大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

天皇杯半決賽 大阪鋼巴 1-3 廣島三箭 - 今年最後一場的比賽

2007-12-30 09:23:02 | ガンバ大阪
今季最後の試合となった天皇杯は1-3で負け。

エコパへ参戦するのは初めてで、天皇杯準決勝の参戦も初めて。29日というのは職場の仕事納めの日であるが、今年は土曜日であったために仕事納めは前日であったために参戦できた。

しかし、エコパって愛野駅を降りたらスタジアムまで本当に何もないところにあるんですなあ。動くエスカレーターを使って上がったところにある丘に造ったせいでもあるけど、周りにはマンションガいくつか建っている状態。埼スタの周りにレッズサポが住み着いたように、エコパの周りにも将来ジュビサポが住むようになって、スタジアムを中心とした「場下町」というのが出来るようになるんだろうか?

スタジアムグルメはこれといった名物というのはないけども、一通り揃っている。浜松餃子や味噌おでんにモツ煮を頂いたけど、モツ煮は鹿島スタジアムに比べると器が一回り小さい。あとはまあ普通だけども、コンニャクにミソをつけるのは静岡の味なのか?清水遠征で寄った「海ぼうず」もこれみたいな味付けだった記憶がある。

で、肝心な試合の方であるけども、開始早々の佐藤のゴールで全体のゲームプラン、つまり守りに難がありながらも何とか凌いで勝つというカップ戦仕様の戦略が完全に狂ってしまった。まあ、アレは現地で見た時はオフサイドに見えていたのだが、真横で見ていた副審が旗を揚げなかったのは、並んでいたか、誰かが残っていたからなのだろうと漠然と考えていた。その後帰りの新幹線の待合室でNHKのニュース映像を見ていると加地がやはり後ろに残っていた・・・これって、東京戦の時の失点と全く同じやな。佐藤が一瞬加地の方向にステップした為に加地が佐藤に気をとられたからだったのか?後半はラインを押し上げてオフサイドを獲っていたけども、前半はラインを押し上げていてもオフサイドが取れていなかったのも、最初の失点が微妙に効いていたように思えた。どこか後ろに意識があるせいか、中盤でプレスをかけてボールが奪えず、相手の攻撃ではしばしボールを前線にまで運ばれてしまったから、引いた相手に対して有効であるはずの高い位置で奪って攻めるという戦術もとれなかった。

問題は、点を取られたことよりも、点を取らざるをえなくなって前がかりにならざるを得なくなる展開で(それが裏目に出て失点を重ねるのは最悪だが致し方ない)、攻めているのに点が取れる形になっていないということなんだけども、前線でボールが収まらず、追い越して行く動きが少なく、横パスを廻してばかりという攻撃は、攻めたというよりもむしろ攻めさせられた、というべきか。先制した広島がラインを低くして守りに入り、攻めはカウンターにゆだねるという状態では、ポゼッションが上がるのは当たり前なんだけども、そこからのゴールが本当に遠かった・・・

本来はこの状況で相手の壁をぶち破ってこそ真の「超攻撃」なんだけども、リーグ終盤から先手を取られるという展開があまりなかったから、結局これまで問題が顕在化していなかっただけに過ぎなかったということか。

家本の判定・・・まあ、あまり言いたくはないけども、多分彼の笛は双方の当事者を納得させるものではなく、一貫性のない判定基準だったと思う。流すのか止めるのかが判らないようなね。だから、一時のヒドいレフェリーが凡百のダメレフェリーにちょっとランクが上がったくらいか。

広島についてなんだけども、何でこのチームが降格してしまったのか・・・と思ってしまうのだが、それはむしろ当の広島サポが一番知りたい理由だと思う。全試合見ているわけでもなく、リーグ最終節あたりから入れ替え戦、天皇杯を続けて見ているだけの中で言わせて貰うと、ウェズレイがいるいないという辺りで差が出てしいるように思える。今ウェズレイがいて同じような結果が残せるか判らない。けど、いない方がいいかと言えば、後半広島が何度か決定的な場面を迎えながら突き放せなかったのは、ひとえにウェズレイ不在の決定力不足という側面があったとは思う。だから、いるのといないのとどっちがいいかは何とも言えないのだけども、少なくともガンバと5度対戦した中で言わせて貰えば、広島はウェズレイ不在の時にこそ本来のサッカーが出来て良かったということが言えるのではないか?

その理由であるが、一つには、ウェズレイがいない分、シンプルに佐藤寿人に放り込んでスピード勝負とかいう攻撃戦術が徹底できたのではないかということ。もう一つは、ウェズレイ不在の変わりに平繁や高萩の方が運動量がある分、前線からしっかり追いかけられるし、動いている分彼らにボールが繋がりやすいということ。広島のペトロヴィッチ監督が目指すサッカーというのは運動量が生命線である以上、ウェズレイは確かに得点できる選手であるものの、広島のサッカーを消化するには年齢的にもやはりキツいかな、と思う。延長まで行った去年の天皇杯といい、ナビスコの予選で負けた試合といい、どちらもウェズレイが不在であったというのも何とも皮肉な話。

ただ、そうなると、広島は目指すサッカーはいいとしても、選手起用については監督の責任があったとも言えるわけで、続投させるにしても、この辺りを把握しておかないといけない。つまり、目指すサッカーと選手の適性にに不具合が生じていたことをどれだけ認識しているかである。となると、来季J2で広島が闘う上で大事なのは、目指す戦術の上でフィットするFWを獲得する必要があるのだが、ブラジル人FWというのはどちらかと言えば能力は高いものの運動量については?が残る。となると、欧州からFWを監督が連れてくる方がいいのだろうか?

FWの適性を見極めることは、同じくガンバにも当てはまる。今季終盤マグノ不在の影響が出たが、それはある意味マグノとバレーを並べる不具合が遠因であると筆者は考えている。その不具合は決してマグノにとってもバレーにとっても幸せな状態ではなかったし、特にマグノは自分の所にボールがなかなか廻らずにイライラしていたことが多かった。個人的には今季マグノと播戸の2トップで臨んだ時が一番良かったと思う。

となれば、来季ルーカスの獲得が噂されているが、その意図はこの試合でなかなかボールが収まらなかったバレーよりもポストプレーの適任役という期待をかけているところにあるのだろうし、ガンバのフロントがFWの補強において能力もさることながら、2トップの適性を重視していることが伺える。そのルーカス獲得についてだが、筆者は現時点では賛成でも反対でもなく、何とも言えない。こればかりはバレーとルーカスもしくは播戸の中で、実際並べて誰と誰がベストかを試してみないと判らない。

ただ、いろいろな形を試してみて最終的にベストな並びを採用すべきだと思うし、これは過去の実績とか選手のブランドとかいうのとは関係なく適性で選ぶべきだ。言い換えるなら、たとえバレーとルーカスの並びであっても、ダメなら軌道修正していくことを躊躇ってはならない、ということである。ルーカスならポストでなくても2列目から飛び出して行く動きも出来るのであるし、そうした起用も視野に入れるべきではないだろうか。

今季5度目の広島戦-この間の借りを返させてもらう

2007-12-28 07:28:00 | ガンバ大阪
リーグ最終戦と同じ顔合わせとなった天皇杯準決勝の広島戦。あの時ロスタイムで同点に追いつかれて引き分けた試合はお互い消化試合ではあったもののやはり悔しさが残っていた。このまま広島と再戦がないままで今季を終えたくはなかった。だから、天皇杯の組み合わせで準決勝で当たる可能性があったため、出来たらそこでやりたいと密かに思っていた。これで今季5度目の対決ですよ。まあ、それを言うなら今年1年の間に某チームとは6回やりましたけども・・・

その前の準々決勝で清水を下してからサポ仲間同士で飲んでいた際にも、次の対戦相手が話題になっていて、もしかしたら広島が来るかもしれない、ということを話していた。理由は今月に入ってから皮肉にもやっているサッカーの内容がいい、というのと、降格してから却って吹っ切れた状態が侮れないと、思っていたからなのだが、それでなんで入れ替え戦に勝てなかったのかな、と不思議に思ったくらい。第2戦で1点入れていたら残留で来季我々も広島へ行けたというのにねえ。

その広島であるが、来季も監督が続投するらしい。確かに降格したら監督が交代しなければならないという決まりはないのだし、監督自身も選手からの信頼も厚く、続投が選手を引き留められる材料になる。何よりも新しい監督を迎えて方針がイチからやり直すよりは今の路線を続けられるというメリットが大きいのかもしれない。確かにそれは一理あるだろう。個人的には、目先の残留とか昇格だけの目的で、ツケを後回しにするサッカーよりは、確固たるスタイルで勝敗を競う方が長期的にはクラブにとっては財産になるとは思う。J2の長丁場において一時期のトンネルを我慢できれば、である。

ただ、広島のフロントが本当にそこまで考え、今季1年を総括した上で続投を決定させたのかは判らない・・・けど、そう考えているんでしょうなあ。まあ、明日J1と最後の試合だということなのでその審判が下ることになるだろう。我々も不完全燃焼だったこの間の試合の借りを返し、2年連続で国立に行く。その為の準備も十分できている。

けど、「THEガンバ」だけはもう勘弁して下さいw

天皇杯 4分之一決賽 藤ヶ谷陽介(大阪鋼巴)1-0 清水鼓動

2007-12-23 10:35:51 | ガンバ大阪
勝因を敢えてガンバのチーム力に強引に結びつけるなら、

・ガンバに配慮してくれた?フェルが早期に帰国してくれた
・ガンバのGK指導システムで成長した藤ヶ谷が神であった

といったところですかw

GKで勝った試合というのは年にそう多くあるものではないが、この試合などは正にそれであった。ただ、シーズン中にも藤ヶ谷には決定的な場面を防いでもらっていたのは何も昨日の試合だけではないことは、ここ1,2ヶ月ガンバの試合を見ていれば判ることだ。藤ヶ谷のセーブで助けられるのは普段の試合の中の延長にすぎないが、助けてもらっていた機会が比較的多かったとは言えるだろう。

それを敢えてチーム力に結びつけるとすれば、冒頭で述べたようにガンバが持つGKの指導システムの賜物と言い換えられるかもしれない。ガンバから出て活躍しているGKがいるのは言うに及ばず。メディカルチェックで移籍が成立しなかったものの、鳥栖が中林という若いGKをレンタル移籍させようとしたのは、ガンバの持つGK育成のノウハウを吸収して育って来い、という育夫サンの親心があった(と推察いたします)わけですから、20歳前後のGKを鍛えたいと思うのなら、是非ともウチに預けて下さいw

去年と比較すれば藤ヶ谷は今年1年で最も伸びたGKであると断言できるし、今のパフォーマンスなら現時点では楢崎を上回っているのではないか?一度代表の合宿に呼んで川口や楢崎と競わせてもいいとすら思えてくる。

で、肝心の試合内容だけは気候に合わせて寒かった。清水がラインを低くして守っているのは判っていたが、それを崩すために相変わらずパス回しばっかりで仕掛けがないのはよく見た光景。バレーが青山にマークされていて思うようにできなかったというのもあるけども、彼の放つシュートが枠にすらいかないとなるとかなり厳しい。シーズン終盤からの不調をずっと引きずっているかのようだったので、後半ついにカントクが断を下す。バレーに替えて天皇杯で好調を維持している寺田を投入。まあ、1トップでやれるFWとなるとバレーではなく播戸の方だと思っていたので、下げるとすればバレーというのは妥当だとは思っていたし、実際清水の長身センターバックを考えるとサイズよりもスピードで勝負した方がいい。ただ、ケガでもないのにバレーを下げる交代によってどうなるのかと思って見守っていたのだが・・・

すると、その直後にスルーパスでバンが抜け出してチャンスを作る。まあ、交代の意図はまずバンに裏を抜け出させて勝負させ、それでダメならそこで起点となって2列目から寺田が飛び出して来るというところにあったとは思う。実際、延長に入ってからの決勝ゴールはその形で取ったもので、バンが飛び出して作ったスペースに寺田が走りこんでミドルを決めた。寺田は今までガンバにはあまりなかったミドルレンジからのシュートを打てる思い切りの良さがある。これをもっと出して自分自身をどんどんとアピールして欲しい。

一方の清水だが、今回再三チャンスを逃したけども、藤ヶ谷に防がれた分を考えるとFWの決定力よりも運がなかったと言えるものかもしれない。特に西澤さん残念でしたね。長居のゴールポストというのは、いつもホーム側を助けるようにできているそうですよw ただ、西澤は来季も試合出場に恵まれるかどうか・・・FWには恐らく来季外国人が入るだろうし、日本人でも矢島や岡崎などとの競争がある。また、ボールを奪って素早く速攻を仕掛けて縦に早く出す清水の戦術においては、下がってボールを受けて捌く(これはこれで懐かしいんですがね)のを身上とする西澤みたいなタイプが来季以降もどれだけ機能できるかが判らない。

となると、来季も清水は彼の処遇には困るだろうな・・・だからセレッソにレンタルしてあげた方がベターじゃないかとは思って前から書いているんだけどもね。西澤っていうのは彼を王様においておかないと生きないタイプであるのだから、1トップのクサビ役というのが彼にとってベストの布陣であることは、同じ大阪のチームのサポとして時々セレッソを生暖かく見守っている者として申し上げておこう。

最後に審判について言及しておこう。安田が淳吾にいったタックルはファウルは妥当でも足の裏は見せていないから、イエローというのは厳しい。延長に入ってからクロスを防ぎにいった橋本の右腕に当たったのはハンドだったかもしれないが、西村主審には多分死角だったのか、或いは見えていても故意ではないと判断したからなのか?もし後者ならナビスコ準決勝みたいに副審がアピールしても多分主審は無視したんだろうな。こんな余裕こいたことを書けるのは、仮にPKになっていても藤ヶ谷なら止めたんじゃないか、という根拠も無い自信に基づいているものですがw 西村にめぐり合わされるのは、両チームにとって不幸だということを言いたいわけですがね・・・

で、その西村主審はなんとアフリカ選手権の主審に派遣されるのだそうな。国内では、一応吉田がランキング1位の座に返り咲いたみたいで、このままだと元日決勝は彼だろう。ただ、W杯予選で過去にミソつけた審判が吉田ということだけで国際試合は西村を出すのですか?そういえば西村って東アジア大会の中韓戦で、どう見てもPKではない倒れ方をしたのにPKを与えた上に中国の選手3人を退場にさせていなかったっけ?PKをやり直しさせた吉田がダメで訳の判らんPKをとった西村がOKというのがJFAの派遣基準だそうです。

鬼門突破ダービーに桜の皆さんが来るんだから来年清水は西澤を貸してあげたら?

2007-12-21 21:59:59 | ガンバ大阪
さて、22日は天皇杯準々決勝で、久しぶりに長居で試合をすることになるのだが、皆さん鬼門鬼門と随分騒がしいですな。天皇杯での長居の試合に勝ったことがないからだということらしいが、今年は鹿島スタジアムでも鬼門突破したんでっせ。それを言うなら、清水の皆さんにとってもう少し関西アウェーは鬼門でいてもらいましょうよw

ところで、清水といえば、昨年まで長居を本拠地にしているチームに在籍していた西澤が凱旋してくるということで、彼目当てで見に行くセレサポがチラホラいるらしい。降格するや否や、欧州で芽が出ずに帰ってきて拾って貰ったセレッソを、アッサリ見切りをつけて出て行った男に未練タップリという態度もどうかとは思うんだけどね。

まあ、向こうン百年はダービーが実現しない現状を考えると、相手が淀川の対岸にいるチーム(とあちらは考えているかもしれないが、堺などはとっくにガンバの飛び地になっているのですが)であり、清水にも丁度西澤が(試合に出るでないは別にして)いるとなったら、ちょっとだけダービー気分で見に行こうかとは思うのがセレサポの人情なんでしょう。まあ、桜の皆さんにその気持ちがおありなら、ついでに来年のACLでも全南やメルボルンの応援に是非ともいらして下さい。なぜか韓国チームを応援する大阪人という構図がACLを盛り上げると思いますし。

セレッソもいっそのこと来季は清水から西澤を貸して貰ったらどうだろう。清水には今FWに矢島や、我らが安田クンの強敵(と書いて「とも」と呼ぶ)である岡崎がいることだし、来季FWに外国人を補強するかもしれなのなら、西澤の処遇にさぞお困りなんじゃないでしょうか。だったら西澤をセレッソに貸すという話も清水にとっては渡りに船だと思いますがね。05年当時に比べたら(あの頃なら代表に呼んであげてもよかったとは思うのだが)今の西澤は衰えはあるかもしれないけども、J2の長丁場に加え、年代別代表選手が代表の日程で抜けた時のことを考えたらこれはこれでアリな話かもしれないんですがね。

おっと危ない。明日はガンバの試合だった。いや、もちろんこのことは忘れてはいませんよw 明神が戻って来て久方ぶりに4-4-2のベストメンバーが組めるようになったので、この間のリーグ戦とは違うということを、本来のガンバのサッカーが出来れば何も恐れることはないということを見せてやろう。

誰よりも早く3・19韓国アウェーの準備を開始した

2007-12-19 05:10:47 | ガンバ大阪
一部では、既にACLの試合日程が発表されているらしい。ただ、日本のサイトではガンバオフィシャルを含めて未だに発表されてはいない。いないけども、恐らくこれでほぼ決定だろうと考えているので、3月19日(水)をアウェーの全南戦であると想定して早くもアウェー遠征に向けて準備を昨日の時点から始めた。

この時点から準備するに当たっては、当然オフィシャルツアーやサポの有志たちが内輪で企画しているツアーは組まれていないことと、元来遠征する時はピンと決めているから、自分で計画し、自分で行動することになる。そこで今現在の時点で既に手配済なのは、

1.マイルを使ってフライトを押さえる
2.ヨス(麗水)で宿泊する

この2点である。なぜヨスを選んだのかと言うと、試合後にプサンへ長距離バスで帰るよりは、現地で楽しく飲み食いする時間というのをとっておきたかった、というのもある。ただ、光陽市内でホテルがあまりないということもあるのと、翌朝のフライトを考えてヨスで泊まることにした。

まず、1であるが、スターアライアンスの中のアシアナ航空が加盟している関係上、韓国の国内線も含めてANAマイルを使用できるというメリットを生かすことにした。そこで、フライトであるが、

3月19日 関空-仁川-金浦(仁川よりシャトルバスで移動)-ヨスに夕方着
3月20日 ヨス-金浦ー仁川(金浦よりシャトルバスで移動)-関空(午後着)

といった形でとりあえず押さえておいた。万が一試合日程が変更ならフライトの期日も変更は可能であることだから、先に押さえておこうということ。全南のオフィシャルが先に発表しているんなら、そちらを信じましょう。従って、楽天トラベルを通じてヨスのホテルも予約済み。これでかかった費用が、マイル使用時におけるサーチャージとホテル代を併せても1万8千円程度。東京を往復するよりも安いわ。

ただし、これはあくまでも過去にACLの韓国アウェーのキックオフ時間が現地夜7時から、という前提に基づいて計画しているわけです。まあ、浦和の上海アウェーみたいに夕方から、なんていう訳の判らんことは韓国に限ってはないだろうし、第一去年の川崎の試合だって7時開始だったわけでしょうし。

あとは試合のチケであるが、当日買う(韓国なら楽勝でしょ?)もしくは手数料がかかっても日本の海外チケット代理店から事前にサポの応援席を買っておくかのうち何れかになるだろう。ま、事前にチケ持っていれば当日券でどの席買うかを窓口で尋ねる必要もないだろうとは思うので、後者の方で出来れば手に入れたい。

敢えて気になる部分があるとすれば、試合終了後の混雑から如何に抜け出してタクシー拾ってヨスもしくは、光陽市内へ帰れるかであるが・・・空港からホテル、ホテルからスタジアムまではまあいいとしても、問題は帰りかな。ここで、同じくヨスまで帰るという方がいらしたらタクシーを相乗りして一緒に帰りましょう。

実を言うと、自分の持っている外国語能力を含めてでも言葉の通じない国へ行くというのが今回初めてで、今までそういう経験をしたことがなかった(汗)。中国なら、例えばタクシーに乗るにしても、現地の習慣に従って助手席に座り、運ちゃんに色々話しかけたりするわけであるが、今回は全然勝手が違う。けど、人生において言葉が通じない国へ行くことがこれから出てくるのなら、最初は韓国ぐらいから慣らしておいた方がいいのかもしれない。

けど、個人的にはやはり中国アウェーに行ってみたかったなあ・・・鹿サポを少し羨ましく思うのは、組み合わせの対戦相手云々ではなく、彼らが北京へ行く機会があるということ。もっとも、鹿サポから見ると韓国へ行ける我々の方が羨ましいらしい。確かに中国なんかに一人で行ける感覚が一般の人からすれば信じられないかもしれないから、そう思われるのも仕方がないかもしれないが。

ACL抽選展望 -組み合わせ・日程・キックオフ時間はどうなるか?

2007-12-16 08:53:49 | ACL/A3
17日に来年のACL予選リーグ抽選が行われるが、3つの項目ごとに以下の通り展望を述べてみよう:

1)組み合わせ

ここで注目すべきは、インドネシアの2チームに出場が取り消され、変わってタイとベトナムから1チームずつ出場するということである。インドネシアのアウェーというのは川崎や浦和も散々苦しめられたのだから、その意味では少しはラクになったのか?ベトナムアウェーならガンバは2年前のダナン戦や(代表組は)アジアカップで経験がある。

グループリーグで、タイとベトナムが2チームずつ出場することになるが、3つのグループにこの2カ国のチームが振り分けられるとなった場合には、1つのグループだけにタイとベトナムのチームが入ることになる。まあ、今年で言うなら川崎と全南のグループみたいなのだが・・・ただ、こういう組み合わせの中に入るとしたら、韓国もしくは豪州のチームとの直接対決が重要になって来るだろう。

ただ、そのような組み合わせではなく、タイもしくはベトナムのチームが1つしか入らなかった場合には、以下の三つ巴の展開が予想される:

1.日本・韓国・中国
2.日本・豪州・中国
3.日本・豪州・韓国
4.韓国・豪州・中国

というところだが、恐らく3というのが確率的に低いような感じがする(まあ、全くないわけではないが)のである。というのも、AFCにおいて中国の影響力(最近の代表・クラブの成績にも基づく)が低下して、あまりシードされないように思えるからであるが・・・

比較的遠征し易いアウェーというのが、まず直行便があり、国際空港のある年ということで北京が一番だろう。次いで、近場の韓国で、全南よりはポハンの方が行き易いか?中国の長春というのは、仙台からしか直行便がないが、便数が少ないため、成田や関空から行くにはトランジットもしくは大連・瀋陽あたりからの陸の移動が必要になる。

場所は遠いけどもバンコクやホーチミンには関空から直行便が出ております。ただ、対戦する相手のホームまで陸の移動が予想されておりますから、大変なのは現地空港に着いてからでしょうなw

一番遠いのがアデレードとメルボルンで、これが一番行きにくいか?5月の連休を挟んだら行き易いけども、3月の祝日を挟んだ時でも行けるかどうかであるが・・・うーむ。

2)日程

日本から2チーム出場するため、ガンバがホームである場合には鹿島がアウェー、鹿島がホームである場合にはガンバがアウェーという試合日程が組まれることになるだろう。

また、気候を考慮して行う場合、中国の長春亜泰などは、3月初旬は寒すぎてホームで行うことができないため、彼らはどのグループに入っても、緒戦はアウェーで行われる(この際ベトナムやタイに行けたら彼らにとっては願ったりな展開ですがね)。となると、長春と同じグループに入った場合3月19日に彼らのホームで行うとなったとしたら・・・寒いなんてもんじゃないだろうな。

サポとしては、遠征しやすい時期というのが、まず3月19日(翌日が祝日)で、その次が5月7日(連休が終わる翌日)といったところか。

逆にホームであるならば、3月19日なんていうのは、翌日が休みということもあるとしても、どれだけの人がホームに集結できるだろうか?大阪市内から定時退社して、吹田の万博に仕事帰りに寄るには相当な気合が要るし、まして平日の鹿島なんていうのは、仕事を持っている首都圏近郊の鹿サポにとっては、水曜日に半休をとって、その日の晩には現地で1泊するくらいの覚悟がないと「ホーム遠征」が難しいかもしれない。

3)キックオフ時間

日本で行われる試合は晩7時だろう。アウェイであるが、中国での夜間開催の試合は大抵7時半キックオフというのが多い。

ここで重要になるのが、アウェイの試合のキックオフ時間がテレビ中継によって左右される可能性がある、ということだ。今年浦和の上海アウェーの試合が現地時間の夕方4時(日本時間5時)に設定されたというのは明らかにテレビ中継というのを意識したものだったが(なら、現地時間の晩8時でもよかったんですがね)、今回もアウェイのキックオフ時間がガンバ・鹿島の2試合を放送する都合上、日本のTV局の要望で昼間かもしくは夜の遅い時間に設定される可能性があることを頭に入れておこう。

天皇杯覇者のACL出場資格を巡る個人的見解

2007-12-15 08:01:55 | ACL/A3
浦和がCWCでミランと闘ったことにより、改めてACLが世界の強豪との対戦する為の登竜門ということを再認識させられたのだけども、そのACLに出るための国内予選ともいうべき天皇杯とACL出場権について書いておきたい。

従来は、天皇杯で優勝をしても、時期の兼ね合いから1年待たざるを得なかったが、2009年からは、2008年度(2009年元日決勝)の優勝チームがACLに出場できるように改定されたよって、今回の天皇杯優勝チームにはACLの出場権がない。

実はこの件についてだが、こうした改定が「本来あるべき形」に戻ったと見る向きが多いけども、筆者はそうした見解には懐疑的である。というのも、それがACLで勝たせる為になっているかという点で考えれば新たな問題が出るように思えるからである。

まず、1年遅れでACLに出場する旧来の条件が「いびつな形」であるという声が多いけども、こういう条件を設定している国は他にもあるということを言っておこう。例えば豪州なんてAリーグが2月にプレーオフが終了してやっと年間総合覇者が決まる関係で、その年のリーグ優勝と準優勝チームがACLに出るのは登録上間に合わないため、1年待って出場している。まあ、これなんかは私に言わせればW杯予選でラクしたいが為にアジアへ転籍した代償だとは思うんだけどもね。何しろシーズン全日程が終了した後に前年度の覇者というたけで、更に貴重なオフを潰してでもACLに参戦しなければならないのだけども、豪州のサッカー関係者もこれを判っていてアジアに転籍したんじゃないだろうか。

つまり、物事にはいい面・悪い面があって、ある方向に変えようとすると当然別の方面での問題が起きてくる。それを認識した上で現状と比べて、弊害があるかもしれないけども変えた方がよいと認識した上で変えるのが改革というものである、ということであるが、豪州はW杯予選に出ることを何よりも優先したのである。

豪州の例というのは特殊かもしれないが、国によって、シーズンの時期が異なる(アジアの場合対外春秋制であるが)為に出場資格を持ったチームがACLに出る為に1年間待つということは他にもある、ということを理解して貰いたいわけです。今回インドネシアのチームが出場を取り消されたが、再来年インドネシアのチームが出るとなったら、年明けに決まる年間優勝チームが1年待つ、ということもあり得るかもしれない(あくまでも来年度のシーズンが終わる時期が今年度のそれと変わらない、という場合であるが)。

また、天皇杯の覇者が1年待つ、という旧来の条件はACLの準備期間が必要だという協会の考えに基づいていたと思うし、その考えは現実的であったと思う。各クラブとも来季の予算を組んで既に11月中旬以降に、チームの編成や選手との契約更改交渉に臨んでいる。そのような中で、天皇杯の結果次第でACLの出場権が転がり込んで来たとなると、1月1日以降からACLに向けてのA契約選手枠を慌てて拡大したり、各チームとも来季の陣容が決まりかけている中で補強に走らなければならない。協会は、その辺りで出場が決まったクラブに対する準備不足を勘案していたからこそ1年間の猶予を与えたのではないか。確かに1年待ったからといって必ずしも勝てるという保証はないものの、十分準備が出来ていれば浦和のように結果を残すことが出来たのだから、旧来の制度は勝つための制度としては悪くはなかったと考える(後は与えられた準備期間をクラブが生かせるかどうかだが)。

こうした天皇杯優勝チームを巡るACL出場資格チームに関する論議を見ていると、どこか五輪マラソンの選考方法の論争を彷彿させるのではないか?例えば、どこかの大会で1発勝負で決めるのが一番スッキリするやり方だと考えている人がいるけども、それが本番で勝てる確立の高い選手を選ぶベストな方法であるかは別問題だという観点が欠落しているように私には思えて仕方がない。

それは天皇杯王者のACL出場の条件についての議論にも言えることだ。その年度の優勝チームが翌年のACLに出場するということが「本来正しい姿」だと考える人たちは、その「正しいあり方」に拘るあまり、天皇杯優勝でACLに急遽出場することになったクラブには泥縄的対応を強いるかもしれない、ということについて考えが及んでいないのではないだろうか?そう考えている人たちにとっては(その人たちが考える)「正しい方法」に拘ることにしか頭にないからではなかろうか?

それでも、もう決まってしまった以上、後には引き返せない。2009年には、前述した出場チームによる準備の問題どの程度のものなのかはやって見なければ判らないが、立ち止まって考えてばかりいても仕方が無い。一度やって見てどんなものになるかを見極めて徐々に改善していくしかないんだろうと思う。ちなみに、2009年元日の天皇杯の結果でACL出場を手にするクラブというのは、

1.天皇杯優勝チーム
2.リーグと天皇杯優勝チームが同じ場合には、リーグ2位のチーム

ということになる。リーグ2位で終了したチームはたとえ天皇杯で敗退しても元日の結果次第で棚から牡丹餅もあり得るから一応準備はしておく必要があるかもしれない。





世倶杯半決賽 AC米蘭 1-0 浦和紅寶石

2007-12-14 07:49:57 | サッカー全般
1-0というスコアはある意味善戦、惜敗でもあり、別の意味では両者の力の差を物語る結果でもあった。といっても、浦和がセリエAの下位チームがミランと対戦するように、ラインを深い位置に構え、相手にボールポゼッションをほぼ渡してでもゴールをなかなか割らせないようにした時点でおぼろげながら見えてきた展開だったと言える。確かにミランの強さを目当てに現場やテレビの前に陣取っていた人たちに言わせれば退屈だったかもしれない。ミランがなかなか攻め崩せないことに対する苛立ちもあれば、ミランが格上とはいえ、ああした戦術しか取りようがなかった浦和って退屈極まりないチームやな、とミラン目当てで見ていた人たちには映ったかもしれない。

実は、世界中からもしかしたらその程度の認識で片付けられるかもしれないと思うからこそ、1他サポとしても、今回の浦和の敗戦に対して悔しさを覚えてしまう。別にこれだけが日本のサッカーではないんだ、と。

確かに局面でのボール廻しの速さ、局面における個々の強さという点では差があっただろう。失点するまで浦和がこうした引いて守る作戦であることは予想できた。となると、試合を動かすにはミランが如何にして引いた相手を崩すかだ、と興味はそこに絞られた。まず、前から当たってボールを奪い、速攻を仕掛けてシュートまで持っていく。次にドリブルで突っかけてファウルを貰い、セットプレーで点を取ろうとするのだが、浦和のDF陣はCKではいつも通りに対処するし、FKも一度ピルロのシュートが枠を捉えた以外には全て外してばかり。

すると後半から縦に素早くボールを入れ、浦和DF陣に対応する時間を与えずにシュートへ持っていく。オフサイドではない抜け出しによるセードルフのシュートは相馬が辛うじて対応していたため大事には到らなかったものの、この日の相馬は上がることすらできずひたすら守備の対応に追われていた。だが、インザーギが準備しているのを見て、これは2トップで前のターゲットを増やすのかと思っていたらジラルディーノとの交代。ミランが交代で攻撃的布陣には変えてこない。どうやって点を取るのかと思っていたら、あっさりと答えを出してしまった。それは、攻撃以上に相手を罠にはめてしまう「凍りついた湖」というもの。おそるおそる足を踏み入れてみて、あ、これなら滑れるやん、と思ってスケート靴を持ち出して滑り出すと実は氷が厚くなくて、バリンと割れてドボンと沈んでしまうみたいな展開・・・と言っても判りにくいと思われるので説明しますw

徐々に後半浦和が攻め上がった闘莉王のダイレクトパスに呼応した永井が真ん中にクロスを入れてから、少しボールを持てるようになり、その流れの中でワシントンもシュートを放つがジダにキャッチされる(これはお見事)。

だが、その浦和の流れだった時間帯こそ、裏を返せば点を取られやすい危険な時間帯でもあったかもしれない。失点の場面も本来はもっと早いリスタートを防ぐべく誰かがボールの前に寄せてプレーを遅らせるべきだったんやけどなあ・・・確かにその後カカが坪井をサイドに寄せてクロスを上げ、空いた中央のスペースにセードルフが走りこんでズドンという展開は3バック攻略のお手本だったんですがね。でも、浦和に傾きかけた流れの中でやられたからこそ悔やまれる失点でした。相手が「押してもダメなら引いて見る」みたいな方法で点を取ったからなおさら・・・

ただ、その後の浦和のベンチの無策には一言言っておきたいとは思う。3人の交代枠を使い切ってはいない。闘莉王の負傷の交代の時に、山田を入れて彼は久しぶりの出場の割にはよかったけども、彼が右サイドで先発することは無理だったのか?あと、3人目の交代で強いて挙げるとしたら小野の名前が浮かんでくる。

確かに前の試合でミスしてしまったから使いづらかったとは思うが、人間であれば誰しもミスはあるもので、ミスをがあっても次に少なくとも1度は伸二にチャンスを与えて欲しかったとは思うんですね。端から見ていると追加点を取られるのが怖くておっかなびっくりという状態のように見えたんですが。もちろん攻めようとはしたとは思うし、そう思っていても思うようにさせなかったミランが巧いといってはそれまでなんだけども・・・

とにかく、この悔しさを晴らすには日曜の3位決定戦でサヘルに勝って、第三世界全体に対して日本のクラブの強さを見せて欲しいとは思う。

ボカの監督が負けたらクビ、という件だが・・・

2007-12-12 07:06:36 | サッカー全般
国内リーグで2年連続優勝を逃したボカ・フニオルスのルッソ監督がCWCで優勝を逃したら解任が決定的と地元メディアには書かれているらしい。まあ、優勝という結果が求められている名門チームの宿命と言えばそれまでだが、改めて世界レベルにおけるメディアが結果責任を厳しく追求する姿勢、というのを痛感させられる。

ところで、浦和の監督さんは一体どうなるのでしょうw 当初はCWCの成績次第では解任もありうる、という報道があったようであるが、セパハンに勝ったということでもう留任は決定ですか?明日ミランに負けてもどうせ力の差があったから仕方がないということでお終いですか?本来、成績如何によって監督の進退を云々するのであれば、ミランとの試合でどんな采配を取るのか、もっと言えば苦しい局面を打開する為に何か手を打てるのか、というところを見なければいけないだろうし、それが今までオジェック監督に対して浦和のフロントからサポに到るまで不満に思っていた部分だろうと思う。

オジェック監督を評価できる部分は、

・選手をなるべく連戦に耐えうるようなコンディショニングを考えた(開幕前のフィジカル強化や、シーズン中での回復メニュー中心の練習等)

・メンバーを固定し、チームの安定を図った(功罪はあるが、少なくとも連携面では安定した。これはウチのカントクもやっている)

・試合中動かないことが、却って巧く行っているチーム状態を変えなくてもいい、という判断に繋がり、結果を出すことができた(逆に言えば、采配に当たり外れがないということ。采配が裏目に出る、ということもあまりない)

・ワシントンを使い続けた(ああやって衝突を繰り返していても使い続けるということはある意味大したもんだと思いますよ。皮肉でも何でもなくて)

といったところか。その反面、一旦チーム状態が悪化したり、試合中劣勢に陥ったりすると局面を打開する為に有効な手を打てない、というのがこの人に欠けている部分かもしれない(ゼロックスやナビスコでの対戦では、ホンマに相手の監督は動かんなあ、と思った)。

この間のセパハン戦でも、使った交代枠は2つ。確かに誰と誰を交代させるかというのはあの試合では大した意味を成さなかったかもしれない。だが、それであればなおさらのこと、疲労や負傷をおして出場している選手を休ませるとか、あるいは負傷明けで戦列に復帰していた山田か平川を出して、彼らがどこまで動けるのかを見たり、実戦感覚を取り戻させたりするという選択だってあり得たかもしれない。

まあ、この状態で監督解任というのは実際にはあり得ないだろうけども、多分監督に大会後事情聴取する、というのであれば、ミランとの勝ち負け云々に関わらず采配を検討して注文を出すということをすべきなのだが、どうもセパハンに勝ったことでそうした空気がなくなって来ている。オジェック続投なら来季他チームにとってチャンス、といっても浦和を追い詰めるところまでいかないと話にならないんですが。

ということで浦和の皆さん、ミラン戦は頑張って下さい。負けた後に、悔しいという気持ちが残るくらいの試合を期待したいと思う(というか、相手がミランに関わらず、サポなら当然そういう気持ちは持っているもんだと思うが)。

世倶杯 浦和紅寶石 3-1 塞巾白漢

2007-12-11 06:43:40 | サッカー全般
クラブW杯でも浦和がセパハンに対して順当勝ちで、準決勝にコマを進めた。しかし、セパハンがACLで川崎や浦和とやっていた時に比べるとかなり力が落ちていたという感じが否めなかったね。それは恐らく、

・ナビトキアら主力のケガ
・12月の日本でのコンディショニングの難しさ(元来中東勢は寒い日本を苦手としているのだが)、
・途中で流していたとはいえ、ワイタケと試合した後中2日でACL決勝の再戦に臨んだことによる疲労

といった理由が挙げられる。これに対して浦和はリーグ最終戦以降1週間調整し、勝てばミランとやれることや、CWCが今季最後の公式戦となることでモチベーションを高くして試合に臨んだ。そうした条件の差が個々の選手の出来につながり、試合の明暗を分けたと言えるのかもしれない。実際開始直後から、出足よく中盤でボールをカットしては速攻でシュートに結びつけるというサッカーを見せた。特に鈴木啓太が中盤でボールをカットして一人で持ち込み最後低く抑えたシュートを打ってみせたけれども、枠に飛んだ啓太のシュートを見たのはあまり記憶にないんですがw、まあ、それだけ彼が攻守において良かったということですね。

また、相馬が今季一番の出来じゃなかったか、というくらい左サイドから突破して正確なクロスを前半だけで2本入れた。1本は永井の先制点に結びついたし、もう1本は長谷部がダフっていなければ確実に決められたはず。来年は三都主が戻って来る為にポジション争いは激しくなるけども、サイドに関しては層が厚く、競争が激しいものになるだろう(梅崎はトップ下だが、サイドにおいて仕掛けさせる方がしっくり来るような気はするのだが)。

逆にセパハンは、相馬に関する知識がなかったというのもあるけども、右サイドだけでなく、左サイドの守備にも脆さを見せていた。もしかしたら相馬のようにサイドから積極的に仕掛ける選手には案外弱かったのか?そう言えば、川崎との試合でも途中出場の井川に左サイドからクロスを上げられていたっけ?この日は中盤でプレスをかけることもなかった為、全体的にラインが間延びし、両チームの選手が中盤でボールを持つと思うように廻せる展開となってしまった。恐らくカウンター狙いというのがセパハンにはあったとは思うけど、浦和もどちらかと言えば相手にボールを持たせて、カットしたところを一気呵成に攻めるという狙いだった為に双方ともラインが間延びしてしまったような感じか。

この日はスペースが空いていたこともあってか浦和がボールを持った時は存分に廻すことができた。事実ワシントンの2点目のゴールは、難しい角度から決めたワシントンも見事だったけど、阿部がスルーパスが出る時点で出所が押さえられていなかったのだから、本当にやり易かっただろうね。まあ、そういう点を差し引いても阿部は良かったし、本来の彼の居場所はボランチじゃないかと思う。唯一の失点の場面であるが、闘莉王のクリアミスのところでやられてしまったのはご愛嬌。まあ、ラインを上げていた場面だったから、完全に崩されて取られたというわけではないところがせめてもの慰め(にはなっていないか)。一瞬の集中力が途切れたところをミランは狙って来るからそこは気をつけないといけないのだが。

次のミラン戦であるが、ここまで来たら思い切りやって欲しいとは思う。それで勝つか負けるかは別にして、アジアを代表するクラブが欧州の名門相手にどこまでやれるかというのを確かめてみたいし、またそれによって何かが見えて来るとは思うからである。