大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

タイ遠征あれこれ(前編)

2008-05-10 08:27:57 | Weblog
今回ACLでタイへ初めて行ったのだが、サッカーだけでなく、旅の方もそれなりに有意義なものだったので、そのあたり幾つか挙げてみたいと思います。

1.飛行機

今回はJALのWEB悟空の運賃で行った。マイルの換算率というのも考えてのものだったが、比較的安かったのが、5月5日晩出発便の7日深夜帰国便というもの。JALはANAに比べるとマイルを多く貯めているわけではないけども、今回の往復便で、国内線往復分は確保した。札幌遠征が週末に変更になれば使えるんだけども、平日となると夏休みをACL用にとってあるのでやや厳しい。まあ、それでも2万マイルを超えれば来年中国へ行く分には使えるようにはなるだろう。

2.両替

これは現地空港でイミグレを抜けたところに両替所があった。到着したのは夜の10時半過ぎであったにも関わらず開いているので(年中無休の24時間オープン)、両替はそこでやる方がレートがいいとは思っていたので日本ではチェンジせず。ちなみに両替所というのは市内の到る所にあった記憶があるけども、旅行者は空港で替えておけば十分でしょう。

3.タクシー

「地球の歩き方」では、空港のタクシー乗り場は1階となっていたが、現在は到着ロビーの2階に移転している。タクシー乗り場には順番待ちするのだが、その前にリムジンサービスの客引きみたいな人物が怪しげな日本語で話しかけて来る。まあ、この手の輩についていくと後でボラれるというのは中国でも経験していたから無視しておいたのだけども。

タクシー乗り場では係員に行きたい場所を訊かれて答えると、それを係員がメモして運転手に渡してくれる。これで行きたい場所まで行ってくれるのであるが、道中タクシーの運ちゃんはかなりスピードを出していたように思う。で、道中「マネー、マネー」とか言うもんやから、要は高速代出せということですか?きけば65バーツだというから相棒が50と20バーツ紙幣を一枚ずつ渡すと、返ってきたのは40バーツの領収書・・・あれ??

この時はぼったくり?かと思ったらしばらくしてまた料金所有り。今度はちゃんと25バーツの領収書と5バーツが返ってきたのであった・・・

3.ホテル

今回利用したのはチャイナタウンホテル(中国酒店)。従業員が中国語が話せるということなのでここを選んだのであるが、まあホテルのランクとしては日本の安いビジネスホテルよりやや広いというもの。とはいえ、歯磨きは備え付けでなかったためにフロントに頼まないと持ってきてくれなかったし、インターネットを部屋でやろうと思えば1部屋1日につき150バーツ取られる。

4.現地の観光ツアー

2日目は終日フリーであるため予め申し込んでいた、現地の個人向け日本語観光ツアー『パンダバス』のアユタヤ(クルーズ付き)に参加。集合時間が朝7時20分と早かった為、指定の場所のホテルには朝食を取らずにタクシーで向かい、時間が余っていたのでそこで朝食を取ってから、ツアーバスに乗り込む。黄色いバスであるため、遠くから見てもすぐに判るのが特徴。アユタヤに着いてからバンバイン宮殿を廻って行ったら・・・何とそこで青黒の人たちに遭遇していたのだけども、あの人たちはどうやってここに来たのか?

宮殿の感想はというと、タイ国王も悪趣味やな、とw なんかね、西洋コンプレックス丸出しの建物が多かったわけよ。やれ、ロシア風の国王休憩場所だとか、英国風の王妃と子供用休憩所とかね。庶民の税金を搾取して造ったものが、タイのアイデンティティがゼロの宮殿とは参ったよ。そう考えると日本の江戸時代の鎖国という政策は、良し悪しは別にして、ある意味日本独自の文化を根付かせていたんだなあと、この宮殿を見て改めて思った。

その後宮殿から寺院めぐりをした後に、ツアーのメインイベントである、象さんの背中に乗りました(ハイ、そこのアナタ、キモイとか言わない)。本来象に乗るのは100バーツだけども、100バーツ更に払えば時間延長できてエサ代にもなるらしいので、200バーツで申し込んだが・・・ツアー料金の中に入ってなかったんかい!こういう客のことをいわゆるカモと世間一般では呼んでいるんだろうなあ。

象に乗った感想であるが、見晴らしは悪くないけども、結構揺れる揺れる。いや、別に過剰積載が原因ではないよw 確かに最初相棒と2人で乗ろうとしたけども別々に乗れと言われていたから問題ないっしょ。戻ってくると写真を撮られていたので、記念に買っておいた。

なお、この時に私と相棒が同じガンバのエナメルバッグを持っていたので、ツアーに参加していたカップルから旅の目的を訊かれて、ガンバの試合で来たと応えると納得していた様子だった。

ちなみに、このカップルとは、船上クルーズでの昼食においても同じテーブルでご一緒させて頂きました。聞けば代表の試合はよく見ているらしい(女の子曰く、彼女の弟はドイツW杯を見に行ったらしい)。フツーのサッカーファンではあるのだけども、こういう人たちがもう少しJリーグの試合にも関心を持ってくれたらな・・・とは思いますね(ただ、それが赤い某チームになってしまう確率は低くないんですが)。

ああ、そうそう。昼食はね、バンコク市内に戻るまで船で移動したんですが、船の中バイキング方式だったわけです。味ですか?カレーはやっぱり辛かったですね。同席したカップルの女の子の方は食べられなかったんですよ。

食事の後デッキに上がってみたが、これははっきり言ってサウナでしたな。暑くなければ、気持ちいいとは思うんですがね。ちなみに隣にいた老夫婦は、日差しを避ける為だったとは思うけども、長袖だった・・・

そんなこんなでバンコク市内に戻って、その後ガイドさんからどこで車から下ろして貰いたいかと聞かれたので、ムエタイの試合を見に行こうと思っていたから「ルンビニ」と答えた。会場に着くと、しっかりとガイドさんの連携が取れていましたね。一人2000バーツ払ってリングサイドまで案内してもらいました。

ムエタイのルールはK-1とはかなり異なる。両腕を互いに組み合っても膝蹴りを繰り出してする場面は会場を盛り上げる。試合自体は5ラウンド制で、1ラウンド3分に2分間の休憩を挟むところがK-1とは違うところである。また、第1ラウンドは互いに様子見でラウンドを重ねるごとに攻撃が激しくなっていく。と同時に観客も段々と熱くなっていく。面白かったのが自分たちの隣の立ち見ゾーンにいた、選手のサポーターと思しき人々。攻撃が決まる度に湧き上がっていく。ムエタイはなかなか面白い。と同時に互いに膝蹴りを繰り出すというところからすると、いささかショー的な要素も入っているかなと思ったが、その分見る側を楽しませてくれる。

ちなみに、なぜムエタイを見ようと思い立ったのかと言うと、現地で盛り上がっているスポーツを何か一つ見ておきたいと思ったからである。それによって現地の人たちに何が人気があるかというのが見えてくる。MLBのボストン・レッドソックスのGMが開幕戦で日本へ来た際に、バスケのJBLを観戦したらしいが、こうして他の競技をたまに観戦することも、サッカーを見つめなおす意味においても重要じゃないかと思う。

ところでムエタイ観戦でのオマケであるが、ドリンクを買いに行ったところ、通路で、普段万博やアウェーのゴル裏でよく見かける人に出くわしたのでした。

あまりにも長いので今回はこの辺で。