大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

ダンマクの件は一件落着だが・・・

2011-09-30 12:55:11 | ACL/A3
犯人の男性が名乗りでて全北の事務所まで出向いて謝罪したというのならばこれ以上この件は蒸し返すことはない。

ただ、今回の件に限らず、今後政治性のある主張をダンマクやゲーフラなどで掲出するというのを止めて貰うようにJFAから韓国協会へ働きかけていく必要があるとは思う。以前においても、安重根の肖像画だの、竹島(あちら側では独島だが)の領有権に関するものだのといったものが過去代表やACLの試合でもよく見かけられた。この手のものがもし仮に中国で掲出されていたら即時に公安に没収されるのに韓国においては野放しになっている。

個人的には中韓クラブのコアサポというのは一番まともな人達で、彼らは純粋に応援するチームの勝利を願って応援するものだ。それだけでなく、我々がFCソウルとアウェーで対戦した試合にはこちらのゴル裏に来て下さった全北サポがいたということも付け加えておきたい。

ただ、国際試合で日本が相手となると、それ以外に今回の件のような輩が出てくるわけですな・・・まあ、サッカーの国際試合って当事国の過去の歴史や政治情勢というのがお互いダイレクトに出てくる側面があるのは致し方ないが、その上できちんとコントロールしていく必要があるかと。

本当は、韓国協会にしてもそうした政治性の強いものを出されるとすごく困惑するのだとは思う。ただ、彼らも韓国人の立場上強くは言えないというのはあるのかもしれない。ただ、そうは言っても言うべきことは言い続けないといけないんじゃないですか?

そうでしょ、小倉さんに田嶋さん?

ACLで出たダンマクの件だが

2011-09-29 08:07:08 | ACL/A3
まあ、この件でもってだから韓国はというステレオタイプな見方をするつもりはないし、あれが一部の心ない人間がやったことだというのは解っている。

ただ、中国でもそうなんだけども、ACLとなるとなんかこの手の人間というのがあちらからは湧き出てくるもんだな、という風には感じる。こういう御仁が侮辱している対象というのはセレッソではなく我々の祖国であるということ。クラブ同士の試合であると同時に、相手の側は国というものをしっかりと意識しているということ。このことを我々は覚えておく必要があるだろう。

2つの決戦の結果

2011-09-28 07:45:18 | Weblog
トライを挙げたりもした遠藤がやたら叩かれてるな、と気になってカナダ戦の録画を見直したら、カナダの先制トライの場面なんか見ると確かに叩かれてもしゃあないかな、という場面だっただろうなあ・・・ただ、カナダってあまりブレイクダウンでの勝負をやらなかった分ジャパンはある程度自分たちの持ち味を出せたということだけども。そう考えると、世界の強豪ってまだまだフツーに付き合ってくれる。ただその中でなかなか自分たちのやりたい形というのがさせてもらえないというのがジャパンの現状なのか・・・

ACLの方だけども、全北がファーストレグに比べて前線は守備はしている。まあ、それはルイス・エンリケや江ニーニョの方でイ・ドングはやはりプレスバックはしないけども。奪ったらロングボールを放り込んで圧力を掛けるというのはあまりJでは見かけない形だろう。基本セレッソってラインを高く押し上げるという形を取らずに低い位置からビルドアップを開始する。勿論これはこれでジンヒョンに戻してプレスを交わすというやり方も取れるから、高いラインを敷くガンバとは単にやり方が違うし、CBに求められる資質もセレッソとガンバとでは違うというのも判る。更に中盤でプレスが来ているんだから、前線に放り込んでバンちゃんを裏に走らせて相手のラインを広げたらどうかと思ったけども、結構つなぐことにはこだわっていたような・・・ガンバだったらもう少し、高いラインコントロールに、ヤットが中盤で落ち着けるのと、グノを裏に走らせるというようなこともやっていたかな、という気はするが、結局それもレバタラの話やけども。

実はまあ、前回開催国枠を敗者復活戦のように例えたのは、セレッソを応援しないという人たちの心情が、純粋にライバル意識に基づいているものであるならばまだ判るんだけども、それがCWCに出たいから、という気持ちで持ってセレッソの負けを念じるのであれば、それは違うんじゃないかという(嫌悪感とまでは行かないですけどもね)風に思っていたわけですがね。仮にCWCを意識するにしても、せめてセレッソの結果が出るまでは、と考えていたんですがね。

まあ、これによってようやく開催国枠というのを意識せざるを得ない状態になったんだけども・・・

本日2つの決戦に向けて

2011-09-27 07:27:34 | Weblog
本日は2つの決戦が行われるんだけども、一つはラグビーW杯のカナダ戦。4年前と同じシチュエーションということになったんだけども、この試合で4年前からどれだけ進歩したかが図れる(といっても世界は日本よりはもっと進化し続けているんだろうけども)。トンガ戦の試合を改めて録画で見なおしたけども、相手のキックオフで始まった試合でいきなり自陣の危険な地域から廻そうとしたけどもトンガの鋭い出足にハンドリングエラーで相手ボールでピンチを招いたのが最初の相手のトライに繋がっている。その他にもマイボールの際にボールを積極的に廻していったのを見ると、ジャパンには素早いボール回しで相手を走らせたいという意図があったんだろうな、ということは容易に想像出来るし、過去のトンガとの対戦でもそうしたやり方での成功体験があったというのもあったのかもしれない。

ただ、それが逆に相手からすると蹴ってこないということを見透かされていたようには思えるんよね・・・結局それで相手が出足よくプレッシャーを掛けてジャパンのハンドリングエラーを誘発していたように思えてしまってならなかったけども。カナダ戦ではどう修正するかというよりも、もはや研究されつくしたジャパンのスタイルというものをどうするかという問題がある。キックも混ぜてくるというのも一つのやり方かもしれないけども、やはり俺らにはこれしかないと今まで積み上げて来たやり方で挑むというやり方もある。まあ、むしろ後者でやった方が課題が見えてくるかもしれないけども、今のジャパンには結果が求められているんよね・・・

もう一つはACLの全北-セレッソ戦。前回の対戦では2回対戦したという割にはあんまりセレッソを研究したという風には思えなかった全北だけども(セレッソの4点目のCKからのサインプレーってベンチは読まれていると思って中止の指示を出したけども当の選手らはそのままやってしまったとか)、今度はホームでやる分アウェーよりは前に出てくるだろうなあ・・・それをどう受け止めるというかその分カウンターをセレッソは出しやすくなるかもしれないんだけども。ただ、全北の前線の守備意識がそんなに高くなかったというのを考えるとセレッソはある程度マイボール時にはボール廻しが出来るだろうというところだけども。

ところで、ガンバサポ的にはCWCの開催国枠というのを否応なく意識するんだろうけども、自分自身は今までそのことはあまり口にはしなかったし、チケットの先行発売というのにはあまり興味を示さなかった、というのは結局開催国枠というのが、かつてのウルトラクイズみたいな敗者復活という感じが否めなかったからなんですよね(そういえば敗者復活で拾ってもらってからNYまで行けた人っていたっけ?)。まあ、これは色んな意見はあるだろうけども、今の自分はそんな風に思っているから、どこか今年のCWCがまだまだ自分たちに関係のあるものには考えきれていないというかね・・・てか、制度として必要かという議論になった場合は誰だって立場に関係なく、いらんことすなボケってい思うんじゃないだろうか?だって、それでCWCに出られるということはACLでのダービーというのが実は負けてもいい戦いだと(まあ、ガンバサポはそんな風には思っていないだろうが)、CWCへの出場権という意味においては認められてしまうわけなんだが、ちょっと言い過ぎたかな。

勿論、サポというのは自分の応援するチームが結果的に受益者となるならどんな形でも支持するというのは、サポの論理としては間違っていないのかもしれないし、そう考えている人たちを一概に否定はしないけども、今の自分にはこんなんでCWCに出てエエんかな、という気持ちはある。まあ、当事者になる可能性だってあるということは頭では解ってはいるんですが、今はセレッソが戦っている以上はあまりそのことを声高に叫ぶというのは、ちょっと恥ずかしいぞ、という気持ちはある。

ということを今の時点で敢えて言っておきました。

J聯賽第27輪 大阪鋼巴 0-2甲府風林

2011-09-25 00:42:15 | ガンバ大阪
試合の開門前にサポ仲間らとバンちゃんキレキレの件で話をしていた中で仲間内から出た話。なぜ彼が今キレキレで居られるのかというと、一つにはセレッソのビルドアップが基本ボランチ一枚下がってから、下がって来た左右両サイドのシャドーを経由してトップの方にボールが入るやり方を取っているのと関係しているからというものだった。

確かにあそこのやり方だと中盤や相手のサイドバックをシャドーが引きつけてくれるわけだから、バンちゃんがポストで受ける時はほぼ一対一の状況でディフェンスにあまり囲まれていない。そのことは今週のゴラセレでも確認は出来た。ガンバ時代の最後の方ではもう彼は正直厳しいかなとは思っていたんだけども、確かにあちらのやり方ではまだポストプレーは出来るということだろう。勿論彼自身の進化というのも忘れていはいけないか。昨日の試合でゴールキックのターゲットでジンヒョンがバンちゃん目掛けて蹴っていたし、それを本人はことごとく当てているわけですからね。

翻ってガンバの方のサッカーを見ているとなんだけども、今日はやたらと3列目の位置からトップにボールを入れる形が多かった。勿論フタにしてもスンヨンにしても下がって受けるという意識が強いんだけども、前半彼らが下がって受けて作る形があまり見られなかった。多分今日は引いてくる相手だからポストを使うという意識がヤットや明神にあったのかは判らない。ただ、それって結局ラフィーがボールを受ける時に常に中に絞っているディフェンスに囲まれた厳しい状況で受けるということになるんじゃないかという気がしていた。

だからまあ、前半終わった時点ではもう少しビルドアップのやり方を変えた方がいいんじゃないかということで、後半になってフタがボールを触る機会が増えた為に相手を引き出すことが出来、ラフィーがボールを収める機会が徐々に出てきたという中での2枚替えでの3バックですからなあ。もう少しあれを辛抱してやった方が良かったという気がする。意図としてはヤットをトップ下にして守備の負担を軽減しようとするものであったかもしれないが、システム変更後にパウリーニョに対する智の対応がやはり遅れていた為にミドルで失点。

まあ、3バックだとDFラインの脇を使われることを想定していたのかもしれないが、それより問題なのは3バックというのが完全な泥縄的であったこと。ビルドアップがまたまたスムーズに行かなくなる。加地がストッパーになるためせっかく途中出場した勇人が右サイド1枚で孤立してしまう。バルサの343のように準備して3バックの弱点突かれないようにディレイ守備をするというのならまだしも(それでもバレンシア戦の2点目は3バックゆえの甘さが出たんだけども)、準備していないスクランブル状態だったわけやからね。攻撃面でショーキが結局自分の位置を確認出来ない状態で、途中で下がって受けたりしたんだけども、それは逆に言えば下がって受ける役割というのを誰も担わなくなったということを裏付けているんだけどもね。

結局のところ今まで夏仕様でやろうとしたことが、ラインを下げられて裏へのカウンターが発動できなくなって手詰まり感が出たというところか。それでいて涼しくなって相手が走れるようになった。更にはピッチは気温のせいか水撒きの乾き具合が良くなかったというのもあるけども。

まあ、その意味で救いがあるとしたら後半最初の方でフタが見せた動き出しか。こういうのを筆者は「ガンバのセレッソ化」と呼んでいて、これから相手が走れるようになり、かつカウンター対策でラインが下がって来る状況を打破するカギになると思っている。まあ、勿論セレッソのように2バック状態になるというのはガンバのCBの対人能力を考えると厳しいものがあるけども(余談だがエルゴラで西部氏がセレッソに足りない選手はガンバの明神のようなタイプと言ったのは、2バックが開いたスペースをカバー出来るという意味においては当たっている。まあ中後だってサイドで突破されてからカバーリングでよく戻っているんだが)、部分的には取り入れてもいい要素って結構ありますよ。その相手がセレッソだからといって別に筆者は気にすることはない。本当に強いチームというのは例え相手のレベルがどうであれ、自ら胸襟を開いて、いいと思ったことは他者からどんどん取り入れていけるチームだと思っている。

そうした事例は他競技においては結構あって、HOOPの最新号でも紹介されていたが、カレッジバスケットボールの名将であるジョン・カリパリは、数年前にオフシーズンにカリフォルニア州のジュニアカレッジでやっている斬新なオフェンスを、そこのコーチから話を聞いて、すぐにそのやり方を取り入れてしまった(それで今まで何百勝もしているやり方をなんで変えるんだとラリー・ブラウンから呆れられたらしいが)。また、かつてはラグビー最強のNZだってジャパンがNZにやっていた際にショートラインアウトを見てからは、それを取り入れてしまっている。こうした事例を見ると現状に安住することなく、常に改善が必要ではあることが判るし、それは他者との比較という視点を持って始めて可能なものではないだろうか?

実はまあ、ガンバのサッカーでもう一つ進行しているセレッソ化(とはいえ、最近のJのいくつかのチームでもやりだしているが)の動きがあって、それは一度GKの藤ヶ谷にボールを戻してから更に藤ヶ谷が足元でDFにつないでいくというプレー。これはジェルソンコーチの影響というのもあるかもしれないし、最近のトレンドに影響されてというのもあるかもしれない。まあ、こういうプレーってセレッソがよく相手のプレスが来たらジンヒョンに戻して前プレを無力化し、更に空いたスペースを使ってビルドアップしようとする意図が含まれているんだけども。

筆者の考えでは、ある部分を取り入れてセレッソ化を進めれば、ガンバの技術を持ってすれば本家セレッソよりは出来ると考えている。ただ、GKに戻してのビルドアップとなると、DFの足元技術はセレッソよりはガンバの方が上だけども、問題は藤ヶ谷がどれくらいこのやり方を習得出来るかですけどもね。

スタジアム問題でエールを送ってくれたセレサポさんには感謝

2011-09-24 07:40:37 | サッカー全般
まずはガンバのスタジアム問題について関心を寄せて頂き、スタジアム建設を願うエールを送ってくださったセレサポのブロガーさんにはこの場を借りてお礼を申し上げます。この問題については自分も色々思うところがありますね。社長が吹田市長と会談したのは本当に単なる表敬訪問か、とか某吹田市議のブログで1年前は固定資産税が1億8千万とされていたのが、なぜ今回3200万円と下方修正されているのか、とか。なんかスタジアムの問題が吹田市議会の政争の具になってしまっているような感が否めないですが。個人的にはガンバが中東の大富豪に買収されない限り、スタジアムを立てた後にのしかかる財政負担を如何に軽減することが出来るかがカギだと思っているわけで(近鉄、マリノス、アーセナルの例を見よ)、建てる建てないというのは既に問題ではないと思っているんですが。

で、その御礼と言っては何ですが、こちらの方からも書かせて貰いますと、清武は協会によって潰されることはやっぱり勘弁して欲しい。A代表とU-22と掛け持ちさせるということもさることながら、マレーシア戦で彼が太ももの裏を抑えた時点でピッチに出してやるべきだったとは思います。早めに3人替えるということは別に間違いではないし、そこからけが人が出る確率は極めて低いという風にセッキーが判断していたのならば別にそれは間違いではない。

ただ、その考えというのは逆に言えば万が一誰かが怪我しても最悪10人になったとしても、点差、試合内容に対戦相手の力量を考えれば充分乗りきれるというリスクヘッジが前提じゃなかったのだろうか?あの状況ですぐ出していたら症状が軽くなっていたかどうかは判らないけども、フルに使いきったことがセレッソの関係者やサポーターの心情をセッキーは逆撫でしてしまっているんじゃないかと思える。

だからあまあ、セレッソにとって「決戦は火曜日」である以上、山形戦はあまり多くを求めるべくもなく、倉田やバンちゃん、それに山形からは雅人が見れたら充分だと思ってキンチョウまで出かけたら、予想を遥かに裏切るような展開ぶりでしたからね・・・

まあ、山形の攻撃ってジャンボに当ててくるところから始まるんで、そこを潰せばあまり形にはならないし、カウンターにしてもしっかりと2バックがケアしていれば、後は先制点をこじ開ければというところだったんで、先制ゴールはセレッソらしく左サイドで3人がパス交換して(そこでCB一枚釣りだしているところが見事)からファビオがサイドに開いて、そのクロスをバンちゃんが流し込んだもの。山形ってピッチに等分に選手を配列した4-4-1-1(攻撃時に雅人が上がって2トップになる)なんだけどもサイドをはがしてしまうと逆サイドからの絞りが甘い分バンちゃんにも合わせられるスペースが生まれてくる。実は最近の彼見ているとその確変ぶりはヤバイよねw ポストプレーもそつなくこなしているし、持ち前のラインの駆け引きもやっているんでセレッソのシャドーがバイタルエリアのスペースを使いやくなっている。

逆に山形では雅人が本当に孤軍奮闘していたのには頭が下がった・・・彼もうちょっと上の順位のチームなら持ち味発揮出来ると思うんだけども、まあ、本人は試合に出ることを優先しているから山形まで流れてきたわけだからね。あと、山形で良かったと言えば自分が見ている位置からは、伊東俊が左サイドでフリーランやっている様子がよく見えたぐらいか。

さて、今日はウチが甲府戦か。割り切った戦い方をしてきて、シンプルにマイクに対して縦にボール出すという形が整っているが故にボールホルダーに対して如何にマイクへ出るパスの出所を抑えられるか、ということと後は高いラインで如何に遮断できるかだと思うけども、今のガンバはラインをやや深めにしているのが功を奏しているわけで、逆に言えばケネディやマイクといった電柱対策をどうするかという問題が出てくるわけよね・・・そこが今日の見どころではあると思うけども。

スタイルに拘泥しすぎたが故の敗戦-ラグビーW杯のフィジー戦の敗戦から得られる教訓

2011-09-22 23:35:42 | Weblog
U-22の五輪予選と同日にラグビーW杯のトンガ戦が行われたのだけども、気になるのが、トンガ戦で色々な戦評を見ていくとジャパンが自陣から廻していくやり方に拘泥して相手のフィジカル勝負に捕まり、ハンドリングエラーを連発したというゲームプランに不満を持っていた人たちが結構居ることだった。NZ戦でももう少しキックで距離を稼いだ方がいいんじゃないかということは、松尾雄治氏も言っていたっけ。

ただ、個人的には、そうしたゲームプランが失敗したという風に結論づけるよりは、なぜそうしたゲームプランで挑んだかということを突き詰めたくはなる。というのも、こうしたやり方というのは、JKが就任して以降日本人らしさというものを追求して来た中で考えられて来たものであるように思えるからだ。まあ、それにはキックの拙さとか、マイボールラインアウトの獲得率や相手ボールラインアウトの奪取率の低さというのも考慮して、なるべくボールを失わずにつないで行こうという風にJK以下ジャパンの首脳陣は考えて、その考えをチーム内に浸透させ続けて来たのではなかったか?

もっとも、今回トンガのマイボールラインアウトの獲得率が50%だったということを考えると、自陣においてはタッチに逃げる選択があったという見方も成り立つかもしれない。ただ、それも結局結果論だろう。同じトンガがNZ相手になんと69.2%の驚異的な獲得率だったということも今回のジャパンのゲームプランに影響していたとも言えるかもしれない。

いずれにしても、筆者なんかから見ると、ある意味今回の敗戦はオールブラックスに145点取られた試合よりも衝撃的な敗戦だったように思えるのである。ラグビーにおいて日本が世界で戦う上ではこれしかない、と関係者の間で考えられていて、かつこれまでジャパンが取り組んでいたことが、相手に研究されてしまいガツンと叩きのめされたという試合であったのだから。

だから、今後どう考えるのかというと、やはり世界で戦うにはより現実的というか普遍的な戦い方というのも視野に入れなければならないのかということを考えなくてはならなくなる。まあ、その為には時間はかかるけども、キッカーとラインアウトのジャンパーというのはきちんと育成しなければならないんだけどもね。それで良くなるのかどうかは判らないが、少なくとも日本においてはサッカーもそうだけどもラグビーにおいてもスタイルというものに皆拘泥しすぎているように思えるので、スタイルの呪縛からは解き放たれるのかという気はする。

例えば、相手の特徴や天候など様々な条件を考慮し、バックスで回すのか、キックで攻めるのか、はたまたFWで押し込んでいくのかというようにスタイルというのはその時々によって変化するものだと考えてみよう。JKの前任者を呼んだ時はなぜか仏流というのが一つの方向性だったが、そのフランスにしても第一回大会でフィジーと対戦した際には、スクラムトライを奪ったりしているのを振り返れば、我々日本人はフランスという国を(まあこれはラグビーに限った話ではないが)どこか色眼鏡で見ているんじゃないかって気づくのではないだろうか?フランスは08年のシックスネーションズのアイルランド戦でFWの一列目を変えた途端にそれまでの楽勝モードが一転してアイルランドにスクラムでゴリゴリ押されてあわや逆転負けというところまで追いつめられた(まあ、アイルランドだって普段そんな試合はやらないが、相手を見てやり方を変えたわけですな)。それが昨年秋のオーストラリアとの試合ではスクラムで相手を押せるようになっているわけだし。

そう考えると、今の日本ではスタイルというものに拘泥しすぎているのではないか、という疑問をラグビーにおいて抱くようになれば、サッカーにとっても一つの教訓になったのではないだろうか?

中超最新順位をおさらい

2011-09-19 23:13:39 | 中国サッカー
この位置にこの順位に居るならば、当然気になってくるのが来年のACLということになってきますね。そこで今回中超の最新順位をおさらいしておくと、一位はぶっちぎりで広州恒大、次いで北京国安ときて、3番目になんと去年視察した遼寧宏運でその後をACLですっかりおなじみになった山東魯能が追いかけるという展開。

まあ、気になるのが、対戦相手と中国アウェーの開催時期となってくるかな。広州は春先ならまだぽかぽかしているけども、GWぐらいになると真夏並みの蒸し暑さだし、遼寧の本拠地である瀋陽は春先にやろうもんなら、今年行った天津の比ではない程の冷蔵庫アウェーが待っている。まあ、個人的には北京へ行くのが勝手知ったる町である分一番行きやすいし、サポ仲間と一緒に動きやすい。

交通アクセスという点で行くと、広州の越秀山はようわからんけども、瀋陽だと反町ジャパンが試合した五里河ではなく、鉄西という郊外にあるスタジアムで、市内からは結構距離が離れている。まあ、行くとしたらクラブが予めサポを指定場所に集合させてからバスで行くのが一番楽で安全なんだけども。

今年は中国では足協杯が復活しているので、リーグ3位以内+カップウィナーで合計4枠が来年のACL出場権となる。今年リーグで出遅れたACL組にもカップ戦で巻き返すチャンスが残されている。まあ、ACLでディフェンディングチャンピオンの枠がなくなった分、ACLで勝ち進んだクラブはカップ戦で救済するというのが今の潮流だと思うけども、ここら辺日本でも考えなおしてもいいのではないだろうか?今のままでは、ACL組のシードはナビスコカップなんだけども、それならナビスコカップの優勝チームに出場権を与えるということも考えてもいいのかもしれないが、ナビスコカップは協会主催ではないから無理なのか・・・

J聯賽第26輪 大阪鋼巴 1-1横濱水手

2011-09-18 23:59:14 | ガンバ大阪
アウエーで2位のマリノス相手に引き分けというのは悪くない結果ではあった。こちらの方もマリノスのカウンターを警戒しながらラインを深くして戦っていたのは(大黒には裏に抜けるスペースがなかったら苦しいかな。どちらかと言えばオノユーの方がプレスが激しく、CKなども取ることが出来たんだけども)どこか、あちらに勝ち点3を与えないという意識はあったのかもしれないし、その意識は相手側にもあったかもしれないんだけども、チャンスの質というのを比べたらまだこっちの方が勝つチャンスがあったんじゃないかっていう思いもありますな。そう考えると後になって悔しさがぶり返してくるという状態かもしれない。

まあ、それでも従来の4-3-1-2の形を捨ててまで、昨年の万博での対戦と同様に4-4のブロックで守った相手というのは、これまでどのチームと対戦する時よりも守備は固かったんじゃないかと思ってます。そういう相手からは飯倉やポストの好セーブがあったにしてもそう簡単に点は取れないだろうし、ラフィーが挙げた同点ゴールにしても藤春のいいクロスにグノが居て、更にはヤットが飛び込んでボンバーを引きつけたからこそ生まれたものだった。本当はショーキではなくたとえ疲れていたとしても途中でサイドハーフに入っていたグノをもう少し引っ張れば良かったかなという気はしたけども、ショーキを入れてアフォンソを右サイドハーフに廻した形で、カウンターをケアしつつも勝ち点3を獲りに行く姿勢をカントクは貫いたわけで、サポとしては充分お腹いっぱいですけどもね。その代わりこの引き分けを活かすには次のホームでは絶対に勝たないと。

あ、そうそう一つ謝っておかないといけないことがあります。実はアズーリが本日お休みだったんで、神話は関係ありませんw その代わりにガンバの試合を今回始めて本町のウルトラカフェで見ました。心斎橋の店が休日で梅田のスポーツバーが3件とも満席となった中では非常に助かりましたけどもね。

明日のマリノス戦に向けて

2011-09-17 23:16:57 | ガンバ大阪
今日はJ1の他の試合をチェックしていたけども、神戸はホンマに使えんなーとか、浦和いよいよやばくなったな、とか川崎ようやく連敗脱出で、山形爆弾処理やっちまったなー、といったところでしたかね。

しかしまあ、浦和ってホンマにどないすんの?、と少し心配になるんだけども。残留仕様なサッカーに変更すればペトロのポジション厳守なサッカーってまだやりようがあるのかと思っていたが、あの人ウエストハムで去年失敗した時も全然守備を整備出来ていなかった(結局彼が去ってグラントが引き継いでもマーキングのユルさは変わらず結局降格してしまっていた)。それは昨シーズン初頭のアストン・ヴィラとの試合を見ていれば如何に守備のザルっぷりが判るんだし、試合見ていたらペトロと契約っていうのはなかったんじゃないだろうか?ウエストハムの試合とかを見ていれば、大体ピッチを広く使いたい意図はあったかもしれないが、それに合わせてパスの強度を高めるとかいう方法論もなく、清水のように中長距離のパスを出せるユングベリのような新戦力獲得もないまま、ペトロがただ己の美学に殉じようとしているように思える。

本当はこういう言い方は好きじゃないが、浦和がもし降格したら今のJリーグ全体に与える集客数減に伴うテレビ中継やスポンサー料等にしわ寄せが来る恐れがある。

だからまあ、短期的には浦和に依存する部分がまだまだあることは認めた上で、長期的には浦和に依存しない観客動員戦略が必要だということは前にも書いた。新スタジアムの構想がどれだけ進んでいるのかは今の時点で何とも言えないが、仮に完成したとしてそのキャパを埋める為には今以上の努力は必要だろう。それを大阪でやるというのは並大抵のことではない。その為にもまずは、優勝に向けて明日のマリノス戦をしっかり戦おう。あ、明日はアズーリが休日なので、現地の皆さん頑張って下さいw まあ、マリノスの強固なブロック守備をどう攻略出来るかですな。マリノス相手に勝った試合を思い起こすと、雨降った試合というのが記憶にあるわけで、確かにその方が足下の技術に差が出るんだろうな、と思うけど天気はどうなんだろう?