大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

一応前のエントリに補足しておくと・・・

2007-06-30 06:33:15 | ガンバ大阪
JBアンテナ大宮系のブログの中に、当ブログのエントリに反応しているものが1件あった。まあ、こちらにコメントやトラックバックを送って来られていないから、一応こちらの方もあちらに対してコメントやトラバをする気はないので、こちらの方に書いておく。

確かに試合前の自分のブログってかなり煽りは入っているけども、それはブログ上のネタであって、試合が終わってからのブログでは、(特に煽りを入れた後)相手の良いところも取り上げたりもしている。

で、大宮の今のサッカーについてだが、確かにガンバと置かれている状況は違うのだから、大宮が今のスタイルを採用していることについて一概には否定しない。まあ、ブログではそれを前提にネタとして書いています。だって、「お互いに頑張りましょうね」の調子で書いていてもオモろくもなんともないやろw

ただ、決して首位を行くチームからの上から目線だけで書いているわけではない。大黒の移籍話の時にも書いたが、自分が大宮のサポだったら・・・ということも書いているわけである。大宮サポの皆さんが今のスタイルに安住の地を見出しておられるなら我々がとやかく言うことではない。だが、実際ここ数試合負けなしが続いていながら、今の位置にしかいられないことをどのように説明できるだろうか?引き分けはあくまでも勝ち点1でしかないのではないだろうか?サポとしてそれで満足なのだろうか?

ところで、その大宮サポさんは名前は出さないけども、今年ウチの守備がいないのが誰かがいないからだとか、今日は誰かがいないから点がとれないだろうとかいうことを書いておられた。これを読んで、大宮というチームに大変失望してしまった。なら、大宮が今のサッカーをするのは今の選手では仕方がないのだろうか?小林大悟や藤本の能力では結局その程度なのか?もっと言えばサッカーってそもそも個人の能力に依拠してやるものだろうか?ガンバから移籍したあの人もいるのだから個々の能力は決して低くはないと思っていたが、どうやら私は買いかぶっていたようである。


降格後に備えている大宮にはその願いを叶えてやろう、Road to J2を

2007-06-29 07:24:16 | ガンバ大阪
さて、明日は大宮戦の遠征で駒場まで行くのであるが、去年の12月からなんと半年間で3回も埼玉に行くことになる。来週のナビスコも入れると一体どんだけ埼玉行ってんねんという話である。

しかし、1年にサッカーで埼玉に3回も4回も行くなんてことは来年以降も続くだろうか?まして駒場なんかに行くことがあるだろうか?まあ、さいたまの赤いチームとの対戦は今後もウザったいくらい続いていくだろうからこれは致し方がないとしても、あの赤いチームがガンバ戦を駒場で開催するということは到底考えにくい。
となると、今回の駒場はこれから行くことが極めて少ないところであるために、貴重な遠征体験になるだろう(その意味では大宮開催の埼スタというのがなくて良かったと思う)。

さて、肝心の大宮戦であるが、開幕の時はなかなか膠着状態を破れず、バレーのなんだかよく判らんゴールでw、やっと1-0の勝利を収めた。この時は大宮の整ったブロック守備に手を焼いたが、それもそのはずで、彼らはあの試合において攻撃を放棄したのであるから守備が堅いのは当たり前の話である。いや、堅守いう言い方はあくまでも攻撃をしてシュートを放った場合においてこそ評価できるものではないのだろうか。その意味で大宮の失点数がガンバより少ないなんてことを自慢している輩の気が知れない。引篭もり戦術を残留の為のサッカーと私は以前評したことがあったが、これは降格してからも戦えるJ2仕様のサッカーを試しているとさえ思えてくる。まあ、チームの戦力や状態に応じて守備的なスタイルを選択するということを全面否定はしないが(その意味で赤いチームのサッカーはもっと批評の対象になっていいと思いますが)、その「守備力」を過大に評価するつもりはない。

こういう風に書くと、最近の大宮は変わって来ている、得点力も上がって来たし、柏戦でも序盤は積極的に攻めていたという反論が来るかもしれない。そうですか、なら明日の試合もホームチームらしく攻撃的に来てくれるんだろうね?アウェーの時みたいに決してラインを下げたり、8バックの芸術的ブロック守備は取らないだろうね?同点で終盤まで来たらDFを削って前線の選手を投入して勝ち点3を取りに来るんだろうね?そりゃ、楽しみですね。是非ともやってみて下さい。

ちなみに自分が大宮サポならガンバ相手に引篭もって勝ち点1を取るよりも、リスクを冒して勝ち点3を取りに行くことをチームに求めるし、それが仮に裏目に出て負けたとしてもそのやり方を支持するんだけどもね。負けと引き分けも勝ち点差は1しか変わらないのだから。

それでも明日大宮に引篭もられたらどうすかって?まあ、そんなのではJ1じゃ通用しないよ、ということを証明してあげようじゃありませんか。

日本平の一件で何を学ぶべきか

2007-06-27 08:06:16 | サッカー全般
もう既にJBアンテナ系の赤・オレンジ系のブログでいろいろと書かれている、前節の清水・浦和戦でのダンマク騒動。ここで自分が確認した限りの情報を下に、第3者としての見解を書いておこう。

まず、ダンマク掲示のルールを破り、ホームチームのダンマクを剥がした点においては浦和がやはり悪い。ルール違反という点についてはルビサポらは言い訳ができないだろう。

ただ、ここで一方的に浦和が悪い、と断言するつもりはない。それを言い出すと今度は暴力に訴え出た清水サポの行為が正当化されてしまうからである。確かに大切なダンマクをどんなことをしてでも守りたいという動機があったかもしれないし、その気持ちは同じサッカーチームのサポとしては痛い程判るけれども、だからといって暴力が正当化されるわけではないだろう(ルビサポの言い分ってこういうところにあるのだろう)。誤解のないように言っておくと、別段今回の件で浦和や清水のうちのどちらかの肩を持つ立場にもないし、まして浦和だけを弁護するつもりは全くない(だからこそ、日本平におけるルールが彼らにとって納得いかないものであったとしても、ルールを破ったこと自体には非があると考えている)。

そこで今回の件を通して、来月再来月と浦和との対戦を控えるガンバは何を学ぶべきだろうか?ガンバのオフィシャルを読む限り、掲示物に関してのホーム、アウェイのエリア設定は特に設けられていない。あくまでもサポがチケの指定されたエリアにおいて先着順に、広告のある場所を除いて掲示することが認められているにすぎない。

となると、メインやバックのアウェーゴール裏寄りにかけては、無用なトラブルを避ける為にその辺りでの先行貼り出しは自主規制しておいた方がいいかもしれない。万博は我々のバックヤード(裏庭)であるが、動物園から脱走したライオンが寝そべっているところに、ダンマクを掲げてからルールの判らないライオンにひっぺがされるのを避けるのも大人の判断だと思うからである(ルールの判らないライオンにルール云々と言ってもしょうがないしね)。なに、本番では青黒の猛獣使いのショーが見られるんやから、それまでに無駄なエネルギーを使わんとこうや。

中超も首位戦線異状なしー山東が首位で中断期間迎える

2007-06-25 23:22:59 | 中国サッカー
中超は6月20、21日両日での試合でもって、アジア杯に向けて中断期間に入った。

この時点でハッキリしていることが一つ。今の中超で来年のACLでも確実に出てくるのは首位の山東魯能しかないということです。このチームが済南で負けるとは考えにくいので、勝ち点では長春亜泰と並んでいるが、最終的には山東が振り切るだろうと見る。プレミア言っていた鄭智(ジェン・ジ)だって戻って来たし、中断明けは国内リーグに専念できるし、苦手な上海・大連アウェーはもうとっくに消化済み。まあ、強いて挙げれば2位長春とのアウェーでの対決ぐらいか。

そして今季の中超の日程で忘れてはいけないのが、今年は足協杯が中止されているため、ACLの2枠にはリーグ2位のチームが出場権を得るということである(まあ、やっても山東が勝ってしまうだろうから、結果的にはリーグ2位のチームがタナボタでACLに行くんだけどね)。

その2位争いであるが、長春亜泰だけでなく、上海申花もようやくチームとしてまとまりが出来、A3でも優勝しただけでなく、リーグ3位にまで浮上して2位争いに名乗りを挙げてきた。山東を中心にして長春と上海が残るACLの枠を巡って争うという勢力図が出来上がりつつある今季の中超は、来年ガンバが対戦する相手を占う意味でも眼が離せない。

ということで、今年の夏は長春へ長春亜泰の試合を見に行こうと計画中。日程によれば、8月8日(水)にホームで深センと対戦する予定だから、このあたりが狙い目かな。いずれこのチームもACLデビューするから、長春の情報も必要だと思うので、まずは自分の足と目で確かめて来ようと思う。

J聯賽第17輪 大阪鋼巴 6-2 FC東京

2007-06-24 12:18:26 | ガンバ大阪
最初に訂正とお詫びを一つ。前回のエントリにおいて安田の累積警告に関して当方の勘違いがありました。2節の鹿島戦で受けた2枚の警告はその試合退場した為に累積警告の中には入っていないということを確認しましたので、お詫びと訂正を致します。

さて、試合の方であるが、山口が出場停止処分であった影響がモロに出て、ラインコントロールやセットプレーにおける守備が安定せずに最初に2失点したが、徐々に中澤が持ち直していった。中盤でのプレスが効き出した後半は相手DFラインの裏やサイドを面白いように突くことができた。まあ、相手のルーカスが不発であったことにも助けられたんですがね。どこかで彼に決められていたら違った展開だったかもしれない。

2点取られたというのに何故だか負ける気がしなった。その後、バレーがクサビになってヘディングで後ろに流すなどして、マグノとのバランスを意識するようになり、マグノもバレーに絶妙のスルーパスを流す。更に両サイドからも積極的に上がって徐々に相手を押し込んでいった。基本的にマグノとバレーの二人による連携プレーは悪くないと思っているのだけども、バレーにボールが集まるとどうしてもマグノにボールが行かなくなるからその辺りがマグノのイライラが募り、彼がシュートを焦ってミスするのかもしれない。皮肉なことに今日バレーが下がってから播戸とマグノが爆発したのであった。

しかし、そういう点を差し引いても、後半マグノとバンは本当にキレキレで、高速でゴール前に突進する二人は去年の絶好調の頃を彷彿させるものだった。マグノは後半2点奪っただけでなく、4人引きつけて橋本のゴールをお膳立てしたのだった。それらを可能にしたのが東京を上回る運動量とプレスでボールを高い位置で奪ってすぐさま相手の高いDFラインの裏にボールを供給し続けていったガンバの中盤だったと言えようか。

今日のレフェリーは国際審判。全体的に流す傾向にあったけども、アドバンテージを取るなどしてできるだけ試合の流れを切らせないようにしていたし、福西のペテン行為に引っかからなかったのは流石。ただ、バクスタ側の副審は最低。オフサイドの判定にバラつきがありすぎる。

相手の東京であるが、土肥は今の日本で最高のGKの一人じゃないだろうか。代表に呼ばれない理由が単に年齢だけのような気がする。ジーコジャパン時代は第3GKであった彼が今呼ばれていないのは、同じポジションに将来有望な若手に経験を積ませる為なのだろう。それもいいんだけども、経験から来る安定感というのも案外捨てがたいんじゃないだろうか。それに若手とベテランを競わせるということも必要だと思いますけどね。

ただ、11月の味スタでの再戦はなかなか難しい試合になるかもしれない。毎年この時期に対戦するガスというのは本当にイヤな存在である。まあ、今回は文字通り「去年の借りを倍にして返した(最初に2点入った展開は正に同じ)」結果にはなったのであるが、このチームとの因縁の対決はまだまだ続くであろう。JALマイルが丁度使用できる時期がこの辺りであるから、母体の航空会社の経営状態を考えると、使えるうちに使おうと今から考えていたりもしている。

紙吹雪が吉と出るか凶とでるか・・・

2007-06-23 10:43:49 | ガンバ大阪
去年のダービーの中で紙吹雪は卒業した、と思っている。今年はゴル裏限定であるから、今日の企画に対しては特に手伝いも何もしていない。どちらかと言えば紙吹雪が撒かれて、その影響を見守るというのが今回の立場だ。

紙吹雪といって思い出すのはアルゼンチンのサッカーなんだが、別に日本はアルゼンチンではないと思うけどね。日本のスタジアムは民家や隣の施設に隣接していたりする場所にあったりすることが多いし、まして万博はスタンドがそれほど高いわけでもないから、風向きが悪ければアサッテの方向に飛ぶことは去年のダービーで皆が学習済みだとは思う。

そしてピッチでの影響だが、紙吹雪でボールが見えにくい、地面に足をとられる、パスが廻りにくいとなるとガンバのサッカーにおいてはマイナスかもしれない。まあ、この間の鹿島と浦和がやった試合みたいなピッチにはしない、とゴール裏がピッチに配慮しながらやるのなら今回の企画自体には反対ではない(HTにピッチ清掃後に後半も撒くというような、どこかであった愚挙は繰り返さないだろうし)。

ただ、紙吹雪に対して懸念していることがあるので書かせてもらいました。だから仮にSBに紙吹雪が飛んできても自分は撒かないし拾わない、という方針で行きますよ。


J聯賽第16輪 大阪鋼巴0-0横濱水手

2007-06-20 23:47:22 | ガンバ大阪
連戦となるとガンバのプレスが鳴りを潜め、最終ラインと中盤の距離が間延びし(その分坂田が裏に出るスペースを消していたんだけどね)、その空いたスペースを横浜に使われ、クロスを上げられていた。夜の試合だとはいえ、相手も同じ連戦でプレスをこれだけ掛け続けるのだから大したものだ。その相手のプレスのせいか、後半から入った家長はあまりいいところがなかった。途中でベンチは寺田を準備していたところだったが、しばらくカントクは家長で様子を見続けた。ゲーム終盤でやっと家長がドリブルで攻めることが出来たとはいえ、勝ちに拘るなら、DFを一枚削って終盤寺田投入という選択もあったんじゃないかと思う。逆に言えば横浜も決して引きっぱなしではなく、ボールを奪っては愚直なまでに放り込みに徹したのだから、ガンバベンチはひたすらバランスを保つことに腐心したかもしれない。

この試合、危ない場面というのは吉田にシジクレイと山口がかわされてシュートに持ち込まれたが藤ヶ谷のセーブによって失点を免れた場面だろう。その時山口は腕を少し吉田に絡めていたが、それがシュートを弱めたことになった。まあ、これも穴沢主審の流す判定を知っているからなんだろうけども。ただ、それなら前半山口のタックルに対してもカレー券を出すべきではなかったんじゃないだろうか。唯一彼らしくない判定だったと言えばよいか。去年のアウェー甲府戦といい、なんかめぐり合わせが悪いですな。あと安田への警告となるファウルも?だろう。まあ、30日の大宮戦には不在であるなら、いっそ次の試合でも警告貰っておいてチャラにしてしまった方がいい、と虫のいいことを考えてしまう。

で、改めて試合を振り返ってみると、どんなことをしてでも行けばよかった、と後悔してしまう。仕事の都合で、この日はアズーリで観戦。今日は立ち見が出る程の大盛況で、ユニ姿の親子連れまで来ていた。これだけ熱く盛り上がった店内というのもなかなかないんじゃないだろうか?サポフィや国立図書館(byツレさん)のノリとはちと違うが、こちらもクールかつホットに燃え上がっていたのである。

次は、ダービーの勝ち組VSダービーの負け犬 ~弱い方の横浜戦を前に~

2007-06-18 22:24:09 | ガンバ大阪
「弱い方の横浜」もし、ダービーというのをリーグ戦の順位以上に重きを置くのであれば、現時点では次の対戦相手をこう呼んでも差し支えないんじゃなかろうか。

ま、確かに順位ではFCよりも鞠の方が上ですな。しかし、ダービーというのは、リーグ戦での順位というのは関係なくお互いがプライドと意地をかけてぶつかり合うものだろう。だとすれば、この汚名を払拭するには、次のダービー再戦においてFC相手に3月の屈辱を倍にして返さないといけないんだがね。

今の状態だと、マリノスの異名ってこんなものだろう:

あれだけ煽っておきながら、チームを勝たせられなかった言行不一致な口先サポ軍団。又の名を「恥ずかしい方の横浜」。

先制された後、ベタ引きした最下位のFC相手に同点にすらできなかったチーム。又の名を「情けない方の横浜」。

そして、前回ダービーではサポの煽りも空しく勝てなかったくせに、ホーム開催では「最後のダービー」とサポに便乗して煽ってみせるフロント。又の名を「懲りない方の横浜」(「今世紀最後のダービー」と煽った我々のコピーをパクるなよ)。

ま、去年の大阪ダービーでは有言実行で結果を残して来た我々からすれば、どこかうら悲しさが漂って来ますがね。さあ、弱い方の横浜の諸君よ、かかって来るがいい。ダービーの勝者のメンタリティを君たちに注入してやるよ。

J聯賽第15輪 大阪鋼巴3-1名古屋鯨八

2007-06-17 10:43:36 | ガンバ大阪
まず、告知を一つ。ブックマークに「脚と角」というブログをリンクさせて頂きました。勝手で申し訳ないのですが(汗)、内容もなかなか秀逸なので、JBアンテナにもAOQLOにも乗らないのが勿体無いと思いまして付け加えさせて頂いた次第ですので、筆者のご両人さん御了承願います。

さて、試合を見終わっての感想だが、播戸をアジアカップの代表に持っていかれるんだろうな、と確信した。実を言うと、彼が今年クラブにおける出場機会や結果にも関わらず代表に選ばれ続けているというのは意外な感じがする。ただ、代表選手は決してオールスターではなく、代表監督がやろうとする戦術を具現化する為のコマであるならば、前線からの守備やオフザボールにおける献身的な動きが御大の目に留まったのだろう(同様の基準で巻や矢野が選ばれているように)。第一日本人FWの場合、誰かの方が別の誰かより特別に優れているわけでもない。となると、同じ出るなら播戸が途中出場で流れを変えられるようになればいいのかもしれない。だから、呼ぶのはいいけども必ず後半の15分程度でもいいから使って欲しいと切に願っている。

実際、この試合においても前半から足元がボールに収まらず(失点のきっかけとなったCKも彼のところでボールを取られてからのカウンターによって造られた)、下がり気味でボールを貰って調子がイマひとつ上がらないマグノに変わってから播戸が入ると、それまでの今季最低の前半の出来とはうって変わり、名古屋のDFラインを下がりだし、ガンバに流れが傾きかけていった。バレーの同点ゴールにしても、播戸が右で飛び出すことによってバレーが飛び込むスペースを造っていたのだし、3点目のバレーのミドルにしても播戸が左サイドで浮き球を止めて起点を作ったことによって生み出されたものだ。従って後半の彼だけを見れば、恐らく代表に選出されるに間違いない。

ただ、それだと逆に播戸抜きでナビスコ浦和戦を戦わないといけないため、マグノの状態が気になってくる。柏戦では引き気味のポジションでバレーにアシストしたのだし、この日も二人の連携プレーは悪くはないものの、どうしても引いてしまうために実質バレーの1トップみたいな形になってしまう。まあ、結果が出てないからどうしても自分で何とかしようとして引いてボールを貰おうとするのだろうか?気持ちは判るんだけども自分としてはやはり前でガマンして、そこで勝負して欲しいとは思う。幸い今はバレーが好調であるから、昨季もマグノが決めきれずに勝ちきれなかった試合というのは今季はアウェー新潟戦しかないものの、夏場以降は彼が点を取れるようにならないと苦しい展開になるかもしれない。

あと、この試合で特筆すべきは、去年に比べて名古屋サポが多かったという点だろう。勿論、チーム自体が開幕から好調であったということもあるだろうけども、去年の万博での試合では、名古屋から近いからもう少し来てもいいんじゃないかと思っていただけに、数多くのサポの方々が来て頂いたのは嬉しい限り(同じ赤でもさいたまの赤ではないからこういうことが言えるんだけどね)。

予てから、大阪と名古屋はサッカー人気を普及させることについては共に難しい立場にあるのではないかと思っていた。地元に人気野球チームがあることと、ローカルテレビ局の番組編成が東京キー局の影響を受けやすい為に地方局独自で試合中継がなかなか出来にくいことの2点がその理由である。加えて、名古屋の成績は毎年大体真ん中の定位置をしっかり確保している。優勝争いも降格争いもない。落ちないことはいいことなんだろうけども、やはりスリルには欠ける。じゃあ、せめてカップ戦でもタイトル争いできればいいのだろうけどもそこにすら辿り着いていない。

だからこそ、こんな状況でも名古屋を応援している人たちというのは、よほどサッカーが、そしてグランパスが好きな人たちだと思うし、この日の万博はそうしたコアサポでアウェーゴール裏が埋め尽くされたから、かなり応援も熱かった(まあ、チャントがウチの方と被っていたのが多かったのは御愛嬌です)。こういう人たちの期待に応える為にも、そして大阪と似た様なハンデを抱える名古屋でサッカー人気と文化が根付く為にも、グランパスには頑張って欲しいとは思う。

とすれば、他サポの立場で失礼ながら言わせて頂くと、ナビスコを最初から捨てるという姿勢は果たして良かったんだろうか?捨てたからには、リーグでは一つでも順位を上げられるように、そして天皇杯では元日の国立へサポを連れて行けるようにするのが、フェルホーフェン監督の責任だと思うのだが、この試合での選手交代で下げたのは本田、杉本、藤田の3人。まあ、途中で脚が吊ったとか、疲れが見えたとかいうのが理由かもしれないが、この3人を下げてしまってどうやって勝つつもりだったのだろうか?片山を入れても縦ポンのままで変わらないのなら杉本を残しておいた方がこちらはもっとイヤだったろうし、セットプレーに賭けるならば本田を下げるオプションはなかっただろう。何しろ最初の失点は彼のCKから始まったのだから。

A3関連記事について

2007-06-13 12:40:00 | ACL/A3
A3関連の中国メディアの記事をチェックしていると、浦和がブーイングされていたことについて言及したものもあった:

http://sports.163.com/07/0608/01/3GE9M0SS00051C89.html

この記事は中国と韓国のサポーターが友好的である反面、浦和や日本人サポに対しては厳しいブーイングを浴びせたことを指摘している。まあ、もっともオープニングセレモニーで倉木麻衣が歌う際には彼らは拍手をしていたらしいから、現地のサポたちはあくまでもサッカーにおいてだけブーイングしたと考えたらいいのかもしれない。

ただ、この記事が眉唾だと思うところは、山東との試合後、浦和の選手たちがバスでスタジアムを後にする際に、1人の外国人コーチ(原文では、助外教と書いてあるからオジェックではなさそうである)が、バスの窓越しに山東のサポと互いに、「中指敬礼」をしたと書いてあるくだりである。まあ、浦和のコーチがそんな大人気ないことをするとは考えにくいだろうし、中国人サポも日本人ではない相手にそんなことをする動機が見当たらない。まして仮に事実だとしても、それがこの後の試合でもブーイングが続いた背景だとみなすにはかなり無理があるだろう。

もう一つ。これは日本のスポーツ紙の報道で、将来A3を北朝鮮を入れたA4に拡大するという話がミーティングで出たそうだが、これは日本側からの提案ではないことは確かだろう(笑)。

とすると、この話は韓国発じゃないかという気がするわけです。前からA3は、中国で中継される為に韓国企業にとっては格好の中国市場での宣伝場になっていると筆者は考えていたが、今度は北朝鮮にも進出しようとする思惑なのだろうか?