大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

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駿河銀行杯 大阪鋼巴 0-1 阿森納(阿根廷)

2008-07-31 07:26:25 | ガンバ大阪
アルゼンチンのアルセナルという風に書いておかないと、タイトルだけで、英国のアーセナルと試合したのか、と勘違いする人が出てくるかもしれへんからw

日本とアルゼンチンのチームが、ベストコンディションとまでは行かなくとも、ある程度ガチでやれば、なかなか勝てない。だから、勝てないまでも相手に対してどのように自分たちのエネルギーを相手に伝えられたか、ハポンにあるエビとかいう名前のクラブ(ガンバってスペイン語でそういう意味があるらしいが)の存在をどれだけ認識してもらえたかがカギだと思っていた。対戦相手のゴメスのコメントからすると、相手はガンバの試合を数試合見ていたというから、この試合はシーズン前とは言え、それなりに準備はしてきたようだし、彼が左サイドに開くというプレーはある意味ガンバ仕様だったということができる。

それに相手も勝ちにいくために後半FWの選手を投入してセットプレーで点を取りに来ていた。まあ、決勝ゴールの場面がオフサイドだったのか、ヘディングがゴールラインを本当に割っていたのかは微妙ではあるけども、審判は結局中国人やからなあ・・・藤ヶ谷があわやという場面を幾度と防いでいたのを見ると(彼はDFがブラインドにならず、シュートが見えれば反応できる)、決定機の質から言えば力の差はあったことは否めない。

ただ、それでもラインを高く保ち、引くことなく相手と戦え、ポゼッションは取れていたことについては胸を張りたいとは思う。まあ、カントクの言葉を借りればアタッキングサードでのパスの精度なんだけども、中央で廻して突破する意図は完全に読まれてそこから右サイドに開かれてカウンターというパターンに何度か持っていかれた。

そうなると、もう少しサイドとの連携の中で突破していくオプションが欲しかったとは思うのだが。まあ、加地が負傷交代するまでにそうした意図は見られたから、彼の交代は痛かった。それで、3バックに移行せざるを得なかったのが誤算。4バックというのもサイドバックに人材がいるからこそなんだけども、加地のバックアップ不在という問題はやはりこの先出てくるかもしれない。この前の大分戦は3バックに変えてから左サイドを突かれて決勝点の起点を作られたし、この試合でも加地の交代後3バックに移してやはり左サイドの下平の裏を狙われたわけだから。だからカントクは4バックを維持しつつも佐々木を高い位置で使う布陣をテストしようとしたのだろうし。

相手のアルセナルは全員がトラップの技術が高い。布陣をとってもガンバとはミラーゲームの様相を呈したし、決めきれないところもガンバに似ているw で、この試合でいいのが居たら獲ろうという話なんだけども、テレビ観戦していた知人のレッズサポ(クラマーの薫陶を受けたことがあるそうです)は、サバなんかは決め切れないところがバレーそっくりだからどうか、とメールして来た。その話を某氏にしたところ、バレーそっくりと言った途端に拒絶反応示したのはワロたw もっとも、サバって稲本と同時期にフルハムに居たんだから、技術的にはバレーよりは上手いんだけども。

中国人の審判にやられた、と言えばそうかもしれないけど、自分としては審判が中国人やったらしゃーない、と思っています。アルセナルにしてみればブラジル人に審判されているみたいなもんやし。この間のACLの全南戦でもそうだが、中国人審判ってやたらめったらファウルとったりカード出したりして自分の権力を示そうという傾向にあるように思えるのだが、世界基準からどんどん逸脱しているようには思える。逆にJでは世界に沿って流す傾向にある。そうなると、審判も含めて、日本のレベルってある意味アジア以上、欧米以下という現在地にあるとは思うのがどうだろう?
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今日のアルゼンチン戦を見て、明日のアルセナル戦に向けて得た教訓は

2008-07-29 23:46:53 | サッカー全般
明日対戦するアルセナルが奇しくもアルゼンチンのクラブということで、反町ジャパンがアルゼンチン相手にどう戦うか見ものではあったんだけども、大体予想通りだった。

何がといえば、4-5-1の守備的陣形で低いラインを設定して相手の攻撃を凌いでも結局ボールを奪っても仕掛けの位置が低い。自陣からカウンターを仕掛けようにも切り替えが早くないから相手に戻られる。「課題は攻撃」なんていう言葉をどこぞのヘタレが口にしていたらしいが、サッカーという競技はボールは奪ったり奪われたりするのが前提で成り立っているわけで、ボールの奪い方や、奪った位置が問題だということは・・・アフォらし。

まあ、根本的には、守り倒してカウンターで一発を狙っていたかもしれないが、このやり方では、カウンターを警戒して最初からラインを下げ気味に対応していたアルゼンチン相手に一発お見舞いできないし、逆にアルゼンチンに日本が攻めて来たところの裏をついて素早く逆襲カウンターを仕掛けられてしまう始末。同じセットプレーの守備でも日本は中盤にカウンター要員をおかずにほぼ全員が戻っているのに対してアルゼンチンはこのチャンスにカウンターを仕掛けられるように、前の選手たちは全然戻ってなかったもんなあ・・・

ただ、選手たちを責めてばかり居られないわけで、やはり指揮官の認識の甘さを責めないわけにはいかないな。結局どんなに守り倒したところで、アルゼンチンは1点取ってしまうわけよ。本選では勝ち点を取りに行く為にはリスクを冒さないといけないんだし、3戦目のオランダ戦というのは場合によって勝たないといけない常用に陥っているかもしれない。そんな状態で今日みたいなサッカーをやって結果がついて来るようには思えない。まあ、その意味で天津での第2戦は覚悟して応援に行かないといけないだろうな。

今日の反町ジャパンの戦術を振り返ると、日本サッカー全体が「マイアミの奇跡」の呪縛に日本サッカーが囚われているような気がするね。あの勝ち方をしたところで、結局その後の日本の戦い方に対してあまりいい影響は与えなかったな・・・

となると、マイアミの奇跡の呪縛を解き放てるとしたら、カントクをおいて他にいないんじゃないだろうか?アルセナルFCとの試合において、南米のチームと対戦することになるのだが、そこにおいて、引いて守るやり方ではなく、攻撃的なスタイルんで番狂わせを模索するという姿勢を打ち出さないといけないではないか?

まあ、このやり方だと相手に一発食らわす確率がある代わりに一歩間違えれば大敗を喫するリスクはある。だから、見る側には、0-1よりは1-4で敗れるのも同じ1敗に変わらない。それどころか、相手に一発お見舞いしてやったぜ、という見方が求められるのかもしれない。そうやってリスクを共有し合わないと強豪相手に戦う術を見に付けられないのではないと思うのだがどうだろう?何も明日の試合は新外国人獲得の品評会じゃないよw
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今年の混戦はどんぐりの背比べなのか?

2008-07-29 07:04:22 | サッカー全般
野球で、何故4割打者が絶滅したのか、という問いに対し、野球ファンでもある米国の生物打者が一つの仮説を唱えた。彼は、タイ・カッブの時代のメジャーリーグの平均打率と現在の平均打率を克明に調べていくと、平均打率は今の方がいい。また、昔は2割前後もしくは1割程度しか打てなかった打者がザラだったのに、今では下位打者であっても2割5分程度は打つようになった。この数字を見て、彼が唱えた仮説は、昔に比べて平均レベルが上がった為、飛びぬけた技術を持った打者たちが平均レベルに収斂されるようになったからだ、というものである。

すなわち、昔の野球においてイチローのような打撃技術を持った打者というのはいた。彼は昔の野球において4割を打った。すると、彼を抑えるため、投手は様々な変化球や投球術を駆使し、野手は彼の打撃の特性を掴んで守備位置を変えたりして対応するようになった。そうこうして、投球術や守備戦術というのが驚く程向上していき、また打撃技術も、マシンの導入やバットの品質向上によって昔打てなかった人たちが徐々に打てるようになっていった。そうした流れの中でいつしか4割打者はテッド・ウィリアムスを最後に出なくなってしまったのである。

この話を元に本題に入る。今年のJリーグの混戦模様をどう捉えたらいいだろうか?高名な評論家に言わせればJリーグのレベル低下でどんぐりの背比べなんだが果たして一概にそう断言しうるだろうか?確かに調整の為に東アジア選手権で代表選手を派遣していたクラブが出遅れたのは事実だが、2年前にはダントツに走っていた浦和でさえ、かつてのやり方が通用しなくなり、今スタイルの変換を必至で模索している。自転車レースに例えると、先頭を浦和が走っていた中をガンバ・鹿島・川崎あたりが必至に追いかけて徐々に距離を縮め、今や先頭集団の中で吸収してしまった状態。実は3年前もある意味、鹿島が最初に抜け出したところをガンバが追いかけて最後は5チームに優勝のチャンスがある、というところまで突入してしまった。

つまり、先頭を走っていた選手がいつの間にか集団に吸収された状態は、ある人から見ればどんぐりの背比べに見えるかもしれない(「これは水は半分しかない」という見方)。しかし、「水は半分残っている」理論からすれば先頭のペースに後続が追いついたという見方ができなくもない。となると、レベルアップの観点からすると、再びどこかが抜け出して走り、他が追いつくようにならないといけないのであるが。

では、なぜ日本サッカーにおいてそうした現象が可能になるのか、と言えば、確かに他チームの戦術的努力もさることながら、クラブを支える経営的な側面を見ていくと、欧州ほど大きく格差は出ていない。それは何故かと言えば、実は日本という国は他国と比べ、交通網が発達して人が他地域に移動しやすいが為に地域間の所得格差というのが少ないからではないだろうか?

確かにここのところ、ようやく日本にも欧州と同様にクラブ間で経営格差が出てきたという物言いはある。それが、今季において上位争いに顔を出しているクラブというのが首都圏や、名古屋、関西の中心クラブ(鹿島の場合はホームの試合に首都圏からサポが遠征するということで一応グループに入れる)であるということに現れているかもしれない。

しかし、浦和レッズのサポーターが大挙して大分に詰め掛ければ、大阪や神戸が「近場」であるからということで大分のサポーターもこの間万博に押し寄せたという現象が日本に起こっている。これは、地方間の移動が比較的簡単であるが故に、日本において東京と地方との間における平均所得というものに何倍という格差が出る程大きく広がっていないことを物語っている。沿岸部と内陸部の経済格差が10数倍という中国をウォッチしている自分からすれば、奇跡的に思えることすらある。その中国というのは、結局日本ほど鉄道が発達しているわけではないから、日本みたいに都心まで2、3時間かけて通勤するというのが難しく、まずまずの生活をするのでさえも、まずは都市の中に住んで仕事を得ないといけないのであるが、それもその都市の戸籍を取得しなければままならない、というかの国の特殊事情も絡んで来ている。それに比べたら移動が比較的しやすい日本では、出稼ぎという形で東京や大阪での富を地方に移転しやい、という側面もあるわけで、おっとサッカーの話題から大きく話がそれてしまった。
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J聯賽 第19輪 鹿島鹿角 1-1 浦和紅寶石

2008-07-28 07:04:48 | サッカー全般
落雷で試合は中断していたけども、大宮での試合が遅れて試合開始になったという知らせを聞いていたため、鹿島の雷雲も間もなく通り過ぎていき、その後試合を再開するんだろうと中断の時間中ずっと考えていた。それよりも大変なのは、この試合に駆けつけていた両チームのサポの皆さんで、鹿島から首都圏にまで帰られる人が大半だったと思うが、無事に家にたどりつけたでしょうか?鹿島までの遠征がどんだけ大変かは経験上判るんで、アズーリで試合を見ていた時にはずっとそれを心配してしまった。実は、岡野さんと同様にスカパーに入っていないんで(野人ブログの愛読者です)、こういう注目のカードを見ようと思えばスポーツバーに行くしかないんですw

試合の方だけども、再開直後の小笠原のミドルにやられた以外は、闘莉王をリベロに戻した効果は現れ、守備の方は終始安定感を取り戻した。あの失点は、2人に寄せられていたにも関わらず決めたのだから、満男を褒めるしかない。ラインは高く押し上げてはいなかったが、鹿島だって基本的には高く押し上げるわけではない。となると、間延びした中盤を省略し、カシスタの高速ピッチ(雨降った後を感じさせないピッチコンディション)がボール廻しを早めていくスピーディな展開。そのスピーディな攻防という点を見ていけば十分楽しめた試合ではあった。これまで浦和の勝ち試合を見ていてもなかなか内容に巧妙を見出せなかったが、この試合が一つのきっかけとなって変わるかもしれない。

それを可能にさせたのは、やはりエンゲルス監督の新たなカンフル剤。本来の最終ラインの顔ぶれに戻し、阿部をボランチを配し(ゴール前に顔を出せるようになった)、エジミウソンを外す。交代カードで言えば、相馬は前半良かった為に梅崎との交代の理由がよく判らなかったくらいだった。高原はケガの後もやりたそうだけどもこの試合では消えていた。エジミウソンとエスクデロ入れた3トップも、当初達也とエジミウソンが被る動きがあり、エスクデロは前線でターゲットになり得たけども永井を下げた方策で、中盤に人が少なくなる4-3-3が機能するとは思えなかったんだが・・・エジミウソンが右へ流れるという新潟時代の得意なパターンでスペースを3トップがしっかりと分け合った同点ゴールで結果を出した。それにしても達也はよく足を出したなあ。

そう、4-3-3と書いたけども、後半4バックに移行したということがこの試合でのキモだったかもしれない。平川を右のサイドバックに置いたということ。永井と梅崎がサイドに張るようになって4-4-2にしたということ。そして永井を下げたことで4-3-3のシステムにしたということ。今後浦和が1試合全体で4バックに移行できるのかは判らない(そうなると、平川の運動量が大変なわけだし)けども、オプションとして使うということは出てくるかもしれない。4バック移行前というのは結構サイドで起点を作られていたのだから。

鹿島なんだけども、ダニーロを下げて中田浩二という交代は微妙だったかなと。代わりの外国人というのが来日したばかりであまりフィットしていなかったというのもあるけども、ダニーロが攻撃において起点となっていた為交代でポゼッションが下がった感がする。興梠とマルキーニョスのコンビネーションというのもいいし、興梠が右サイドで折り返してマルキーニョスがフィニッシュに絡むという形でそれが証明されている。

後半開始早々、曽ヶ端にはタンカが来ていたようだけど、別に乗らなくてもいいけども、一旦ピッチの外に出るべきじゃなかったっけ?GKはルール上出なくてもOKだったんでしょう。

この両チームの試合を見ていると、8月ってやっぱり置いてけぼりにされないようにしないといけないし、その意味でガンバにとっては正念場だろうな、という思いを強くした。エジミウソンを引き取ってくれという話は流石にないでしょうw 実は、エジミウソンってガンバに来れば意外とフィットするかもしれない、と思うことはあったんだけども、この時期に取引しても浦和に補強期間はないだろうし。となると、補強するとしたら残された期間に補強するしかないんだが・・・噂に上っている鹿島でプレーしたあの人か?
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J聯賽 第19輪 大阪鋼巴 0-1 大分三神

2008-07-27 08:16:18 | ガンバ大阪
チーム状態の底という表現をする時に何を持って底とするだろうか?やっているサッカーがどうこう、というつもりはない。前半の劣勢を後半は佐々木・山崎・岡本の投入で真逆の展開へは持っていったわけだから、ガンバのサッカーをやろうとすることにブレはない。皮肉なのは前半押し気味に進めた大分がウェズレイの決定的な場面を含めて得点機を再三逃していたにも関わらず、ガンバに押されだした時間帯にカウンターで少ないチャンスをモノにしてあとは引いて守って逃げ切ったということだ。だから、選手層という点では今が底かもしれないが、メンツ云々は関係なくガンバはガンバであったし、大分は大分のサッカーをしたということが言えるだろう。

バレーが急に抜けたのが原因とかいうのはあまり関係はない。というか、気になるのは、これまでさんざんバレーの決定力のなさをなじって来た人たちが、いざ居なくなるとバレーの居なくなった影響云々を言い出したことだ。

ターゲット不在というけども、バレーほどゴールキックに対して頭を当てられない、ポストとしてもボールを収められない選手は居なかったんだけどもね。どちらかと言えばルーカスの方がポストとしての体はなしている。ただ、ちょっと足元でボールが取られる場面が見受けられて少し物足りなさを感じることもあったが、それでもこの人には居てもらわないといけない。

まあ、前線についてはバレーが抜け、播戸がまだ戻っていない為に枚数が足りていない問題が今あるのだが、FWだけでなく、全体の選手層は9月になれば解決はされているわけである。まあ、8月を乗り切るには補強が不可欠であることを思わされたんだけども、誰を獲るにしても、ルーカスは2列目でやはり使えばフィニッシュにも絡めるしチャンスは作れるんだとは思うのだが、カントクは何せ国産よりも舶来2トップを好む傾向にあるからねえ・・・

だからこそ、夏場はある意味我慢の時期であって、控え選手の底上げをしつつもガンバ本来のサッカーを模索して行こうとカントクは目論んでいるのだろう。今名前に上がっている、どの補強の候補をとっても、バレーと全く違うタイプであるというのは、ある意味ガンバのサッカーに合うタイプを臨んでいることであるのだから。

その控えの底上げという点だが、佐々木は後半からのオプションとして定着し、今回平井は先発起用された。前半のみの交代となったが、彼を起用するのなら途中出場よりも先発で起用すれば、後半から雅人のような経験ある選手を投入して挽回を図れる。雅人はどちらかと言えば、仙石さんの紹介にあるように、ジョーカー的な役割で使えば貴重な戦力であるかもしれない。結局、大分時代に呼ばれたように、雅人という呼び方は定着していないのか・・・岡本は今回惜しいシュートがあったし、今が彼にとってはチャンスと言える。

あと、倉田なんだが、カントクは彼をボランチで使い続けることでヤット不在の穴を埋めるとまでは行かなくとも、今後ヤットが戻って来ても秋以降の連戦(代表戦を含めて)で疲労を考慮して休ませたいと考えているから、ある程度バックアップの目処を立てたいと思っているのだろう。まあ、その意味では彼はまだ覚束ないとは思うけど、だからといって一部で言われているように2列目で起用するということが、チームにとっても彼にとってもいいかどうかと言われれば?ではある。橋本と明神のボランチの組み合わせならボールの収まり具合に問題があるのだし(ヤットが2列目起用の際にはそういう場合必ずヤットが下がってボールを貰い受けるのであるが)、GWの神戸戦では倉田を2列目起用した時はイマイチで後半ボランチの位置に下がってからボールを供給し出したという現実がある。あの時倉田の出来の悪さを指摘した人たちと、今回倉田を2列目で使えと言っている人たちは同一ではないだろうね?今回確かにミスは多かったけども、このポジションには経験が必要になってくるが故に、今後も見る側に我慢が必要だろうとは思う。

下平について言及しておくと、彼にはミチの代わりの役割を求めるんではなく、下平のプレーをすればいいとは思う。左サイドからのアーリークロスというのはミチにはない武器なんだし、この試合でも打っていたんだから、それを出して行けばいいと。

まあ、いずれにしてもこうした選手は試合を通してチャンスを掴んで成長して行くとは思うけどもね。あ、自分の書いていることが甘いって?いや、他の人が水が半分しかないと慌てて騒いでいるけど、自分は水が半分残っているという視点で書いているだけであって、見ているものは変わっていないわけよ。第一カントクは主力と控えとの力の差があるが故に固定起用に今まで拘らざるを得なかったわけであって、今回の緊急事態にはやむを得ず使うことになったのだが、入れ替えないことを批判していた人たちこそ今回は生暖かく見守って欲しいとは思いますね。

大分について言及しておくと、堅守速攻という形で今回結果を出したとし、今一番脂が乗り切っている。逆に言えば、今の状態が多分一杯一杯でその後は多くのリアクションサッカー型のチームが直面した壁にぶち当たるだろうとは思う。その意味では、大分って前半の流れの中で本当なら先制点を挙げていてもおかしくはないのに点が取れていなかった。その意味ではずっと大分に攻めさせておいてもよかったかもしれないがw。

もっとも、ガンバがカウンターの形を作れるチームじゃないから、今回前半あれだけポゼッションされたのがガンバにとっては全て。ただ、大分の完成形というのがガラス細工のような感じはした。引いて守られた時の攻めてには今後不安が残るだろうし、何よりも3-4-1-2システムという今時天然記念物のシステムで勝ち続ける難しさにはそのうち直面するかもしれない。まあ、今回ガンバがサイドにボールと人を走らせられなかったんだけども(その意味でミチ不在は大きいが、佐々木が攻めあがった時が一番可能性があったのも事実)、今後はそうした戦略を他チームは徹底して突いてくるだろう。ここ1,2年においてJ1でも4バックを採用するチームが大半を占めてきたのだけども、化石がどこまで長持ちするのかは非常に興味深いところではある。

個々の選手に関して言うと、ボランチのホベルトは守備において機能し、エジミウソンは展開力がある。下川は西川の代わりは十分こなせる。まあ、西川のような派手なセーブはなかったが、逆に言えばチームの守備というか、GKのコーチングが安定している証拠ではあるわけで、キーパーが横っ飛びで防ぐ場面が多いのは実は結構危ないんだけども、世の中の人たちは表層部分で騙されてしまうからなあ・・・
上本クンは今回またもやスペってくれました。別に彼が倒れてプレーが中断した時にボールを返さなくてもいい、それが大海仕様だからと言うつもりはないけども(とか言いながら言うてるやんけw)、ルーカスがタッチに出してあげてピッチに出やすくしてやったのに、出るのに時間をかけ過ぎたのが気になるけど、そういうことをさせてしまうスコアにしてしまったのがいけない訳なんです。

あと、ウェズレイは確かにポストプレーは上手いのは認めるけども、後ろに下がりすぎるのはやはり気になる。年齢が年齢だけに、彼には前線からのチェイシングは免除されていて、その分前俊は随分走らされていたんだけども、今後シーズン後半において彼がガス欠しないとも限らない。まあ、そういう時の為に同じくポストがこなせるデカモリシを入れたんだろうけども、走れない、点が取れないという時に彼に見切りをつけられるだろうか?まあ、いろんな意味でこのチームの先行きには興味が尽きないのであるが。
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大分戦当日に思うこと

2008-07-26 07:51:41 | ガンバ大阪
ここへ来て離脱者が続出しているガンバ(それでも雅人は出場するようだが)の状況に対して、サポは少しネガっている傾向にあるとは思う。まあ、基本的に誰しも自分の見える範囲の中でのことを自分のフィルターを通して物事をとらえて、自分の考えに至るんだからそうなるのは仕方がないことかもしれない。

だからこそ、自らが置かれた状態というのを相対化する必要があるとは思う。確かにウチは苦しいけど大分だって主力を欠いている。デカモリシに比べたら高松の方が遥かに脅威なのに今回欠場し、西川と森重がU-23代表で抜かれている。西川の穴は下川がいるとしてもリベロの森重のところの方が痛いかもしれない。まあ、清武の事故の件が他の選手のメンタル面に影響を及ぼすことはさすがにないとは思うけどもね。

だからといって大分に簡単に勝てるというほど甘くはないのは判っているが、「自分が苦しい時は相手も苦しい」というスポーツの世界で言い古された格言は今回もあてはまるんじゃないかとは思う。いや、今のガンバは前線に不安を残しているだけであって、中盤から後ろについてはヤット不在を除けば盤石だとも言えるわけだから、ネガるなんて贅沢すぎるかな?

バレー不在についてだが、大分相手にはバレーは得点していたから向こうにとっては助かっているか?こちらの方でバレー不在で気をつけないといけないのは、得点力低下よりもむしろセットプレーの守備である。彼が居なくなったことで、高さがなくなった。まあ、攻撃面で彼がその高さを生かした場面というのはあまりないけど、守備において彼が相手のキーマンを潰していたことが大きかった。今後誰かFWを補強するかもしれないが、誰を獲るにしてもセットプレー時の守備というのを再確認しておく必要はある。いくらいいサッカーやっても相手のセットプレー一発で失点するほどアフォらしいものはないからね。

そこらへん気をつければ、ガンバのサッカーは出来るとは思う。そこで出て来るのが、中盤ではボールは廻せるけどもアタッキングサードでの変化が乏しいなんていうカントクのお馴染みのコメントが(オイ
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はるばる大分から遠征に来られる皆様にお約束のご挨拶ですが

2008-07-25 06:19:03 | サッカー全般
おつかめさまです。

もっとも、ウチは今本当に大変なんですよ。バレーが居なくなり、遠藤・播戸もまだ戻って来ないなんて緊急事態ですよ、奥さん。例えブログ騒動を起こして神戸でのU-23の試合を欠場した周作クンがいなくても、下川という、昔天皇杯ダービーでは神かファンタジスタか、であったという秘密兵器が居て、高松が欠場していてもデカモリシが出てくるという抜群の層の厚さを誇る大分さんとは訳が違いますからね。お宅様の雅人クンを頂いてもまだ釣り合いがとれません(付記:今朝の新聞報道で、雅人は離脱が決定)。

しかもこの間いきなり出ては、決勝ゴールのお膳立てとなるポストプレーをやってのけてますから、サッカーってそんなに単純でいいのかなんて思ってしまいます。まあ、ウチは難しくやろうとしているから、新しい選手が来ても合わせるのに時間が掛かるんでこの点は羨ましい限りです。もっとも大分って、他のポジションで人が入れ替わっても安定した成績を残せているのは、ひとえにWボランチが生命線であるからなんでしょうけども・・・

おまけに、大分の選手の皆さんは相手をイライラさせることへの駆け引きにすごく長けておられるとか・・・ファウルすれすれで相手を削る、というか明らかにファウルなんですけどもw、それでこの間代表GKさんがやられたそうですが、ウチも前回の対戦でバンちゃんが削られましたので、今度の試合は誰が病院送りにされるか戦々恐々なんですがね・・・もうやめてくれ~っていう感じですね。あ、周作クンを痛めつけたことのある誰かさんはドバイ行きの片道切符を手にして行ってしまいましたんで、そちらが心配されることはないでしょう。

まあ、結局そういうので相手のペースに乗ってはいけないんですがね。特に1試合につき、3回、1回につき3分は倒れるのが仕様であるために「また仮病や」とどこからとなく言われたことのある(発言主の立場からしてこういうこと言うのもどうかと思うんですが)スペランカー大海君については、倒れた時間分の倍くらいアディショナルタイムを主審にとってもらいましょう。まあ、「して!」と言い放った主審はこの間の我々の試合で笛を吹いたので、今回は当たらないと思いますがね。

最後に、大分FCの皆さんが単年度経営黒字を出せるようになった努力は賞賛してあげましょう。もっとも、影では昨年解雇した外国人選手に違約金を払っていない為に訴えられているとか、選手への給料遅配があって、去年までスキンヘッドで今年からロンゲにイメチェンした某選手から「はよ振り込まんかい、ゴラァ!」と恫喝されているとか、業者への代金の支払いが滞り、FCの事務所には督促の電話ばかりが掛かってくるので事務所の方が抜け毛で悩んでいるとかw。

多分そうした現状は今のところお宅様にはないと思いますが、もし何かございましたら資金面でウチの方にご相談下さい。今のウチはカネを唸るほど持っていますんでw、ただその代わりといってはなんですが、お宅の選手様を2,3人程頂きに上がるかもしれませんので、その時は宜しくです。今回のウチは謙虚に対大分6連勝を目指して行きます。
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秋春制は脱亜入欧の発想なのか?

2008-07-24 07:09:06 | サッカー全般
バレーの移籍に伴って、ガンバサポから、今回の移籍の問題として、日本が春秋制をとっているが故に、シーズン途中で選手の移籍が発生し、補強がままならないということを嘆いておられる人たちが散見される。まあ、それだけ今回喪失感が大きかったのだし、自分もこういうことを未だに書いていること自体それを引きずっているのは認めざるを得ない。

ただ、秋春制にすればシーズン中でも選手の流出が避けられると言い切れるかどうかなんだけども、移籍市場というのは欧州でも冬になれば1月には空いている以上、仮に秋春制にしたところでその期間に欧州クラブからオファーがあれば選手が出て行く可能性だってある。

また、バレーの後任として他チームの選手がいろいろ候補に挙がっているけども、そうした選手を引き抜くことで、自分たちが味わった喪失感をその選手が所属するチームのサポを味わおうとしているということを考えたことがあるだろうか?悪いけど今回ガンバがやろうとしていることって、正にUAEのクラブがやったことと同じことだと思うんだけどもね。他のチームのことを考えている暇なんてないんだと言うのなら好きにしたらいいと思うけど、カネで札束ひっぱたいて連れてきた選手は活躍しても、1年か2年したらまた今回のようにより好条件を提示するクラブに持っていかれることも十分考えられる。それはすなわち、オランダのPSVとかアヤックスみたいに選手を買って、活躍したら好条件を提示するクラブへ売り抜けるようなやり方(選手を育てて売るというのとはまた違う)を容認することを意味する。

話は本題からそれてしまったけども、今回は犬飼新会長がぶち上げた、シーズン秋春制へ移行の話。どんな制度にもメリット・デメリットはあるし、それについては他で十分論じられたのだしあえてどちらがいいかは今回避けて、何故そういう話が出てくるのかという背景について論じてみようと思う。

ここでシーズンは春秋か秋春のどちらがいいとか言うつもりはないけど、一つ言えるのは、周辺諸国がなんであれ(中韓は北方の寒冷地を考慮して春秋制)、秋春制に移行するというのは日本のサッカーがアジア諸国とは距離を置くという選択なんだろうとは思う。それは例えばACLにおいて、毎年5月頃にリーグ優勝チームが決まっても翌年のACL開幕まで待たないといけないといったことを犠牲にしてでも、秋春制に移行することを意味する。そうしたことを引き換えにしてでも、欧州主要各国とカレンダーを合わせる方がいい、という発想が秋春制への移行なのだ。

つまりね、もうお隣とは一緒にはやってられへん、という風に秋春制を唱える人たちは思っているんじゃないかという気がする。カレンダーを変えてしまえば、今後お隣さんとは日韓オールスターだとか、東アジア選手権だとか、はたまたA3みたいな大会というものを、日程を調整して行うことが非常に困難になるからだ。実際サッカーを通してお隣さんとつきあっていくと、結局サッカーという競技の特性であるせいか、過去の歴史、政治的対立といった背景に基づく感情というのが噴出してしまうわけであるからそうした気持ちになって来るんだろうな。単に地理的に近いというだけで、中国や韓国と付き合うことに大多数の日本人がもうええわ、と嫌気が差しているわけよ。

だったら、いっそのことAFCを抜け出してUEFAに移籍しよう、とそこまで腹括れるんならいいと思うけどもね。W杯予選を戦う上で移動は大変かもしれないけども、欧州の方が出場枠は大きいよw というか、本当にレベルアップしたいなら、アジアよりも欧州の中でもまれた方が、1回や2回W杯に出られないリスクはあってもその方がいいかもしれない。

結局、欧州のカレンダーに合わせたいというのであれば、それ自体がアジアの近隣諸国との連携を捨ててまで欧州と連携する脱亜入欧だということを秋春制論者には理解してもらいたいし、UEFA転籍を視野に入れる覚悟があるかを犬飼会長には問いたいんだけどもね。
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バレーがいきなり居なくなる現実を突きつけられて思うこと

2008-07-22 23:57:22 | ガンバ大阪
もし、バレーが退団になることを今日ではなく、昨日のうちに判っていたら、多分コール氏に対して、「東京時代のルーカスの1トップってどうでした?」と訊いていたかもしれない。恐らく氏の答えというのは、あまり芳しいものじゃないだろうな、とは思う。まあ、こんなことは氏に尋ねるまでもなく、「ルーカス 1トップ」で検索してみたら、それ自体さして機能していなかったことが判るわけですけども。確かにルーカスのプレースタイルを見ていると1トップを張れるような力強さよりは、2列目から飛び出してくる動きの印象が強くて、東京時代にも一番点を取っていた06年もMFでプレーしていた時期だった記憶がある。ついでに言っておくと、ガンバでは蹴ったことがないけども、ルーカスってPK上手いらしいよ。今は蹴る機会がないけども、東京時代は塩田は練習中でも全く防げなかったそうだから、チャンスが来たらこの人に蹴らせればいいかもしれない。

そう考えると、ルーカスの1トップという選択はないだろうと思うし、バレー退団の後の青写真を描くとすれば、

・ルーカス+日本人の2トップに、中盤に外国人を入れる
・ルーカス+新外国人の2トップ
・新外国人の1トップ

といった選択が考えられるかもしれない。

こういう書き方すると、随分ドライな風に思われるかもしれないが、いきなりそういう現実を突きつけられたら、逆にバレーが退団する今こそガンバをいい方向に持っていくチャンスだと考えたいからである。別にバレーのことを評価していないわけではない。個人的にはバレーと共に歩んだ1年半は楽しかったと思うくらいだし、抜けて全く痛くないと言うのはウソになる(バレー放出後の大宮や甲府という例を見ていると)。

ただ、多くの他サポがガンバの試合を見ておられてから言う感想は、やっぱりFWが一番のネックだということも現実ではある。これは別にバレーのことを批判している訳ではない。どんな選手でもそのチームにおいて貢献はしてくれたとは思う。特にバレーにおいてはフィジカルを生かした得点と、セットプレーの守備における相手キーマンのマークという面においては。

しかし、功罪という両面で見ると、ある意味バレーの存在自体がガンバの前線においてバランスを悪くしていたのも事実ではある。だからこそそれを是正するチャンスだという風に捉えててこ入れをすれば、ガンバがまた変わる絶好のチャンスかもしれない。

で、実際FWについてなんだけども、筆者の現状認識では、今痛いのはバレーが去ることではなく、播戸が不在であることだと思う。ルーカスと播戸という組み合わせは未知数なんだけども、一つのオプションであるだろう。となると、夏場は雅人や平井の台頭に我慢して、中盤に人を獲る、という選択もありうる。というのも、仮に外国人FWを獲ったとしても、ウチのカントクのことだから、ルーカスとまた2トップを組ませることをやりかねない。人が足りないのも困ったもんだが、その一方で人が揃いすぎると誰をどう使おうか頭を悩ませて結論を下してもその布陣が機能しないということもあり得る(去年のアウェー清水戦は正にそんな感じだったのではないか)。

つまり、選手起用において過去の実績や名前に基づいた序列で決めてしまう傾向にあるのならば、裏を返せば、誰かが欠場したり、退団したりすれば必然的に控えから誰かが主力に昇格するわけで、それがスッポリとチームの中でフィットしたりして、これは別に悪くないやん、というケースは過去幾度となくあったのである。だからまあ、補強というのは良し悪しがあるけども、秋まで辛抱するというのも一つの手段かもしれない。

もっと言えばカントクはヤットと播戸が離脱した時点から、夏場を現有戦力底上げの場と捉えて控え選手にもチャンスを与え、ACLが再開される秋からが本当の勝負だと考えているように思えるのだが。だから、補強しない方がいいとまでは言わない。補強して穴埋めするのも一つの発想だが、全てコマが揃った時点でカントクが悩み出すのなら、補強しないのも一つの選択なのだ、ということは指摘しておこう。

バレーについて言っておくと、色々と言われていたけども、基本的にFWとしての資質はある。シュートを外し続けていたが(カペッロがユーロで外しまくっていたトニを擁護した言葉を借りれば)、「裏を返せば、彼がシュートを打つべき場所にいた」ということの証左に他ならない。まあ、行くからにはガンバの名に恥じないように向こうでも頑張って欲しい。そして残された我々も居なくなっても愚痴るのは辞めよう。一方でバレーの決定率の低さを嘆いた人たちが、実際居なくなってから、バレーを何でアッサリと出したんだよ、とボヤくのは矛盾しているだろう。

まあ、これはバレーの件に限ったことではないのだが、いい悪いは別にして、全体的にクラブとしてのガンバの対応って何か淡白な感じはするけどもね。まあ、今回は契約を盾に取ってシーズン中は移籍は認めない、と突っぱねてもしょうがないとは思っているとしたらそうだとは思うが、他にも水本を売り払った件といい、フェルを気前よく清水にレンタルしては移籍1年目でやられた件といい、或いはヤットをOA枠で送り出そうとした件(まあ、親会社の以降で北京五輪に送り出したかったんだろうけども)からしても余計にアッサリしているように思える。個人的にはもうちょっとこう、神戸のシャチョーさんみたいな老獪さというかこすっからさがあってもいいと思うけどもね。それがないから弱化部長は交渉相手には益々ナメられるんだろうなあ。
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J聯賽 第18輪 京都不死鳥 1-1 FC東京

2008-07-22 07:42:26 | サッカー全般
野球において、本当に守備の上手い野手というのは、ファインプレーという風には見せずに難しい打球でも簡単に処理してしまう。それと同様にサッカーのGKの話をしていくと、見方によっては、現在日本で最も安定したGKというのは楢崎だと言えるのではないか。まあ、彼のプレーって見ているとファインセーヴというのがあまりないんだけども、逆に言えば彼が的確なコーチングでDFのポジションを修正し、GKが横っ飛びしなくても正面でキャッチできるように持って行っているからではないか?勿論、それだけでなく、フィードや守備範囲を取っても総合的に楢崎は平均以上であることは言うまでもないんだけども・・・

余談であるが、川口が、代表の時とジュビロの時と出来が違うことを指摘する向きがあるんだけども、それは何も彼個人によるところではなく(ミスは本人の責任として)、現在の磐田というチームと日本代表のチーム力(特に守備力)や相手との相対的な力関係が関わっているものである。もっと言えば、磐田は今都市の規模レベル並みの順位に落ち着いているわけであって、そういうチームが日本代表のGKを預かっていていいのかということなんだけどもね。あ、去年どこかのクラブが彼を獲得する噂というのがありましたっけw

この試合をコール氏と一緒に観戦させて頂いた中で思ったのだが、東京のGKの塩田は確かに数多くの決定的な場面を防いだ。それは確かなんだが、逆に言えばそこまでもって行かれるということに今の東京のチーム状態が現れているかもしれない。塩田ってフィードをタッチに割らせたりするところを見ると、反応系のGKの域を出ていないかもしれない。その反応系の中でも、藤ヶ谷・菅野・土肥といったGKよりは他の面で劣っているというレベルなんだけども。その意味では、塩田よりは京都の水谷の方がこの試合に限って言えば安定していたとも言えるかもしれない。

だからそれだけに、終了間際のFKを弾いてクリアできなかった水谷、ひいては京都にとっては残念な結果に終わったし、完全な負け試合を拾えた東京にとっては価値あるドローであっただろう。試合の方であるが、東京が右サイドで石川を中心にしかけ、京都はシジがボランチとして中盤の底から起点となり、柳沢をターゲットにしてそこから両翼の渡辺大剛やフェルが仕掛けて来る。前半15分の渡辺の突破は見事だったなあ。目の前で見ていたけども、当たられても簡単にボールを渡さなかったんだから。

あと、ガンバサポとしてはシジが頑張っていているのは嬉しいし、出さなきゃ良かったと思うこともないわけではないが、ボランチの動きをみていると京都にいて良かったかもしれない。ガンバでボランチといえば、ミチが上がった後のケアだとか、ミチの守備力をカバーすべく、サイドにも走りまくらないといけないわけで、明神並みの運動量はさすがにこの人には求めることはできない。だからよくシジを見ていると中盤の底のバイタルエリアをカバーするのが中心である分、動けなくても何とか持っているかもしれない。

後半8分CKに飛び込んだヘタレによるゴール・・・まあ、試合に出られていることが良かったんじゃないでしょうか。彼に対する気持ちってもうそんなもんでしかないですよ。

東京の攻撃だが、カボレが裏へ飛び出す場面というのがあまり造れていない。この辺は京都のDFが上手く対応していたし、そのカボレが下がって赤嶺に代わると今度はスピードを警戒せずに済んだ京都がラインを押し上げてしまっている。後半30分に右サイドにできたスペースに徳永が飛び出して決定的なチャンスだったけどもこれも防がれた。そうなると、城福さんはJ1年生監督である分、交代カードの切り方が上手く行っていないような感じがする。下げるとしたらカボレではなく平山だったかもしれない。もう少しこの人には自分からシュートを打っていく強引さが欲しいんだけどやはり物足りない。

京都であるが、逃げ切る上でのカードの切り方について言っておくと、フェルをロスタイムに下げたのは時間稼ぎでしかなかったのだが、どうせならフェルのキープ力を生かして前でボールをキープする、といったことをやっても良かったとは思うんだが(こういう時にそれが出来てしまうんだよなあ、この人は)、柳沢も下げてしまうと前線でのチェイスやキープ力までも失ってしまったかもしれない。リードしている時の試合運びという点ではまだまだ課題は残る。けど京都はいいチームになったし、この状態なら残留できなければおかしい。ガンバもACLのシリア遠征後に対戦することになるがその場合結構難しい試合になるかもしれない。

試合後は四条大宮でコール氏と一緒に飲み、Jリーグ全体のトピ、とりわけ横浜FMのことについて話をした。やはりこのチームが降格したらイカンよなあ、とは思う。マリノスタウンを造って将来に向けて投資したが為に予算を縮小されている現状が厳しいとは言え、何とか残って欲しいんだが・・・最後のダービーとか煽っていて2部でダービーなんて笑えないからね。
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