大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

最終節を前に

2007-11-30 06:48:36 | ガンバ大阪
最終節を前にして、ガンバは優勝がなくなり、広島も今置かれている状況からして入れ替え戦に廻るのがほぼ確実となっている。ならば、お互い思い切って目先の勝ち負けに拘ることをせずに本来やりたいことをやってみたらどうだろう?

シジクレイの退団報道が日刊スポーツで出た際に、彼が振り切られることが出てきたから3-5-2に変更したというけども、どうもそれは後でとってつけたような気がする。そういうことは前からずっと判っていたことだとは思うんだけども。ジュニーニョに振り切られた場面なんて、あそこでジュニーニョなんて簡単に止められる選手ではないのだから衰え云々が原因ではないとは思うのだが。

ただ、清水戦でチョジェジンと、神戸戦の失点の場面でトーメとヘディングで競り合って勝てなかった場面の方がむしろ気になってくる。ヘディングの強さというのが彼の最大のストロングポイントだったからだ。

まあ、シジクレイの衰えとシステム変更の可能性はここでは置いておく。多少勝手が違うかもしれないが、4-4-2であろうと3-5-2であろうとも攻撃の姿勢というのを前面に押し出して戦うということは十分可能ではないかと思う。

だから、最終節はそれを見たい。今までもうこれ以上負けられないということで慎重な入り方をしていたけども、それはガンバには似合わないということを改めて我々に思い知らせるために運命のいたずらが起こったんだと、これまでの結果を私的にそう解釈している。

さて、広島へは仲間たちと一緒に前日の深夜から車に乗り合わせて行きます。リーグ戦最後の試合であるから、飲んで食って応援して締めくくりましょうって、なんかこの間万博に来ていたアビサポ状態ですなw

しかし、来年は広島へ遠征できるんでしょうかね?理想を言うと、明日の試合は5-0でガンバの勝ちとなり、危機感を持った広島が入れ替え戦で一致団結して残留というシナリオ(妄想とも言う)なんですが・・・こっちもこのままでは終われないし、幸い大分のホベルト君が肩の負傷=>そのまま帰国(勝手に帰国させるなよ、オイ)ということで天皇杯は是非ともガンバが勝ちあがってくださいという流れが出来つつあるので、天皇杯にいい形で入れるように遠征するガンバサポの皆さん力を合わせて頑張りましょう。

一体どないしたん?

2007-11-29 06:58:35 | サッカー全般
サッカーの恐ろしさというものを改めて思い知らされたのが昨日の天皇杯の結果だった。見ていないから試合の内容について云々できないのだけども、まさか浦和がこんなところで負けるとは・・・浦和のスタメンは、山形戦のウチと同じようにメンバーを落としていた。だから、試合が始まる前に、これはラクな試合にはならないんじゃないかと思ったけども、帰宅途中で結果を知った時には驚いたというよりも、脱力感が私を襲った。折角元旦決勝で倒してやろうと思っていたのに・・・

しかし、本当にどうしたのだろうか?ナビスコの準々決勝は守備に人がいなかったのがガンバとの差だったが、今回は一応闘莉王も出ていたわけで、後ろには人がいたのになんで?ここ2年間天皇杯は控え中心のメンバーで勝ち取って来たものの、それはやはり今回出ていなかった、ポンテや小野のようにタクトを振れる選手がいてこそというものだったかもしれない。

あと感じることは、オジェックという監督は確かにメンバーを固定してチームの連携を高め、同時に連戦に耐えうる体力を選手に植え付けることでACLとリーグで結果を残したが、逆に一度ゲームで劣勢に陥った際に流れを引き戻す為の引き出しが少ないということ(ナビスコで当たった時もそう感じた)。先行逃げ切りという浦和のサッカーが出来ている時は何も問題はないんだし、むしろそういう時にはあまり動く必要がなくて、単に疲れている選手を交代させるだけで済んだものなのだが・・・その意味で土曜日の横浜FC戦でどう立て直すか興味深い、というより普段の形に戻すだけなんだけどもね。

まあ、ミッドウィークにヤラカシたとはいえ、リーグ戦で普通に戦えば勝てる相手でなんだかんだ言って最後には勝つかもしれないが・・・でもまあ、横浜FCサポのFutreさんには頑張って下さいとエールをお送りします。サッカーには絶対というのはないのですから。

こうなって来ると最終節に優勝争いに関われないっていうのが何となく歯がゆいもんですなあ。もう負けられないと思って結果第一のリアリズムからは解き放たれて、本来のやりたいサッカーをやって欲しいと思う次第。結果が出ない時ほどそうしたリアリズムに嫌気が差して来るものだということはここ2試合ぐらいで味わったのだから。

J聯賽 第33輪 大分三神 1-0 磐田喜悦

2007-11-27 23:23:01 | サッカー全般
本日Jスポーツでの録画試合を観戦したが、この試合の最大の見所というのは、前半での鈴木慎吾の豪快なFKで、ゴールの上に突き刺さったシュートは流石の川口でも防ぎきれなかった。彼はつくづくいい選手だとは思うけど、こんな選手をレンタルに出してしまう新潟というチームも実に気前がいいというか・・・そういえば新潟ってウチの松下を使いきれていなかったなあ。鹿島から借りている深井ってどれだけ新潟でチャンスを掴んでいるのでしょう?鈴木も坂本にポジションを奪われて出番がなかったから大分に貸し出されたんだけども、なんか新潟の選手起用ってチグハグな感じがする。

まあ、その分試合に出られなくなった鈴木がレンタル先で活躍しているのを見ると、もっと適材適所な移籍というのが活発に行われないといけないと思うし、レンタル先との試合で手痛い「恩返し」というのが期限付き移籍のネックになるというのなら、レンタル元との試合に出られないという条項を制度化すべきじゃないだろうか、と思ってしまう。最終節で敵として鈴木慎吾を迎える新潟サポはどのような気持ちなのだろうか?

この嘘みたいなミドルが決まってしまって先制点を奪うと、あとは得意の守備固めで相手を徐々に術中にはめていくのが大分の得意なパターンであるが、この試合も鈴木の先制ゴールによってそれが可能となった。いや、仮に先制できなくても、スコアレスドローで残留が決まるという状況にあったのだから、たとえなかなか点が入らなくても、極端な話が点を取りに行こうとしてリスクを犯すよりも点を取られずに引き分けることをシャムスカ監督は選んだに違いない。

ただ、後半に交代出場したジュビロFW林に裏を取られてダイレクトのボレーを打たれたけども、そこは森重がよく付いていた為に防ぐことができたし、終了直前だって太田に飛び込まれて危うい場面があったのだが・・・まあ、これを決めきれないジュビロもやはり引かれた相手には弱いようですな。全盛期ならたとえドン引かれてもポゼッションを高めてパスをつないでゴール前に迫り、チャンスを多く作った上で最後に相手を奈落の底に突き落とすことができたとは思うのだが。今のジュビロは黄金時代の再現を目指しているようだが、この日を見ると中盤の時点でパスが大分の守備の網に引っかかり、ホベルトやエジミウソンにボールを奪われてしまう。手数を増やして点を取りにいくとなると、来年以降は、中で競り合えるFW(この試合のジュビロに欠けていた部分)を連れて来るしかないのではないか。FWは日本人を育てるという方針が多分あるからそこに目をつむってカレンや前田を引っ張って来たとは思うのだが、二人とも前線でターゲットになるタイプではないし、特にカレンなどはカウンターで裏に抜け出すことを身上とするのだからこういう展開では正直生きない。まあ、多分ジュビロのフロントは方針を固めているとは思うのだけども、来季の外国人はボランチに2人、攻撃的なポジションに1人ということになるかもしれないが・・・

試合は1-0で大分が勝利。シャムスカも途中でアウグストを起用したりしたが、攻撃的に打って出るというよりは高い位置でのポゼッションを高めて攻められるリスクを軽減するというもので、逃げ切る為の手は全て打った。まあ、残留請負人としてはいい仕事をしたとは思う。

けれども、ここからが大分の悩みどころだろうとは思うが、今のスタイルを継承していくのなら結局残留争いの域から抜け出せない。だからこそシャムスカは上を目指していく為にもっと攻撃的なサッカー(実は彼はこれをやろうとしている)を志向していたのだが、今季前半は選手の能力が付いていかずに結局途中から残留の為のサッカーに不本意ながら戻ってしまった。となると、今後の大分の選択しうる道は、以下の二つ:

一つは、ブンデスリーガにおけるフランクフルトのようなチームを目指す。このチームは毎年残留争いを繰り広げていて、2部には落ちないものの1部残留の為に、部外者からはつまらんと批判されながらも、ミトナチオもハマナチオも真っ青なくらいのドン引きサッカーで、しぶとく1部で生き残っている。もっとも、筆者はいくら稲本がいるからといっても、このチームの試合を見るためだけに受信料を払おうという気は全く起こらないのだが。

二つ目には、一時的に落ちることになるかもしれないが、それに目をつむり更なる飛躍の為にスタイルの変換を図る。一時的に落ちるということは降格という憂き目に遭うことも含まれている。ただ、一旦スタイルを植えつけてしまえば、選手や監督が入れ替わってもその骨格に肉付けしていけば、強くて面白いチームに生まれ変わることも可能かもしれない。

例えば甲府は落ちてしまったものの、大木監督はパスサッカーのスタイルをチームに残すことが出来たし、それは監督が変わっても継承されて行けば将来においてチームの財産となりうる。選手の能力次第では再浮上する可能性はある。また、水戸だって今季最下位でも、ミトナチオから方針転換を図っているし、先日のセレッソ戦なんて本当に中盤から早い出足でボールを奪って両サイドを巧く使っていた、質のいいサッカーをしていたのには驚いた(決勝ゴールを決めたのは大分からレンタル中の西野晃平だったというのは何かの因縁か)。こういうスタイルというのは一時的な低迷があったとしてもそこを辛抱すれば将来的に飛躍できるかもしれない。

ただ、今の大分には2番目の選択というのは許されてはいない。クラブの財政問題からして、降格イコールチームの存続という問題に関わってくるとい事情があるからなのだが、そこにシャムスカの苦悩というのがあるように思える。本当にやりたい理想形があるのだけども、実際には現実路線しか選択が許されていないというところに。

余談ではあるが、どっかのカントクは理想を追求できる環境にあるんやから、ここ数試合みたいな負けないサッカーなんかやらずにもっと青い鳥を追いかけんかい!と言いたい。世の中には理想を追求したくても出来ない立場にある人がゴマンといるわけですから、ハイ。

最後に残留を果たした大分の選手の去就についても一応述べておこう。まず、恐らく構想外ゆえに出場機会を求めて移籍するかもしれないのが、松橋章太と根本。この二人はJ1やJ2というカテゴリーに拘りがなければ、環境を変えてあげたらまだまだ十分働けるとは思う。

次に西川や梅崎であるが、大分が残留の為に拠出したエジホベ獲得資金を埋めるために他クラブからのオファーが来れば売ることを考えるかも、と思っていたが、残留という可能性もあると見ている。それは別に彼らがクラブへの愛着が強いからとかいうのではない。U-22の代表選出のためのアピールをしていたくらい彼らは上昇志向が強い。ただ、オファーしてくるチームと本人らの希望がマッチしないだけなのである。それは上位と下位チームへの移籍の可能性ということで以下の通り探って見れば判ることだ:

・優勝を争う上位チームは基本的に彼らのポジションは席が埋まっているため、わざわざ2億円近くかけて彼らクラスの選手を獲得する必要性がない

・獲得に動くとすれば下位のチームで資金力があるチーム(例えば名古屋、大宮、それに昇格を果たした後の京都)というところになるかもしれないが、二人からしてみれば、このレベルのチームに移籍するだけの魅力を感じないかもしれないし、大分だって残留争いのライバルになるかもしれない相手に売るほどバカではない。特に西川の場合、ポジションが取れるチームというのはもっと限られて来るだろう。あの何でも人のモノを欲しがる名古屋だってGKに関しては間に合っている。

W杯予選で「死のグループ」に入った中国はなぜかイラクと縁があるようで・・・

2007-11-27 07:49:27 | 中国サッカー
W杯アジア3次予選の組み合わせが決定したが、中国の入ったグループはまさに「死のグループ」と呼ぶに相応しい。何しろ相手が豪州・イラク・カタールと来たからだ。あちこちで中国人の反応を探ってみると皆2位以内に入るのがかなり厳しいと言っていた(まあ、それ以前に中国人が自国のサッカーに対する見る目が厳しいんだけども)。

ただ、ネットで反応を調べて見ると、今回の試合日程が中国に有利だという見方があった。どうも2月6日にイラクと対戦ということになるらしいが、ホームなら(まだホームかアウェイかも決まっていないんだけども)旧正月の大晦日で多くの観客動員が見込め、この時期中国で代表戦を開催できる都市(たいてい北)はイラクにとってこたえる寒さだろう云々カンヌンということが書かれていたのを目にした。

けれどもこうした見方は、冬場のホームが相手にとって寒いだけでなく、ホームで迎え撃つ中国の選手や応援する観客にとっても寒いということをお忘れのようなんですがねw 何よりもこのイラクがアジア杯を制した強敵で、アジア杯予選でも苦杯を舐めさせられているということもねw

それにしても、中国って本当によく予選でイラクと当たらされるなと思う。東アジアの国のどこかをイラクと当てないといけないとなっている以上、中国が比較的イラクと友好関係を保っていたからなのか?また、イラクを死のグループに持ってきたというのは、敢えて彼らを勝たせない為じゃないかと勘ぐったりもするんですけどね(それは丁度豪州にも中東の酷暑を味わわせようという嫌がらせにも似ている)。ただ、このグループの中でイラクは豪州と同様に勝ち抜く力というのがある。最終予選で日本がイラクと同じグループに入ったら一体どうなることやら・・・

いずれにしても、今回の組み合わせや、試合日程には各国の思惑が色々と働いてきているし、どこか政治的な匂いというのを感じずにはいられない。対戦相手は選べなくても、日程に関して言えばそれこそ各国の意向というものに左右されてしまっているように思える(日本で言えば2月にホームでタイ相手に開幕するという日程)。となると、中国の緒戦はホームで決定か?

ただ、どれだけ日程を有利に操作しても、勝ち抜く上で一番大事なのは代表チームの実力であることをお忘れなくw 

J聯賽 第33輪 大阪鋼巴 1-1 神戸打平船

2007-11-25 10:32:38 | ガンバ大阪
まあ、これで神戸とは今季4回対戦して、うち3回が引き分け。内容では全部圧倒していたし、この試合でもシュート数は14対3と圧倒していたのだけども、83分にバレーがここ3試合においてよく見られた、1対1の決定的な場面で外したツケというのを最後の最後まで払わされた形となった。神戸も今季ウチと3回引き分けたわけでよくやったのだから、一応名前を「引き分けの船」に昇格させておいた次第。神戸サポが曲がりなりにも勝てなかった悔しさっていうのをここで持っているんだったら、来季はまだ期待できるが、ロスタイムで榎本がズルしてFKの位置を前にズラしたおかげで同点に追いついたことで満足しているようなら、この先J1に定着できる保証はないと言っておくし、来季はあと数年は手出しできないくらいに木っ端微塵にやっつけてやる予定なので覚悟しておいて欲しい。

最後の同点の場面なんだが、バレーがファウルした地点よりも遥かずっと前方に、神戸のGK榎本がボールをセットしていたところを主審西村が無視しやがった。こういうのを注意しなくて、何が国際審判ですか?最終節の主審の割り当ては、第1人者と目されている人(去年までが上川氏)がその時点で1位のチームの試合の笛を吹くことが恒例であるわけだから、今年で言えば浦和と横浜FCの試合にもしかして、西村が刺客として送り込まれる(その試合でなかったら、鹿島対清水か)!?まあ、優勝がなくなってしまうと随分気楽なことが言えるもんですねw

試合の方を総括すると、チーム全体(サポも含めて)が、ナビスコを獲って、ACLの出場権も確定してしまったが為に新たなモチベーションを高められてはいなかった。一度緩んだタガを元に戻しきれなかったのが全てだと言えようか。カントクは相変わらず3-5-2とナビスコ決勝仕様に拘っていたが、この布陣では橋本が右サイドであまり上がれていない。それならゲーム終盤で加地が攻め上がりを見せたのだから、彼にストッパーではなく右サイドをやらせるべきだっただろう。まあ、ストッパーの位置に実好や中澤を入れるということに躊躇いがあったかもしれないんだけどね。

ただ、後半に交代を終了直前にまで使わなかったという用兵が最後の最後で出たのかもしれない。例えば後半攻めきるなら家長を投入しておいて欲しかった。右サイドだと彼はあまり生きないとは思うが、終了間際にピッチに立っていたら少なくともコーナーでボールをキープして時間を稼ぐことで相手に攻め込まれるリスクを軽減できたかもしれない。また、守りきるなら実好でも中澤でもいいから後半40分辺りに投入して守りきるというメッセージをイレブンに浸透させるべきではなかったか?

他にも時間稼ぎの交代というのもロスタイムに入った直後に行う手もなかったか?実際最後同点となった場面では、シジクレイがトーメにヘディングで競り負けていたところが起点になって最後茂木に決められたのだが、本来あそこでは相手の長身選手にはシジではなくバレーが付いているべきだった。だからバレーの体を張った時間稼ぎ?というのが逆にアダになってしまったと思う。仮にケガによる時間稼ぎ=>ベンチに下がるというものならそこで投入するのが寺田ではなく、中澤ではなかったか?まあ、交代について云々したらキリがなくなるのだけども、動かなかったベンチの采配が実に淡白に思えたのであった。

そして同点の後に黙りこくってしまったゴール裏に対して一言。あの場面での落胆の気持ちは判るが、試合終了のホイッスルが吹かれるまでは試合は続行であるのだから、最後までコールでリードして貰わないと我々もSBからは声を出せない。あの時だけはいっそのこと、SBの方で独自にコールしてやろうかと思ったくらい。まあ実際にはやらなかったし、それが許される状態でもないわけだし。そういうことをさせたくないのなら、試合開始から試合終了後においてまでゴール裏がコールをリードするということに責任を持って欲しい。普段はゴール裏の努力と熱意には敬意を表しているのであるけども、だからこそ一言言わせて頂いたのでご容赦を。

もう何があっても動じなくなったから、思いっきりコピー軍団をぶっ叩こう

2007-11-23 22:06:58 | ガンバ大阪
人生沒有不散的宴席(人生に終わりなき宴なし)-これは最近亡くなられた、長年中国語通訳ガイドとして活躍された方がよく口癖のように言っておられた言葉である。

人生において楽しい状態が常に続くわけでもない。かといって苦しい状態がいつまでも続くわけではない。必ずそこに変化がつきまとうものであるのだから、そういう変化をありのままに受け入れなければならないという風に私的に解釈しているのだが、その意味で人と人との関係だって出会いがあれば必ず別れがあるというもの。マグノはサポーターに別れの挨拶をすることなく来季はアル・イテハドへ行ってしまうのか。

実はマグノが大分を出る時も、大分がガンバに売ったというよりもマグノが好条件を求めたということが正確なところだったと、信頼できる筋から聞いていた。だから、今回の件だって彼ならやりかねないな、と思った。彼は確かに情にもろい部分はあったかもしれないけども、頭の中では自分を高く売ることを打算的に考える、ごく普通のプロフェッショナルということだ。まあ、それでもなんでこんな時期に行ってしまうのか、と訝るのだが、行ってしまった人間にあれこれ言っても仕方がない。

むしろ、去年の今頃に行われた京都戦は遠藤や播戸が復帰のメドが立たず、シジクレイも出場停止であった状態だった。今年はまだ人が揃っている。それでもマグノがいないのは痛いが、マグノとバレーのコンビよりはバンとバレーの方がまだ合っていると思う。なんでこんなことが書けるのかって?いやね、ここまで来たらもう何が起こってもなるようにしかならないって思えてきたし、そんじょそこらのことではもう驚かなくなってしまっているわけやからね。それよりも、今回のマグノの一件でチームもサポもうろたえたら負けっちゅうことや。

ところで、チャントから何までガンバの応援スタイルをコピーすることでしか成り立たない牛サポの諸君ら(ガンバサポとしては、「何応援パクっとんじゃ、ボケ」と言っておく)が明日の試合前に電車ジャックを敢行するらしいが、彼らの行程を見ていると大阪人として笑いがこみ上げてくるわけよ。だって、実にまどろっこしいというかどう見ても遠回りしているようにしか見えないわけで、しかも乗車駅が三宮、梅田、千中といずれも始発駅ではないところときた。これでは、何の為の遠回りかさっぱり理解できない(十三から宝塚線には隣のホームで乗り換えられることや、急行が蛍池に停車することを彼らが知らなかったからだということも十分考えられるw)。そうなると、同じ車両の他の乗客の迷惑を顧みずに彼らは電車ジャックだけを真似しようとしているのである。

まあ、こんなこと書くと、電車ジャックの企画は他のチームでもやっているとか、ガンバのチャントだって元はオリジナルじゃないやろとか、神戸は神戸でチャントをアレンジしているという声が帰ってきそうなものだが、やはり彼らの応援の全体像となるネタ元はガンバということになるのではないか?そういうのをパクりと読んでいるのである。仮に我々を意識していなくても、少しでもプライドがあればガンバと酷似することを回避するのがフツーの感覚だと思うがな(この点では、絶対ガンバの真似なんかしたくないと考えるセレサポの方がまだプライドがある)。そう考えると優勝争い云々とは関係なく、目の前に立ちはだかる海賊版撲滅の為に、青黒の諸君よ、万博に集結せよ!

今季の中超-ACL出場は長春(優勝チーム)と北京(リーグ2位)

2007-11-19 22:22:59 | 中国サッカー
ACL出場が既に決まったところで対戦相手も気になってくる。中超に目をやると、長春亜泰が初優勝を決めて優勝、前年優勝の山東魯能は最終節で北京国安に敗れて優勝はおろかACL出場権が得られるリーグ2位すら確保できなかった。以前にも何度か書いたが、今季中国ではカップ戦が行われていないため、リーグ1位と2位のチームがACL出場権を手にする。こうして来季ACLへ出場するのは長春と北京ということになった。

ここで、この2チームのどちらかとガンバが当たる可能性というのが考えられる。北京なら直行便で行ける場所だが、長春となると直行便は仙台からしか、しかも週1便しかない。大阪から行くなら

・北京・上海・大連からトランジット
・瀋陽から列車もしくは長距離バスで移動
・韓国の航空会社でインチョン経由で行く

といったところが考えられるかもしれない。しかも、一番恐れているのが、3月という時期に極寒の長春アウェーが組まれる可能性があるということ。仮にそうなった場合には、ACL史上最大の罰ゲームだということを以前当ブログで書いていたのだが、ホンマにそれだけは勘弁して欲しいとは思う(まあ、3月の北京も正直厳しいとは思うが)。

まあ、気候云々は別にして、どちらかと言えば行って見たい場所は長春よりは北京かな、という感じではある。サッカー以外にも観光できる場所というのが多いのは北京だし、古い中国と新しい中国を両方味わえるのがこの都市のいいところではないだろうか。ACLに向けて工人体育場を使うなら、市の中心にあるから地下鉄で移動しやすい。

これに対して長春の場合、試合会場へは市内から確かにバスはあるものの、帰りの足を確保しにくい。臨時バスが多いものの、どれがどこへ行くのか、路線が判っていないと厳しい。タクシーも簡単には拾えない。観光といっても、日本人にお勧めできる場所というのが特にないし、強いてあげるなら旧満州国関連の建造物だが、結局過去の戦争絡みということになってしまうのでそれらの場所がツアーなどを利用するサポにとって観光するのにいいところではないと思う。そういうわけで、日本からの行きやすさ、観光名所、気候を考えると長春よりは北京と当たりたいと思うのである。


J聯賽 第32輪 大阪鋼巴 1-1 FC東京~我々は本当に欲しいものをまだ手にしていない~

2007-11-19 06:51:44 | ガンバ大阪
この時期に味スタで東京とやる試合というのは難しいし、終盤のラスト3試合で一番のヤマ場であることを覚悟して日帰り遠征で乗り込んだのだが、決定的場面で決めきれず痛恨の引き分け。とはいえ、この結果は試合の戦術や、自分自身の中の気持ちとかを含めてなるべくしてなったという結果か。試合のことは後述するけども、ナビスコを獲ってから周りの空気がやや緩んでいた(そのことはホームだけでなくアウェーでも)し、まして水曜日浦和がACLで優勝したことにより、JFAがつけた優先順位に従って天皇杯準優勝チームとして繰上げ出場が決まってから、なんていうのかな、リーグに対する飢餓感というのが自分自身の中にもやや欠けていたように思う。まあ、これは自分自身だけがそう思っていても仕方がないのだけども、物事の原因を振り返る時に、全て責任をかぶることはなくても、そこに関与していた自分自身にも何とかできる部分がなかったか、と私は日ごろから考えるようにしているから、自分自身に飢餓感を呼び戻そうと考えているのだが。つまり、まだ何も手にしていない状態でタイトルに飢えているのは当たり前。手にいれてからなおかつまだ欲しい、と思うようになるのが本当のハングリー精神じゃないかと思うわけです。

そこで、もう一度気合を入れなおそうと思う。我々は本当に手に入れたいものをまだ手に入れたわけではない、ということを当ブログを読んで下さっているガンバサポの皆さんに呼びかけたいと思う。タイトル獲得を目標に掲げ、ゼロックスとナビスコは既に手に入れたが、本当に欲しいタイトルというのはリーグ優勝ではないのか?厳しい状況に追い込まれているのは確かだが、最後まで何かが起こることを信じて自分ができることをやっていこう。第一理屈では割り切れないものを持っているのがサポというものではないのか?

さて、試合の方を振り返ると、昨日のガンバを見ていると何かこうフランスのラグビーと同じテツを踏んでいるような感覚にとらわれた。キック主体で攻める余所行きのラグビーは確かにNZ相手には勝つことができたけども、準決勝のイングランド戦では持ち味を逆に発揮することができずに敗退したのは記憶に新しいが、ガンバだって同じようなものだ。なるほど3-5-2というシステムでの現実路線の融合は、ナビスコ決勝やこの間の千葉戦ではうまくいったけども、それは相手が2トップであった場合のことで、しかも安田が左サイドを駆け上がってトイメンの森や水野を押し込んでいたからこそ可能だったものだ。しかし、この試合での東京はルーカスを1トップに置き、2列目から栗澤や鈴木やらが飛び出してくる攻撃を積極的に仕掛けて来る。開始早々は余計相手2列目でのマークを捕まえきれずに再三ピンチを招いていた。

確かに今回4バックでスタートしていたし、橋本の自在な位置取りで3バックにも4バックにも変化するものであっただろうが、橋本は安田とはタイプが違うのだし、サイドが下がってしまうと5バックのような状態になってしまう。今回は自分たちのサッカーをするようりも、むしろ相手に合わせすぎたような感じが否めない。あと、少し気になったのが、山口で、足をとられたりした場面が見受けられたが、ピッチのせいか、スパイクのポイントが合っていなかったのか?それとも彼自身足の怪我を我慢しながらプレーし続けていたからか?

攻撃は、負けられない状態で守備から入っていた為、決定的なチャンスはカウンターで訪れた。前半は敵陣でボールを奪ってから電光石火でマグノがミドルシュートを決めたのは見事。後半バレーが抜け出して、彼のいいところと悪いところが出たのだが、いい所は茂庭と競り勝って1対1の場面を作り出したこと。悪いところはそこからのシュートの精度w あれだけ外してくれると怒りを通り越して呆れてしまう。同じような形で茂庭の退場を誘ったのだが、確かにファウルがなければ1対1でいくらバレーでも流しこんでしまえる状況だったのだから、扇谷主審がその判断で茂庭にレッドを出したのだろう。しかし、足にいっていたわけでもないのだからあの程度の当たりでレッドというのは、厳しいし、イエローぐらいが妥当ではなかったか。あれで、今野が茂庭の位置に入ってガッチリ中を固められてしまって却って点が取りにくくなった。今野はボランチだけでなくセンターバックも出来るんだから本当にいい選手。来年ウチに来れば、ACLに出られるからどう?

結局後半ルーカスに同点ゴール(あれ最初オフサイドと思ったが、加地が残っていたんやね)を許し、その後から攻撃カードを切っていったが、3トップよりはバレーに替えて播戸や、家長を左サイドで使う選択の方が良かったとは思うけどね。あと、試合全体で遠藤のセットプレーがやや精度を欠いているから(FKなんか特に)、キャンプの練習試合でもやっていたのだから、二川にも蹴らせるオプションを取り入れても面白いとは思う(これって前にも言ったんだけどもね)。

味スタは初めてであったけども、スタジアムから降りたところにあるフードコートでフォー麺と、プルコギ丼を堪能。デリキムチというお店は、確か何かのテレビ番組で出資して開店したお店だった記憶があるんだが・・・スタジアムの中で出来ない分、外でテイクアウト可能な食べ物をを売る試みはなかなかいいと思う。そういえば埼スタだって美園の駅からスタジアムに向かう途中でいろいろな店が出ているのだから、万博だって外での出店は可能じゃないかと考えるのは甘いですか?アマラオとはDVD買ったので握手させてもらいました。後でじっくり見させてもらいます。来年もしかして味スタへ2回行くことになるかもしれないが、緑主催の試合よりは良さそうな感じがするんですけどもね。

FC東京であるが、この試合に関しては結構中盤の選手が効いていた。となると補強するとしたら、今の1トップの戦術をベースにした上で、攻撃的中盤選手やCBのポジションじゃないかとも考えたりもするのだが。ワンチョペで懲りた経験をどう生かすかでしょう。まさか、マグノを獲ったりなんかはしないだろうねw

去年まではガンバにとってだが、今年は東京にとって鬼門の味スタへ乗り込む

2007-11-18 00:10:59 | ガンバ大阪
さて、18日日曜日は日帰りで味スタに参戦するのであるが、去年までのガンバにとって鬼門と言われたいた味スタというのは、今年はホームチームにとって鬼門であるということを証明するチャンスが来た。ここで負けてJリーグの灯を消すわけには行かないので、東京の皆さんKY。そのお礼にはアマラオのDVDの売り上げに貢献致しますので、ひとつヨロシクw

オシム監督の回復を祈ると同時に、代表監督人事についても考察する

2007-11-17 10:20:42 | サッカー全般
昨晩仕事中にこのニュースが飛び込んで来た時は本当に驚いた。脳梗塞か。今のところ監督の容体は安定しているようであるから、もしもという最悪な状態は免れているのか。今はただ、オシム氏の回復を祈るばかりであるが、それは別に治ってまた元気に復帰して欲しいとかいう感覚ではない。むしろこのような状態になってしまっては、監督業を続けるというどころではないだろう。今は一人のサッカーを愛する者として、同じく日本サッカーの為に高齢で病気持ちの体にムチ打って働き続けた氏に感謝し、御回復を願うと同時に、これからはご自身のお体をまず第一に考えて頂きたいと思う。

そう考えるのは、今回の症状が脳梗塞であるからだ。長嶋さんの例をとるまでもなく、今すぐ命に別状がなかったとしても、これからの後遺症が心配になってくる。病気の程度にもよるのだろうが、脳梗塞のリハビリというのは、長く厳しくて大変なものだと考えられる。

となると、オシム氏が入院された直後にこういう話をするのは不謹慎であることを承知の上であるけども(逆にこれ以上続けて頂くのはご本人には大変酷だと思うからこそ話します)、しばらく間を置いてから後任人事に協会が着手せざるを得なくなるだろうということは想像出来る。となると誰になるかと言うことなんだが、我らがカントクに触手が伸びるところがガンバサポが一番懸念しているところではないだろうか。ただ、そうなった場合、サポが協会を非難するのは簡単だろうが、世間に向けてそう必死にアピールできるものにはならないだろう。逆に世間では、もし西野監督が候補に挙がった場合、マイアミの奇跡を起こした監督であり、その後柏でナビスコ杯を獲り、更にガンバ大阪を常勝チームに育て上げた名将なんだから後任にはうってつけだという容認モードが高まるかもしれない。こういう流れに対して抵抗するのは難しい。

とここまで書くと、ガンバサポの皆さんは当エントリをここまで読んでこられて、非常に歯軋りしておられると推察致します(汗)。しかし、こう書いてみて、去年ジェフサポが味わった気分がどのようなものであったがようやく実感できるのではないだろうか。その時に少なくとも自分は当事者でなかった分、ジェフサポに比べれば協会に対する憤り(一応あったけども)が相対的に少なかった。だから、今回だってもしウチのカントクに代表監督後任のオファーがあった時にガンバサポは抵抗したとしても世間的になかなかアピールしにくいんじゃないかと考えてしまう。

それでも納得が行かない、Jリーグの監督から引き抜かれるという悪しき前例だというのなら、例えば後任の名前に西野監督以外に、オジェックでろうが、オリヴェイラであろうが、関塚であろうが、はたまたシャムスカであろうが(他サポの立場であっても)反対する態度を貫かねばならないだろうが、果たしてあなたはそこまでできるだろうか?

もっと言うと、代表監督の就任要請の際には全くその時点でフリーの人間にしかコンタクトを取ってはいけないというのだろうか?今の協会内に適切な人材がいない、海外から招聘するにしてもなかなか連れて来れない(ヴェンゲルに未練を持っている時点でもう終わっている)ような中で、代表監督をリーグの中から、違約金を払ってでも就任要請するというのなら、それはそれで一つの選択であるし、引き抜かれる側もその条件が魅力的に映ればそのオファーに乗るかもしれない(最近の例で言えばトッテナムの監督人事がそうであったように)。第一、オシム氏の場合にしても引き抜こうとしたのは協会であったが、ジェフ千葉よりも代表監督の方を選んだのは他ならぬオシム氏ではなかったか。

そう考えると、我らがカントクは残された実績からすれば、遅かれ早かれ今後代表に関わらず他クラブからの引き抜きの話というのが出てくるかもしれない。例えばそれが欧州の某クラブだったりしてw・・・まあ、実現の可能性は別にして、逆にそのような話が出てくるというのは本人にとっては大変名誉な話かもしれないですよ(ちなみに筆者は、世界レベルに伍していくには、選手のみならず、監督・コーチも海外へ行き、現地で揉まれることが必要と考える)。つまり今後引き抜きを想定して考えておくことは、以下の通り:

・引き抜かれたくなければ、引抜を簡単にさせないような条件で長期契約を結んでおく(ただ、これはこれでガンバにとってもリスクは増大するんですが)

・万が一の引き抜きには違約金をガッポリもらおう

・一人の監督の手腕に左右されない程の、チームとしての強さの基盤を固める。監督が変わった途端に成績が低迷した千葉と、5年間で3人も監督を務めていても勝つ浦和との差って結局その辺りの差だと思うのですが。

今回の一件で、ガンバの今後に与える影響というのは少なくないとは思うのでここまでダラダラ書かせて貰った次第です。