大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽第28輪 大阪鋼巴 2-4 神戸勝利船

2010-10-31 06:57:20 | ガンバ大阪
こういう試合の後にエントリ書くのは実に気が重いもんだけども、ワンタッチパスで貯めたポイントをガンバオリジナルのリングノートに交換出来たことと、前半45分まではサッカーやってくれたということに満足しましょう。全体的にどこかこう、今日は負けないだろうというようなスキが自分を含めて皆の中にあったように思える。終盤になればどこだって簡単に勝たせてくれないんだから、もっと皆さん知り合いとかを連れてくるようにしましょう。バクスタでいつも見ておられるご夫婦さんも、全勝神話(これ、僕のアズーリ不敗神話よりも凄いでしょ?)を持っている娘さんを連れてきて下さいw

さて、この試合を振りかってみると、先制点の場面だが、北本に持たせておいて中盤にボールを入れさせたところをハッシーがチェックに行き、ヤットがボールを奪ってからショーキに預け、ショーキがドリブルで仕掛けた後に宇佐美へラストパス。後は宇佐美が仕上げのミドルを打つだけなんだけども、宇佐美はやっぱりあのゾーンが得意なんやね。ルーカスが居なくて、ショーキが右へ位置するようになると宇佐美があの位置で輝くようになるんだから本当に大したもの。ただルーカスが居ない影響というのは2失点目の場面で、相手CKからニアで河本に合わせられたところで出たわけなんだけども・・・

その1点目のところを振り返ると、前節の京都戦の2得点と同様に、相手CBのうちどちらかと言えば足下が上手くない方に持たせて、中盤に入ったところに網を張っているという形は出来ているんだけども、どうもそうしたイメージがショーキ、ヤットそれにハッシー辺りでしか共有出来ていないイメージじゃないかという気がするんだけどもね。最近香川絡みでドルトムントの試合を見る機会あったけども、ドルトムントの対戦相手のチームなんかがサイドに追い込んでプレスをかけて奪うというような形に持っていけないもんかな、と思ったりもするんだけどもね。その点今のガンバにはまだ不満はあるんだけども、前半は引き気味でショートカウンターという形で行くという形はある程度は出来ていた。まあ、神戸の運動量が最後まで落ちなかったというのが誤算だったんだけどもね。

全般的に神戸が後半も足を止めずに前からプレスをしっかりかけていたというのは認めざるを得ないんだけども、それが試合前大久保やポポが怪我でベンチ外だったことによる、文字通り怪我の功名ではあったわけなんだけども。和田さんとしては、こういうゲームプランを目論んでいたんだろうけども、皮肉なことにそれが二人の欠場によるものだったとはね。これに似たケースで思いつくのは、最近のJ2で、神戸とはシステムが違う3-6-1でやっていた大分が高松やデカモリシの欠場で、却ってボギョンや河原の運動量やスピードを活かすことが出来て柏を下した試合だった。だからまあ、こういう展開を狙って敢えて大久保やポポを外したというのならば和田さんって本当に凄いと思うんだけども、流石に大久保やポポが使える状況である時に外すのは勇気いるだろうな。

じゃあ、昨日みたいな試合展開に今後も持ち込んで神戸が残留を果たせるかと言えば、それは判らない。というのも、先週やった京都なんかは普通に強いと多くのガンバサポが考えていたけども、今節はアウェーとはいえ仙台に完敗しているからサッカーって判らないものだ。某京都サポのブログを読むと、どうも仙台にピッチ全体に散らされてプレスを広げられたらしい。神戸だって名古屋相手だと同じように広げられたけども、ショートパスの繋ぐウチなんかだとハマるスタイルなんだろう。これは試合前に書いたエントリでも書いたことだけどもね。だからこそ、相手のプレス対策っていうものをもう少し考える必要があるんじゃないかという気はするんだけどもね。

神戸の次の相手は、ウチが苦戦した京都を下した仙台だっけ?で、ウチの次の相手が東京か・・・まあ、あんまり神戸をアシストしようという気持ちはなく、むしろ自分のところで精一杯というところですわ。

この試合の選手起用について触れておくと、勇人をスタメン起用したのは結果的には失敗だったけども、個々2,3試合で結果を出していたことを考えたらスタメン抜擢した経緯は判らないではないし、本人もやるからにはスタメンで出たいとは思うだろう。だからまあ、ここからがバスケットのシックスマンの立場に甘んじるか、自分に足りないものを補ってスタメンに食い込んでくるか、本人にとっての正念場だろう。

この敗戦はリーグ優勝が更に遠のく、絶望的とも言える状況にも追い込んだんだけども、だからと言ってここで終戦という言葉で締めくくりたくはない。確かに厳しくなったというのは判るんだけども、選手やサポの皆さんには、湘北高校の安西先生の言葉を送りたいですね;

「あきらめたらそこで試合終了ですよ」

まだまだ、お祭りはこれからだって。

本日の神戸戦は

2010-10-30 08:52:44 | ガンバ大阪
東京サポさんの期待に答えられるように頑張りますw 勿論今日だけではなく、来週も頑張りますw

台風はこっちには直撃しないけども、試合前はやはり小雨が振り続ける天気。そんな中で神戸がどう向かってくるかと言うと・・・

神戸なんだけども、ステップアップリーグはトップの試合以上に豪華だという話を聞いたんですがw 前節に出ていた小川や森岡は割と良かったんで、スタメンで来るかどうかは別にしてベンチには入ってくるか。現役時代ガンバの選手としてJリーグでのガンバの初ゴールを挙げた和田さんが考えているのは如何に点を取るかということ。名古屋戦にエジおいさんと三原を先発させて2列目に田中英雄を置いたのは守備から入って速攻という形を狙っていたんだろうけども、名古屋がサイドチェンジで大きく展開するとなかなか守備網に引っ掛けることが出来なかった。まあ、逆にショートパスを繋ぐガンバ相手にはハマり易いのかもしれないけども・・・

ただ、それなら京都が染谷安藤を置いたように、堅守速攻で割り切って潰し屋の松岡やエジおいさんを並べるという選択も会ったと思うが、彼らに対する冷遇ぶりを見ていると、和田さんも完全に割り切った戦い方には踏ん切れていないようにも思えるんだけどもね。今回大久保が出場停止明けで戻ってくるなら、その割り切った戦い方で来るのか、それとも三原や森岡なんかを思い切って抜擢してくるのかがポイント。そして京都のように後半バテるのを避けて前半はプレスを自重するのか、それとも最初からエンジン全開で行ってとにかく先制点を奪って引き籠るのか・・・いずれにしても、序盤は神戸の出方をまず見ることになるかな。

ガンバから見るとミチが間に合ったのは良かった。多分トイメンで石櫃とのマッチアップにはなるけどもここを抑えられるかがポイントに成って来るだろう。後は多分ベンチスタートになるだろう明神に、二川、佐々木という交代カード(なんと豪華なこと)を上手く使って流れをたぐり寄せたいところではありますね。

カップ戦のアウェーユニと移籍報道の件

2010-10-29 06:19:16 | ガンバ大阪
G大阪 来季カップ戦はセレソンに“変身”(スポーツニッポン) - goo ニュース

うーん、ガンバに黄色っていうイメージはないよなあ・・・

前から日本のクラブはもう少しアウェーのユニで遊んでみたら、と思っていたことはあった。赤がシンボルカラーである漫遊が青を、チェルシーが黄色を、そしてバルサがピンク色(?)を着ているんだから、日本のクラブもアウェーユニは白ばかりを基調にする必要がないんじゃないかと思っていたわけです。

まあ、でもアウェーユニって行ってもカラーを入れられるのは黄色ぐらいかな・・・確かに殆のクラブが青系の色のユニだったりするらからな。赤系や黄色系の相手なら青黒のユニを着させて貰えるとしても(漫遊なんかはそれと同じ発想で青系の相手だと赤を着れるように意図している。まあ、流石にバルサとのCL決勝では白だったけども)、相手のユニと被らない色と言えば黄色か緑色となるのだろう。

で、黄色や緑系の相手だったらばこちらは青黒を着させてもらいましょうということなんだろうね。例えばACLで山東(オレンジ)、北京国安(緑)、全北(緑)、城南(黄色)とか、国内で言えば黄色の柏に限らず、清水、大宮、新潟等のオレンジ系とカップ戦で対戦する場合においては。で、東京なんかとカップ戦で当たる場合には黄色になる・・・てことは、東京残留ありきで話してることになるねw

まあ、流石にアウェーユニに赤を入れるわけには行かないから、黄色や緑を入れるようにした、というところなんだけども、これでようやく日本のクラブもアウェーユニで遊べるようになったということかな。

ところで、話はガラリと変わるんだけども、大宮のラファエルと千葉のアレックスの名前が挙がってる。まあ、自分の考えを言うと、アレックスは確かに貴重な左利きの選手だけども、得意のプレーエリアが左であることを考えるとミチとタイプが被るように思える。イメージで言えば右サイドでプレーしていた藤本淳吾の方がいいように思えるけども、関西出身でなかったら来てくれないだろうね・・・というか大卒選手でも関西出身ばかり(ジョンヤ君にしても元々兵庫県出身だし)やからな。

ラファエルはプレーエリアは右でもプレーするけども基本左か。悪くはないんだけども、ルーカスやグノとの契約が残ったままで獲得するというのだと、左サイドで交通渋滞を引き起こすのは間違いないな。まして獲得の為に4億円掛かると報道されているわけでしょう?ここがブラジルの選手特有のパスの問題なのだろう。つまり大宮には完全保有権はなく、元のクラブかもしくは本人やその家族がパスを持っているという状態。或いは、鹿島のフェリペ・ガブリエルのように本人とクラブが半分ずつ保有権を分け合っているという状態ならば、4億円のうち半分の2億円は大宮に入るということになるのだが。この辺は契約の実態がよく判らないのでなんとも言えない。

いずれにしても、今年はオイルマネーが入ったわけでもないのに、これだけの大金をはたいてまで獲得する価値があるかと言えば?なんだけどもね。それならその資金を、DFや中盤なんかに回せるんじゃないかって。いや、もっと言えばこの報道を読んだ選手たちは、だったら俺らの給料をもっと上げてくれ、って叫びたいんじゃないだろうか?ラファエルが今やれているのが、ポストプレーなどの役割において彼と同じ役割を果たせる選手が大宮には他に居ない(だから彼が抜けると大宮は別のチームになる)からであって、ガンバでも同じことを求めるのならば、彼中心でチームを造るというくらいに覚悟して一度戦力を整備した方がいい。とはいえ、大宮でも結構スペっているところを見ると彼と心中するにはリスキーだしなあ・・・と思うわけですがね。

その意味で、相変わらず学習能力がないわけですなあ、「強化部」には。

中超最新動向-山東はリーグ優勝お預け、大連がいよいよACL圏内に

2010-10-26 06:58:58 | 中国サッカー
中超の上位戦線だが、1,2位はほぼ山東魯能と上海申花で決まりか。上海申花が頑張って山東の優勝を少しでもズラしてやろうという意地が伺えるところだけども。天津も3位をモノにしつつある。ACLアウェーで行くなら、ご当地の乗り物は一応押さえておきたいとは思いますね。上海だと空港からのリニア。

最近は頻繁に飛行機乗ったり、送り迎えしたりする地元の人たちは料金高いもんだからリニアに乗らなくなったわけですね。代わりに上海の浦東空港まで開通した地下鉄とか、自分の住んでいるところの近くに止まる路線バスなんかを利用しているらしい。ただまあ、実を言うと自分は中国でも北ばっかり行っているもんだから上海から南はあまり行けていない。だから上海申花とACLで当たるんならリニアは乗っておこうと思うわけです。あと上海のチェックポイントは豫園で食べる小龍包とか、外灘(ワイタン)とか・・・外灘の夜の雰囲気は割といいかな。もし来年ACLに出るとなった場合、中国アウェーで一番自分が不慣れな場所は上海なわけ(汗)でも、現地に行けばある程度なんとかなるだろう。ただ、北京や大連みたいに自分の庭みたいに歩ける自信はありましぇーん。

天津までの直行便は大阪からはなく、現地に工場持っているトヨタのお陰で名古屋からしか飛んでいいない。ただ、大阪から名古屋へ行ってから直行便に乗るよりは、北京へ先n飛んで、そこからモノレールと地下鉄使って北京南駅から新幹線で30分ぐらいだけども、天津へ行くのが安上がりかな・・・新幹線の切符はタッチパネルの券売機で簡単に買えるわけだし。天津着いたら、狗不理包子は有名だけどもあんまり自分の口には合わなかった。むしろ、いろんな種類の餃子が楽しめる、「天津百餃園」の蟹黄(シエホアン、つまりカニミソ入り)餃子がご当地最高のグルメなんだけどもね。

まあ、何も天津だけでなく、北京経由ということで、北京を観光する楽しみというのは天津アウェーにも付いてくるわけだけども、その北京のクラブである北京国安はというと、ついに5位転落。その代わり上がってきたのが安貞桓擁する大連実徳というわけですね。大連のスタジアムは金州からかなり離れているんじゃなかったっけ?大連の町自体は個人的には好きだけどもね。あ、06年のアウェーの借りを返さないといけないんだっけ?

ということで、今年の中超もいよいよ大詰めを迎えて参りました。ACLに一番強いスタイルである北京国安がピンチだけども、ここが出てくるかどうかが来季ACLの北京観光じゃなかった、日本勢のACLの成績を左右しそうな気がする。川崎相手にはあれだけカウンターがハマったんだけども、逆にそういうスタイルって国内では引いた相手に弱点をさらけ出してしまうんだろうね・・・

J聯賽第27輪 大阪鋼巴 2-1 京都不死鳥

2010-10-24 21:20:59 | ガンバ大阪
試合が終わって仲間内との飲み会を終えて帰宅してからちょうどKBSの録画を見直したけども(本並の解説ってあまり印象に残らないなあ・・・)、よく試合に勝てたというくらい苦しいものだった。まあ、立ち上がりから京都のプレッシングに苦しみ(特に武井のところが狙われていた)、そこからの速攻でペースを掴まれていた。京都にしてみれば後半少々バテるのを承知の上で立ち上がりから攻めこんで先制してからはリトリートして裏のスペースを消して守るというものだったかもしれない。そこで、藤ヶ谷のセーブ(といってもある程度コースを予測していただろうが)やミチの頑張りで凌ぎ、ニアとファーに蹴り分ける京都のCKにも対応して去年と同じ轍を踏むことはなかった。

こうして失点を許さず、後半に2枚替えでペースをつかもうとし、後半開始早々いきなりミチから宇佐美へのクロス。これは決めたかったけども、相手GK守田の反応が良かった。この試合でもその後ショーキとの1対1を防いでいたから本当に反応のいいキーパーで、しかも上背がある(191センチ)。とまあ、こう書くと、GKはまずタッパがないとイカンという誰かさんがこの話について来そうなんで、この辺にしておこうw

となると得点はどうやって取るかなと思案していたら、水本クンがやってくれました!
2点とも水本のパスミスが起点なんだけども、これも作戦のうちだったんじゃないかという気がする。試合前のプレビューのエントリで水本にボールを持たせたいと書いていたのは、前節の清水戦から彼が持ったら清水が寄せてきてパスミスを誘発させる場面というのを見ていたからではあるんだけどもね。今までCBで使われていなかった増嶋が最近スタメンを張るのは、秋田的にはビルドアップが彼に求められている仕事であるからで、事実この試合でも増嶋は結構いいロングキックを蹴っていた。だから水本に持たせて彼に縦パスを出させるか、プレスをかけてミスを誘発させるかを狙っていたんだろうな・・・実際2点目なんて水本に対してショーキがキッチリとプレスに行っているわけだし。その意味では、2年前に一緒にプレーしていて水本の弱点をキッチリと把握して遂行した戦術が、この試合の2点に結びついたんじゃないかと言う気はする。

逆に言えば京都からすれば水本には無理なプレーをさせずにSBか増嶋に渡すプレーをセレクトさせていれば無難だったかもしれないが・・・でも京都のボランチの染谷や安藤ってどちらかと言えば潰し屋タイプであり、京都がボランチを経由したビルドアップってあまりやっていなかった(故に彼らが攻撃の目を摘んだらサイドへ展開するか、縦に早く攻めるかしかなかったんだろうが)。そこら辺遅攻でのビルドアップしようにもボランチへのコースが切られ、無理に彼らに入れてもその前に明神に潰されているというのが、水本の縦パスへの伏線だったかもしれないが・・・

ただ、ガンバも2点リードしたら、リトリートして4-4のブロックで固めたせいか、その後京都のボランチコンビの染谷や安藤をあまり見れなくなってしまったんよね・・・これはダービーで2点リードしてリトリート気味にすると却ってマルチネスをフリーにしてしまったのと似ているんだけども。だから1点返したゴールを決めたのがボランチの位置から上がった安藤だったというのが象徴的だった。ただ、その後相手のビルドアップの時にまたボランチのコースを切るようになってからは、相手の攻撃をディレイさせることが出来、無事試合をクローズすることが出来た。まあ、京都がいくらスタミナ切れとはいえ、ディエゴやヤナギを途中で引っ込めたのは理解出来なかったんだけども・・・

京都もこういうサッカーがもっと早くから出来ていれば順位がここまで低迷することはなかったと思うんだけども、フィジカルのレベルをここまで上げるまでに時間が掛かったということだろうか?でも、監督が初めてという秋田よりももう少し経験のある監督ならもっと早く立て直せたかもしれないという気がしたんだけどもね。まあ、秋田の内部昇格というのはカトQに払う違約金の関係で財政的に苦しかったかもしれない。

財政的な苦しさ。これは京都に限らず神戸などここ数年のJ2からの昇格組にも言えることだろう。大体昇格組のJ1での耐用年数というのは3,4年と言う風に筆者は考えているんだけども(唯一の例外が、首都圏にホームタウンがあり、富士通をバックに持つ川崎)、それは選手の補強に金をかけ続けられないという問題が一番大きい。京都は今年シジと佐藤勇人の穴を埋め切れ無かったし、神戸はナミルに減額提示した挙句に逃げられてしまい、獲得したのが松岡とタイプの被るエジミウソンだったがナミルよりは年俸が安いんよね。その理屈で行くと広島、セレッソ、来年持つかなあ(特に広島なんかはナビスコ取ってしまうと余計にね)・・・と考えるのは余計なお世話でしたね、失礼しました。

相手にリスペクトされ出したセレッソがぶち当たる壁-金鳥スタジアム初観戦を終えて

2010-10-24 05:38:51 | サッカー全般
昨日はセレッソが金鳥スタジアムに移ってから初めて、セレッソの試合を見に行ってきた。このスタジアムで観戦と言えば、05年にセレッソが鹿島とスコアレスドローで終わった(最後ファビーニョのシュートが外れていったっけ?)試合の後に関学と関大のアメフトの試合をここで見た時以来だったけども。確かに臨場感はあるけども、ピッチの状態は他競技との併用のせいかお世辞にもよくは言えない。まあ、となりのマンションのベランダからは只見出来る構造というのは何とも言えないんだけどもね。

試合全体の感想を言えば、同じ昇格組ではありながら、今の順位と実力差を考えた現実的なゲームプランで臨んだ仙台の狙い通りにスコアレスドローに持ち込んだと見るべきだろう。しかし、仙台も夏場に勝てなかったせいで、随分現実的になったと思うんだけども、これって彼らが一番忌嫌う山形みたいな戦い方だと思うんだが・・・

途中でTGが赤嶺を引っ込めて千葉ちゃんを投入して4-1-4-1の岡田ジャパンシステムに変更した時点で、今日は引き分け狙いという意図が見て取れた。途中からセレッソの一方的な展開だったと言えるんだけども、それでも決めきれなかったところから、このチームが持っている構造的弱点とも言うべき組織のなさが浮き彫りになったという感じも否めない。

つまり、開始からお互いの守り方を見ると、仙台は4-4のブロックを基本としながらも、セレッソのビルドアップの時点で、マルチネスへのコースを切り(だから彼は低い位置からボールソ持たざるを得ない)左サイドに追い込んでプレスをかけていくところから、この辺りを奪いどころにしているというのが見てとれるんだけども、セレッソの場合どこでプレスをかけてどこで奪うかが見えてこない。その分ボールの奪いどころはどうしても低くはなってしまう。

まあ、今までは低い位置で奪っても一気にマルチネスのフィードで前へ持って行けたから攻撃はどうにかなったのだろうけども。だから結局、守備と攻撃というのが一体になっていないといけないんだけども、仙台が引いて居るから、じゃあ、前プレをかけて行こうとか、誘いこんで中盤でショートカウンターを仕掛けようとかいう意図も感じられない。だから結局仙台としては普通に守っていれば、セットプレーの一発以外はあまりやられることはないだろうな、という試合展開だったわけ。ここまでセレッソは対戦相手からはどこか昇格組のイメージで当たってこられたからそこで上手く勝って来られたけども、ここへ来て対戦相手にリスペクトされてきたかな、という気がしてならない。これをどう乗り越えるかだけども、今の監督さんってやっぱり典型的なブラジル人監督だからなあ・・・

この間クルピがブラジルからのオファーを断ったという話を本人が明かしたけども、実はもし仮にそうなったとしてもセレッソにしてみれば案外渡りに船だったんじゃないか。そうした思惑みたいなものがあのクラブの内部にあったからそうした話が記者にリークされて本人に確かめてみた、というところなんだろうか?

残留争いのプレッシャーは感じるんだけどもw

2010-10-23 10:10:25 | ガンバ大阪
前節のホーム大宮戦、今度の日曜のアウェー京都戦、そして次節ホーム神戸戦と続いた後に味スタで東京戦と迎えるわけなんですが、残留争いのプレッシャーに圧し潰されてしまいそうでw まあ、大宮の水増しの件での処分というのが来月に持ち越す可能性が出てきたということならば、勝ち点剥奪というのは流石にないんだろう。となると、後は残留争いしておられる当事者クラブの皆さんの為にも公平を期して全部勝つことにしましょうw

ただこいういう相手となると、あちらはこれ以上絶対負けられないという気持ちで試合に臨んで来るわけで、当然サッカーだって負けないモードになって来るだろうね。この間の大宮みたく真っ向勝負挑んで来るとも限らないわけだから、かなり難しい試合になるには違いない。明日対戦する京都は、前節の清水戦の録画を見た限りでは、リードされながらもバランスを崩さずに我慢する堅守速攻型で臨んで最後同点に追いついた。早い時間に清水が先制してからは清水は京都が前に出てくるのを狙って引き気味に構えてカウンター御見舞いしてやろうと狙っていたけども、追加点をやらないでワンチャンスをものにするという戦い方って結構嫌らしいけども。

攻撃では中盤を繋ぐよりもディエゴと柳沢に当ててくることが多くなる。となると、高いラインで裏を取られるのは気をつけないと行かないかな。増嶋がスタメンCBなのは、ビルドアップを考えてということだから、なるべく水本の方に持たせて、楔を入れさせないようにしたい。

ガンバの方はソータが出場停止。となると智のCB単体の能力の部分が気になるところではあるし、あと和道とのラインコントロールの連携(高いラインで行くか下げて行くか)という不安はある。ただ、明神がベンチスタートでももどってくるというのが明るい材料か。西京極で失点すると、イマドキ誰も真似しない笑っていいとものノリを持ち込まれてイラっとするから無失点で行こうw

BJリーグを見に滋賀まで行ってきた

2010-10-18 06:40:52 | Weblog
今年もBJリーグのシーズンがやって来たので、日曜には相棒クンを伴って滋賀レイクスターズの試合に観戦に野洲まで行ってきました。滋賀まで行くと、例によって前日万博で聞き慣れた絶叫を2日連続で聞かされるわけなんですが・・・ホンマ観客席にまで行って煽りに行って、GO GO LAKES!をムチャ振りする仙石さんのバイタリティって凄いな・・・まあ、声出す方は公開処刑だというツッコミは置いといてw まあ、レイクスのDJやっている時の彼は万博の時よりも一段とテンション高いです。

ただ、彼のバスケットのDJの仕事ぶりに注文付けるとすれば、敵味方関係なく得点が決まったら、ホーム側の時と相手側の時とではトーンを変えてもいいから、誰が得点したのかをアナウンスして欲しいし、選手交代の時に誰と誰が交代するのかもきちんとアナウンスして欲しいとは思う。テーブルオフィシャルのそばにいるんだからそうした細かい情報というのは伝わるはずである。米国の試合では高校生の試合でもきちんとそれやっているわけなんだけども、BJでは全体的にそれがおろそかになりすぎているのが気になるね。

試合全体を見ると、滋賀の順当勝ち、という表現がぴったりくる。前日の試合だって前半大量リードしていたのだから、本来勝っていないといけない試合だったのだろう。この試合だって、前半はリードされて折り返したけども、後半は、マンツーマンを基軸として、最近はやりの素早いローテンションでの窒息ディフェンス。それでミスマッチが出来ても関係あらへん。とにかく密着マークで自由にやらせるな、という守備コンセプトが当たった。加えてタイムアウトや味方フリースロー(これも去年に比べたら改善された方)の後には2-3のゾーンで相手の目先を変えたりするきめ細かさ。これでボールを奪ってからは素早く速攻をしかけるところが去年とは違うところか。

去年のピアースHCの場合にはコントロール志向の亀オフェンスで、それが去年プレーオフの第1戦で大阪を最後まで苦しめたんだけども、今年は更にテンポを上げて行く意図があるのだろう。まあ、確かに去年のスタイルは個人的には興味深かったけども、やっぱりより多くの人を楽しませる為に速攻を多くした方がオモロいわけなんやし。もっとも、福岡がチームとしての完成度を高めれば、マーリーとマイケル・パーカーがその片鱗を見せていただけに速攻では走り勝てなくなるかもしれないな・・・その時にどうするかが見物やけども、まずは最先いいスタートを切れたのではないか。

今年の滋賀の目標はプレーオフ。まあ、西地区はエクスパンションで新規加入したチームなどもあるから、4位以内に入るところか。大阪はナイルが抜けてコーチも変わったから最初もたつくかもしれない。その分沖縄が出てくるか。この2強に滋賀と福岡、それに京都あたりがどう絡んで行くかですね・・・

で、試合が終わった後に阪神終戦と名古屋敗戦の知らせを聞いたんですわ。

J聯賽第26輪 大阪鋼巴 5-1 大宮松鼠

2010-10-17 07:40:21 | ガンバ大阪
開始早々深谷に決められて失点した時(多分オフサイドを掛けたんだろうけども、ミチが残っていた)には、また自分たちで苦しい展開にしてしまったなあ、と思ったんだけども、その後は落ち着いて試合を進められた。大宮はあまりヤットにボールが入ってくるところをケアせず、というよりもヤットにはボールを持たせて、前へ出すところを狙っていた守り方ではあった分、サイドを使うことが出来てミチからのクロスにグノが合わせて同点に追いついたら、後は相手が11人であろうと10人であろうとポゼッションを握って試合を進めることが出来た。グノに対するマトのプレーはそれだけを見たら退場ものではあるんだけども、一人少なくなった後も大宮は中盤をコンパクトにまとめて決して引くだけの戦いではなかったし、宇佐美のスーパーゴールでビハインドを背負った後もリスク覚悟で果敢に攻めに出てきたのはお見事。このあたりはスズジュンの美学なんだろうし、個人的に嫌いなスタイルではない。ただ、前みたいに低いラインでブロック作って、攻撃においては市川や石原あたりがDFラインの裏をついてきた前任者時代のサッカーの方がガンバ相手にはハマリやすかったんだけどもね。スズジュンがまともにサッカーやろうとするとガンバだと力負けしてしまうっていうのがあった。

シュートを30本以上打って5点取ったんだから本来なら言う事ないんだけども、欲を言えばもう2,3点は欲しかったし、取れたんじゃないか・・・という引っ掛かりを覚えてしまうんよね。後半相手が前がかりになった分だけ、カウンターで決定的な場面があったんだから、こういうところでの決定力をもう少し上げてくれないと、競り合った試合の中では苦しくなるわけだし。ヤットからショーキへのスルーパスはリプレイで見直した限りではギリギリのところで飛び出していたかな。まあ、ヤットへのマークがルーズだったらヤットはあれぐらいの仕事は出来るわけだし、山形がやったみたいなヤットへのマンマークは大宮は見せなかったからね。

大宮のなべやかんには一度カウンターでやられかけたけども、上手く封じてリベンジに成功しましたw ラファエルはポストプレーは上手く、決して左サイドに偏っていたわけではないんだけども、基本は左サイドを主戦場とするポストプレーヤーで、ルーカスとはタイプが被るか・・・しかもボールを貰いに下がりすぎたりするところを見ると、ガンバよりは大宮でやっていた方が合うんじゃないかと思うけども。これはどちらかと言うとラファエルのプレーの適性と言うよりは、タイプやプレーエリアが被る選手がガンバには多いという意味だけどもね。

報道を少し裏読みすると・・・

2010-10-15 22:46:58 | サッカー全般
私自身、中国語を学んだ経験があり、毎年中国へ行っている為に、日本に居る間も中国という国を外からどう見ていくかをライフワークにしているんだけども、そこで常に意識していることは、かの国の事情というのを考えると、報道規制がある以上、報道内容を鵜呑みにするのではなく、そこから何が読み取れるのか、という行間を読むことを習慣にしている。例えば、「汚職追放」とか「海賊版撲滅」とかいうキャンペーンを毎年どこかで定期的に行うけども、それは裏返せば、かの国での実情がどうなのかが判るだろう。あるいは、中国メディアの台湾報道なんかを拾っていくと、台湾のことをあからさまに悪口言うことがあるのは、実は自分たちの脛にも傷があり(しかも中国の方が遥かに深い)、だからこそ相手側にも同じものがあるに違いないという心理の投影に他ならないとかいうことが推理出来たりするわけです。

だからまあ、こうした行間を読む癖というのをそのままJリーグの報道なんかにも持ち込んで考えたりするわけですね。基本的にはプロスポーツのビジネスにおいては、各クラブや選手間で生き馬の目を抜く競争があるわけです。その中でそうした競争の部分、舞台裏のドロドロした部分というのをむき出しにせずに上手に隠したり、我々一般人を欺く、と言うと言葉は悪いけれども、適当に繕って報道に載せたりするもんだろうと思っているわけ。ちなみにガンバTVにおいても、たむけんの選手インタビューの隣には必ずペナ子がいて、インタビューの内容に目を光らせているわけだろうし、編集の段階でも結構口を挟んでいるんじゃないだろうか?

で、ここで行間を読むということで一つ例を挙げると、報知がソースとなっている槙野獲得報道について。記事が出てから、いろいろとネットを漁ったり、自分でも考えたり、或いは人と話したりした中で考えた結論は、代理人の田邊伸明氏の自作自演というものw その根拠は以下の通り:

・「強化部」の誰かが編成会議でリストアップしたということを普通外部の人間に漏らしたりするかあ?もし漏らしたとしたら何かしらの意図があるということだろうけども。

・田辺氏はツイッターで「困惑」している様子を語っているが、今の時点で彼の立場上、口が裂けても「はい、その話は順調に進んでますよ」と言うはずがないw

・しかも翌日、その田辺氏のクライアントのミチに槙野の移籍について発言させている

まあ、そう考えると今頃田辺さんは笑いが止まらんやろうなあ・・・けれども、だからと言って自分はこの件で彼を批判するつもりはない。基本的には彼はクライアントにより良い契約条件を勝ち取らせる為に動いているわけであり、何よりも我々一般ピーポーはこの手のうわさ話を好む生き物であるのだから。こういう風に今回の報道の裏読みしている時点で自分だって田辺氏の手のひらに居るようなもんだからね。

報道の裏読みをするという点についてもう一つの例をあげると、明日対戦する大宮の水増し発表の件。確かにやったこと自体は良くないことなんだけども、何故良くないのか、ということを考えると判らなくなることがある。本来観客動員数は営業努力の指標と考えるのならば、実数をごまかすのと、明日の万博の試合みたいにファンクラブ招待という形で無料の招待客を呼んでしまってSB席完売と打ってしまうのとではどう違うのだろうか?

また、過去に遡って調査するというのならば、それは大宮だけでなくて本来全てのクラブに対しても調査しなければ、どこもやっていることじゃないか、という疑念を晴らすことは出来ないのではないか?結局、今回大宮だけをやり玉にあげたいのは、中国なんかでよくやっている「殺鳥給猴看(鶏を殺して猿に見せる、つまり一罰百戒)」という目的があるのだろうか?だとしたらあの国のお手盛りの懲罰の手法を、日本でも見せられるのかと思うとウンザリするんだけどもね。

まあ、そうした話は忘れて明日はサッカーを存分に楽しもう。舞台裏でのドロドロした部分というのを忘れさせてくれる、という不思議な力がサッカーにはあるのだから。