現地で見ていて、試合に負けるとしたらこんな感じやろうな、という気持ちで負けを覚悟しつつも最後のワンチャンスを信じて声を出していた。昨年7月からの公式戦での負け試合を振り返って見ると、負けた試合っていずれも相手に零封されているわけで(ナビスコ川崎戦の2nd legは例外w, リーグ戦だけで見ると昨年7月からいずれも0-1で敗れている)、負ける時はこちらが追いかける展開なんだけども相手に最終ラインで対応される余裕を持たせてしまわれているということが多い。逆に言えば今のガンバに勝とうとすれば、相手チームは守備の方での我慢比べを強いられることにはなるわけです。逆に言えば守備の方で踏ん張れば攻撃陣が何とかしてくれるし、攻撃陣が何とかすれば守備で複数失点することがほぼないくらいに持ちこたえている。
マリノスへの失点がハルのハンドPK(昨年のアウェイ清水戦と違い、今回は見逃されなかった)だけのもので、それによってこちらが後半猛攻仕掛けてもボンバーのいる最終ラインがラインを下げながらもしっかりと中を閉じてしまったら追いつくのは簡単ではないぞ、とは思っていた。もし、あの失点がなければ、今のマリノスのショートパスの繋ぎのスタイルからすると、ウチの方も立ち上がりは割りと良かっただけに上手く行けばこちらが先に均衡を破れていたかもしれない。
それだけにあのPKの場面って悔やまれるんだけども、見方を変えれば、開始早々ヒガシの不用意なアデミウソンへのプレゼントパスもあったし(これは逆にハルのクリアに救われている)、あれを決められないんだった日本に送り込まれる選手っていうのはまだまだそのレベルなのかな、とも思ったんで、よくあれだけで済んでたな、とも言える。
だからこそ引き分けで痛かったのはマリノスの方だったかもしれない。ウチの方も浦和とは差がつけられてしまってファーストステージの優勝は遠のいたけども、現行のレギュレーションにおいてはファーストステージ優勝が、チャンピオンシップへの一番切符にしか過ぎないということを考えると、セカンドでの巻き返しもしくは年間3位以内に入るという目標の担保はできているので、今後の年間順位争いにおいてはウチが勝ち点1をゲットし,しかもマリノスから勝ち点2を奪ったということが効いてくるかもしれない。もっとも、試合前にファーストステージを逆転制覇できればセカンドはACLに集中出来るな、という皮算用はあったけどもw でも、ガンバって結局どちらかだけ、というのではなく療法追いかけて行く中において成長していけるものだと信じている。
勿論選手層がそんなに厚くないだけに、怪我人が出ると苦しいわけなんだけども、逆に言えばその中で如何にやりくりして、若手選手を含めた全体の底上げを健太監督は果たして来ているとも言える。それによって大輝がSBもやれるポリバレントなCBとして代表合宿に呼ばれるようになったし、ハルも実に堂々としてきたし、堂安君にしてもベンチ入り出来るまでになってきた。それによって底上げされた戦力で秋にどのような果実を手に入れるかは楽しみではありますね。
余談になるけど、現行の2ステージ制って、チャンピオンシップをテレビ局に売り込む為に復活させた経緯だけに、ファーストとセカンドの完全制覇を認めていない分だけ、一番不公平感を感じているクラブがあるとしたらそれは浦和なのかもしれない。チャンピオンシップ導入の際には1シーズン制堅持で上位チームによるプレーオフという案も検討されたようなんだけども、なぜ2ステージになったかと言えば、多分昔やっていた形の方が一定の理解を得られるとJリーグが踏んだというのもあるんだろう。それでいて、ステージごとの消化試合というのを極力避ける為にチャンピオンシップには年間順位で3位までのチームまで出場権を付与するという形でバランスを撮っている。だからこそ、完全制覇がないというのがファーストを制覇するチームから見ると一番のデメリットなんだけど、だからと言って浦和がセカンドでモチベを失うということまでは言っていないので悪しからずw
だからまあ、2ステージ制という枠組みに拘る(例えばステージごとにかつてのサントリーやニコスのようなスポンサーを募るため)のであれば完全制覇を認めるか否かを今後議論しなければならないだろうし、チャンピオンシップをどうしてもやりたいのであれば、プレーオフ制度を導入している殆どの国のように1シーズン制堅持で上位チームによるプレーオフにした方がまだ筋は通っているだろうとは思う。後者の道を進むんなら、シーズン全体ではなく最後に勝ったところが王者だというコペルニクス的転換が必要であるとしても、それが儲かる装置であるのならば、筆者はNBAやNHL等のやり方に慣れている分だけ理解はする。もっともそうなればどうせやるんならもっと多くのチームが参加出来るようにすれば、って思うけどもねw
実はポストシーズン制において新規開拓っていうけども、確かに地上波の中継とチャンピオンシップという注目度によって普段Jリーグに関心のない層を引きつける効果はあるかもしれないけど、実は北米のポストシーズン制においても言えることだけども、そういう人たちの多くはそこでしか見ない。これは中国で有名なカナダ出身の芸人である大山(ダーシャン)もツイッターで言っていたことなんだけども、NHLなんかでシーズン始まった当初からずっと見ているのはいわゆるハードコア層のファンのみであって、ライト層をも巻き込んで行くのはプレーオフからになる(故に、ロックアウトでシーズン短縮されても時が経てば誰もそのことなんか忘れているだろう、と大山は言っていたんだけども)。
だからね、チャンピオンシップによる新規開拓っていう部分の負の部分というのを村井サンも中西サンも隠しているわけよね。別に間違ったこと言っているわけじゃないんだけども、そこで見る機会があっても通常のシーズンにまで目を向ける人たちはどのくらいの割合なのか、という点については彼らは口をつぐんでいる。というか、大山が言っていたように、プレーオフというのがライト層を巻き込む為の装置に過ぎないんだという風に北米では一般的に認識されているんだとしたら、Jリーグは今のところそうしたものに頼らざるを得ないというとこまで追い込まれているということかもしれないけど、それならそれでもっとサポーターに対して素直に頭を下げたら、って思うんだけども、都合の悪い部分は隠して、ちょっと突っ込めばバレバレな詭弁を弄している(実はそういうツッコミを彼らは待っているかもしれないが)のが現状です。
マリノスへの失点がハルのハンドPK(昨年のアウェイ清水戦と違い、今回は見逃されなかった)だけのもので、それによってこちらが後半猛攻仕掛けてもボンバーのいる最終ラインがラインを下げながらもしっかりと中を閉じてしまったら追いつくのは簡単ではないぞ、とは思っていた。もし、あの失点がなければ、今のマリノスのショートパスの繋ぎのスタイルからすると、ウチの方も立ち上がりは割りと良かっただけに上手く行けばこちらが先に均衡を破れていたかもしれない。
それだけにあのPKの場面って悔やまれるんだけども、見方を変えれば、開始早々ヒガシの不用意なアデミウソンへのプレゼントパスもあったし(これは逆にハルのクリアに救われている)、あれを決められないんだった日本に送り込まれる選手っていうのはまだまだそのレベルなのかな、とも思ったんで、よくあれだけで済んでたな、とも言える。
だからこそ引き分けで痛かったのはマリノスの方だったかもしれない。ウチの方も浦和とは差がつけられてしまってファーストステージの優勝は遠のいたけども、現行のレギュレーションにおいてはファーストステージ優勝が、チャンピオンシップへの一番切符にしか過ぎないということを考えると、セカンドでの巻き返しもしくは年間3位以内に入るという目標の担保はできているので、今後の年間順位争いにおいてはウチが勝ち点1をゲットし,しかもマリノスから勝ち点2を奪ったということが効いてくるかもしれない。もっとも、試合前にファーストステージを逆転制覇できればセカンドはACLに集中出来るな、という皮算用はあったけどもw でも、ガンバって結局どちらかだけ、というのではなく療法追いかけて行く中において成長していけるものだと信じている。
勿論選手層がそんなに厚くないだけに、怪我人が出ると苦しいわけなんだけども、逆に言えばその中で如何にやりくりして、若手選手を含めた全体の底上げを健太監督は果たして来ているとも言える。それによって大輝がSBもやれるポリバレントなCBとして代表合宿に呼ばれるようになったし、ハルも実に堂々としてきたし、堂安君にしてもベンチ入り出来るまでになってきた。それによって底上げされた戦力で秋にどのような果実を手に入れるかは楽しみではありますね。
余談になるけど、現行の2ステージ制って、チャンピオンシップをテレビ局に売り込む為に復活させた経緯だけに、ファーストとセカンドの完全制覇を認めていない分だけ、一番不公平感を感じているクラブがあるとしたらそれは浦和なのかもしれない。チャンピオンシップ導入の際には1シーズン制堅持で上位チームによるプレーオフという案も検討されたようなんだけども、なぜ2ステージになったかと言えば、多分昔やっていた形の方が一定の理解を得られるとJリーグが踏んだというのもあるんだろう。それでいて、ステージごとの消化試合というのを極力避ける為にチャンピオンシップには年間順位で3位までのチームまで出場権を付与するという形でバランスを撮っている。だからこそ、完全制覇がないというのがファーストを制覇するチームから見ると一番のデメリットなんだけど、だからと言って浦和がセカンドでモチベを失うということまでは言っていないので悪しからずw
だからまあ、2ステージ制という枠組みに拘る(例えばステージごとにかつてのサントリーやニコスのようなスポンサーを募るため)のであれば完全制覇を認めるか否かを今後議論しなければならないだろうし、チャンピオンシップをどうしてもやりたいのであれば、プレーオフ制度を導入している殆どの国のように1シーズン制堅持で上位チームによるプレーオフにした方がまだ筋は通っているだろうとは思う。後者の道を進むんなら、シーズン全体ではなく最後に勝ったところが王者だというコペルニクス的転換が必要であるとしても、それが儲かる装置であるのならば、筆者はNBAやNHL等のやり方に慣れている分だけ理解はする。もっともそうなればどうせやるんならもっと多くのチームが参加出来るようにすれば、って思うけどもねw
実はポストシーズン制において新規開拓っていうけども、確かに地上波の中継とチャンピオンシップという注目度によって普段Jリーグに関心のない層を引きつける効果はあるかもしれないけど、実は北米のポストシーズン制においても言えることだけども、そういう人たちの多くはそこでしか見ない。これは中国で有名なカナダ出身の芸人である大山(ダーシャン)もツイッターで言っていたことなんだけども、NHLなんかでシーズン始まった当初からずっと見ているのはいわゆるハードコア層のファンのみであって、ライト層をも巻き込んで行くのはプレーオフからになる(故に、ロックアウトでシーズン短縮されても時が経てば誰もそのことなんか忘れているだろう、と大山は言っていたんだけども)。
だからね、チャンピオンシップによる新規開拓っていう部分の負の部分というのを村井サンも中西サンも隠しているわけよね。別に間違ったこと言っているわけじゃないんだけども、そこで見る機会があっても通常のシーズンにまで目を向ける人たちはどのくらいの割合なのか、という点については彼らは口をつぐんでいる。というか、大山が言っていたように、プレーオフというのがライト層を巻き込む為の装置に過ぎないんだという風に北米では一般的に認識されているんだとしたら、Jリーグは今のところそうしたものに頼らざるを得ないというとこまで追い込まれているということかもしれないけど、それならそれでもっとサポーターに対して素直に頭を下げたら、って思うんだけども、都合の悪い部分は隠して、ちょっと突っ込めばバレバレな詭弁を弄している(実はそういうツッコミを彼らは待っているかもしれないが)のが現状です。