大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯盟賽第8輪 大阪鋼巴4-0大分三神

2007-04-30 16:32:27 | ガンバ大阪
大分がここまで悪かったか、というのが正直な感想だった。ガンバは良いことは良いのであるけども、決してこの試合では最高の状態というわけではなかったと思う。2点取ってから3点目を入れるまではなんだか相手にお付き合いしているような感じに思えた。まあ、2点リードしているから流し気味にやっているのかと思うんだけども、突き放すまで時間がかかりすぎる。途中で高松にポスト直撃のシュートや前半終了間際のFKを藤ヶ谷がキャッチし損ねるなどヒヤリとする場面もあったが、大分の攻撃が精度を欠いた為に事なきを得たのだった。

早い時間帯に先制してしまうとどうもその後リズムに乗り切れないということが多々あるのでもう少し大分に踏ん張って貰えれば最強ガンバを大分の皆さんの前でお見せできたと思うのですがね。まあ、開始早々大分が得たFKで数少ない得点源の深谷に対してバレーがついて高さを封じたため、深谷に低空飛行させるようなボールしか出せなかったところで、試合の趨勢は決まっていたようなものだった。

もしアレを決められたらその後なりふりかまわず大分イレブン全員に引きこもられて、見ていて一番イヤな流れになったと思うけど、ガンバは大分のセットプレーをしっかり警戒しているなと、深谷にバレーを、高松にシジクレイ(高松には彼で十分)をつけていたのを見て思った。

大分の現在の状態(クラブ、選手、サポ)についてはいろいろと話は聞いているし、直接対決の前にも今季キャンプの練習試合を生で、リーグ戦をテレビ観戦していたから、どのようなものであるかはある程度判っていた。だから今回のスコアは両チームの状態からすれば妥当な結果であるとは思うのだけども、やっぱりかつて我々を苦しめた相手がここまで落ち込んでしまう姿を見るのは忍びない。

今の大分は去年大阪の某クラブが降格した時と同じくボランチが決まらない問題を抱えている(さらにあそこは右サイドも固定できなかったが、右が決まっている分だけ大分の方がマシか)が、ここは中断明けを目処に補強できればまだ間に合うとは思うのだが。まあ、こういうことを言えるのは確かに自分が他サポであるからだろうし、今のクラブの経営状態でそれを出来るかいなかは確かに別問題だろう。軍資金不足を理由に現有戦力でやりくりし、それで降格したら更に緊縮財政路線をとってあくまでも身の丈経営で行くのか、一時期投資が増えても降格して一家離散状態になるよりはマシと考えるか。まあ、ここから先は他サポが軽々しく言えることではないだろうが。

そしてシャムスカについても言及しておこう。この試合で後半4失点目を喫した後にアウグストに替えて17歳小手川を投入した。確かに勝ち目がなくなった以上は若手起用に切り替えたのだと思うのだが、こちらからするとナメられたな、と思う。そういえばジュビロ戦でも1点を争う場面で同じく彼を起用したんじゃなかったっけ?3年契約のお墨付きを貰ったはのをいいことに、小手川の起用が育成にあるのか、それとも本気で局面を打開するためなのかが、一連の起用を見ているとよく判らなくなってしまう。今の台所事情を考えれば仕方がないというのなら、監督としてのシャムスカの評価は大体決まってしまうのではないだろうか。

すなわち、シャムスカは決して魔術師ではなく、戦力はある程度整っているのだけども順位が落ちているチームを立て直すことについては手腕を発揮するという残留(J2なら昇格)請負人だということである。そして監督としての耐用年数はそれほど長くはないということを今回教えてくれたのであった。

これを踏まえて監督交代の荒療治を行うか、或いはそれでも彼を信じて彼の手腕を発揮できるように補強を敢行するかクラブは決断せねばならない。

どっちがいいのかって?まあ、それ以上は他サポの僕がとやかく言うことではないので・・・ただ、大阪から西への遠征地が減ってしまうのは寂しいしJリーグが東高西低型の勢力配置図にこれ以上傾斜して欲しくないからもう少し大分には頑張って欲しいと思うので、他サポからでも言えることは一応言わせて頂きました。

最後の大分アウェーで警戒すべき相手は高松や松橋よりむしろ・・・

2007-04-27 07:12:20 | ガンバ大阪
深谷じゃないかと思っている。理由はというと、彼がファン感でレイザーラモンHGの変装をしたからである。

というのは冗談です(いつからネタに走るようになったんだよ、オイ)。本当の理由はDFでしかない彼が大分のセットプレーによる得点源になっているからなのである。逆に言えば今の大分で流れの中から点が取れる確率というのは決して高いとは思わないわけで、そうなると気をつけるべきは、セットプレーにおいて高松や松橋にマークが集中している間隙を縫って深谷が攻め上がって決めるパターンじゃないかと勝手ながら想像してしまう。実際この間の浦和戦はGK西川が上がって来たことが話題になったものの、最後に同点ヘッドを決めたのはこの深谷だったのである。

従って、安田クンよ、深谷封じの為に前回の磐田戦の時と同様にグイグイ攻め上がっていってヤツの受け持つ右サイドをズタボロに引き裂いて差し上げなさい。

まあ、大分というのは、スタ飯は美味いし、試合後に地元のサポの方たちと飲めるし、オマケに3年連続勝ち点3をプレゼントで貰えるという最高のアウェー地なんだが、どうも今年で大分遠征が最後になりそうなのが、非常に残念です。行けない人たちがいるのに非常に申し訳ないのですが、その分しっかり楽しんできたいと思っております。


2007亞冠小組賽 第4輪 上海申花0-0浦和紅宝石 川崎前鋒(正面)3-0全南天龍

2007-04-26 06:27:09 | ACL/A3
えー、昨日サポフィにてACL2試合を観戦。まず最初のルビー戦であるが(紅宝石というのは中国語でルビーという意味)仕事を早めに切り上げて駆けつけたものの後半20分過ぎからしか見ることができなかった。テレビ中継に合わせるというのであれば、現地時間夜8時(日本時間9時)キックオフでも良かったんちゃう?

行く前にJ's Goalで経過をチェックしていたら前半ワシントンがFKを蹴っていたというからこのチームのセットプレーってどないなっとんねん、とツッコミを入れたかった(阿部や伸二、ポンテの出番ナシ?)から後半どんなサッカーするのかは多少なりとも興味はあったんだけどね。

けど、実際見てみるとやっぱりグダグダ。引いた相手を崩せないのは毎度浦和のことだからまあいい。けど上海申花も結局縦にポンと放り込むようなサッカーしかできないしロングボールやセットプレーの精度もやっぱりイマイチだから多分これでは浦和の守りは崩せないだろうな、これじゃスコアレスドローだろうなと思いながら見ていた。けど、後半山田がスローインが遅れたとはいえ、それを几帳面にイエロー出して退場にしたレフェリーはどうよ?退場した山田と累積2枚の闘莉王は次のインドネシア遠征には行かずに留守番決定となったのだが、この二人には遠征行ってグッタリ疲れたまま、埼スタでわがガンバとの直接対決を迎えて欲しかったんだが・・・

その他ワシントン頼みというサッカーはもはや限界を通り越しているように思えます。彼はポストプレーが下手だからそこにボールを入れてもうまく収まらない。自分が見ている試合の中での話だが、ワシントンはサイドからのクロスに合わせるのが一番上手いように見えるんですがね。浦和の攻撃ではやはり三都主が抜けた穴は大きいんじゃないかと思う。

もう1試合。川崎前鋒(正面よりこちらの方が最近よく使われている)は全南相手に鋭いカウンター攻撃を見せてくれた。先制点は中村から相手DFの裏を突くスルーパスが基点となって最後はジュニーニョが先制。後半も相手が4バックの陣形に変えたこともあり、前がかりの相手から左サイドを攻め上がり、クロスにチョン・テセが合わせるパターンを2度見せて2点追加。同じグループのもう一つの試合でアレマ・マランが勝った為に突破は次節に持ち越しとなったが、マランは川崎に3点差以上つけて勝たないといけないため、事実上、川崎のグループリーグ突破で決まったようなもの。ちなみに全南は残り2勝して川崎が残り2敗すれば勝ち点では並ぶものの直接対決で2敗している為、この時点で全南の突破は完全に消えたことになる。

ACL グループリーグ第4節展望

2007-04-25 06:53:54 | ACL/A3
本日の結果如何によって、浦和・川崎のグループリーグ突破が決まるか、それともまたまた混沌としてくるのかが判明する。両者とも勝てば文句なしなんだけども、負ければどうなるか・・・

ただ、川崎の場合は仮に負けたとしても1点差以内の負けなら残り2試合を連勝すれば、最後は直接対決での得失点差が適用されてグループリーグを突破できるからまだ余裕がある。大事なのは守りに入らない、という逆説的な心構えかもしれない。引き分けでいい、とか1点差負けでもOKとかいう状態で試合するということは、絶対に勝たないといけないという状態とは違った意味で難しさはあるとは思うのだが、まあそこは川崎ですから、うまくやれるとは思う。最悪の事態(2点差以上の負け)だけは避けられるんじゃないだろうか。

一方の浦和。ここへ来て永井が遠征に帯同せず、ワシントンは現地でも別メニューで野戦病院状態ですが、それを言うなら上海申花だってケガ人が5人出てきている。例の退場王もそうだし、FWのアロンソは今月から出てきていない。さらに埼スタでケガしたDF曲少言(チュ・シャオイェン)も完治していない。まあ、前回出てこなかったDF杜威(ドゥー・ウェイ)は出てくるのだろうか?

両方とも満身創意状態なんだけども、浦和は天皇杯でだって有る意味これくらいの陣容でやっていたわけだからやりくりは出来るかもしれない。むしろ気になるのはワシントンが出てくるとしても、彼が本調子でないといったところか。

で、予想なんだが、それでも浦和は負けないと見る。まあ、最少得点で勝つかどうかは判らないけども、上海申花の実力を既に見切っていることと、今の上海の縦ポン一辺倒戦術では闘莉王で十分対応できるからだとは思うからであるが、それでも縦ポン=>ラインが下がったところをミドルもしくは2列目からの飛び出しという彼らの黄金パターンや、中超で最強のセットプレーからのヘディングは気をつけるべきだろう。

最後に上海の日本総領事館からナンやらカンやらとお達しが出ている件について言っておこう。領事館にはサポの行動を監視したり制限したりする立場にはないのだが、現地に出向いた日本人の安全については関心を払っているし、何かあったら助け出さないといけない立場にある。だから、現地の浦和サポらは多分そうした通達をおとなしく遵守しているとは考えにくいんだけども、何かあった場合には一応事前には注意を喚起した、という言い訳ができるのである。

それでも何かトラブルが発生したら助けに行かないといけないという領事館の皆さんの置かれた立場というのはお察ししますけどもね。

先週末の中超 大連‐上海戦は「報奨金ダービー」だった

2007-04-24 06:49:42 | 中国サッカー
ACL直前のリーグ戦で上海申花は大連へ飛んで一昨年の中超覇者でかつ、去年ガンバとACLで戦った大連実徳と対戦したのだが、これがなんと「報奨金ダービー」であったらしい。

以前にもどこかで書いた記憶があるのだが、中超において、試合に勝ったらいくらやる、とクラブのオーナーが大事な試合においてニンジンをぶら下げて選手の士気を鼓舞する手法はよく行われていたりする。一部の報道によると、大連が上海との直接対決前の3試合において合計210万元(約3000万円以上)のカネを自軍の選手らの口座に振り込んだらしい(税金対策は大丈夫なんでしょうか。普通こういうカネって現ナマでポンと渡すとか、選手の目の前で風呂敷を解くとかいう風な演出がないと効果はないと思うのですが)。

で、報奨金と言えば負けていないのが上海申花のオーナー朱駿氏。去年も前身の上海聨城時代からこのニンジンぶら下げ作戦とやらを展開していた。だが、今回報奨金額では大連が上回っていたようです。まあ、中国のサッカーでは報奨金の多寡が選手のモチベーションを左右してしまう部分もあるわけで(カネでしか選手は動かんのかい!)、健全経営を目指すJクラブでは考えられないことなのだが・・・逆に言えばそれだけ高額の報酬を貰っていながら国際的に全くいい成績を残せない中国の選手たちに対する風当たりは相当強いわけで、一般の中国人はあまり自国のサッカーのことを評価していないのだが。

で、試合の方はというと上海が先制したにも関わらず大連にひっくり返されて1-2の逆転負け。去年の大連が瀋陽で逆転負けを喫した試合もそうだったが、モチベーションがACLの方に向かっていた為に直前のリーグ戦で負けてしまったという感じ。浦和戦では確変して出てきてくれるんですかね?もっとも、選手登録の関係でリーグ戦に出場していながらACLに出られない選手もいるわけですから、ベストメンバーとは言い難いかもしれませんが・・・

だが、もし選手たちがヤル気マンマンで出てくるとすれば、それはACLの順位ではなく、目の前で報奨金を積まれたからだと解釈した方がいいんじゃないだろうか?

J聯賽第7輪 大阪鋼巴5-2磐田喜悦(朱比洛)

2007-04-23 00:36:13 | ガンバ大阪
試合前にサポ仲間に今日の試合のスコア予想を聞かれて、2-1ぐらいだろうと答えた。これまで磐田が勝って来た試合のうち3試合が1-0という僅差の勝利で、かつての黄金期に比べると随分手堅いサッカーに変わっているという印象があった。だからこの試合勝つとしてもさほど大量得点は望めないだろうと考えていたのだ。

しかし蓋を空けてみるといきなり3点を決めたのだが、明らかにこれはジュビロのDFのマークがズレてしまったことによるものである。それも3回も続けてやられるというのだから、この3失点がこの試合の相手の出来が如何に酷かった(彼らの開幕の柏戦と同様に)ということを如実に物語っている。

それからは随分とブラリとした進行で、マグノが左サイドでボールをいい形で奪うんだけどもこの人は今日も爆発しませずに家長と途中交代。次節ではキレキレ状態の最強マグノを古巣のサポには見せてやりたいんだけどね。それでも相手から見て一番脅威を与えているのはやっぱりこの人なんだけどなあ・・・

後半ラインが下がってしまってバイタルエリアを使われてミドルを2本決められたのが唯一の持ち越した課題だったんだけども、それ以外ジュビロの攻撃で特に脅威と思えた場面もなかったから今日は完勝。橋本初ゴールおめでとう!

来週はアウェー大分戦であるが、オフィシャルツアーではまだ募集しているらしいから、迷っている人は行くことをお勧めしたいと思う。何故なら来年大分へ行けるという保証はないからである。

以前にも指摘していたことだが、筆者は大分をシーズン前降格候補に挙げていた。浦和戦に引き分けたことで少しは見直したのだが、考えてみれば浦和が後半ドン引きであるから縦ポンのパワープレーが効を奏したのであって、次の清水戦では本当に中盤を放棄したようなサッカーをやってしまって完敗。CERTO大分のFOOT氏によれば横浜FM戦においてもシャムスカ監督は同等の指示を出したらしいのだが、だとすればシャムスカ自身もアンタッチャブルな存在ではないだろうし、その戦術自体もっと検証されるべきではないのか。

とまあ、トリサポの知人らには耳の痛いことを書いてしまったけども、それも彼らを思えばこそ。来年も私が大分へ行って彼らとサッカー談義を戦わせる楽しみを残して欲しいとは思っているんですがね・・・ただ、大分のチーム自体が本当に危機感を持って死に物狂いで戦わなかったらどうなるか?

その時はサッカーの次元の違いをイヤという程見せ付けて来年J2へ行って頂くしかありませんわな。

ということで皆さん大分アウェー遠征行きませんか?

上海アウェーで気をつけることは・・・

2007-04-22 08:40:08 | ACL/A3
来週水曜日のACLで上海アウェーの試合に遠征される赤サポや在留邦人の方々が多いと思うのだけども、安全面についての注意というのはいろいろな方面から呼びかけられているから特に私から言うことでもない。ただ、何度も中国へ行っている者の個人的感想を言わせていただくといささか過剰な感じがしないでもないのだが、まあ用心するに越したことはないだろう。

ただ、一つ見落とされているとすれば、スタジアム内へはペットボトルの持ち込みが禁止されることだろう(それを投げ込む輩を防ぐ為)。日本のスタジアムのようにフタを外せば持込OKというものでもなく、中国では持ち込みをしようとすると即座に没収されてしまう(これは筆者が山東で経験済み)。となると、いかにして水分補給を行うかが問題になってくる。まあ、アルコールの販売はまずスタジアム内では行われないだろうから、攻めて紙コップに移す形でもいいから飲料水やお茶(といっても上海で飲むサントリー烏龍茶は甘すぎるんだが)でも売ってくれれば助かるんだけども、本当にスタジアム販売はあるんでしょうかね?

浦和にとって幸いだったのは、この時期に、東京などと気候がさほど変わらない上海でのアウェー戦だったということだ。もしこれが広州やアモイなどの中国南方でのアウェーとなると気温が30度以上にも上昇してしまうのだし、それでテレビ中継の都合上夕方4時(日本時間5時)キックオフとなると真夏の甲子園並みの暑さでの試合観戦を余儀なくされただろう。これからはインドネシアのアウェーや、GLを勝ち上がると中東アウェーということも考えられるんだけども、そこでも問題は水分を如何に補給するかが結構重要になってくるんじゃないでしょうか。

あとは、スタジアムへの入場口か・・・日本人席はスタジアム入場の時点から中国人と隔離されているんだろうね?スタンドだけ分けてスタジアム入り口の時点では平気で割り込んで来る中国人のせいで(かの国に整然と並ぶ習慣はない)スシ詰めの状態の中で、連中と一緒に入場する破目になるなんてことだけは勘弁して欲しいんだが。

ともあれ、行かれる方々は気をつけて行って来て下さい。道中いろいろなことがあるかもしれないですけども、そこはやっぱり中国ですから何もかもが日本と同じクオリティとは限りません。慌てたり動揺したりすることなく、事故や病気に遭わなければいいというぐらいにどっしり構えておけば乗り切れると思います。また、中国が初めてという方々にとっては、中国というのが良い意味でも悪い意味でもオモロい国であることには間違いないので、しっかり堪能して帰って来て下さい。

さあて、こっちは来年のACLに向けてまずはリーグ戦、今日の磐田戦だな・・・

一応ここまでを振り返って

2007-04-20 06:53:43 | ガンバ大阪
前節の新潟戦には負けたけども、実を言うともし最初に負ける場所があるとしたらアウェーの新潟じゃないかということを想定したりもした。勿論試合終了までは勝つことを願って応援していたわけだけども。だから、ここまでを振り返って、これまでのアウェーの対戦相手ということを考えると成績字体は上出来じゃないかと思う。

むしろ気になるのはチーム状態。ここに来て怪我人が出てきているのは、恐らくリーグ・ナビスコ共に入れ替えをあまりせずにフルパワー稼動で来ていることによる疲れとは無縁ではないだろう。ただそれよりも気になるのが、やっぱりマグノなんだよなあ。別にこれまでのことについて、ああだこうだと言うつもりはない。大事なのはここからです。マグノが普通に調子をとり戻してくれたら相手がどこであろうと勝ってみせる。だってガンバ相手に試合を支配できるチームなんてJにあるか?

と書いていると、某大分方面から早くもウチとの直接対決に照準を合わせておられる方がいらっしゃることを耳にしました。これって開幕戦直後から次節の相手のことを忘れて、「(3節目に当たる)THEガンバに勝ちたい」と仰っておられた某広島サポさんと同じじゃないですか(苦笑)。ま、これだけマークされるというのはある意味光栄なことですがね。

ただ、大分が次対戦する相手はウチではなくFマリですよ。あんまりガンバ戦との試合に全神経注ぎすぎて前後の試合でダメダメになってしまってどうするの、あーた。これって巨人戦を戦った後にガックシ落ちてしまう昔の阪神みたいやなあ・・・

一方ガンバが次に対戦する相手は大分ではなく、「飯田産業」です。中国語では、「磐田喜悦」とか「磐田朱比洛(ジュビロの音訳)」とか言われているあのチームである。

今週の中超-山東魯能が武漢光谷に悪夢の逆転負け

2007-04-15 22:25:39 | 中国サッカー
今週の中超で異変が起きた。昨年度の覇者山東魯能がアウェーで武漢光谷にまさかの逆転負け。武漢と言えば去年同じく山東との試合を見たのだが、熱狂的な観客の声援、禿げ上がったピッチ、不可解な判定でPKを山東が献上した場所だということを覚えている。

試合経過だけを見ていると開始1分と38分にエース李金羽(リ・ジンユー)の2得点でこりゃ山東の楽勝モードかと思いきや後半に一挙3点を奪われる崩れっぷり。一体どうしたのかと訝っていたのだが、原因は恐らく以下の通り:

1.山東は一週間で3試合目(間にACLを挟んでいる)のに対し、武漢は1週間たっぷり調整できた

2.暑さ。武漢は中国の3大かまど(他は重慶と南京)の一つと称される中国有数の灼熱地帯。後半山東がエンパテを起こしても不思議ではない。

3.武漢の選手たちのモチベーション。去年山東に所属していた選手を4人加入させた武漢だが(うち1人は先発)、彼らにしてみれば当然古巣相手に期するものはあった。

中超の中で最強の実力を誇る山東魯能だが、今年はACLもある過密日程ぶり(ACLのある日に他の中超クラブは休みとなっている。ここがナビスコなどと重なっている日本との違い)で今季早くもアウェーで2敗目。同日に昨年ガンバとACLを戦った大連実徳も北京国安に敗れるなど、今年は去年と違って混戦模様となっている。

来週なんだが、ACLを控えているにも関わらず、上海申花は大連実徳とアウェーで戦うことになる。昨年大連がACLでガンバと再戦する前にアウェーの瀋陽戦で星を落としたのだが、今年は一体どうなることやら。ちなみに、上海は去年大連アウェーであの雨の中劣悪なピッチコンディションにも関わらず空中戦で勝っている。そういえばこの試合はACLで大連が敗退した直後に行われたっけ。

J聯賽第6輪 新瀉天鵝 2-1大阪鋼巴

2007-04-15 07:58:05 | ガンバ大阪
飛行機で大阪から新潟まで向かう途中で機内はかなり揺れた。それもそのはずで新潟に降り立った後にバスを待っている途中から強い風にさらされたのだった。実はこの風こそが試合において私たちサポをずっと悩ませていたものなのだったがそれは後で述べます。

バスに乗り、新潟駅に到着してからかねてから行こうと決めていた「ハルピン餐廳」に入ってみる。理由?まあ、新潟はハルピンまで直行便があり、互いに友好都市であるから、ハルピン出身の中国人がやっている店に行けばハズれはないんじゃないかという単純な思いつきなんですが。

店に入ると、おかみさん(中国語で言う、老板娘ラオバーニャン)が、「カウンターの席どうぞ」という風に訛のある日本語で案内してくれた。ならば、この人とは中国語で話した方がいいんじゃないかと思って席についていろいろメニューを見ていると、おかみさんが客からの出前の注文に電話で応対していた。話をしながら途中で「ご注文は?」と私の方に訊いてきたから、私は「まだ注文してないからちょっと待って」と中国語で返した。これが功を奏した。

おかみさんが電話を終えて改めて注文を取りに来た際に、中国語であれこれ注文を出してみると、その後いろんな世間話をした。やっぱり中国語で喋る相手に飢えていたんだろうなあ・・・水餃子はスープなしで食べるのがハルピン式だとか、ハルピンは中国で一番標準的な発音の言葉を喋るとか(余談ですが昔ハルビン出身の人に中国語を習い、黒龍江大学でも勉強したことがあります)いろいろ話かけて来る。そこで水餃子を頼んでみると正にハルビンの味をそのまま再現してくれた。懐かしいの~この味は。中国語を話せる日本人に出くわしたというだけで驚きなのに、更に自分が今日大阪から出てきてサッカーの試合を見に行くということを告げると、もっと驚いておられました。

食事後スタジアムに向かったが、スタジアムの周りはまだ何もない。だが、「少しずつ出来てきたなあ」という声がバスの中から聞こえて来た。それが後で判ったのだけども、隣に野球場を建設しているらしい。

アウェーの洗礼はスタジアム入場の時から始まっていた。入るときから風がきついのなんの。やっぱりメインからバクスタにかけてサイドに風が吹いていた状態だったか。試合中新潟が前半左へサイドチェンジしたり右からクロスを上げたりするとブレてしまったりしたのは風が関係あると思ったのだが。

さて、そんな強風と雨の中で行われた試合だが、新潟にさほどやられたという感じがしない。新潟のクロスやシュートってこちらから見ると本当に精度が低いのは風のせいですか?それとも・・・まあ、こっちも決めきれなかったから人のこと言われへんのやけど。

エジ(こんなところで止めると某所から苦情が来るのでw)ミウソンがやたらと前半右サイドへ流れて安田のところを狙っていたんだけども、彼がサイドへ流れていてもさして怖いという感じはしなかった。まあ、彼がクロスを上げて中央で矢野に合わせようという意図だったんだろうけども。その意味でシジクレイのいない中での空中戦は、ガンバDFと比べても背の高い矢野には要注意だと思っていたんだが、最後にやられてしまった。まあ、決めれるところで決めなければ逆にやられてしまうという典型的な負けパターンでした。新潟サポのみなさんこんな内容でも勝って嬉しいの、と聞いたらそら嬉しいやろうなあ。まあ、万博ではこの借りは倍以上にしてお返しします。

試合後に選手が引き上げる際にマグノに罵声が浴びせられていた。結果が出なければ致し方ないのかもしれない。特にバレーからの切り替えしで飛び込みながら打ったシュートは決めて欲しかった。結果が出ていないことからの焦りとか力みとかがあったのだろうか?まあそれでも自分はマグノが爆発する時を信じているしそれなくしては優勝はありえないと思う。それまではチーム全体でどういう形がベストなのか模索する日が続くと思うので今が辛抱の時期かも。

試合後新潟空港までタクシーに乗って帰る途中、運転手が道中の様子を説明してくれた。聞けば3年前は本当に何もなかったような場所なのに、来るたびにいろいろな店が出来ている(この地域は車社会なので駐車場完備で)らしい。空港に着いて出発前に食事をしていると、なんとオレンジのユニを発見した。そうか、新潟の試合を見るために態々大阪や名古屋から戻って来ているということか。ホームでこれだけ勝っていたら戻って来るだけの価値があるというものだろう。