大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

亞冠小組賽 第5輪 大阪鋼巴(提前出線) 2-0 春武里

2008-05-09 06:33:19 | ガンバ大阪
残り1試合を残しての勝ち抜け決定、という望んだ結果を手にした。試合前に現地入りしてみると、タイのアウェーという洗礼を中国などとは違った形で受けた。まず、チケットの販売。メインの屋根つきは200バーツで、屋根のない席は100バーツの値段で夕方4時から発売ということだったが、なんと1時間遅い時間に発売に変えられていた。更に我々が入場してから、バクスタからゴル裏へと向かうクルバのあたりに席を取ると、セキュリティからAFCの指示でバクスタの方に移れと指示された。我々はガンバのフロントの指示に従ったまでだから確認してくれ、と言われても向こうは動けの一点張り。これはテレビ映りをよくする為の措置らしい。かように、折角決めたルールでさえもその時の気分や状況であっさりと変わってしまうのがタイという国柄なのか。AFCがどうこうというのも方便な気がするね。AFCがそんなことを指示するか、普通?

だから、ホームとアウェーのサポとの間には、中国アウェーで体験したような隔離だとか、公安警察による厳戒態勢というのは一切なし。ホームのサポが我々のエリアにまで入ってきて、撮影したりしていてもお咎めなし。まあ、我々も別に危険は一切感じなかったから大目に見ていたんだけども。

現地は確かに暑かった。これはこの時期に日本から乗り込んだら誰だってそう感じるものだが、8月の日本みたいにやたらと汗が吹き出るというわけでもない。実際、試合が近づくに連れて、現地での体感温度は下がって行ったので、これならやれるんじゃないか、という感じがしていた(まあ、それでもガンバの選手たちは前半は省エネモードだったんだけども)。ただ、遠藤が試合前のアップで一人別メで黙々と走っていた姿を見たのだが、ケガというよりもどちらかと言えば体のどこかに違和感があったからあえて無理はさせないということなんだろうな、と思っていたが(実際太ももに張りがあったらしいが)、万が一のことを考えてベンチ入りすらさせないというところに不安は感じたりもした。

それでも試合自体も改めて振り返ってみると、いろんなことがあったけども、終わってみれば順当な勝利だったということが言えるのではないだろうか。勿論、開始そうそう、クリアボールが相手に当たってネイ・ファビアーノに抜け出された時は危なかったのだけども、本当に相手にとって決定的とも言える場面というのはこれぐらいで、あとはカウンターでチャンスを造られてもさしてガンバに脅威を与えるという程でもなかったと思う(中澤が競り負けていたのは相変わらずでしたが)。それでもなかなか突き放せなかったのは、前半FKで二川からのボールに山口が合わせて先制したのであるが、「ファウル」によって取り消されたホーム寄りの判定に尽きる(この審判の神経質な笛を利用してチョンブリはよくコケてFKを貰っていたのだが)。あれはVTRを見直しても、ファウルではないように思える。山口と相手GKの間にDFが1枚いるのだから接触があったようには見えない。まあ、ここで審判に抗議したルーカスが1枚イエローを貰ったんだけども、ルーカスにしてみたら言わずにはいられなかったのだろう。

そのイエローのせいか、前半の終わりごろにルーカスが相手を削った場面で、彼が倒れたのであるが、どちらかと言えばイエローを貰って退場になるのを防ぐ為に自分から痛いフリをした芝居だったように見えたのだが。まあ、この辺はさすがに上手いですねw この日は後半バレーがシュートを外し続けたのとは別に、加地とのFC東京ホットラインで2点目の値千金となるゴールを決めたルッコン様様でした。

後半は相手のプレスが徐々に弱まってきたこともあるのと、ガンバが前半温存していたスタミナを後半使い出したことによって、一歩の出だしがよくなり、ゲームを支配していく。先制ゴールのクロスを上げたミチはお見事。この日も相変わらず守備での対応に忙しかったけども、筆者はミチに関しては守備に目をつぶってでも攻撃参加で決定的なクロスを1試合に数本上げてくれればいいと思っているから、この日は彼の仕事を果たしたと言える。バレーについては・・・いつも通りでしたけどねw でも、ガンバの中でどうしてもバレーと播戸ってトラップの大きさが目立ってしまうんやなあ。この辺生え抜きの選手でFWが台頭して欲しいもんですがまだまだ時間はかかるでしょうね。

チョンブリはバレーに入ったボールを奪ってはカウンターを仕掛けて来た(特に安田の受け持つ左サイドへ)のは上手かったとは思う。ネイ・ファビアーノはJに来て見たら面白いかもしれない。ただ、対戦相手として良かったというのと、実際来て貰って見て戦力としてフィットするかは別問題ではあるのだけども(その意味で06年甲府と対戦した時に見たバレーや、セレッソ相手に得点した草津時代のカレカなんかはまさにそうであるのだけども)。だから、カウンター主体のJ2のチームなら面白いんだけども、タイの国内リーグで彼はどのくらい貰っているのだろう?まあ、日本ほどではないだろうけども、タイの物価水準と合わせて考えなければ、条件のいい日本に誘われても帰って生活費の面で割高になるかもしれないし・・・ここら辺は日本へ行く上で難しい判断ではあるけども。

かくして残り1試合を消化試合にしたまま突破を決めたのであるが、気になるのが最後の消化試合。消化試合だからこそガンバ好きな人には集まってもらいたいとは思う。普段とは全く別の意味ではあるけども、普段使われない選手を見る絶好のチャンスではあるから。

恐らく最終節のホーム全南戦での選手起用に当たっては、

・代表組はリーグ浦和戦後に即召集される(遠藤・加地は当確か)
・負傷選手には無理をさせない
・既に1枚警告を受けた選手(ルーカス・橋本・山口)を休ませる。ノックアウトラウンドには、累積そのものは持ち越さないが、最終節でトータル2枚なれば準々決勝の1stレグで出場停止を消化することになるため。

といったところがベースになってくると思われる。当然僕も万博には駆けつける予定です。