左に下平ですか。となると、ミチの右でのポジショニングとあと下平のところがヤバいんだけども、そこをどうケアするかですな。いずれにしても序盤からの相手の攻勢に耐え切れれば、後半は下平のクロスや左サイドのコンビネーションからチャンスは生まれてくるようには思えるんだけども・・・




代表選手の報酬アップには賛成だが、選手会が選手のものではない、と感じる

2010-12-23 09:39:10 | サッカー全般
日本プロサッカー選手会、カネの流れに疑問の声(夕刊フジ) - goo ニュース

この記事はどちらかと言えば選手会のあり方を批判していることで代表の報酬問題について暗に批判を加えているものかもしれない。

しかし、基本的に代表選手への報酬問題に関しては自分は選手会を支持したいと考えている。その意味では、自分にしては珍しく今回の件については杉山茂樹氏の意見には賛成するんだけども(まあ、氏の文章が普段欧州サッカーのロジックでしか日本のサッカーを批判しているという単細胞にはウンザリだが)。ただ、それは選手たちのことを考えてということもあるけども、もう一つは日本代表の試合によって潤っていると言われているサッカー協会の収益の分配があまりにも不透明すぎることへの批判も含めている。サッカー協会って社団法人なのになんであんなに儲かるんだろうと思っているんだけども、収入源である代表の試合を安い報酬でこき使っているとしたら選手たちだけでなく、代表選手を送り出すクラブにしてもたまったものではないだろう。

ただ、今回ストも辞さずという強硬姿勢というのが、本当に選手会の総意なのかと言えば疑問符がつく。何か選手会の上層部において、陰で糸を引く人物というかグループというのが存在しているんじゃないかという匂いがついてくる。一部の選手たちが自分たちの都合に応じて主張しているという風にしか見えない。確かに代表選手の報酬アップも必要なことではあるけども、その他にも選手らの福利厚生や、怪我したときの補償、あるいは引退後の年金制度の確立など、他にもやるべきことが山積しているのではないか?なんか一部の代理人がクライアントの大物選手をけしかけているような気がしてならない。

それは国内の移籍金撤廃の時とよく似ているように思える。最近何かの読み物で湘南の真壁社長のインタビューを読んだのだけども、真壁社長は移籍金が撤廃されると聞いて、ベルマーレの選手会の方から、経営は大丈夫ですかと尋ねられたというエピソードを明かしていた。当然真壁社長は選手会がなぜそのようなことを尋ねるのか驚き、真意が判らないので、君たちが決めたことじゃないの?と逆に問い質したら、僕たちは末端なんで・・・という答えが返ってきたらしい。

この下りを読んで、移籍金撤廃の受益者である、

・選手会の中で発言力の強い一部の有力選手(移籍の障壁になるものを取り払い、移籍するしないは別にして契約交渉を有利に運びたい)

・その代理人(移籍によって新たな契約の手数料が入ってくる商売だけに当然必死です)

・移籍金なしで選手を買いたいと考えている一部のクラブ

が結託して廃止の流れに持っていったんじゃないか、という風に憶測してしまうんだけども。

つまり、選手会が移籍金廃止を主張しても、最終的はJ1・J2の合同実行委員会やJリーグ理事会の承認を得て正式に決定されるわけなんだけども、その場合は当然クラブ側からも廃止の声が出てこないといけない。となると、前々から移籍金なしで選手を獲得したいと考えていた一部のクラブが選手会側の要望という錦の御旗を立てて廃止に突き進んでいったというところか。ただ、J1とJ2の合同実行委員会というのは本来全クラブの代表が参加しているわけだから、本来移籍金存続を望む声の方が大きかったと思うわけなんだけども、やっぱり、実際は一部の有力クラブの言いなりなんだろうか?言いなりになることで何か営業的な見返りを得ているとか・・・

中国アウェーのキックオフ時間に合わせた対策

2010-12-22 07:36:43 | ACL/A3
中国での試合時開始時間が発表になったけども、ガンバもセレッソも同じ午後3時半開始ですか・・・

結局、これが中国でサッカーの試合をやる時の難しさを物語っているとも言える。北方の寒すぎる気候を考慮して、中超だと例年は3月末に始まって10月末にはシーズンが終了してしまう。だからまあ、3時半開始という設定にしたんだけども、去年までは同じ時期での中国の試合はどうだったんだろう?と調べてみたくはなるが。日本でもシーズン開幕当初のナイトゲームの寒さを考えると午後3時半開始はまだマシな方か。でも、こんな時間に市内からわざわざ郊外まで誰が見に来るんだろうと思うのだが、そこは天津市内の企業やら学校やらにあらかじめ招待券はばらまいているだろうから、彼らは当日仕事は昼までに終わらせるか、全く仕事せずに来るんだろうなw 中国の企業ってそこら辺時間はなんとでもなるというところが割と多かったりするわけなんだけども・・・

そうなると、当日現地入りされる弾丸組の予定が変わって来るか。夜開催なら当日入りでも問題はないと思っていたが、当日に北京空港から天津入りして3時半の開始に間に合わせるというのは厳しい。それはコメント欄で回答した通りなんですが、それ以上に問題は、あちらの方がスタジアムの開門前にアウェーサポをまとめてスタジアムに押し込みたい意向があることだろう。その為にはアウェーサポは予め指定されたホテルに集められてそこからバス移動という形を取ってくるんじゃないかと予想される。2年前は天津も山東も現地直接集合でよかったんだけども、去年辺りからは予め集合してからバス移動という形を取り出したんで、河南の時はギリギリ間に合わせるのに大変やったね・・・

ただ、仕事とか旅程の関係上当日現地入りになってしまうというのであれば、どちらかと言えば名古屋から天津入る方がまだ時間的には可能性があるかな、という気はしますね。自分は一応名古屋から天津というルートなんだけども、あんまりギリギリのことはしたくないんで前日入に傾いているんですが。

一方、済南へ行かれるお隣りのサポさんの場だが、某所でアドバイスさせて頂いたように、こちらも前日入が無難かもしれない。まあ、仮に当日入となると、北京や上海から寝台車で朝入るとか、北京からの新幹線で遅くとも昼前に到着とかいう風にした方がいいとは思いますね。

補強の話あれこれ

2010-12-19 06:56:19 | ガンバ大阪
最近はなんか素人さんによるお笑い番組、という感じになって来ているガンバTVだけども、ルーカスがガンバの選手でいる間に実現して欲しい企画はなんといっても、弱化部にいるあの人(名前なんて言うんだっけ?)を懺悔の部屋に呼ぶことなんだけどもw そうなったら、こんな中途半端なパクリではなくって、本家に倣ってバケツに水用意しとくべきやろうねw まあ、所詮叶わぬ願いなんだろうなあ。というのも、カントクに今季を総括させていたんだけども、カントクが智の離脱を誤算に挙げていたのは、本当はゼ・カルロスやPJ、ひいては弱化部に対して言いたいことが山ほどあるはずなのにそれをグッとこらえていたようにも思えるからだ。

まあ、クラブとしては身内のことを批判するわけには行かないだろうし、むしろ庇う立場にあるもんだから、それはしゃあない。ただ、こういう形で理解するのならば、今年の中断期間に行われたサポミでの社長の発言だってその真意が判るかもしれない。サポミを用意する側としては、序盤の躓きの原因を補強の失敗に求められるのは目に見えているわけだから、機先を制する形でウチの「強化部」は優秀云々という風に言ったのだろう。

だからその意味では、社長だって本当は問題を認識しているはずなんだけどもなあ・・・と思うけども(なんか歯切れ悪いなw)、それでも人事に手をつけられないのは、彼自身がスタジアム問題で手一杯で他のことに頭が回らないというのもあるだろうが、実は子会社の社長って社の人事に関してほとんど実権がないからじゃないかと邪推してしまうんだけども。つまり、社長自身の人事を含めて、ガンバの役員というか幹部クラスの人事に関しては親会社のパナソニックの意向に左右されるものかもしれないな、ということ。もちろん大企業を母体に持つクラブがすべてそうなのかは判らないけども、手をつけられないとしたらそういうところにも原因を求めてしまうんだけども。

ただ、そうは言っても痛いニュースやなあ、と思ったのが枝村の獲得報道否定の記事が、枝村の獲得を関係者の間では合意に達したと報じた同じデイリースポーツから出ていたことだった。個人的にはデイリーってあまり飛ばしのイメージはなく、どちらかと言えばデイリーで出てくる移籍関連の記事というのは、デイリーが出すからほぼ間違いないのかな、という印象があった(過去神戸からレアンドロ獲得の記事を出していたのもデイリーだったし)。だからこそ、どっかの国の外交部のスポークスマンみたいな否定コメントを出すということは、裏返せば水面下では接触していたけどもフラれたのを隠しているんだろうな、ともとれるわけよw

ただ、興味を引いたのは、否定のコメントって普通は別のメディアから、一部スポーツ紙で出た報道を否定したという形で、出る思うんだけども、今回は同じデイリースポーツで出ているということだった。逆に言えば、デイリー自体決して裏付けのない形で記事を書いていたわけではない、ということを本当は言いたいのかもしれない。だからこそ、デイリーのサッカー記事って100パー正確ではないものの、露出が少ない割にはしっかりとした記事は出せるっていう自分の中での信頼度は変わってはいないのだけども。

まあ、もともと関西ではなく地元静岡の選手である枝村がわざわざ来るかな、という疑問はありましたけどもね。もしこっちに来るとしたら出場機会を求めてとか、京都に移籍した時の佐藤勇人みたいに現体制に不満があってとかいうことぐらいしかないかな、という気はしていたけども、それだけでウチに来るとしたらウチでも厳しいかなという気はしていた。まあ、彼とは縁がなかったということなんだけども、つか日本人だともうUターン組しか無理だということをいい加減弱化部は気づけよw それも結婚して子どもができた後の米本ぐらいしかチャンスはないというか・・・

そういえば清水なんかは、日本人補強はUターン組に的を絞り出してるな。確かに首都圏と違って静岡に目ぼしい人材が来てくれるのは難しいから、小野の他に高原や小林大悟を呼び戻そうとしているんだろう。戦力という点では判らないけども、元日本代表で地元出身ということならば地元の後援会とかスポンサーや、或いはライト層、ひいては親会社には名前が通っているわけだから、補強予算を捻出して回収することは可能かもしれない。

世倶杯半決賽 国米 3-0 城南一和

2010-12-18 09:02:31 | サッカー全般
この間串カツ食べながらCWCの準決勝のインテルvs城南の試合を見ていたんだけども、盛り上がりもなく終わってしまったな。といっても別に驚く結果でもなく、城南が格上の相手と対戦する上での無策っぷりが目立ってしまったと言えばよいか。守備においても前の選手が戻って数的優位を作るわけでもなく、攻める時にも後ろの選手がリスクを犯してさほど上がってしまうこともない。インテルは移動と時差と連戦のスケジュールを考慮して省エネに撤したと思うんだけども、それでも3点目なんかは城南の守備陣よりも一人多く攻撃に人数をかけていたことを見れば、結局城南ってまともにやってまともに負けたという気がしないでもない。浦和やガンバの方が方法論は違えども格上の相手と立ち向かう方策というのを持って臨んでいたような気がする。これだと個々の選手の能力差というのがモロに出てしまうわけやけどもね

城南を見ているとラインは低めに設定し、守りは後ろの選手に任せておいて前の選手は戻らない。攻撃は前の選手に任せて後ろはバランスを保つという約束事を守ってアジアを勝ち上がっていたチームだと言えるかもしれない。だから、後ろの選手にはスピードがなくても跳ね返せるフィジカルの強さがあればよくて、それでオグネノフスキが韓国でやれている理由なのだろう。前は前で、ラドンチッチは基本的には前に張っているし、モリーナも然り。ラドンチッチよりはモリーナの方がいい選手かなと思うけども、彼がJでやるとしたら、Jでの攻守の切り替えの速さや、低い位置に下がっての守備や運動量を求められることになるわけで、これはこれで結構キツいような気もする。

ただ、ラドンチッチが横浜へ行くと噂されているけども、彼の適正を活かすのであれば、彼に守備タスクの免除して前で張り付かせることが出来るのならばいいと思うんで、その意味ではウチよりは横浜の方がまだ活かしやすいかな?ボンバーと栗原がいる分、まだ後ろで跳ね返すことが出来るからだけども、その分2列目に下がる俊輔やオノユにはハードワークが求められるだろうな・・・KブランドってJではスタイルの違いで適応がなっかなか難しいと思うけども、ラドンチッチがどのくらいやれるかは、ある意味そうした仮説が正しいかを証明する試金石かもしれない、と獲得の可能性が下がってしまうとお気楽に書けるわけですが。

結局、この試合で世界が驚くということはなかったし、もし驚いたとしたら、店内では土佐ノ海が現地にいると盛り上がっていたが、カメラに映しだされた人物がなんと代理人稼業やっているビスマルクだったということなんですわw