大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽第19輪 大阪鋼巴2-1磐田喜悦

2011-07-31 11:51:51 | ガンバ大阪
サッカーの試合内容は結果というのは毎試合毎に自チームの状態と相手チームの状態によって変化するものだ、と考えれば1週間前に内容ではこちらを圧倒し、そして昨日の試合でも押し気味に進めていた磐田を倒すことが出来たのはうなずけるかもしれない。こちらにはラフィーニャが加入し、磐田にはファーストレグで得点した金園に、運動量のあるボランチの小林が欠場し、更には前半を終えて加賀を下げざるを得なくなったということろが両チームの明暗を分ける形となったか。

ラフィーニャの決勝ゴールは脇の下のシュートをヨシカツが抑えきれなかった。甲府戦の藤ヶ谷がそうだったけども、やはりあのコースはGKにとっては意外と難しいんかな・・・と思わせるには充分な場面だったかもしれない。基本的に素人がプロサッカーの試合について論評するというのは、味音痴など素人がプロのシェフの料理に文句をつけるようなものには違いないが、もう少しプロが料理を作る苦労や難しさを理解した方が料理も味わえるとは思う。あの決勝ゴールは右サイドを駆け上がった勇人がドンピシャのクロスを上げ、ラフィーニャが相手のDFのマークを外す形でバックステップしてヘディングをGKが取りにくいゴールライン上の位置に叩き込んだという、プロの力作であることを忘れてはならないだろう。ちなみにラフィーニャって下がって守備も出来るしパスも出せるし、楔にもなれる。チームメイトに恵まれれば個人プレーに走ることはないいい選手ではある。

試合全体について言えば、磐田が前後半の立ち上がりと前半終わりぐらいの時間帯に限定してプレスをかけ、後半は山本脩斗が左から上がる形でゲームを作っていたけども、ガンバの方はラインが下がり、相手につながれてもバイタルでのケアがしっかり出来るようになり、後半苦しい時間帯をしのぎながら、勇人を投入してトイメンの山本脩斗を上手く押し込んで、後半決勝点となるクロスを上げるというスーパーサブとしては申し分ない動きを見せて後はボールを上手く廻してゲームをコントロールして終わり。最後は安心して見ていられるゲームではありましたね。今回も失点したけども、欲を言えばヤットはあそこで山田にスライディングに行くのではなく、前の3人の見方に任せて後ろから上がってくる那須を見ていればとは思ったけども・・・まあ、前半ポスト直撃の山田のシュートには明神はよく寄せてシュートコースを切っていたから助かったように守備意識は高まっていたとは思います。それは得点よりも1点でも相手の得点を抑えるという方向性の中でのものだけども。

今月を振り返ると夏場の連戦としてはペース配分を上手く考え、前プレを控えながらも要所を締めて勝ち点を稼げた。あとはダービーで如何にして5.24の屈辱を晴らすかですかね。今日は長居に行って最近のセレッソの様子を見に行くつもりです。あ、盟主との対戦は勿論忘れてはいませんよw

磐田とのセカンドレグ

2011-07-30 10:25:02 | ガンバ大阪
さて、こちらが鹿島とリーグ戦をやった後にほぼ同じ固定メンバーで磐田に向かうんだけども、あちらは水曜のナビスコで主力を休ませて準備している。となると、コンディションで後半どう差が出るかですな。ヤンツーにしても、立ち上がりセットプレーで失点したこの間の反省を踏まえて、きちんと修正して準備してくるだろうからちょっと難しい戦いになることには違いない。

それでも攻撃陣が好調でラフィーニャが入ったことで新たに攻撃の幅が出来れば、一応こちらとしては戦力的な上積みをベースにして戦えるわけなんで、それを上手く生かせればという期待は持てる。まあ、2点以上は取れるポテンシャルはあるわけで、それよりも1点でも失点を抑えたらいいんだけども、夏仕様でラインが低いというのはあるにしても失点の動画集見ているとバイタルをポッカリ空けていてやられるところが多いかな・・・余談になるが、バイエルンとバルサの試合でバルサの2点目なんかは、宇佐美の寄せの甘さというよりは、バルサの選手に引っ張られて中盤が最終ラインに吸収された形でバイタルが空いた方が問題だったような気がしたけども、ガンバの失点シーンもそういうのが割と多いような気がしたけども。

この試合は行けないんで、遠征するサポ仲間らに託すしかないんだけども、自分は例によってアズーリから念を送っておきますわ。

アウディ・カップで見えた宇佐美の現在位置

2011-07-29 07:39:33 | サッカー全般
Jスポで録画したバルサとの試合を端折りながらも宇佐美のプレーを垣間見ただけの印象だが、基本的にはJリーグのようなサイドで数的優位を作られる状態は少ない為、サイドで1対1の仕掛けがメインとなるが、相手にさほど警戒されて居ない中で宇佐美の技術を持ってすれば鋭い仕掛けやクロスでのチャンスメークには絡められる。しかも、今季のバイエルンはリベリーが言っていたように、後ろではブロックを作って守り、攻撃はロッベンやリベリー等の個人で局面を打開するというサッカーになる為、宇佐美にもリベリーやロッベンが欠場している中ではチャンスが巡ってくる可能性が高い。

ただ、その分出たからには高いレベルでの仕事が求められるということには変わりない。そこで仕事が出来るかがカギを握るんだけども、ガンバと違うところは彼とワンツーをしてリターンを出せるチームメイトは存在せず、基本一人でやらないと行けないというところか。まあ、1年目はバイエルンに対して才能の片鱗を見せて買い取ってもらう程の興味を示して貰えたら充分じゃないですかね。

それより気になるのがバイエルンの戦術で、バルサにBチームとはいえ、引きすぎでいたんじゃないかということ。リーガではいくらバルサが相手だからと言って、モウリーニョだってペナルティエリア付近に10人も張り付かせてしまうようなことはしない。昨シーズン失点が多すぎた反省から今季は守備意識を高めるということをハインケス監督は考えているのが伺えるんだけども、プレシーズンでバルサ相手にあそこまで引く意味は普通あまりない(むしろどれだけ出来るかいろんなことを試すはずなのに)。となると、やはりシーズン開幕に向けて自分たちの戦術がどれだけチーム全体に浸透しているかを試す為にあそこまで引いたのかもしれないが。

まあ、それもこれも世界的なアタッカーが揃っているから出来ることではありますけどもね。バイエルンから遠く離れた世界の果てには、毎試合失点するのがデフォのチームがありますけどもw、失点の少ない安定した試合運びするには一人で局面を打開出来るアタッカーは居ないよなあ・・・だからまあ、かのチームにとって守備という概念は得点よりも1点少ない形で試合をクローズするというものになるんじゃないか、と思えるんですがね。

J聯賽第10輪 大阪鋼巴 4-1 鹿島鹿角

2011-07-28 06:55:04 | ガンバ大阪
4-1というスコアになったけども、内容がスコアに反映されたかと言えばそうとも言いれない。むしろ試合序盤2回あった決定機のうちいずれかを田代に決められていたら、ガンバとしては追いかけざるを得なくなり厳しい試合にはなったかもしれない。後半にしても攻勢を強めた鹿島の中盤のプレスのところでボールを回せない時間帯が続いたわけで、これどう点取るよ、と思っていたところで、後半スンヨンに代わって入ったラフィーニャが3得点に絡む仕事をしてくれました。まあ、前半から鹿島を走らせるボール回しをしていた効果が現れたということもあったんだけども、結局FWの差というのが出た試合ではあったか。今絶好調のグノ、長年グノと組んできたスンヨン、そしてラフィーニャといたウチに対して鹿島は興梠が欠場。彼のサイドへ流れる動きというのはやはり効いていたんやなあ、と中で鹿島の攻撃を跳ね返したのを見て思っていたんわけなんだけども。

ラフィーニャに関しては周りのチームメイトに恵まれれば力を発揮出来るのかという気はする。この試合ではあまりエゴを出さず、4点目なんか実によく逆サイドでのグノを見つけていたわけだし(アドだったら強引に突破してロストしたところだが)、楔役としてもまずまず。ただ、これが前線でスペースがある状況であることを差し引かないと行けないが、今のガンバならそうしたシチュエーションを2,3回は1つのハーフの中で作れるわけで、そこで仕事してくれるかですね。

守備に関しては今回は1失点の完封勝利でしたw まあ、守備意識は高かったとは思うんですよ。ラインを押し上げるのを我慢してペナルティエリア付近に構えて裏を消す。もっとも、鹿島だってラインを高く上げてなかった分お互いポゼッション時にはある程度ボール回しは出来ていたんだけども、鹿島にしてみればそういうオープンな打ち合いというのは普段願ったりな形だったかもしれないが、今の状態とガンバとの対戦というのが厳しかったか。それでも、鹿島は鹿島という気持ちには変りない。中田コの読みやカバーリングを見ているともう一りボランチの出来る彼が必要なように思えたんだけども、青木というのはスタメンのレベルではないのだろうか?不運だったのは、中田コに対するファウルでヤットに2枚目のイエローが出なかったことではあるけども、西村主審がよく我慢してゲームをコントロールしたとは思うわけですよね。その分西村さんは鹿島によく敵陣でフリーキック与えていたし、アディショナルタイムにしても5分は見ていたし。

鹿島について少し述べておくと、確かに今の状態がお世辞にもいいとは言わない。けれども、弱いというわけではなく、チームの歯車が噛みあっていないとかコンディションが夏場故に上がってこないというところに原因があるように思えて、地力はこのチームにはある。試合後の織部のコメントは決して強がりではないように思えるし、過去にもどん底のチーム状態でも立て直した実績のある監督だということを忘れてはならないだろう。それに、ブーイング吹き荒れる中でも試合後逃げずにサポーターの元へ選手らと挨拶に行く姿勢は凄いなと思った。週末の長居でのセレッソ戦は見に行くんですが、この状態でどう舵取りを取るかは興味深いところですね。

それでも鹿島は鹿島であることには変りない

2011-07-27 07:20:39 | ガンバ大阪
鹿島ブログエトセトラさんの今回の記事を拝見致しましたけども、色々と他サポである自分にも、自戒の念として留めておきたいような、突き刺さるお言葉が散りばめられていますね。基本的に素人がプロサッカーの試合を観て選手や戦術についてあーだこーだ言うのは、(プロから見ればだが)味音痴がプロのシェフが腕によりをかけて作った料理に対してまずいとかどうこう言うのに等しいものだろうとは思う。まあ、そのど素人相手に自分の料理の腕前を披露しなければ行けないシェフたちも大変だとは思うんだけども、それでも美味しい料理を味わいたければ、味わう方もまた、シェフがどういう意図があってこの料理を作っているのか、というものをもう少し理解するようになれば、出される料理も味わい深くなるんじゃないか、とも思っているわけです。つまり、いい試合というものを見たい、チームを勝たせたい、と思うのであれば自分もサッカーを見る目を磨かないと行けないという考えには賛成です。

その考えをガンバに置き換えてみよう。失点数がリーグワーストということであって守備陣、特にGKの藤ヶ谷に対して批判の矛先が行くとは思うんだけども、ただ批判をする側にしても最近の藤ヶ谷への非難というのが必ずしも的を射たものかと言えるだろうか?というのも、サッカー経験者の人はサポーターの中には数多く居るんだけども、GKを一定のレベル以上で経験した人というのは非常に稀だとは思うからだ。「なんであのシュートが取れないんだ」という批判というのは、往々にしてGK経験者からしてみれば?なものであったりする可能性があることを覚えておいた方がいいのかもしれない(甲府戦でマイクに決められた4点目にしても、実は脇の下というのがGKにとって意外と難しいコースであるという風に聞いたことがあるんだけども・・・)。

誤解のないように言っておくと私は別に藤ヶ谷を全面的に支持しているというわけではない。ただ、私から見ると彼への批判というのは、去年の前半戦に好セーブを連発していた時への彼への賞賛を単に裏返しに過ぎないように思えるだけだ。それは両者とも結局表面的な見方に根ざしたものでしかないからだ。まあ、今までカントクはチームの調子が上がらない時やカップ戦等に限定してGKを替えていたりしたことはあったけども、松代が居なくなってからそうした交代をあまりやっていないというのは、それなりの根拠に基づいているものなんじゃないかという気はするけども・・・松井大輔がかつて在籍して居たサンテチェンヌみたいにサポに人気のあるGKを出せとサポが圧力かけると監督がアウェイの試合でわざとメンバー落としてボロ負けしておいて、ほらお前らの求めていた起用をしてやったぞ、とはならないだけでもまだマシか。

今日の鹿島相手なんですが、基本的にもう少しコンパクトな中盤というのを形成してやりたいんだけども、鹿島ってそういう相手には序盤ロングボールを放り込んで中盤のスペースを広げに掛かるという印象があった。ただ、前節の柏戦は、柏がラインをペナルティエリアの横のラインあたりにまで下げて守っていたので縦ポンで裏は狙わず中盤で廻して来るのとサイドから田代に合わせるクロスを上げて来ていた。興梠がサイドに流れて起点を作る動きは結構相手から見ると嫌らしいんだけども、彼怪我ですか・・・となると田代に合わせて来るところをどれだけ抑えられるかなんですがね。今まで鹿島には先制を許してからは鹿島られるような形でやられて居ただけに、今の順位がアレでも、試合巧者の残像はこちらには残っているからそうした術中にハマりたくないんだけどもハマってしまう・・・まあ鹿島とやる時はいつもそんな感じですね。

試合直前になって、鹿系のブログやスレってやたらとネガッてる人を見かけるんだけども、それはどこにおいてもよく見かけるものかもしれない。ただ、そんな中で敢えて言わせて頂くと、相手からは自分たちがどう思われているか、ということを意識して、その中からこれはと思う考えを取り入れるということも自分のチームを客観視する上では必要なんだとは思いますね。それが鹿島の場合には試合巧者というイメージで、上手くやられるのが結構イヤだったりもするわけですが、フォローになってますかね?

五輪予選考えるとそろそろなでしこフィーバーにも沈静化が必要かな・・・

2011-07-26 07:44:07 | サッカー全般
国民栄誉賞検討、うれしい…なでしこ佐々木監督(読売新聞) - goo ニュース

この記事で注目なのは、佐々木監督のコメントですね。確かにその通りなわけで、五輪出場というのを逃してはならないと思う。ただ、そう考えるのならば、そろそろ報道の過剰ぶりを改めて、選手たちを日常に戻してあげた方がいいのではないか?INAC神戸のオフィシャルを覗いてみるとまだまだ代表選手たちのテレビ出演が予定されている。まあ、ここぞとばかりに選手もクラブもギャラの稼ぎ時とばかりにメディアに露出しまくっているんだけども・・・

本来ならW杯が終わった後はオフが必要だったんだけども、震災の影響でリーグの日程が変更になっている分それをこなさないと行けないのがキツイ。それでも本当ならば休ませてあげたいし、リーグ戦にだってなでしこ戦士らをフル出場させることなく適当にベンチスタートや途中交代といった起用で彼女らのコンディションに配慮した起用が必要なのかもしれない。ただ、この間試合を観に行って、それで主力がスタメンで出ていないとなったら多くの人たちはガッカリしたかもしれないな・・・だからこそ、彼女らが体力的にも結構大変なことを理解してやらないと行けないんだけどもね(本来なら欠場していても目の前の試合を楽しめるのが理想)。

五輪予選に現実を向けると、日本には充分な準備期間がなく、おまけに今度は世界王者としての徹底マークを受けて、中国という完全アウェイで試合する羽目になる。佐々木監督が心配しているのは正にその部分なわけで、あんまり浮かれている場合じゃないですよ。

女子サッカーの人気定着の条件~女子には女子のサッカーがあるという理解が必要

2011-07-24 22:52:26 | サッカー全般
今日は、昔NBAファンのオフ会でお世話になった方と久しぶりに連絡を取り、一緒にホムスタへなでしこリーグ見に行きましたが、すんごい人やったね。メインスタンドの待機列がぐるっと半周してバクスタのところまで最高尾が行ってたもん。あらためてW杯優勝効果の凄さを思い知らされました。ただ、見に来た人たちの大半は、どれちょっと見てみるか、という人たちが大半には違いないわけで、こうした人たちに、自分を含めて固定客として定着してもらうには、勿論プレーする側が努力していい試合を見せるとか、運営の方が営業を頑張るということもさることながら、見る側の意識というのも変えないといけないかな、という気もした。男女の体格・体力差というのはどこの競技にもあるわけだからレベルを比較することは出来ないんだけども、女子サッカーの場合男子と比べるとやはり見た目スピード感が落ちるのは否めないわけで、それを昔どこかの地方議員がブログで指摘していたっけ?

ただ、今日の試合を見て解ったけども、男子との体力差があるゆえ、女子のサッカーならではの戦術というのも見受けられた。例えば千葉は前半1トップを前に残して4-2-3-1(後半は4-4-2で点を取りに来たが)で神戸の4-1-4-1の噛みあわせを抑える狙いが見て取れたんだけども、代表に7人送り込む神戸との個の能力差は真っ向勝負では埋めがたい。ただ、そんな相手に対してもボランチまで引いて、ボックスの中で自由にさせない引いた守備を徹底する。まあ、これが男子だったらバイタルがポッカリ相手ミドルをズドンなんだけども、女子ではそこまで馬力がない。また、サイドからのクロスにしても流れることが多く、アーリークロスだって入ってこない。まあ、それによって攻撃におけるボールの奪いどころが低くなって、それで後半から入った丸山が孤立するんだけども、前半は最悪でも1失点で抑えようという意図が見て取れた戦術だったように思える。

そう考えると、女子の場合力の差がはっきりしていても、守備戦術如何によっては格上の相手とそこそこ戦える術というのが見い出せるんじゃないかという風に思えた。まあ、惜しむらくは、千葉の左サイドバックのところからのバックパスを再三かっさらわれてピンチを招いたことでそのうち一失点が神戸の先制ゴールに結びついていたところかな。もう少し耐え切れたら勝負としては面白い展開だったとは思うけども、相手のミスを見逃さずに奪って決めた大野忍はやはり抜け目ないというか。

あ、沢姐さんは相変わらず視野が広くてアンカーらしくボールを散らしてましたね。後半は大野とポジションチェンジして攻め上がる場面が見られたんだけども、W杯から終わって戻ってきて、チーム練習もこなしながら日帰りで上京して取材を受けるとかいう強行軍の中で上手くペース配分考えて動いてましたし、相手の反撃の芽を摘むスライディングなんかもやっていたのは流石ですね。

まあ、バスケットなんかでは、女子の試合なんかで男子みたいな豪快なダンクなんて誰も期待しないわけで、女子らしくコンビネーションとパッシングで崩す戦術を見たいわけで、WNBAというのはそういうところで人気を博しているわけです。だったら、サッカーにおいても女子のサッカーの試合は男子とは見るポイントが違うことを意識した上で見れば女子サッカーの面白さというのが見えてくるかもしれない。それが一過性で終わらせない為に、見る側と見せる側が意識することじゃないかという気がする。

J聯賽第6輪 大阪鋼巴 2-2 磐田喜悦 ~ライブラリー始めました

2011-07-24 00:52:00 | ガンバ大阪
2失点というのはいつもの通り。まあ、交代カードをガンバが1枚、磐田が2枚と持て余していたのは、磐田の方は山崎亮平の離脱やパクチュホの移籍などの影響でコマ不足というのがあったかもしれないが、やはりウチのカントクにしてみ相手のヤンツーにしても、どこかで相手に勝ち点2を与えないということを意識していたせいかもしれないな・・・前半から下がり目で守備ブロックを形成していた磐田は途中から前でボールを奪うようになって徐々にラインを押し上げていったけども、グノにかっさらわれての2点目を許してからはラインを押し上げた形で裏のスペースを消し、サイドでのをFKでも横一線にゾーンで守る徹底ぶり。

審判について言えば、最初の失点でもガンバの選手に体をぶつけられて失点していたところから、ヨシカツは、高山主審のブレまくりの判定基準にはやはり苛立ちを感じていたんだろうな・・・高山主審の基準で一環していたのはGKへの接触については、イーブンのポジショニングであれば流す傾向にあったことで、藤ヶ谷が前後半に1度ずつぶつけられても流されていた。とはいえ、鹿島と柏の試合なんかでもそうだけども、最近ではそうした状況では流す傾向にあると見るべきなのかな・・・まあ、ヨシカツが怒っていたけども、藤田への顔面蹴りにカードが出なかったのはアレだし、一方でこちらの攻撃においてはアドバンテージの基準が一律ではなかった。どうも07年の村上劇場以来、お互いから見て審判がアレな試合が多いというのが磐田との対戦ではありますね。

この試合敢えて良かった探しをするとしたら、相手に読まれていながらも突き破る地力がうちには残っているかもしれないということ。少なくともペナ子よりは仕事が早くて緻密な磐田広報の松森氏がまとめたゲームレポート(佐々木竜太って選手がウチにいるとは始めて知りましたw)における試合後のヤンツーのコメントを読む限り、彼ははここ数試合ガンバの試合をスカウティングしていてセットプレーを警戒していたんだけども、その上を行くような得点を挙げていたということ。これまたヤンツーに警戒されながらもグノがキレキレぶりを発揮したことということかな。研究はされているんだけども、それを上回れるものをまだ見せられているというのがガンバ(とはいえ、ガンバだって対戦相手のスカウティングぐらいは当然やっているはずなんだが)。まあ、こういったことは相手側から見た視点というのを意識することで理解出来ることではあるけどもね。

けど、グノが後半下がって守備に廻るようだと厳しいかな・・・グノが前で専念出来る為にサイドハーフを持ってこれるか。大森をベンチ入りさせているというのは、ベンチから戦況を見させておいて状況に応じては投入も考えているんだろうけどもね・・・

ただ、ここで若手を我慢して使えということになればやはり少々の不出来に目をつむりながらも使い続けるべきかもしれないし、それはサポからすれば非常に苛立ちばかりが残るかもしれないな。今まで使い続けていたスンヨンまでをベンチ外にしながら川西や大森をベンチ入りさせているというのはカントクなりの考えというのがあるんだろうとは思うけども、それでも敢えて即効性を求めるのならばジウシーニョを次のアウェイでの対戦が終わってからという条件で引っ張ってきますかね?サイドハーフというポジションならラフィーニャよりは合うと思うんだけども、今度は彼が今の磐田でスタメンから外れている理由が気になるな・・・

今回の美味Gに初登場のタイビールは、基本的に辛い食べ物にはよく合う味だろうな。その他今回からは歌ばんにて、民国ライブラリーを始めてみました。今まで毎月何冊か購入していたサッカー本を観戦仲間に、次のホームゲームまでの期間中に貸してあげるものなんだけども、本って結構買い過ぎると家の中で整理に困るし、同じ本をそんなに何度も読み返すものでもない。ならば人に貸してあげることで、自分が理解しているものを人とシェアしたいと思ってのこと。これによって自分の周りにいる人たちが視野を広げていってくれたらと期待しています。ということで第一回目は長谷部と長友の本を仲間に貸し出しました。

動画を見て思うことと磐田戦展望

2011-07-23 10:10:08 | ガンバ大阪
ラフィーニャの動画をいろいろと徘徊してみたけども、見ればみるほど微妙な気がして来たなw 得点場面が大体裏抜けか、ミドルかというところを見ると今の裏抜け2トップとモロにタイプがかぶりそうな気もするし。ドリブラーとして宇佐美の穴埋めとしての左SHとして見るならば、某草津サポさんが指摘しておられたように、ここ数試合個人プレーに走って守備をしなかったというところが気になる。となると、酒代で提案されていたように、ラフィーニャとショーキの2トップでグノをまたまたSHに戻すなんていうことになりかねないんだが、これだとせっかくFWとしてキレを取り戻したグノの持ち味がまた死んでしまうことになるのよね・・・

タイプ的には草津から獲得するとしたらむしろアレックスにしておいた方が良かったかもしれないな、と思うんだけども。或いは福岡入りが噂されているハマゾッチとかね。

ハマゾッチの動画を見た限りにおいては長身よりは足元の上手い選手。デイリーモーションの動画ではウイングのような動きが多かったけども、他にもようつべでの動画を見ると割とポストやヘディングもこなす。ただ、ヘディングといってもどフリーでの場面が多く、一度ディフェンスにピタリとつかれた場面でのヘディングはGKの正面に飛ばしただけだし、ポストプレーもガッツリと削られた場面がないのでそこら辺割引いて見ないといけないかな。ただ、一つ言えるのは福岡みたいなところで残留争いする中で、一人で局面を打開することを求められると結構キツいんじゃないか、ということ。動画を見る限りではこぼれ球に反応したゴールが多かったが、これは彼のセカンドトップとしての適性を見いだせるものかもしれない。となると、福岡で彼を生かしきれるだろうかな・・・いや、福岡で生きなくてもラフィーニャやアレックスのようにそこからJクラブを渡り歩けばいいかw まあ、同じポルトガルリーグからの移籍組でも裏抜けのどフリーのゴールがやたらと動画では多かった鹿島のカルロンよりはまだ引き出しがあるんじゃないかという気はするけども。 

まあ、動画って基本的にはいいとこ取りではあるんだけども、その中からでもその選手がどんな形を得意とするかとか、或いは動画に出ていない部分というのがその選手の欠点であったりするんだけどもそれはどうなのかとか、動画を通して色々と考えさせられる部分がありますね。

さて、今日は磐田戦ですか。浦和との試合だけでなく、その前のセレッソ戦でも磐田は基本的に低い位置でブロックを作っていたんだけども、これは夏対策なのかカウンターをケアしているのかは判らない。そうなると裏抜け2トップでは裏のスペースが封じられることにはなる。まあ、それでいて2トップに前プレをさせていたのは、浦和がロングボールを蹴ってくるのをケアしていたからなのだろうか?となると、前プレを今日の試合でやるかが気になるけども、どちらかと言えばボランチにボールが入ってくるとこをケアすべく少し距離を取ったポジショニングを2トップがやるかもしれないな・・・

そうなるとヤットのコンディションというのが気になる。ヤットがいい時は問題ないけどもコンディションが上がらない時には彼にボールが入るところが狙われることが多いのでカウンターの起点になり易い。ここ数日の報道を見ているとオーバートレーニング症候群かと勘ぐってしまうような状態なんだけども大丈夫かなあ・・・

ただ、中盤が割と空く展開となれば、浦和なんかが柏木がミドルを打つスペースがあったわけで、こちらとしてはミドル打ちながら相手のDFを前に引っ張り出したいところではありますけどもね。

こっちは気持ちが折れそうになったけども、彼女らは折れなかった

2011-07-18 09:29:13 | サッカー全般
北京のホテルで、女子ワールドカップの決勝を見ていたけども、本当によくやった。前半からフィジカルに物を言わせてプレスをかける米国はやはり強かったわ・・・実は後半沢から大野に出たスルーパスはオフサイドだったけども、リプレーでは、確実にオンサイドで、画面を静止してご丁寧にラインまで示してありました。欧州サッカーの中継でよく見るやつ。日本での中継はきちんと示していただろうか?

まあ、大野って女播戸みたいなもんで、今までさんざん引っかかっていたから副審は先入観で微妙なやつはとりあえず挙げておけ、というところだったのか?実は先制されてから同点に追いつくまでの時間帯で、日本がもし勝つとしたらやはりあの場面旗が挙がらずに大野が決めて後は全員で守り切るというケースしかなかったんじゃないかと思ったが、宮間が同点ゴール決めるし。延長も最後沢姐さんが男前なゴールをCKからニアに飛び出して決めた時の気持ちといったらもう、言葉で言い表せなかった。そんな頑張った彼女たちに対してPK勝ちというのが勝利の女神からのボーナスだったんだろうな・・・