大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽第21輪 大阪鋼巴 2-0 磐田喜 ~和道、ありがとう!

2010-08-30 06:34:42 | ガンバ大阪
試合後でのヒーローインタビューって言うのは、インタビューされる側の人柄というのがよく現れる一方で、あんまり選手の声って出さないのがいいのかと思う時もあるんだけども、和道の場合は後者か。やっぱり場慣れしていなかったなw

でも本当に和道、ガンバに来てくれてありがとう!今までよく我慢してくれていたな。来た時からは、ガンバの高いラインコントロールに合わせるにの時間がかかり、ベンチを温めることが多かったけども、そこで腐らずにずっとチャンスを待ち続けて、2年目にスタメンで定着するようになった。本当はもっと早くから使っていれば、代表で、W杯にまで行けたポテンシャルはあったかもしれないし、清水に残り続けていればその可能性はあったかもしれない。だからこそ、彼には申し訳ない気持ちは自分の中にはあった。なんとかガンバで居場所を見つけて欲しいという気持ちだった。

それがこの試合の2点目で初めてスポットを浴びる活躍を見せた。和道がセットプレーで決めた場面って清水の時から振り返っても・・・相手の大井とはわずかならが頭一つの差で競り勝った。相手が古賀だったらどうだったかな、という気はするけども、大井が使われているのはヤンツーがCBにビルドアップの能力を求めているからだろうか?

このゴールが決まるまでは全体的に磐田がペースを握っていた(とはいっても、サイドに起点を作られていたものの、中はしっかりケアしていた)だけに値千金のゴールだったと言える。

試合内容について言えば、攻撃はルーカス待ちというところか。前で収められる選手の不在というのがやっぱり響いている。ここらへんショーキにはヨシカツに防がれたヘディングだけではく、ポストプレーも磨いて欲しいところなんだけども、今のところショーキは待ちのストライカーか(まあこれはこれで貴重な選手だけども・・・)。ルーカスが戻るのは早くても9月下旬ということならばそれまでは先頭集団の最後尾をひた走るという状況になるのかな。今年の完成形は恐らく、ルーカスとショーキの組み合わせでオプションでグノが入る。中盤二列目はハッシーとフタにその間に宇佐美が割って入るという形になるだろう。

磐田について言うと、ヤンツーは全盛期みたいなサッカーを目指していて、実際そうした片鱗は見られた。ピッチに水を巻いていたために前半後ろの選手たちのミスが目立ち(そのかわり風に助けられた。ゴルフで言うところのフォローやアゲインストよりもサイドが一番難しいというヤツか?)、そこを付いてくる西は、ガンバにとって一番イヤなタイプだったけども、彼はウチでいう二川センセイと同様、90分スタミナが厳しいのか?途中で下がってくれた分助かったんだけども・・・

ただ、サイドからの崩す形は出来ても中央で人数が足りてなかったりしていたかな。この辺どこで数的優勢を創りだすかを考え、例えば前半から駒野がもっと上がるとか、ボランチがもっと得点に絡む動きを見せるとかいう形で(那須には多少それがあったか。上田は展開力はいいけども、セントラルMFというよりはボランチでしかないか)、もう少しリスクを冒せば、こちらにとってはより怖かったかもしれないんだけども・・・まあ、駒野が前半自重していたのは、ミチを誘いこむ為だったのかもしれないけもね。

磐田というのは、2,3年後のウチを占う上での格好のケースであって、全体的なチーム力が落ちた中において、あの素晴らしいサッカーをもう一度、と追いかけるべきなのかどうかを考えさせられてしまうわけですね。監督には大きく2種類に分類することができ、一つは手持ちの選手たちの特徴と能力に合わせたサッカーをやるタイプ(ウチのカントクとか、神戸の三浦なんかが当てはまる)。もう一つは自分の理想と現実の選手の能力にギャップがあるのを承知の上で、選手のレベルアップを期待してあえて一段高い理想を押し付けるタイプ。ヤンツーはどちらかと言えば後者のタイプ(やっているサッカーは違うけども、松田とか樋口だってそのタイプか?)に分類される。

だから、他サポからすればヤンツーのやりたいことは判らないではないんだけども、その一方で現実の戦力とのギャップ故に自チームのサポからは批判を浴びやすいんだろうな、と思うんですね。

あ、最後にハッシー残念やったね。試合の終わりには皆で点を取らせようという空気になっていたけども・・・けども、最後のハッシーの動き出しって、相手のラインを確かめながら動くのはなかなかFWとして様になってたよ。

今年の中超視察を終えて-中国サッカーに必要な戦略とは?

2010-08-26 23:23:24 | 中国サッカー
大連、瀋陽、ハルビンと廻って昨日帰国しましたけども、なかなかいい避暑の旅ではありました。そして恒例の中超視察も有意義なものではあった。

残念なのは瀋陽からハルビンまで移動する飛行機の中で遼寧宏運のジャイキリがスルーされていたということか。まあ、瀋陽にはもう一つ下のカテゴリーのチームがあってあちらは五里河の奥体中心を本拠地にしているわけだから、遼寧宏運が瀋陽に根をおろすことが出来るかはこの1,2年に掛かってくるか。なんとなく街の中心から外れているところにホームスタジアムを構えたところがガンバに似ているという気がしないでもないけども・・・

機内で読んだ遼寧日報によると、中国卓球協会の蔡振華会長がサッカー界へ立て直しの為に転進してから、「サッカーは単に一スポーツの範疇にとどまらない云々」という談話を出していたけども、彼が持たないと行けないのは現状の認識とそれに対する、短期的な戦略と長期的な戦略との峻別かなという気はする。まあ、これは今の日本が世界における立ち位置を考えて見据えないといけないのと同じことなんだけどもね。

それはすなわち、長期的には底辺の拡大とか育成組織を充実させて、その中で世界の先端を行く技術戦術を叩き込むという手法が必要だけども、短期的には、自国のレベルと対戦相手国の代表やクラブとの力量差を冷静に見極めた上での対策が必要だということである。この意味で、短期的な戦略を一番理解しているのが、遼寧宏運の馬監督と、北京国安かな、という気はしますけどもね。蔡振華氏にもし近づけることがあったら、自分の拙い中国語を使ってそのことを伝えてあげたいとは思うんだけども。

実は中国サッカーに対する評価では内外でネジレが起きている。それはどういうことかと言うと、多くの中国人は自国のサッカーに対して全く評価していないどころか蔑視と行っていいくらいの屈折した感情を持ちあわせている。しかし、これに対して外国人から見た中国サッカーは(これは全く外からの印象に過ぎないのだが)永遠のホープであるという評価なのである。それは結局のところ、13億の人口を擁して、優れた人材が無尽蔵に中国全土に存在しており、五輪などで他の競技で目覚しい成績を挙げたようにサッカーでも力を入れたらすごいんじゃないかという考えから来ているんだけども。

実際のところ、中国が五輪で成果を出しているのは、かつての旧共産圏が用いた手法た通用した個人競技においてが殆どであり、団体の球技で唯一金メダルを取ったのが女子のバレーボールだけだという風に言うと意外に思われるかもしれない。ましてサッカーに至っては中国国内の競技人口がわずか3万人程度に激減したという現実を目の当たりにするとどうだろう?まあ、こうやっていくら説明したところで、多くの外国人らにとっては、金子センセイと同程度の対中国サッカー観が揺らぐことはないかもしれないが・・・

余談になるけども、経済発展に対する見方も中国人と外国人との間にズレがあるわけで、中国人は国だけが豊かになってるけども民の生活はちっとも良くならないという、かつての日本でもよく議論されていた話を持ち出したりする。これは瀋陽の空港に行くタクシーの中で運ちゃんと喧々諤々と議論した話題なんだけどもね。

で、話を元に戻すと、筆者はこの相反する対中国サッカーの評価を巡る、自国民と外国人との間のネジレ現象を見るにつれて思うことがある。中国サッカーは確かに外からは課題評価されているかもしれないが、内から過小評価されるほど絶望的ではないんじゃないか、と。日本や韓国との間に実力差は確かにあるけども、その差は決して大きいものではなく、やり方によっては埋めようがあるものではないか、と。そうした差を埋める為に短期的な戦略-すなわち自分たちの弱さというか現在の立ち位置を認めた上での現実的な手法を選択するというところか。山東なんかはマリノスとやった時にはそうした戦い方をしたとは思うんだけども、まともにサッカーやることを覚えてもうたかな・・・まあ、現在では北京や遼寧などにはリーグとは違ってACLでは弱者と認識して戦うというマインドセットの切り替えが備わっていると言える。

ところで、イヴァンコヴィッチを早く日本に寄越してくれないかなw 山東では年俸50万ドルの2年契約か・・・これなら日本のクラブもしくは代表監督としてはよりよい条件で迎えられると踏んでいるんだけども(ちなみに上海申花のブラゼヴィッチはその倍貰っている)。もっとも、年俸はその程度であっても、今度は日中間の生活費の格差という問題が横たわるわけであって、中国で5千万円貰うというのは日本で置き換えると5億円貰うようなものなわけ。在日中国人の間で日中の生活費の格差は10対1とされており、それだけ日本では固定費が高いということなんだけどもね。

だから日本代表監督に呼ぶんなら、協会が住居などにおいて面倒見てあげる必要があるかな、と言う気はするけども。

2010中超聯賽第20輪 遼寧宏運 4-1山東魯能

2010-08-23 09:26:49 | 中国サッカー
こう言っては失礼だけども、試合前には正直遼寧宏運というチームにはあまり期待はしていなかった。リーグ戦再開後には勝ち星から見放されていた。一方の山東は目下3連勝中と首位を突っ走ってノリに乗っている。この状況で迎える試合ならばアウェイでも山東が勝つだろうし、その山東のアウェイでの戦い方を見てみようと思っていた。そしてイヴァンコヴィッチがどのようなチームに仕上げているのかも見たいと思っていた。

実際試合が始まると先制されるまでは山東のペースだったし、先制されてからも試合が終わるまで山東はボールを持ち続けていた。いや、正確に言えばボールを持たされていたという言い方が正しいかもしれない。山東は、4-4-2を基調としているのは言うまでもないが、今までと違うところは、ビルドアップ時に、2CBと6番のアンカー周海濱(ジョウ・ハイビン)の3枚で組み立て、両サイドバックはワイドに大きく張り出しているところと、ラインを高く押し上げて前後をコンパクトに形作っているところだった。

これを見て筆者は、今まで中国に欠けていたものをイヴァンコヴィッチはきちんと形作っているな、という感想を抱いた。ただ、その一方で、4失点したプレーを振り返ってみると、遼寧の前プレに引っかかって高いラインの裏を取られてしまったわけなんだから、もう少し後ろにビルドアップ能力があればな、と思ったりもした。

ところが終わってみれば、遼寧宏運はそんなに攻めた印象はないんだけども、4-1の圧勝に終わっているんだからサッカーって本当に不思議なものだ。今回のジャイキリを演出したのは、NKKでプレーしたこともある、遼寧宏運の馬林(マー・リン)監督だったわけですな。

キックオフの時点でコイントスに勝ってから、エンドを変えたところから、何かやってくるなという予感はしていた。実際試合が始まれば山東にボールをある程度持たれるのはしゃあないとしても、押し込まれた中からカウンターを繰り出したいのだな、という意図は試合開始10分で大体判った。それが前半13分に山東の裏に飛び出た遼寧の楊旭(ヤン・シュー)が倒れると主審はPKを宣告。そこで遼寧のPKを山東のGK楊程(ヤン・チョン)が一旦弾くもののポストに跳ね返ってゴールイン。この人も中国代表の李蕾蕾(リ・レイレイ)を差し置いてゴールマウスを守っているから反応はさすがだったんだけどもね・・・

その後も山東が前がかかったところをしっっかりと遼寧は守っていた。山東がサイドで仕掛けても逆サイドのSBが絞って、山東のFWに対して数的優位を保つやり方でゴール前ににボールが入っても決定的な仕事をさせない。両ワイドだって、SBとSHでしっかりとサンドイッチで守る。後半になると5バックで一人最終ラインで余らせるという、リードを守り切る徹底した守備的布陣が効いた。

逆に山東は、前がかりになって逆襲を食らうのはある程度しゃあないとしても、もう少しSBが積極的に上がるとか、2トップの韓鵬(ハン・ポン)や李金羽(リ・ジンユ、この人元遼寧の選手でこの日一番ブーイングや罵声を浴びていた)のうちどちらかがサイドに開いて中のスペースを作りセントラルMFが飛び出してくる、というような攻撃の引き出しが必要じゃないかと思ったんだけどもね・・・

まあ、周がアンカー役をやるというのは仙台で言うところのリャンのQB大作戦を思い出してしまうんだが。周とボランチで相方だったアンタールはパスミスが多く、前への推進力もない。これじゃあ浦和が取らなかったはずだわ。

遼寧宏運は現在リーグ5位につけており、ACL圏内の4位を狙えるところにいるが、この試合のように割り切った戦い方が選択出来るのであれば、ACLでは案外面白い存在かもしれない。ただ、日本や韓国のクラブの対戦となると後ろの選手の足下の技術は上がっているわけだから、却って走らされるということも考えられるかもしれないが。今までのACLで割り切った戦いをやっていたのは北京国安だけだったけども、この戦術を取られると結構手強いかもと思ってしまう。それが今回の視察で判った一番の成果か。

山東は、イヴァンコヴィッチによってかなり組織的にモダンなスタイルに推し進められており、高いラインコントロールなんていうのは今までの中国にはなかったスタイルではある。ただ、中国国内では、割と縦に長く蹴ってくるチームが多いのが現状で、だから今までこういうコンパクト志向というのが定着しなかったと思われる。対戦相手の研究が進んだ時にこれが維持出来るかが鍵だとは思うのだけども。

更に筆者は一つの仮説を持っている。それは、皮肉なことにイヴァンコヴィッチのサッカーが浸透してくるにつれて、今季の山東ってACLで結果を出せなくなったんじゃないかというものだ。広島との対戦でもBAではアウェイの戦術で勝利をもぎ取ったが、それは就任して間もない期間の中で短期間で突貫工事が功を奏していたからだとも言える。逆に2戦目済南でやった時はホーム故にマトモにやろうとしたのが敗因ではなかったか・・・まあ、これは帰国してからHDDに保存している録画を見てみよう。

ところで、イヴァンコヴィッチって本当に監督業をやりたがっている場所は中国ではなく日本じゃないかと思えるんだけどもね。イラン代表監督時代から日本のことをよく知っているわけで、山東で今やっているサッカーというのはスタイル的にJリーグでも合うようには思える。あ、代表監督だって一応チャンスがあるんだっけ?w

最後に遼寧宏運のホームである鉄西体育場であるけども、市内からタクシーで30分程度のところにある。場所にもよるけども、30-50元程度で行ける。帰りは、タクシーの運ちゃんが何人かの客を乗り合わせるのに、あと一人探していたところに上手く便乗してホテルまで戻ることが出来たけども、30元というのは前の客が料金払って降りた場所からすると結構ボリすぎやったな・・・

J聯賽第19輪 大阪鋼巴 1-1 鹿島鹿角

2010-08-18 06:48:48 | ガンバ大阪
お互い中2日という厳しいコンディションで大阪の蒸し暑さも手伝って、お互いかなり厳しい状態での試合となったけども、真夏の連戦日程を考えると両チームの選手たちはお互い出来る範囲の中でやれることをやった試合とは言えるだろう。お互い決められる場面で決めきれなかったというのはある。鹿島は先制してからもガンバの守備陣のスキをついて決定機をいくつか作っていたけども突き放せなかったのはやはりお疲れモードだったか?それでも興梠がいつの間にか丸木の役割を果たすようになってカウンターの起点になったりサイドでもボールを受けたりするとなれば、鹿島って人が欠けても役割分担はしっかりしているという印象がありますね。

加えて審判が去年の西京極以来の村上降臨ということもあって、村上さんのジャッジが色んな意味で試合を盛り上げてくれたんで、この人が笛を吹く時はあまりスタジアムでの演出装置が不要なくらいw 本来いくら叩いても何も出てこないレフェリングが理想だとは思うけども。タックルに対してはあまり一発レッドというのを出さずにイエローでコントロールしようという意図があったんだろうけども、それが織部の不満というのを募らせていったのかもしれない。だから中田浩二の退場場面で織部が怒っていた場面も、そのプレーだけ見れば中田浩二は1枚貰っている状態ですべきプレーではないんだけども、それまでの不満が鬱積して審判に文句付けていたというところなんでしょう。あれで退場になるんだったらなんで他のプレーを長し続けているんだというのがあの人の脳内だったかもしれない(まああの人が審判に対して怒っているのは、半分は感情の爆発、もう半分が計算づくの演技なんだが)。

ガンバについて言うと、失点場面は急造右サイドバックのところを付かれたけども、武井が初めてのプレーするポジションということを考えるとその後落ち着いてやってくれていた。ただ、SBとしての攻撃となるとやはり厳しいんで勇人を入れて右から攻めるだろうとは予測していたけども、勇人の出来が予想以上に悪かった。クロスの精度が悪く、ジウトンと1対1で止められとなると、試合勘の問題?いや、広島戦では出ていたけどもあれはリードしている時であったから、昨日の試合みたいに点を取りに行くという状況では暫くご無沙汰していたか。次には期待しています。

しかしそれにしてもやはり負け試合を引き分けに持って行って鹿島から勝ち点2を奪うことが出来たのはやはり5試合連続でゴールを決めたハッシー。いや本当にここ最近の好調ぶりからすると来月セッキーが暫定指揮をとる代表に呼ばれないとおかしい。グアテマラ戦のチケはまだ買えるかな?代表は代表で若返りというテーマがあるのは判るけども、今旬の選手も使って欲しいという気持ちはありますね。去年あたりでも結構惜しいというような場面があったけども、今はその惜しい、がゴールに繋がっていて、余計な力みというのが消えたのかな?

Jの上位争いは、自転車のロードレースで言うところの、誰かがアタックをしかければ後続が追いかけて吸収してしまうという状態を繰り返しているところか。清水が後続集団に捕まると今度は名古屋がターゲットになるって・・・週末はウチが当たるんやったねw




鹿島戦を前に

2010-08-17 07:27:42 | ガンバ大阪
今日行われる試合の偵察目的で録画していた鹿島vsFC東京を見ていたんだけども、鹿島よりもむしろFC東京の攻撃の方に目が行ってしまっていたわけなんですねw ガンバがこの間対戦した、仙台に移籍して即スタメンだった赤嶺がサイドに開いていた動きと比べると、東京って基本的にはサイド攻撃は基本的にはSHとSBの主戦場なのかな、という風に感じた。ならば、サイドに開く赤嶺が東京でなかなか持ち味を発揮できなかったんじゃないかとも思った。勿論これは前節だけ見た感想で、東京サポさんからの異論は歓迎しています。

とにかく大黒と平山の2トップの距離が近すぎて二人の位置が被りそうなくらいだったんで、これじゃあ、お互いにスペースを有効の使えていないんじゃないか、もう少し2トップのどちらかが下がってボールを受けたり、サイドに流れたりという工夫が必要かな、という気がしたけども、本来大黒ってそういう動きが出来るはずだし、東京に来たばかりの湘南戦ってそういう場面ってなかったでしたっけ?

実はいっときのガンバだって2トップのプレーエリアが被るような時期って言うのがあったんですよね・・・余談になるけども05年のリーグ優勝時の試合と見比べてみると、ガンバだって戦術には毎年マイナーチェンジを加えて行ったのが判るんですが、その意味で東京だってこれからいろいろと肉付けしていくんだろうね。

ガンバの場合、最近ようやくプレーエリアが被るのがマズいということに気づき始めたのかは判らないけども、この間の仙台戦はグノが右サイドに張っていたわけで、これだとショーキや宇佐美には左サイドは使いやすいかな、という気はした。その意味ではラファエルなんかに目を付けるよりはいい補強だったとは言えるんだけども、あとはグノのゴールだけなんだけども。

ただ、ウチの優秀な「強化部」がそうしたプレーエリアとかいうのを考えて獲得しているとは考えにくく、単に韓国代表だからハズレはないだろうという理由だけかもしれない。となると、来年以降プレーエリアや適性を無視したFWの編成は続くかもしれないが・・・

そうそう、鹿島のことをすっかり忘れていた。有休の加地さんに代わって武井が先発か。攻撃よりもむしろジウトン相手の守備が目的での起用だろう。この間の東京戦は立ち上がりは前からのプレスをかけて来て非常にいい入り方だったけども、この時期にそれやると後半バテるんじゃないかな、という風に見ていたら案の定そうなった。西京極で京都とやったセレッソなんかは前半は省エネで京都のポゼッションの時に全員引いていたのとは対照的ではあったけども、その点鹿島って真面目にハードワークしようという意気込みが伝わって来る。それだけに入り方には気をつける必要があるかな。

今年も中超視察行きます

2010-08-15 20:45:30 | 中国サッカー
ということで、来週末はガンバをお休みして中超の試合視察に中国行ってきます。今回選択したのは瀋陽で行われる遼寧宏運と山東魯能の一戦。山東は元イラン代表のイヴァンコヴィッチ監督率いる強豪でガンバも去年ACLで対戦し、今年は広島とも対戦したんで皆さんお分かりだとは思いますが、「偶数年は山東」というジンクスが生きているのか、目下首位をキープ。そして遼寧の方は瀋陽金徳が長沙に移転してから、ホームタウンを錦州だけでなく、瀋陽にも構えて(というか実質瀋陽がホームタウンになっている)現在5位につけて、来年のACLを目標に見据えている。この注目のカードを見ようと思っているわけ。

ただ、瀋陽のサッカーシーンも結構オモロいことになっているらしいw 長沙に今までいたチームが移転してしまうと、新たにチームを造るとかいうことで、瀋陽東進なんていうクラブが下のカテゴリーの中甲にあり、こちらは、反町ジャパンが4カ国対抗戦(あの時のボツワナ戦は最悪の雰囲気で試合した)や五輪でのオランダ戦で試合した、五里河のスタジアムを使用しているらしい。まあ、錦州から瀋陽へホームタウンを移そうと目論む遼寧宏運とは利害がぶつかる形なんだが、その内瀋陽ダービーが実現するかな?ただ、下手するとどちらかが吸収合併するという上海の二の舞が起こるとも考えられるわけだし。

今回行く遼寧宏運のスタジアムは鉄西区か。まあ、五里河は市内というよりは空港寄りだったけども、今回は市内にあるスタジアムということかな?今まで行ったことのあるスタジアムへは必ずガンバがACLで対戦するというジンクスが生きているんだけども、来年以降そこへ行く機会が出て来るだろうか?

なお、今回は取り敢えずANAマイルで大連まで飛び、そこから瀋陽へ陸路移動する予定です。大連だと久しぶりに星海公園とかで海を見て遊覧船にも乗ってきましょうかね。
あと、瀋陽で試合見た後はハルビンにも足を伸ばしてみようかと思ってます。

J聯賽第18輪 大阪鋼巴 3-1 仙台維加塔

2010-08-15 07:33:01 | ガンバ大阪
羨ましいぞ、現地組の諸君!ガンバの仙台戦は天皇杯も万博でも見れなかったし、この試合もお盆で行けずにアズーリで観戦。でもまあ、アズーリで試合見ると本当に負けないわな・・・

けれども、試合観戦中にたまたま店の常連客の男性が来ていたんだけども、ユアスタでのあの仙台の応援と後半に見せたアグレッシブなサッカーを見て驚いていたんよね。私が仙台が今降格争いしているチームには見えないって言うと、降格争いどころか普通に強い、と彼は言っていた。確かにこの試合の内容(特に後半)を見る限りにおいては仙台が本当に12試合も勝てていないなんてことは信じられないくらいではある。

前半は仙台が4-4のブロックで、低い位置でボールを奪うという残留を意識したような仕様になり、ボールを奪ってはシンプルに縦に放り込む攻撃はやっていた。確かにその意図は判るんだけども、逆に言えばこういうスタイルだと後ろで弾き返せるCBとボランチがいないとシンドイね。ガンバにしてみれば前からプレスがない分ヤットがプレッシャーも受けないまま思い切ってサイドチェンジの展開なんかが出来るわけで。失点場面ってフェルのミスとかはあるにしても根本的には仙台のラインの低さがあったんだとは思うけども。

後半1点を追いかける状況で前から来ざるを得ない状況になったというのがあるけども、前から当たりに行った後半の方が仙台らしさが出ていたかもしれない。赤嶺なんかは合流して間もないけどもサイドで起点を作ってチャンスを演出していたのを見ると、逆にソンホってパワープレー要員だったけども、あまり意味なかっただろうし、練習試合で好調だった三沢なんかももっと早く投入しておいてもよかったように思える。フェルって中盤に下がってからはやっぱり持ちすぎの悪癖が出てきたかな、という風には感じた。この辺はリャンをボランチに下げた影響というのがあるのだろう。リャンはボランチとしての攻撃参加を見ると、やや位置が遠くなってしまう。本当は彼が2列目に専念出来るだけの人材がボランチに居れば違った結果になっていたかもしれない。

ただ、仙台って本当にボランチの人材は居ないのだろうか?斉藤大介なんて殆ど聞かなくなっているんだけども・・・

まあ、試合前のエントリで、このチームは山形よりは伸びシロがあると書いたけども、この試合を見てそれは確信した。山形は今は割り切った戦いで勝ち点伸ばしているけども、長期的に見て、一旦歯車が噛み合えば連勝して上を目指せるのは仙台じゃないかという気はする。まあ、現時点でTGの理想に駒が追いついていないというのはあるんだけども、涼しくなった時からが本領発揮じゃないですかね?もしそこで波に乗ったりしたら、その時にはベガサポの皆さん当エントリを思い出して下さいw

ガンバに関して言うと橋本は絶好調、と言うと本人に言わせると怪我が近くなるらしいから言わないのがいいんやねw ショーキは後半待ちのストライカーとしての本領発揮。9月の代表戦は代行監督が指揮を取るらしいけども、この二人は今の出来からすると呼ばれるやろうな・・・ならば長居での代表戦を観に行こうか。

あと、両CBは安定している。失点場面はオフサイドぽかったけども、副審が旗を挙げなかったのは、菅井が和道の位置に一歩下がってシュート体制に入ったからなのか(もしオフサイドでないとすれば、そうとしか考えられないんだけども)?もしそうならあの時和道は単にライン上げていれば良かったんだろうけどもね。まあ、それ以外は仙台にはやられてはいなかったんだけども、後半やっぱり加地さんのサイドのところを執拗に攻められたか。その分明神がケアしてくれていたし、あと武井やグノが入って右サイドで助けてくれたというのも大きかった。この試合加地が太田に対して後ろから引っ張ったということでカレー貰ったんで次節有休。そうすると右SBはどないしょ・・・ミチを右にまわして和道を左というのは今のCBとしてのパフォーマンス見ると勿体無いしな。

仙台戦-相手のQB大作戦を逆手に取れるか?

2010-08-14 10:05:25 | ガンバ大阪
春先に行ったホームでの仙台戦は悔しい引き分けではあった。2回目のPKの判定はともかく最初のPKの判定は?だったもんなあ。まあ、その分こっちのPKというのは家本主審の帳尻合わせみたいなものだったかもしれないけども。2点目のPKとなった智のハンドというのは照明が目に入ったということだったらしい(エルゴラの永田淳氏がツイッターで明かした)が、だからと言って言い訳をしないという智の姿勢が、コメントが報道に出てこないところに現れているんだろうけども。

その意味では、春先あと少しで勝利のところを引き分けてしまった悔しさを晴らしに仙台まで行きたいとは思っていたんだが、今回お盆で明日が墓参りなんで断念。願わくば来年こそは行きたいなあ。というわけで爆弾処理班の仕事はウチではなくレッズなんかにお願いしたいところですがw

対戦相手の仙台を偵察してみると、なんかボランチの千葉ちゃんと富田がエラい言われようなんですがね。富田はこの間のマリノス戦ではいい攻撃参加を見せていたんだが、ボランチとしては機能していないということか。それでボランチで組み立てられないからリャンを一列下げて、アメフトのクオーターバックのごとく前線にパスを出させるという、名づけて「QB大作戦」を敢行するらしい。ただ、サッカーのボランチは、アメフトのQBのようにラインがプロテクトしてくれているからターゲット探しに専念するだけでなく、攻守のバランスの取り方とか、プレスのかけ方、CBとの連携とかいう点については未知数。だからTGはこの作戦を1点を追いかける場面での攻撃的な起用に限定していたんだと思うけども。

もし、仮にQB大作戦で頭から来るんならそれはそれでリャンと富田の連携の綻びを狙わない手はないかな、と思うんだけども、TGのコメント読むと60分過ぎてから中盤でスペースが空いて来るんでそこでQB大作戦が生きてくると、TGは考えているわけか。まあ、頭からQBをやらせるのはリスキーだとはTGも判っているんだけども、それでもやらざるを得ないというのは、12試合勝てていないが故に今度こそ先手を取って勝つぞ、という意気込みの現れともとれる。もっとも、頭からリャンをボランチで行く行かないにかかわらずウチのやることは変わらないわけだけどもね。

仙台の攻撃で気になるのはやっぱりフェルの裏への抜け出し。この間の試合ではソンホが消え気味でフェルが一人気を吐いていたのだけども、赤嶺を入れたのはフェルと組ませる為なのかな・・・あと仙台ってJ2時代はもっと高い位置からのプレスがあると聞いていたんだが、最近は暑さのせいかそれが鳴りを潜めているように思える。それがフェルやソンホという舶来2トップと中盤とのプレスが連動していないからなのかは判らないけども、フェルってどちらかと言えば自分一人でやりたがるタイプだからそこら辺で融合出来るかやなあ・・・この間の試合でフェルの運動量が目立っていたということからすると、グアムで走りこんだ成果が実を結ぶまでまだまだ時間が掛かるということだろう。ちなみに05年のセレッソが最後まで優勝闘いに絡めたのは、夏場でのグアムの走りこみも一つの要因だったと思うんだけども。

チェルシーのアンチェロッティ監督が著書の中で言っていたように、中断期間でフィジカルを鍛えるということは、もう少し先を見据えたコンディショニングということであって、今はコンディションが上がることとチーム間の連携が高まるまでの我慢の時期とTGは位置づけているかもしれない。とここまで随分俺は仙台をフォローしているなw まあ、この次の試合から頑張って欲しいんですがねw 個人的には山形よりは伸びシロのあるチームだとは思うんで、ウチとの試合以降に立ち直る可能性がw

だからこそ、この時期の仙台にしっかりと勝っておきたいところですけどもね。

登録ウィンドー期限までの駆け込み移籍を見てとれることは・・・

2010-08-11 22:10:28 | サッカー全般
大分の前田、F東京へ期限付き移籍=Jリーグ(時事通信) - goo ニュース

今年の追加登録の期限が今週金曜日までということで、バタバタと移籍が決まったりしているけども、色々と国内移籍もこの時期まとまっているのが目につく。となると、昨年スポニチなんで出ていたように、FIFAの通達のせいで、今年から追加登録のウィンドーの開いている期間に国内移籍なども限定しようという話はその通りだったのだろうか?

というのも、自分は追加登録の期限を今年は9月24日と定めてあったものだから、てっきりこれはJリーグは昨年のカボレのケースから学習したのかと納得したものだった。これなら中東からのオイルマネーで引きぬかれても対抗出来るな、と。ただ、今年追加登録に関する取り決めの条文を読むと、今まではウィンドーが閉まってからも実現していた国内移籍というものが、ウィンドー期間を過ぎるともうダメっぽいようにとれるんだけどもね:

http://www.j-league.or.jp/aboutj/event/index_05.html

特に↓を読むと、登録ウィンドーが終わってから登録出来る例外事項を設けているところからすると余計にそう感じる:

http://www.j-league.or.jp/aboutj/sign/index_03.html

このURLからすると、登録ウィンドーが終了した後に登録出来るケースとしては、

1)ウィンドーが終了前に契約が満了した選手。ということは、柏を退団したフランサなんかはOKなわけか(何考えてんねん、コラw)

2) GKという専門職で怪我人が出た場合。セレッソのキム・ジンヒョンが離脱中だけども、2ヶ月程度の離脱なら、GKを補充しようにも認められないかもしれない。まあ、これはジンヒョンを育てる為に控えのGKを放出する決断をしたクルピがこういう事態を想定していなかったということでしょう(逆に大宮は北野・江角といるのに何で多田を取るかなあ)。

3)大学の特別指定選手や下部組織から昇格した選手

というのが挙げられるわけです。ところで、いやその解釈は間違いだ、とご指摘頂ける方がいらっしゃればご指摘願いたいのですが。

とはいえ、これは8月13日を過ぎたら国内移籍は一切出来なくなるというルールになったという前提で話しているわけですがね。もしそうであるならば、ガンバがシーズン前に外国人FWを多く獲得した理由というのがうなずけるかもしれない(確かに連れてきた選手が外れであったという失敗はあるにしても)。つまり、仮に活躍した後にオイルマネーで持って行かれても今年からの制度だと、穴を埋める間もなく残りのシーズンをやり過ごさないといけなくなってしまっていたということなんだけどもね。そのことを見越した編成になっていたと思えば理解出来るかもしれない。なるほど、どうりで皆さんカナモリが給料上げたくなるほど優秀なわけだ。

まあ、今年はウチは関係ないんだけども、お隣さんなんか中東が注目しやすいタイプの選手って居るじゃないですかw ええと、誰やったっけなあ・・・

もっとも、13日の金曜日を過ぎた後にも国内移籍が成立したとしたら、登録ウィンドー期限ギリギリで決まった移籍は何だったんだということになるんだけどもねw 

ところで、個々のケースで気になるのは赤嶺とマエシュンかな。ただ、赤嶺はFWなんだからフェルとタイプが被るかな・・・仙台が補強しないと行けないのはボランチじゃなかったっけ? リャンがボランチに回るクオーターバック作戦ってパスは出せるけどもレシーバーには通らないなんてことにもなりかねないし。マエシュンの場合は才能はあるわけだから環境を変えてみるというのが今の彼に必要なんでしょうね。で、赤嶺はナビスコに出られない以上、仙台は残留を、マエシュンをJ2大分から引っ張って来たということは東京はナビスコ連覇を見据えているということが言えるか。

J聯賽第17輪 大阪鋼巴 2-0 廣島三箭

2010-08-09 07:05:47 | ガンバ大阪
広島サポの皆さんは土曜のガンバをどう思っていただろうか?ガンバの強さとか上手さ、或いはしたたかさを認めるようなことを言われていても、内心はこんなのガンバじゃないと思っていなかっただろうか? 

広島での試合に限らず、昨日の晩広島から帰阪して、セレッソー川崎や、東京ー名古屋の試合を少しテレビでも見たけども、やはりこの時期運動量を上げるのは難しいと痛感させられる。カントクの試合の後のコメントを読むと、本来はポゼッションにもっと拘りたいのだけどもという、苦渋の選択が伺えるのだが、それは完全な方針転換ではなく、理想を達成する為の一時的なリアリズムということだと理解している。つまり、これまでの経験からして、どうしても美学を貫けない時期というのがあることが解っていたからなんだけども。

だからこの試合というのは、そうしたコンテクストの中で評価すべきものだったと言えるだろう。あともう一つ加えるならば、過去広島に痛い目に合わされた教訓を生かしたとも言える試合。早い話、広島の強さを認めたからこそ相手をしっかり研究したとも言えるわけです。

それはつまり、高いラインから寿人に裏を取られたり、サイドチェンジで大きく降られてマークがズレたりした中で失点したことがあった為、ラインをやや低めに設定して藤ヶ谷との距離を縮め、低いなら低いなりの状況でもオフサイドを取る。このライン設定だったらば智よりはむしろ和道かな、と思ってしまう。移籍してからなかなか高いラインコントロールに馴染めずにいた和道がようやく今のガンバで居場所を見つけだした。智は好きだけども、和道にも頑張って欲しいと思っていた自分には複雑な気持ちだが、いつかは通らないといけない道ではあるんよね・・・そしてサイドチェンジで振られてもポジションはズラさずにしっかりと対応する。そういう形で守備から入ってチャンスを伺っていた中で得たのが前半の2得点。

その前半の2得点の場面では、いずれも広島の急造右サイドの裏をついていたけども、これは諸刃の剣だったかな・・・広島だってミチが上がってクロス上げたのを周作がキャッチしてから素早くミチが開けたスペースに手投げでロングフィード出していたわけだから。ただ、広島がガンバのリスタートの後にカウンターで素早く裏を狙うというゲームプランには上手く対応は出来ていた。

それにしても、先制ゴールを決めたハッシーはどうしたんでしょうね? 天国にいる友には今の彼を見せてあげたかったなあ・・・ちなみにこの試合の2得点にはグノはしっかりと絡んでいるんですねえ。点を取っていないけども効いているのがグノの真骨頂。だかこそグノには早く点を取らせてあげたいわけですよ。ただ、ナビスコではJリーグ規約に基づいて同一のカップ戦に2チームから出場は出来ないため、ナビスコでは全く勝ってが違う戦いにはなるだろう。広島だってその時はミキッチや山岸が戻って来るわけだし。

広島について触れておきたいのが、雅人なんだけども、寿人との連携は上手くやっていたし、2列目からの飛び出しというのは出来ていた。まあ、フィニッシュの精度は相変わらずですがw 後半にスルーパスで抜けだして藤ヶ谷と一対一になった場面でもダイブはせずにプレーを続けた場面は感心した。あそこでフェルだったら必ず倒れてPKをアピールしていただろう(そして審判から無視されるお決まりのパターンw)。南米のマリーシアでは倒れてアピールする、仮にダメでもカレー一枚だから試合に影響はないと考えるところだろう。だけども、そうしたプレーをミシャは恐らく認めてはいないんじゃないだろうか?だからこそああ言うプレーにつながっていたのだと思う。

その意味でガンバー広島の試合ではファウルで試合があまり止まらないし、ましてラフプレーで試合が荒れたという記憶がない。だからこそ本当に広島ってやりがいがある相手ではあるし、広島って何度も行きたくなる場所ではありますね。