大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

満男クン、気持ちは分かるけども、どこかチームコンセプトとズレていないか?

2010-02-05 06:48:38 | 旧ブログ
ベネズエラ戦は試合は見ていないけども、その試合で岡田ジャパンの中で初出場した小笠原がサイドチェンジの必要性を試合後コメントしたのが気になった。確かに今のチームに対して足りないのはそうしたバリエーションなのかもしれないし、それが人によってはチームコンセプトにこだわり過ぎというのも分かる。

ただ、満男クン、それはチームの目指す方向性ではないんじゃないかな、とも言いたくはなりますね。サイドチェンジの必要性って去年の最終予選の時にも内田が言っていたけども、この二人が共に鹿島の選手であるというところが興味深いわけなんだけども。

私自身批評する上で心がけているのは、自分の目からみて、ここが悪いというのは簡単なんだけども、同時になぜこうなるのか、こうしようとする意図は何かというのを見て、そのやり方が貫かれているか、そしてその上で何が問題なのかというところを見るというもの。この場合、なぜサイドチェンジが岡田ジャパンの中で自重されているかを考えてみる必要がある。これはガンバでもサイドチェンジが少ない理由をヤットが山口素弘氏と雑誌で対談した時に語ったものだが、取られた時に逆サイドでの人数が少ない分カウンターを食らうのを恐れているからというものだと思われる。

サイドチェンジの問題は、前にも書いたようにキックの強度や精度の問題ではあるんだけども、欧州の選手のように、振り幅をコンパクトにして長いボールを入れられるようなフィジカルや技術というのがまだまだ日本の選手には欠けているということです。

だから、満男くんの言いたいことは分かるし、鹿島ではそういう形で代表やガンバとは異なり選手の距離というのをとり合って、その中で彼の展開力というのが生きているんだというのは理解する。ただ、それが代表の方向性ではないということを理解しておかないと、本番直前で、「外れるのは満男」なんてことになりかねないわけよ。

もっと言えばオシム以降鹿島の選手が招集から遠ざけられていたのは個々の選手の能力云々よりも、彼らのスタイルと(国内で発揮する強者スタイル)と代表が海外で戦う上でのスタイル(これはどちらかと言えば弱者のスタイル)とのズレにあるんじゃないかと仮説を立てられるわけです。昨年終盤の出来を見れば野沢だって代表レベルだし、ビルドアップやラインコントロールを考えると伊野波だって必要な選手かもしれないんだけども結局はお声は掛からずにいる。満男だってMVPに選ばれなかったら呼ばれていたかどうか・・・まあ、MVPが呼ばれなかったら、何のためのJリーグかということになるんだろうけども。唯一内田が呼ばれ続けているのは、岡田ジャパンにおいてSBが攻め上がって数的優位を作るという戦術において、その攻め上がりに習熟している選手という判断なのだろうけども。

ただ、代表には代表のサッカーというのがあり、その方向性に合った選手をチョイスしているということを皆が解っていたら高名な評論家なんかがMVPの選手が今まで呼ばれていなかったことを声高に言うわけがないんだけども・・・

だから、今は岡田ジャパンのコンセプトと小笠原の両者が互いにすり合わせをすれば、満男はスパイスとして効いてくるかもしれないけど、平行線をたどるようだとどうかな、と思ったりもする。で、そういう時でも彼が控えとしてのモチベーションを保っていられるかなと気になるわけで、ベンチに置いとける選手でない、と判断されるとかつてのカズや俊輔のようになってしまうかもしれない。

ついでに、岡田ジャパンについてもう少し補足しておくと、今の方向性は大体わかった。ただ、それが世界の主流とはズレている以上、自分たちの弱点をさらけ出しているのもたしかで、その弱点を弱点として認識し、相手も対策を立ててくるという前提で課題を克服できるかなんだけども、それについてはまた別の機会に書きます。仕事があるからもう支度しなきゃ。

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2006-10-05 22:36:29 | 旧ブログ
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