大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽第33輪 大阪鋼巴 1-5 鹿島鹿角

2009-11-29 05:58:37 | ガンバ大阪
この試合の敗戦でリーグ優勝の可能性はなくなった。5失点というのはルーカスが退場になっても、DFの枚数を削った分後ろがおろそかになった結果であってそれは致し方ないが、点を取れなかったのがなんともね・・・それでも最後まで切れずに戦った選手たちを誇りに思う。そしてゴル裏も審判批判のコールを出さずに(これが普通なんだけども)、途中で応援をやめることなく最後までサポートしたのがよかった。優勝というのはこの試合だけでなくてシーズン全体の結果であるわけだから、前半での取りこぼしが響いたかな・・・でもまあ、7月の連敗時期を思えば、本当によくここまで持ち直してくれたと思う。その意味で3位が確定したお陰で、今そんなに大敗のショックを引きずるわけでもなく、最低限の目標を死守できたという安堵感が、今ブログを書いている自分にはありますね。

試合の前半は、後半戦勝ってきたように守備から入る立ち上がりだった。鹿島が立ち上がりから積極的にプレスに来ては高い位置でボールを奪い、速い攻守の切り替えでチャンスを作り出していたが、ガンバも最後のところで集中を切らさずに守れていた。ここで失点せずに踏ん張ればやがてこちらに流れが来るし、このプレスはずっとは続かないだろうと思っていた。実際前半の途中からガンバも攻めの形を作り出しかけていた。後半始まってからはガンバのペース。ただ、ここでPJに縦に出す形が多く、かつPJもボール貰ってから周りを見渡せずに突っかけては失うというパターンが見受けられていたから、ここはなんとかしないとな、と思っていたら案の定満男に掻っ攫われてからの失点。結局カウンターにしてやられたという感じだったけども、他のJクラブにはないカウンターの鋭さだったよなあ・・・こういうチームがなんでACLを取れないのかが不思議でしょうがないんだけども。言っとくけど、自分はJの覇者がACLで勝てていないというのはJリーグのイメージとしてはマイナスだと思っているわけですがね。

審判に関しては、確かにあちこちで吉田主審に不満がある書き込みを見かけるし、そういう気持ちは一概に否定しないけども、その中でもやらなければいけないのがこの試合だったとは思う。つまり、判定はコントロールできないけども、それに対する反応や次のプレー、応援は我々次第だということだ。PJが前半倒されたのはエリア外ならFKを取ってくれたけども、内ではダイブを取られたというのもサッカーの中ではよくあることだろう。まあむしろ後半こっちのゴル裏から見ているとイバが相手選手のユニ引っ張ったりしていたのはよく見えたしw、その他いろいろとあったけども主審からは死角であったならば、吉田さんを責められないだろう。どっちかといえば少々のコンタクトを流す傾向にはあったと思うし、ジョージや東城よりはアドバンテージは取ってくれていた。ただ、時折首をかしげるようなファウルの判定や取らなかった判定ははあったけどもね。さっきの鹿島とACLの相性からすれば、この日の吉田主審の判定基準に合っていたというのが、皮肉にも吉田同様に国内限定仕様なのかな、という感じがしないでもないけども。

そういう意味ではACLはむしろこっちに任せてチョーヨ、と誰かさんが昔CMで言っていた台詞を思わず口にしてしまいますがw あ、鹿島のグルメはアウェーゴル裏でもモツ煮だけでなく、ベーコンのロール串焼きとかはうまかったですね。天皇杯では参戦できないんで、鹿島遠征は来年持ち越しですわ。今回は羽田からバスで鹿島神宮まで行き、帰りはスタから東京駅までバスに乗っていったけども、今までこんなに渋滞で時間が大幅に遅れたことはなかったな・・・まあ、それだけの大入りだったということと、千葉まではディズニー行く車の渋滞に巻き込まれたというのがあったんだけども。その意味では鹿島ってまた行きたくさせてくれるアウェー地ではあるんで、

鹿島明年見 !
(鹿島よまた来年会おう!)

と一言残しておきます。

Sportivaの記事 - もう一度ACLで勝負したいという思いを強くさせてくれた

2009-11-27 07:17:22 | Weblog
「SPORTIVA」の1月号を買った。日本勢がACLで決勝まで行けなかったことで、またぞろ日本のレベルが云々という識者が出始めたから突っ込みいれるために買ったんだけども。その前に表紙を飾った松井について。膝に持病があって全試合守備につけない松井はDH要員という評価(なんか現地で勝手に決め付けられている気がしないでもないが)を下されているなら、減俸を飲まない限り残留はないだろうね。ま、唯一同じ地区で優勝争いをするレッドソックスがちょっかいかけてきたら少しは条件が吊りあがるかもしれないが、オルティーズがDHで君臨している限りそれもないか・・・ま、オルティーズを放出ってことなら話は違うんだけども他の地区であればあまりヤンキースは気にならないか。

話はそれて本題に入ろう。98ページ目の「Jクラブはなぜ負けたのか」というタイトルの記事で日本勢が決勝に行けなかった原因が分析されているんだけども、某公明な評論家が、景気が悪い、そのため外国人選手が中東に行ってしまった、だから中東に勝てないなんていう安直な三段論法を展開しているんだよなあ・・・まあ、海外のクラブ相手に無配を続けていたクラブのことをすっかりお忘れであるのはいい(はずがないw)としても、見逃せないのが、金に目が眩んで外国人が行った中東クラブのレベルというのは、外国人はJと遜色なくても自国の選手のレベルが絶望的であるという事実には頬かむりであるということだ。第一それが原因で中東に勝てないのなら、決勝で浦項が勝ってしまったという事実をどう説明できるのだろうか?まあ、識者の中でも唯一名波が名古屋の経験不足を挙げていたが、アル・イテハドに勝てなかった部分って正直そこぐらいかな、という感じなわけよ。

ただ、こうやってこのブログで高名な識者や評論家をくさしたとしても、自分としては紙や電波などの媒体で発言力や影響力を持つ彼らの前にはただただ無力感を感じるばかりだ。それはどの分野でもそうなんだけど、いくらインターネットが発達しで媒体と受け手との境がなくなり、インタラクティブな時代になってきたと言われていても、どこの分野でもそうだが、その分野の大家の言うことというものに突っ込みどころがあったとして、一般ピーポーが2ちゃんやら個人ブログやらで反論したとしても、結局影響力のある彼らはそれを黙殺することができる程その分野で権威があるからなんだけども。そういう現実を知っていれば、こうやって言いたいこと言われるとやっぱり悔しいね。

怖いのは、Jのレベルが落ちたからレベルアップの為にじゃあチームを縮小してしまいましょう、という意見がもっともらしく通ってしまうことではあるわけで、それは日本全国におけるマーケットの縮小を意味してしまうことになるだろう。

だからこそ、ACLで結果を出し続けなければならないのだろう。本当はACLの成績だけで一国のレベルの高低というのを計れるほど単純ではない(そもそも、「レベル」ってどこで計るのかという問題がある)。けれどもこういう輩を客観的に納得させる為には日本勢がACLで勝ち続けるしかない。幸いにもそれによってすぐ掌を返す連中も出てくるだろうしw 

その為にはやはり国内から地力のあるクラブが行くことだと思っているわけで、そのポテンシャルが一番あるのが川崎や鹿島よりはガンバだと個人的には思っている。あとは浦和か。浦和はACLならやれるかもしれない、と思うことがあるので、天皇杯の繰上げ出場で出てくるならありか(ただし3位以内は絶対に譲りませんのでw)。

週末の鹿島との試合の先にはアジアが、そして世界が繋がっていることを感じつつ。鹿島に遠征行ってきます。

前遼の移籍の件って・・・また安易な補強に走るのか?

2009-11-24 00:40:30 | ガンバ大阪
得点ランキング1位の選手ということだから勿論能力は高いのは認めるけども、この移籍によってガンバに本当にプラスになるのか?もっと言えば、最近飛ばしの多い日刊の報道が本当に信憑性のあるものか(つまり、本当に来てくれるのかということ)を検証してみる必要がある。以下5段階でその度合いを考えて見た:

1.移籍実現度-3

前田自身生まれは神戸だというから関西には多少ゆかりはあるけども、小学校の頃に関東に転向して、横浜でサッカーを始め、中学からは暁星か・・・ということはもう完全に関東人であって、今までガンバが獲って来た関西へのUターン組というのとは全然違う。子供の頃関東に移ったという点で言えば明神のケースに近いと言えるけども、明神は柏降格後にかつての恩師を頼ってきたしカントクも彼を求めていたというところがある。これに関して言えば前田はちょっと縁が薄いような感じがしないでもない。

出場機会というのも非常に大事なものだ。ガンバでは例によって舶来2トップなどと競合することが多い。またFW以外でも日本代表だからといって簡単に試合に出られるとは限らない。もっと言えば補強というのは獲った選手を使うことではなく、中の選手と競争させることで、補強選手が活躍しなくても中の選手が伸びて来ることとも補強の意味合いとして考えている。こうした動きというのを本人が知らないわけではない。

とはいえ、来季ACLに出る可能性が高いとなれば、それに気持ちが揺らぐという可能性はなくはないんだけども、あれぐらいの選手で今季で契約が切れるとなればもっと争奪戦になることも考えられるんだけど・・・オイルマネーで潤っている分ガンバが一番いい条件を提示できているんでしょう。実現度としては五分五分ってことで3としました。

2.投資度-4

昨年は高木和道を獲得するのには2億円ぐらい突っ込んでいたのだけども、彼の年齢を考えるとそこまでするか、と。今のガンバはもう少し下の年代の選手を獲りにいかないといけないんじゃないかと考えていた。将来的な若返りを考えるなら前遼というのは本当はないんじゃないかと思う。ただ、短期的に今の中盤がアジアで戦える期間が限られているとしたら、その中で勝負するという意味ではありだろう。ゼロ・プレーヤーとしたら獲得資金は現行の年俸に上乗せするという形でOK。マネーゲームになったら磐田は勝てないっしょ。もっとも前遼を引き止める為に向こうがそれなりに金を積んだらしゃあないけども、そうなればジウシーニョを強奪するチャンスw・・・あ、違ったか。これまた失礼致しました。

3.チームへのフィット度 -2

右利きでポストプレーが得意、という点でルーカスとタイプが被らないかな、という気がしないでもない。まあ、プレーエリアというのは真ん中が多いみたいだけども右利きだったらやっぱり左に寄りたがらないかな、というのが心配ではある。個人的にはプレーエリアが被らないタイプということで左利きの選手に注目していたんだけども。まあルーカスが残るとしたら、チームの構成としてはむしろバンが抜ける分、裏への飛び出しを得意とするスピード系のFWが欲しいかなとも思ったりもするんだけどもね。

フィット度に2という数字をつけたのは、来季の編成が現時点で流動的であるからで、ルーカスが残るんなら前遼って実は優先順位が低くなる。ただ、ルーカスとかジェジンとかがいなくなるといことなら勝手が違うんだけど、どうもルーカスに対するフロントの評価は低いんやな・・・今のガンバはルーカスが攻撃陣の軸になっていることを山本山は見抜いていないのかね?シーズン前半点を取らなかったのはレアンに点を取らせていたことを気づかないのかね?今のガンバって変に特定の決定力ある選手に頼らなくなったことで本来の調子を取り戻したとも言えるわけだし・・・

まあ、20点取っている選手ってことで単純に飛びつところは、さすがアホ弱化部長である。

フェル、アキ、そしてネット・バイアーノ

2009-11-23 00:26:48 | サッカー全般
フェルにアキ、ありがとう。君らが頑張ってくれたお陰でガンバの優勝の確率が今日ゼロになることはなかった。思えば4年前、奇しくも同じ川崎相手に優勝を決めたよなあ・・・あの日勝ち越しゴールとなるPKをもらったのは家長やったよなあ。フェルは途中退場になっていたから優勝の瞬間はピッチにもおらず、ベンチにも残れない状態やったんよなあ。君たちの努力は無駄にはしませんぞ。

しかし、大分ー川崎の試合見ていて、これが大分か、と見間違えるくらいサッカーが変わっていた・・・自分たちでイニシアチブをとり、高い位置からプレスをかけてポゼッションを握っている!このメンバーで来季やるのは恐らく無理だろう。経営危機故に高額年俸の選手を手放さざるを得なくなってしまうだろうから。

確かに大分がこういう経営危機に陥ったことで溝畑社長に対する非難が今まで以上に強まっているのは理解できる。ただ、レバタラの話しで言うと、もし身の丈路線でやり続けていたとしても、大分は遅かれ早かれこうした問題に直面していたことだとは思う。というのも、確かに身の丈経営っていうのは聞こえがよくて、出て行くものを抑えられるとは思うが、逆に言えばその分入ってくるものだって抑制されていくということを覚えておかないといけない。この試合でも2万人超えたらしいけれども、それはきちんと能力のある選手にそれなりに金を積んで、かつその選手が能力を発揮できる環境を整えたからであって、コンテンツとして魅力がなければ観客を集められない。勿論今こうなってしまったからにはクラブを潰すわけにはいかないから方針転換はやむを得ないけども・・・今後大分が生き残るには残った選手でも今のようなサッカーができるようにするということだろうなあ。そうすることが今後もクラブが提供できるコンテンツとして観客動員につながるわけだから。

大分ー川崎と並行してJスポで千葉と東京の試合もチャンネルを替えながら見たが、皮肉なのが、巻が負傷退場して、ネットバイアーノが入ってから千葉が良くなったことだった。実はこの人のことを密かに注目していた。というのも左利きで長身でポストプレーが上手いということならウチにピッタリな選手なんじゃないかということなんやけどもw 

実際、ネットのところを経由してから新居なんかの責め上がりを助け、自身もはたいてからゴール前に走りこんでいるプレーがある。こういうところで注目すべきなのはオフザボールの動きで、パスしてからの走りこむ場所とか、守備時においてきちんと戻っているかというような運動量や切り替えの早さとかを見ておいたが、いずれもきちんとこなしている。守備もルーカスや巻のような献身さは求めることはないにしても、きちんと戻ってやっているところを見ればまずまずといったところか。

そして肝心なところだが、プレーエリアは真ん中が多く、時折右サイドの攻撃では右に流れたりするぐらいで、左サイドに流れることはあまりない。前にも書いたようにガンバの外国人選手ってプレーエリアが左に偏る選手ばかりなのでお互いに窮屈になってしまうところがあった。だから左利きの選手を持ってこればいいんじゃないかということを考えるようになったんだけども、それはその選手単体の能力だけでなく、ルーカスが左サイドを広く使えるようにすればいいんじゃないかということで、現に今のガンバはルーカスが攻撃における軸になっていると言える。

ネットがガンバに来てやれるかどうかは断言はできないが、ウチの攻撃陣のサポートがあれば今よりはできるだろうし、少なくともPJよりはボールを収められるように思えるから期待できるのだが・・・彼単体を生かすというよりはプレーエリアの被りをなくすことでチーム全体の生態系を保つということが必要になってくるかもしれない、と最近ふと思うようになった。アタッカーの決定力ばかりを求めることで他に歪を生じさせない、というのも考えるべきポイントだとは思いますが・・・サカダイで弱化部が候補に挙げているのが右利きボルジェスだというから何を言わんかやである。

J聯賽 第32輪 大阪鋼巴 2-0 清水鼓動

2009-11-22 06:43:12 | ガンバ大阪
一言で言えば清水は策に溺れすぎた、という感じが強い。サッカーというのは相手がいるスポーツだから相手に応じて策を立てるというのは決して間違ったことではないけども、それが自分たちのやりたいこと、得意な形を崩してしまったというのは否めないなあ。そこら辺のさじ加減は実に難しいのだけども、縦に放り込むやり方というのは、選手らにもやりなれていないことを強いていたんじゃないか。これじゃあ、やってる選手たちも応援している人も楽しくはないだろうなあ・・・前半わざわざ反対側のエンドを選択し(現地に居なかったのでよく解らないが、風上を選択したのか?)、岡崎目掛けて放り込むよりは、どちらかと言うと点は取れなかったけども、後半2点目取られるまでの時間帯がそれなりにらしさが出ていたとは思うのだけども、そこはガンバがよく守れていたと思うし、ヨンセンが居ない清水と和道やソータが居たガンバとでは高さはガンバに分があったしね。

2度は上手く行った策というのは同じ相手に3度は通用しない。健太が対ガンバ用に準備した4-3-1-2で縦ポンというのが今回はアダになってしまった。まあ、前がかりになってくるガンバに対しては守備時に3枚のボランチで中央のバイタルを消してしまい、奪ったら素早く岡崎目掛けてロングボールを繰り出し、そこでのセカンドを枝村や原に拾わせようとするものだったが、ガンバもそこは学習していて攻守の切り替えを早くして清水の目論見を崩していた。その意味では、リーグ後半のガンバの快進撃って、今までポゼッションのガンバと思っていたのにカウンターを織り交ぜてしまっているが故に相手が面食らっているというところはあるんじゃないだろうか?

だが、万博での最初のゴールみたいにヨンセンが頭でそらして裏に岡崎を走らせるというようなプレーも肝心なヨンセンがいないとできない。そのロングフィードもガンバがオフサイドで遮断し、岡崎に出されてもセカンドボールを明神が拾ってしまう。こうなると清水は手詰まりになり、元々高いラインを設定していないために前と後ろの距離が開く為にガンバが中盤でボールを回せる。明神だったか、最初のミドルを打つことに始まったが、先制ゴールの場面でも中盤にプレッシャーがかかっていないから和道が前に出すことができた。BSの録画で確認した限りではオフサイドと取れるし取れないしという微妙なとこだが、清水が逆サイドに一人残っていたのが致命的だっただろうな。

ちなみにこの試合の審判は本当にシーズン終盤の大一番に相応しいような判定を下していたかは疑問だった。東城主審はアドバンテージの取り方がおかしいし、ルーカスが倒された場面でもプレーオンでよかった。仮に止めるんならきちんとカードを出すべきだっただろう。実は同じようにアドバンテージ取れば、という場面は清水の攻撃の場面でもあったから、ブツ切りのレフェリングが試合のリズムを微妙に狂わしていたかな、と思う。

ただ、ガンバも先制してから追加点を奪えていない。この日は上手くサイドと中央との連携がとれていたけれども、二川はやっぱり厳しかったか・・・まあ、最初中央に抜け出した場面ではボールが足についていなかったし、2回目はDFがついていて角度がなかったからなあ。

後半もカウンターでいい形は作るけども、PJ自体が全体的にまだまだ合って居ない。ボールを持った時のドリブルのキレはいいんだけども、まだまだポストで収めきれていない。そうなると、ジェジンの方がまだ収められるんじゃないかと思うし、サイドからのクロスに合わせられる。けど、この人ガンバのサッカーで重要なFWとしての守備や運動量がかけているからなあ・・・という期待と不安を抱きながら彼の投入された後を見守っていたらやってくれました!こういう試合をモノにするべく和道とジェジンを獲ったようなものだった。なんだかんだいいながらジェジンはこれで10得点。少ない出場機会の中でこれだけ点取ってしまうというからやはり非凡な才能は持っている。

だからこそジェジンをもっと理解すべきなんだろう。運動量については不満はあるけど清水でそれなりにやれていたのは彼がカウンターの時のターゲットとして前に張っていることが多かったわけであんまり下がって守ることを求めていなかったんじゃないか、という気がするんですね(彼がいた頃の清水の試合を数多く見ているわけではないが、今でも06年頃のガンバとの試合を録画で見直すとそういう印象が強い)。

この試合が始まる前までは和道にしてもジェジンにしても移籍する可能性を否定せず、するのなら違約金も含めてビジネスライクに対応すべきだと考えていたが、残ってくれれば2年目の方が上手くやれそうな気がしないでもない。新しく選手を獲ってもフィットするまで時間が掛かるわけだから。

これでアズーリ観戦不敗神話は継続中、ガンバTVが始まってからも無敗継続中といい流れで来た。次はいよいよ鹿島との大一番。お前はアズーリで見とけとか、自治会の仕事をやれとか(実は町会長会議が28日あるけどブッチします)いう突っ込みはやめて下さいw

清水戦・・・例によって自治会で参戦できないけども

2009-11-21 08:52:34 | ガンバ大阪
清水戦はアウェーへ行かずに必勝を期してアズーリというのを決めていたから遠征の準備も何もせず、そのうち自治会が入ってきたというだけの話ではあるんだけどもねw この間のソフトボール大会は自分が遠征で応援に駆けつけられなかったけども見事入賞を果たすぐらい勝ち進んだんで、お茶だけでなく弁当まで出して欲しいと言われているけどいいですか、という問い合わせまで丸亀へ移動中の自分にメールが入ってきたから許可を出しました。まあ、自分に出来るのはこれぐらいやし・・・

で、自治会を今日開くということは当然毎週第一土曜日に開いていた定例の自治会というのは来月は開かずに千葉戦朝から万博に行けるようにしておこうw 

さて、今日は清水戦。清水といえば自分が海運関係の仕事やっていることもあって一応我々の業界は関心を払っているわけです。というのもこの不況において取り扱いの貨物が激減してしまった現状においては本社の方から地方港にも船を入れたらどうかという話しがあったわけなんですがね。まあ、勿論船を寄せられるようになれば清水港においても貨物の取り扱いが増えるというわけで鈴与にとっては悪い話ではないとは思うって、結局これってエスパルスに塩送ってるようなもんかw 

ただ、船を寄せるに当たってどれだけの荷物が見込めるかなんだけども、船会社というのは輸出入におけるコンテナの荷動きのバランスを考えるわけで、今は関東なら東京・横浜、中部なら名古屋、関西なら大阪・神戸という港においては輸入で入ってくるコンテナが輸出で出るコンテナを超過しているという状態で、そこで日本で余ったコンテナを如何に持って来るかというのが課題ではあるわけですね。ただ、清水となると輸出となると地場産業、まあ大きいところで言えばヤマハやスズキとかがあるにしても(その意味では清水と磐田ってサッカーでは宿敵同士でも実は実体経済では繋がっている)輸入で入ってくるものがどうしても少ない。となると余ったコンテナを横浜や名古屋あたりから船で回送してくるということになるんだけども・・・そうなると船会社って清水からの輸出運賃を高く取りたいと思う。けれども、ややこしいのは、荷主というのは

・清水で積み込む場合の運賃
・横浜あたりまで陸送して横浜で積む場合の運賃

この二つを天秤にかけてしまうわけで、横浜まで運ぶトラック運賃もかなり下がっているのが現状ではある。そうなると清水から積む運賃というのも必然的に下がってしまうとなると、何の為にわざわざ空のコンテナを回送して持っていくのかという話になってくるわけで、今まで船会社が地方の港へ船を入れては数年で撤退したのはそういう事情があるからなんですがね・・・

だからそういう内情を解っているからこそ、鈴与だって不況のあおりをうけて、かつ清水というマーケットにおいてよく頑張ってエスパルスを支えているな、と思うし、クラブの規模からすれば4位というのはよく健闘しているといえる。サッカーというのはチームだけが戦うだけでなく、そのクラブが所在している地域と戦うという側面があることを理解しておく必要はある。

で、和道はブーイングで、ジェジンは出てきたら拍手という感じにはなりそうですね。向こうの板を覗いてみると。この二人に関してはもう少しチャンスを与えてあげたらなあ、と思うことはあったし、オフになると動くという選択肢があってもおかしくはないけども、シーズンが終わるまでガンバの選手であることには変わりないわけで、そこでしっかりとACL圏内は死守しようや! 清水に万博でカウンターにやられてからガンバもマイナーチェンジしてハーフカウンターを取り入れるようにはなったけども、そうやって攻守の切り替えをしっかりやれるかがカギですな。

阪神を引き合いに出してガンバの世代交代について考えてみると・・・

2009-11-20 00:33:23 | ガンバ大阪
かねてから、サッカーについて考えるうえで、全く系統が異なる競技ではあるけども選手起用や組織論においては野球も格好のケーススタディになりうると考えていた。最近多くのガンバサポにおいてよく語られるテーマが世代交代というものなんだけども、野球の実例を見ていく限りこれはなかなか難しいと思ったりもする。それもそのはずで野球においても奇跡的に短期間でそれを為しえたのは84年の西武だけなんだからこれはどこを例にとっても難しいんだろうなとつくづく思ってしまう。

大阪においてファンでなくても否応なしに入ってくるのが阪神の情報で、出社前に会社のビルの地下の喫茶店でモーニングを頼む時に新聞をチェックするのだが、大抵一面は阪神というのが決まっている。たまに阪神が一面でない時なんかはアレっと思うけども、そういう時って昨日の結果はアレやったんやな・・・というのが結果を知らなくても大体想像がつく。

今日も、仕事上での得意先と雑談していて来年の阪神はどない、という話題になったけども、メジャー帰りの城島を阪神が獲ったのはなぜかという時に私と先方との間で一致したのは、今の阪神は結果を何よりも求められている状態にあり、その中で即戦力の補強に走ったというものだ。

つまり、今年狩野が出場機会を掴んできたけども、まだまだ優勝するチームの正捕手としては物足りないと球団は考えている。来年再来年と彼を育てるというつもりでガマンして使い続ければ一本立ちしてくるけども、阪神を取り巻く環境がそれを許してくれない。勝てなければマスコミやファンの批判にさらされてしまう。そこがかつての暗黒時代なんかと違って周囲が求める期待というのが高まってきたし、なまじっか巨人ほどではないにしても今の阪神だって結構お金をつぎ込んで選手を獲得できる状態ならば、自分たちで作り上げるよりも既製品を他所から持ってきたほうが手っ取り早いということになってしまう。まあ、あんまりこのやり方をしすぎると、かつての巨人みたいに生え抜きの選手不在で愛着が湧かなくなってしまうんだよなあ・・・

個人的には城島を入れたというのは捕手の補強というのもあるけど、打線のつながりにおいては新井やアニキをもう信用できなくなってるんかな、という気はする。外国人だって毎年ハズレ続きだったとしたら城島の方がまだ計算できるということではあるだろうし。真弓ちゃんは今岡に温情をかけた為に新井のサードにどこまで拘り過ぎたしな・・・アニキの場合数字的にはもう下降線を辿る一方であるんだけども、本人が自分から休むと言わない限り休ませたりすることすらできない。今の阪神の成績ってアニキの衰えとリンクしているようなところがあるからね・・・

もともと自分は阪神ファンではないが故に(今の応援しているサッカーと同じく昔はGのつくチームが好きでしたよ、ええ)阪神のことを一歩引いて見られているんだけども・・・ああ、これはガンバについて書くブログでしたね。まあ、若い才能をどうやって伸ばすか、如何にしてベテランを入れ替えていくかというのは難しいんだけども、今のガンバだって阪神同様に短いスパンの中で結果を求められているというのは類似している。確かにユース上がりの若手を辛抱強く起用すれば一人前には巣立ってくるけども、その間にチームの成績が下降線になったとしても受け入れられるかといえばこれは難しい。いや、俺は大丈夫だと言う人は中にはいるかもしれない。けど、阪神と同様にあなた自身はそうかもしれないけども、それがガマンできないという人だって多くいるというのが現実なのだ。

筆者は最近考えていることだが、若手を起用するというのも結局のところそれは結果を出す為の手段の一つで、外から買って来ることができなければ育成に頼らざるを得ないということだ。逆に言えば、外から買って来ることが毎年できるんなら極端な話、レアル・マドリーのようにカンテラの選手はあくまでも他に売る為に存在するわけであって、毎年どこかから買ってこれるんなら促成栽培路線は続けられる。

ただ、ガンバはまだレアル・マドリーにはなりきれていない。補強した選手がそこで出番に恵まれなくても次から次へと他から選手を取ってこれるという保証がない。つまり、ブランドがまだ確立されてはいないということではあるんだけども。まあ、そういう路線になって行くとしたらガンバユースというのはその育成力をバックにして他のクラブに買って貰うしかなくなるんだけども。今のガンバが世代交代という風に悩んでいるのは、生え抜きの選手を育てるか、それとも他所から取っていくことを繰り返していくかの分岐点にあるからなんだろう。

終盤になってきて存在感を増したルーカス

2009-11-19 07:33:16 | ガンバ大阪
天皇杯の鳥栖戦が終わってから因島の友人宅に言って一緒に泊まりに来ていたサポ仲間と話ししていた中で出てきた話題に、今季のチームMVPは誰かというものがあったが、私は間髪入れずにルーカスだと即答した。その日の試合の余韻が残っていたとはいえ、これまでの攻守での献身的な働きを見たら当然のことではあるとは思う。象徴的だったのがこの間の試合でPKを蹴ったことで、トーナメントの試合に備えて当然PKの練習はしていたんでルーカスが上手いということは皆解っていたからヤットが居ないということもあってキッカーを任されたということでカントクの信頼も厚いんでしょう。

シーズン終盤になって彼がチームの攻撃の中で存在感を増し、天皇杯でもリーグでも得点によく絡むようになって来たのはいろいろな要因が考えられる。まずはレアンの離脱。シーズン前半でルーカスが点を取れていなかったのは、ひとえに同じ左サイドを主戦場にするレアンとプレーエリアが被り、かつ得点機はレアンが絡む場面が多かったからだとは思うけども、ルーカスはそんな中でもレアンが点を取れるようにしっかりとサポートしていたのではなかったか。

皮肉なことにルーカスが点を取り出したのは、レアンが移籍する丁度前、つまりカタールからのオファーが来て騒がしくなってレアンがモチベーションを失いかけていた時ではあったんですよね・・・居なくなってからルーカスが本来得意の左サイドでよく動けるようになっていた。

ただPJだって左サイドを使いたがるからPJが合流してからなかなか合わなかったのは、PJがパスサッカーに順応できていなかっただけでなく、左サイドでルーカスとプレーエリアを分け合うこともあったのだろう。ここのところこの二人の連携は上手くなりつつある。

そう考えると、来季以降の編成をどう考えるか悩ましいところではある。ルーカスは残留が基本線だと考えていいんですよね?もっとも、得点数が少なさというのをフロントがどう考えてるかが気になるんだけども。そうなると、バレー以降の補強を見ていると左サイドのプレーエリアが被る選手ばっかりを取ってきているんだからいい加減に学習して欲しいとは思うけど、それが出来ていないからヤツはいつまでたっても弱化部長なわけよ・・・サカダイで名前が挙がったボルジェスというのはねえ。

だから左利きで右サイドでプレーできるストライカー待望、ってなるとやっぱりアラウージョがいいのかw まあ、彼だけでなくメッシなんていうのは勝手に夢見とけというレベルやからねw ただ左利きでもダヴィとかディエゴみたいに左サイドを主戦場にするタイプっていうのだと同じことの繰り返しにはなるけども。

いずれにしてもあと3試合。ルーカスが躍動する、ってことがカギかな。

天皇杯第4輪 仙台維加搭 3-0 FC東京 ~丸亀でのアップセットを目撃した

2009-11-15 23:15:31 | サッカー全般
広島での鳥栖戦を終えて因島の知人宅で泊まった翌日は東京と仙台の試合観戦に丸亀へ行ったのだが、毎年天皇杯を開催しているだけあって、今までいろんなところで見てきた中でも、リーグ戦レベルとまでは行かなくても比較的運営は良かったとは思う。

天皇杯を毎年行うと、なんでこの試合する為に遠いところへ飛ばされるのかという疑問を抱いてしまうんだけども、逆に言えば普段Jリーグの試合を見ることができない地方都市なんかにしてみれば、是非とも来てくださいというところなのだろうし、その為には適切な運営を行わなければ来てくれないということが解っている。そうなるとこの丸亀ではまず、田んぼのど真ん中にある陸上競技場まで、無料のシャトルバスで丸亀駅から送り迎えしてくれるし、自由席もゴル裏は芝生となれば亮チームのサポが応援できるようにバクスタのゴル裏寄りも自由席エリアにしている。また、ピッチの整備もかなり行き届いていたということも記しておこう。

そして決定的に前日のビッグアーチと異なるのは、売店と場内アナウンス。ビッグアーチではおにぎり弁当とうどんしかなかったが、この日の丸亀はおにぎりにうどんはもとより、から揚げ、ポテト、それにチェロキーまで出していた。スタジアム近くにマクドがあったからそこで買って来た人もいたっけ。あと、アナウンスはプロのDJの人がやっていましたね。広島では、場内アナウンスの女性が噛みまくりやったし、電光掲示板なんかで、「タカギカズミチ」がダブって出てくるような失態ぶりをヤラカしていた。まあ、天皇杯の開催地って各地の協会が来てくださいと誘致しているんだろうけども、それならこの日の丸亀みたいな熱意のあるところに任せていったらどうかな?東京と仙台というカードでありながらこの日は4500人入った。コメントを頂いた高松在住のガンバサポさんなら、昨年の浦和は別格としても、丸亀でこの数字ならむしろ健闘しているということがお判りなのかもしれない。

試合の方はというと、ナビスコ決勝から水曜の長崎でやってそのまま移動した東京に疲れがあったことと、番狂わせの為にこの1週間しっかりと準備してきた仙台との出来がそのまま現れてしまった試合だったと言えようか。サッカーのスタイル見ていると昨日の鳥栖が前から出てくるのであればこの日の仙台はリトリートしてカウンターのスタイル。J2において今年の仙台は堅守をベースに手堅いサッカーで昇格したという評判を聞いていたから、ナビスコ優勝チームがここ数年11月で結構躓いていることを考えると、仙台が自分たちのパターンにはめれればもしや、という予感は多少あった。けどまあ、ここまで見事にカウンターが決まり、3点どころか、東京のGK権田の攻守がなければもっと点取れたなんていう展開は正直手倉森監督でさえ予想してなかったんじゃないだろうか・・・

前半から仙台は中盤でボールを奪ってからは速攻をしかけサイドを広く使って、左サイドからリャンが仕掛けて積極的にミドルを打っていく。また、前線の中島に当てて、彼が潰れて造ったスペースに、中原、リャン、関口らがフィニッシュに絡んでくる。先制点だってそのような形でポッカリ空いたスペースを上手く使われてしまった。逆に東京はSBに椋原や平松が入った分守備の連携やサイド攻撃での連携に難があった感じはしたし、椋原が途中リャンに抜かれた場合は、こういう時に北斗って使えないのかと思った。まあ、連戦が続く中でJFKは入れ替えながら使っていたんだから、その起用法は否定されるものではないんだけども・・・後半からようやく長友と北斗が入って、北斗は右サイドによく上がってチャンスを造ろうとしたけども、自陣でパスミスしてカウンターを食らってしまったりもしていた。

一方の仙台は先制されたらゴール前にガッチリ鍵をかけたけどもただ守りっぱなしではなく、鋭いカウンターもしかけていく。2点目なんか左サイドに攻め上がって追い越す動きをして東京のDFを引き付けてから逆サイドに振って最後関口がズドンと決めた。終了間際の3点目なんてなんでこんなに速いカウンターができるんだっていうくらいのスピーディな攻撃でどっちがJ1かと思ってしまったわw

東京にしてみたら本来こういう相手にもスペースに走りこんでDFを動かすようなことをしたかったんだけども、全般的に動きが足りない。というか、疲れがピークにある時には流石にそういうサッカーは一番難しいだろうなあ・・・平山なんか前半サイドに流れたり、中盤に下がってボールを貰おうとしていたせいか、後半はボックスの中で貰おうとしたけども、そこで何人もの選手に囲まれてしまい、見方のサポートがないまま孤立してしまう。長友だって後半出てきたけども、本来左から中に向かって飛び込んでいくのが得意だと思うんだけども、平松が中へ上がった分サイドのスペースがあんまり使えていないような感じで、ここらへん中盤でタメを作って長友を押し上げられる選手が必要なんだけどもね・・・だから今までむしろ東京は人が少なくなっていく中で本当によくやっていたと思う。あと、印象的だったのは、試合前の練習で権田と塩田がメイン・バックのサポに向かって深々とお辞儀をしてから練習を始めたことだった。

一方の仙台ですが、堅守の前評判はよく解りました。サッカーのスタイルで見ていくと過去仙台だけでなく、横浜FC、札幌、山形みたいな堅守をベースにしたチームなんかの方が上がりやすいとは思う。ただ、サッカーの可能性からしたら鳥栖の方があるかな、という気はするし、手倉森と岸っしゃんとを比べると後者の方がJ1から声が掛かる可能性はあるかな、という気はする。まあ、J1でやれる云々は別にしてまず上がらないといけないわけだし、仙台もこれまでずっと昇格を逃してきたからこういうサッカーになるのはしゃあないんやろうけども・・・ただ、東京相手にこうして勝ったからといってそのまま次リーグ戦でセレッソに勝てるかと言えばそうとも限らないのがサッカーというものなんだけどね。

あ、カシマスタジアムのHP見ていたら、ウチの次の対戦はあっちでやることが決まったみたい。あと、ユアスタと長崎も準々決勝の会場に内定してるのは、スタジアムのHPでは予定に入ってるね・・・

しかし、鹿島が前半戦1位だったとはいえ、同じところでずっとやるのは鹿サポだって面白くないんじゃないかw 天皇杯でモツ煮はちゃんと出してくれるんだろうね?

天皇杯第4輪 大阪鋼巴 3-1 薩根鳥栖

2009-11-14 20:45:45 | ガンバ大阪
テレビ中継のない試合については、現地組としてはその試合の熱気を伝えるのに責任をヒシヒシと感じてしまうんだけども、この試合については、開始早々に先制してから、相手のプレスに戸惑いながらも終始ゲームをコントロールして次のラウンドにコマを進めるという最低限の目的は達成できたと言える。

この試合のMOMはやはりルーカスを挙げねばならない。ヤットがいないということでこの日は立ち上がりからサイドへ散らし、右サイドをよく使っていたが、最初はその流れから中へ入って獲得したPKをルーカスが落ち着いて相手GKの逆を突いて決めたところは、この人がヤットと並ぶPK職人であることを改めて証明した。ウィキによると、東京時代塩田が彼のPKの練習で全く反応できなかったくらい、GKの動きを読むのがうまいらしい。まあ、ガンバではまずPKを蹴る機会は廻ってこないけども、ヤットがいない時にはこの人に任せればいいことは判ったのではないか。そしてカップ戦においてはPK合戦というのも想定しなければいけないけど、ガンバではキッカーに事欠かないことが判ったわけだ。

そして追加点だってこの人のおぜん立てが見事だった。カウンターで奪った2点目もルーカスがクネクネのフェイントを左サイドでやってから右のPJに絶妙なラストパスを供給した。後半早々にサイドチェンジで左に振られて、DFが左に開いたところを左からのクロスをハーフナーマイクに左足で見事に合わせられて1点差に詰められたが、これはマイク対策で、SBが中に絞ってCBと合わせてゾーン気味に見るという守り方をしたためサイドを広く使われたところに起因していた。ただまあ、鳥栖も前半はこの人に合わせようとロングボールを出していたことがあったけども全般的にはうまく対処できていたと思いますね。空中戦でフリーになってしまうのは致し方ないんですが、頭で合わせるよりはむしろこの人は足元の方が得意なんじゃないだろうか?

ただ、その後の追加点が見事だった。ルーカスが右でトラップして明神の足元に正確なパスを出すと、明神が落ち着いてグラウンダーのミドルをスミに突き刺す。これで試合の趨勢はほぼ決まった。鳥栖はその後最後まであきらめることなく懸命に走り前からプレスをかけて来たのにはいささか手を焼いたもののガンバが試合をコントロールし、途中からハーフカウンターの攻めの形を見せて、シーズン終盤仕様としてはまずまずではあった。

ただ、先に点をとってしまっていたせいもあるんだけども、攻守においてバランスを取ろうとしていたことと、マイク対策でSBが中へ絞っていた(これが仮想ヨンセンか?)こともあって、左右に振られがちになり、結果として中を開けてしまったりすることもあったが、相手のシュートに精度がないことに助けられたりもした。

あと、ハーフカウンターというのは一つの形にはなっているが、欲を言えばあと2,3点は決められたんじゃないかとは思いますね。左から切れ込んだPJのシュートが2回ほどポストを叩いたりその他相手GKの攻守にあったり、またバンのヘディングも、おなじみのオフサイドで取り消しされたりというのはなんとも勿体ない。この辺は結果には満足しつつ内容には勝った時こそ反省はする必要はあるというところか。

対戦相手の鳥栖であるが、最後は力負けはしたけども、全員がハードワークし、前からしっかりとプレスをかけ、自陣においては囲んでボールを奪えるという自分たちのサッカーはできていた。まあ、普段から鳥栖のサッカーを見ていないのだけども、戦前からの評判で聞いていた通りのサッカーではあったと言える。だからまあ、きっしゃんは上を目指す上でもっと自分の望む戦力というのを欲していたんだろうな、という感じはするし、J1クラブからのオファーを待っているような感じはする。彼もまた、戦力の整ったチームを任せればそれなりの結果を残せるようなタイプだとは思うけども・・・今年は途中からマイクやホベルトが入って、J2でもそれなりに戦力は整ってきたと思うけども、その時期での成績というのを検証した方がいいとは思う、って何を監督の能力分析してんだろうw

次の相手は鹿島か・・・まあ、ACLの出場権を取る上で天皇杯は今のところ保険でしかないけども、今のガンバは負けない仕様になってきているし、ガンバTVが始まってからは一度も負けてないw 来週のアウェー清水戦は今まで不敗神話を誇っていたアズーリで観戦することにしたから多分勝つっしょw

一応今は因島の知人宅で知人のPC借りて更新しているけども、中国語を使えるネット環境じゃないのが苦労するわねw サガン鳥栖って中国語で何て言うんやろうと思って調べたけど、今回はガンバ同様音訳にしてみました。明日は丸亀言って東京と仙台の試合を見に行く予定です。