大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

コメント返しも兼ねて~今年もガンバを楽しめた

2012-12-31 23:40:43 | ガンバ大阪
>ドリンキンさん

コメント有難うございます。リーグ戦の成績を見ると本当に苦しかったし、結は残念なものでした。

ただ、自分はだからといってガンバを楽しんでいなかったというわけではないです。結果は悪いなりにも、一試合一試合見たものを頭の中で整理してブログに書いてきたわけですし、こんな時でありながらも、喜びや楽しみを見出そうとしていました。勝ち負けは勿論大事なんですが、その間の過程というものに色々なものを見出すことが出来るのがスポーツの面白さではないかと思っています。

リーグ最高得点でありながら降格を経験し、その後まさかまさかの天皇杯決勝進出。おっしゃるように本当にガンバは面白いんですよ!

藤春とコンちゃんとの間には微妙にコミュニケーションが不足していたのかな、という気がしないでもないですね。気になっていたのが、選手らのブログやツイッターなんかを見る時は誰それと飯食いに行ったとかいうところをチェックするんですが、コンちゃんあまりそういうところに入って行かないんですな・・・まあ、二人共話はしているはずなんですが、なんかお互い言いたいことを言っていないように思えるんですね。そこら辺どう整理するかは来季健太に任せるしかないのですが。健太が天皇杯の試合を見て、コンちゃんをボランチで使ってくれれば、とは思いますが。

今年一年弊ブログにお付き合い頂き誠に有難う御座いました。2013年も宜しくお願いいたします。

天皇杯半決賽 大阪鋼巴 1-0 鹿島鹿角

2012-12-30 17:15:26 | ガンバ大阪
先の試合と違い、かなり押し込まれたけども、ガンバらしくないw 1-0での勝利。後半途中から、延長に入れば勝ち目はないから、この試合ではウノゼロで逃げ切るしかないとは思っていたけども、本当にやってのけるとはw

まあ、攻撃と引き換えに守備の安定からメンバーを選んで居るから致し方ないところもあるわけだけども。ただ、今度は点がなかなか取れなくはなるわね。角度のない所からのヤットのシュートが決まったから良かったけども。

多くのチームは、点が取れないということに悩みがあり、それ故に点の取れるFWに大金を注ぎ込む。来季に向けての目玉商品がダヴィではあるんだけども。その意味でガンバが無失点に抑えられることがあまりないだけに、他チームの懸案事項というのはガンバではほぼ解決しているわけ。あとは、得失点の収支を如何にプラスに持っていくかというところなんだけども。

西野さんなんかは、点を取られるということよりも点が取れないという悩みの解決の仕方こそが寧ろ大きいと考えていたからこそ、攻撃からチームを構築して行ったわけだし。

その点は来季になれば、攻守の収支バランスをいかに取るかが課題になるんだろうけども、皮肉な事に、今度は何処かで点が取れないという問題に苦しむことがあるかもしれない。

弊ブログで取り上げて来たけども、コンちゃんが上がった時のサイドバック藤春のポジショニングというのも収支バランスというのを念頭に置かないといけないわけ。守備だけを見れば藤春に中へ絞れと言うのは簡単なんだけども、それだけに留まらないんですな。

これが他のチームとの比較したらどうか?準決勝に備えて、準々決勝の千葉と鹿島の試合を見ていたら、一度、鹿島のセンターバックに入っていた青木が前にチャレンジした時に、同じサイドにいた、サイドバックのイバがキチンと中に絞ったポジショニングを取っていたのを見ていると、あれが普通のチームの守り方なんだろうとは思った。だからまあ、コンちゃんがチャレンジして後に穴があく場面にしても、多くの評論家の先生らは別に今野そのものを批判して居るわけではなく、むしろチャレンジとカバーの約束事のイメージが全体で共有されていないということを問題視している。

この藤春のポジショニングに対して注文をつけて居たのが、次期監督に内定して居るあの人であるし、もしかしたら、藤春にオファーしている仙台のTGも、もし連れて来れたら俺が鍛え直してやろうと思ってるのかもしれない。彼だってスカウティングの仕事でガンバの試合は年間10試合くらいは見て分析していただろうから(彼の理想は「守備を強化したガンバ」だったりもするから、ガンバの選手を集めたがっている)、分析する傍らで、なんでガンバは藤春のポジショニングを修正しないんだろうと不思議に思っていたかもしれない。

恐らく、正信だってプロの監督である以上はそうした問題に気付かったわけではないだろう。多分毎晩のように悩んでいたのは想像に難くないんだろうけども。

それでもやはり手をつけなかったのは、藤春が短距離のキレで勝負するタイプである以上、攻撃の初動の位置が下がり、攻撃に影響を及ぼすことを恐れたからなのだろう。失点を抑える事も大事なんだけども、同時に点を如何にして取るかと言うことも考えていたのかもしれない。その意味では、藤春は今の自分があるのは、何とか彼を一本立ちさせようとした正信の親心だと言う事を理解して欲しいんだけども。そうすると、今の彼の中で、最終ラインに藤春とコンちゃんを同時起用する選択は多分ないかもしれない。

正信の親心というのは、藤春だけに限ったわけではなく、攻撃の他の選手に対しても言える事だ。彼は才能がありながら、守備をサボりがちだった選手らにはハードワークの大切さを教えたし(そういう傾向があったから、武井なんかは少々技術があれでも運動量のある選手という位置づけでここまで定着出来たが)、実際にそうさせた。この試合では出停のレアンに変わって1トップに入っていたけども、プレスバックしない彼を今生かすには、岡田ジャパンにおける本田のような、0トップ気味の1トップのターゲット役だろうと思っていた。それがこの試合では必要に応じてサイドに下がり、時にはスライディングまでして体を張って守備をしてる⁉ これが一ヶ月程前磐田において、プレスバックをサボったが為に小林裕紀にドフリーでミドル打たせた同じ選手なのか、っていうくらい素晴らしいハードワークだった。

ついに正信イズムがここで花開いた。だからこそ、残留争いのプレッシャーがない場面で監督をやらせて見たかった、という気持ちはあるけども。

これで、優勝まであと一つとなった。優勝すれば昇格争いとACLの両立というのはなかなか大変ではあるけども、ガンバの試合がある所には何処へでも追いかけて行きたい。出来れば中国やオーストラリアへもサポートしに行きたい。貴陽へ行くには上海経由で行くのがスケジュール的には丁度良いということまで調べてるしw

何で今野が今までボランチ起用されなかったのか、という件について

2012-12-27 23:36:23 | ガンバ大阪
天皇杯ダービーの後にネットだけでなく、実際に顔を合わせた他サポの皆さんから一番投げかけられた疑問は、「どうしてガンバは今野をボランチに起用しなかったのか?」というものだった。

正直ガンバサポである筆者でさえもなんで今頃になって起用し出したのかは上手く答えられないですね。

ただ、コンちゃんを実際ボランチに起用してみて色々と見えたことというのはある。それらを含めて色んな角度から、正信が今頃になってコンちゃんのボランチ起用に踏み切った背景について考えてみたいと思う。

今野のボランチ起用に踏み切れなかった問題としては、

1.CBの人材の問題(ソータの欠場、終盤に岩下の累積による2試合の出停)
2.降格のプレッシャーの問題(そうした状況でなかなか思い切った用兵にチャレンジ出来ない)
3.代表との兼ね合いの問題
4.先入観の問題(東京時代、JFKには展開力に問題があるとされ、米本の台頭もあってCBにコンバートされたことで、明神と比べた場合のビルドアップの部分で?じゃないかって思われていた。実際筆者だってボランチに今野を使うとしたらそこに問題があるんじゃないかって、使う前から思っていた)

といったところか。

1についてなんだけども、それは一理あるだろう。6月の中断明けに札幌戦を最後にソータが長期離脱した為に、コンちゃんをずっと使わざるを得なかった。岩下が加入した後、敢えてコンバートしたとして、他に誰をCBに持ってくるかと言えば、大輝なんだけども、自分は大輝と藤ヶ谷の相性がイマイチ良くないな、とは思っていた。まあ、大輝だってコンちゃんと明神のボランチという強力なフィルターと組んでやっていたら少しは違っていたかもしれないんだけどもね。まあ、CBの問題というのが単純に大きかった気はする。

2に関しても、確かに解らなくはないかな・・・まあ、天皇杯では多少正信も吹っ切れたところもあるし、町田戦で3バック試したように、色々と試せることはあるだろう。

3についてはどうだろうか?神戸では伊野波がボランチやっていたこともあるから、クラブと代表とで使われ方が違っていてもおかしくはないし、寧ろクラブの事情によって代表と必ずしも同じ使われ方をされるわけではないのは当然だろう。

4についてだが、確かに判断は迷うところかもしれない。ただ、今回やってみて解ったことは、チーム状況や戦術、スタイル、そしてメンツによって、その選手の適性のポジションというのは変わってくるということだろう。09年の東京においては、コンちゃんをCBに持ってくるのがベストな判断だと城福さんは考えたのならそれは間違いではないし、実際コンちゃんはそこから代表でスタメンの座を勝ち得ている。ただ、ブログでは度々指摘して来たことだが、代表や東京のようにコンちゃんがCBをやれるような前提条件をこちらでは用意してやれなかった(正信だって藤春が中に絞らないポジショニングであったとしても攻撃を考えるとそこはいじれなかった。この意味で藤春は自分がやりやすい形を用意してくれた正信には感謝スべきだろう)。だからまあ、今のガンバにおいてはコンちゃんはボランチでやるのがベストだということになる。

で、正信がコンちゃんのボランチ起用踏み切った背景としては、

・前目の選手(特にガンバユース出身)の守備時の戻りの意識の薄さ

といったものをシーズン終盤、特に最終節の磐田戦で致命傷を浴びせられたことが考えられるかもしれない。そこで正信は、思い切ってバイタルエリアをカバーすべくコンちゃんと明神のWボランチに踏切り、ヤットを一列上げた。これによって、従来ボランチの位置からヤットが上がるとバイタルに広大なスペースが出来やすかったのに対して、一応バイタルをケア出来るようになり、相手の後ろからの上がりも前線の選手が見るようになった。

ただ、そうすることによって、確かに守備は改善出来たのだけども、その代償として攻撃が犠牲になるというのは(前回のエントリで詳細は述べたが)正信にとっても織り込み済みだったのかもしれない。

ところで、コンちゃんのボランチ起用がどこまで続くかというと、岩下の去就次第というところもあるかもしれない。このエントリを書いている時点で岩下は残留を表明していない。

ただ、仮に岩下が出たとしても、コンちゃんをボランチで起用し続けるべきだ、というのが筆者の見解ではある。他に人が居ないという理由だけで、コンちゃんが能力を発揮する為の守備を構築せずに、ポッとCBに置いてしまったのが、今季最大の失敗だったということを教訓として欲しいからだ。まあ、正信にしてみれば、藤春のポジショニングを修正すれば今度は攻撃が落ちるということが解っていたから敢えてそこをいじれなかったのかもしれない。その点攻守の収支を如何に合わせるかということを彼はずっと悩んでいたのだろう。

正直今のガンバにおいて、岩下が抜けたとしたら、その後に彼と同等の対人能力に優れたCBを連れてくるのはなかなか難しい。となると、フィルター役のボランチを前に置いておいて、後ろでは若手選手を抜擢してビルドアップを任せる、というのをやった方がいいんじゃないかって思うわけですね(これは神戸で西野さんが後ろからビルドアップ出来るCBを置く為にはフィルター役のボランチが必要だと考えてフロントに補強のリクエストを出したのだが、連れてきたブラジル人が・・・)。

一つの問題があるとしたら、コンちゃんが今の立場を受け入れてボランチを続けてやってくれるかということですね。代表でのキャリアを考えると、CBで勝負したいという気持ちが出てきてもおかしはない。まあ、その場合は放出によって換金、ということなんだけども、多分他のチームへ移籍しても、ウチじゃボランチだよ、って言われる可能性は非常に高い。

あ、東京ならばCBで間違いないですねw ダヴィ獲得出来る程のお金があるようだし、ヒョンス君が中国へ移籍する噂はありますね・・・って君は何が言いたいねんw

天皇杯 大阪徳比 大阪櫻花 1-2 大阪鋼巴 ウチの監督が一番相手をリスペクトしていたという話

2012-12-24 01:02:04 | ガンバ大阪
延長の末飛車角抜きのセレッソ相手に勝ち切ったんだけども、結果が全てというのがダービーならこの勝利は素直に喜んでいいかと。飛車角抜きといっても、今までのセレッソと比べるとこちらに対して脅威となる武器は減っていてもこちらがあちら相手に付け入るスキというのも減っていたこともあって、今回は殴り合いに持ち込めないダービーになるだろうとは思っていた。正信が言っていた攻め合いというのはあくまでも煙幕だっただろうが、先制されたくない、というのは彼の本音だっただろう。

というのも、先制点を与えてしまうと相手もリスクを減らして、こないだの清水戦みたいにカウンター狙いに来られるゲームプランで来られるかもしれないと、町田戦の後にわざわざタクシーで長居まで乗り付けて偵察した試合を見て正信は考えていたからだと思われるからだ。

天皇杯に入ってから、正信は守備の立て直しから入っているということは前にも書いた。となると、磐田戦のように、プレスバックせずに鯔を上がらせるのはマズイ。ということで家長のトップ下先発はなく、2列目と3列目を行き来出来るヤットがトップ下でゲームを組み立てつつ、扇原の上がりを抑える。というのがゲームプランだった。あと、両ワイドなんだが、秋が居ない分彼の個人技で点を取れないんだけども、秋がサボって戻らないところでやられるリスクというのも減ったのが今回の試合だった。一応阿部ちゃんだって後半終了間際に戻るところではキッチリ戻っているわけだし。

その意味では、正信が本当に選手起用の上で色々と苦心していたんだというのが伺える。レンタル組を戻すべく、西野さんとの契約を更新せずに新体制で迎えたんだけども、能力が高い選手がハードワークを怠るという問題が常についてまわっていたわけ。だからまあ、若返りを意図した「強化部」の目論見は甘かったってこと。西野氏が使わなかった選手らは使われないだけの理由があったわけなのに、強引にレジーム・チェンジやってしまった結果がご覧のとおりなわけ。

だからまあ、相手は飛車角抜きなのに延長でやっとこさ勝った、という認識はここで捨てておいた方がいいというのが弊ブログの主張ではあります。確かに90分の間に(特に前半では)決めるところできっちり決めていればもっと楽に勝てた場面はあったかもしれないんだけども、根本的には、フィニッシュの部分が少々落ちても、守備から入るゲームプランでコントロールしようとしていたのがその原因。ヤットって純粋な意味でのトップ下の選手ではないし、今の布陣だと1トップのレアンが2CBに挟まれてしまって思うようなプレーが出来ていない(それでも前で収めてくれる技術は流石だけども)。その辺は正信にしてみれば織り込み済みであり、少々攻撃の切れ味を落としても、守備を立て直してゲームをコントロールしていこうと考えていたのかもしれないが。

つまり、正信はセレッソをしっかりとリスペクトしていたし、そのことを筆者もよく解っていたからこそ、今回の勝利は感慨深いものがあると思うんですよ。

それでも、守備に難があるということでスタメンではなくなっている家長が途中出場で出てきてキッチリボールを収め、加地さんの上がりを助け、そして守備時にも児玉の上がりに対してもしっかり戻っていたのは立派(てか当たり前やけどもw)。一応正信に言われたタスクをきちんとこなしていたわけだ。でもまあ、その伏線として相手の3バックへの布陣変更に対応して、こちらも前3枚でしっかり3バックを捕まえ、攻撃時には丸橋の裏を狙へ放り込み続けて3バック対策をやりだしたところで、小菊さんに守備のテコ入れで丸橋=>児玉という形で3枚目のカードを切らせたというのも頭に入れておこう。その後に家長が投入されたというのも相手の交代を見てのものだったのだろうか?

こちらから見ると丸橋の方が攻撃においては脅威ではあったけども、小菊さんから見るとやはり裏のスペースを使われるのが気になっていたんだろうな。その意味では延長まで持ち込んだのも今のセレッソだからこそ、とも言えるわけですが。

そうなると、次の鹿島は終始4バックではあるから、ちょっと勝手が違うか。レアンが出停だし、家長の1トップなんかやったら面白いかとは思うけども・・・真ん中で使うにはリスクはあるかな?というのが今の観察だから、守備に戻らなくていいようにいっそのことトッティばりの0トップ風の1トップでどうだろうか?

ハンドボール観戦、そして明日のダービーについて

2012-12-22 22:50:53 | ガンバ大阪
3連休の中日は勿論ダービーの為にスケジュールを空けているけども、初日の今日向かったのはハンドボールの全日本選手権。大阪市中央体育館で今日男女準決勝4試合やるから、決勝はダービーと重なって現地行けない(その代わり教育テレビでは録画しておく)んで、今日見に行っておこうということで行って来ました。まあ、ハンドボール観戦なんてこれまで何度もあったわけだし(一度東京サポさんと名張にまで見に行ったことがあったっけ)、初めて見る新鮮さというのはないんだけども、今回改めて思ったのは、ハンドボールって、ボールを操る身体の箇所が手と足との違いがあるとはいえ、ある意味サッカーに一番近い競技じゃないかってこと。

それはどういうところかと言うと、ゴールに向かってシュートまで持ち込む為に耐えずボールを廻してディフェンスを動かし、時には引き出しつつもシュートを打つ為のギャップを探しているというところ。勿論そうした動き出しやボール回しはラグビーやバスケットにおいても見受けられることだが、ラグビーはインゴール全体がトライのゾーンであり、バスケットは平面だけでなく、高さへの対応も重要な意味を帯びてくる。ゴールが中央にあり、かつ、それに向かって平面でゲームを行うというところがサッカーとハンドボールの共通項だとわかれば、サッカーが好きな人ならハンドボールの面白さを見い出せるのではないか。

まあ、その意味で残念なのは、ハーフタイムで賑やかしに吉本の芸人さんを読んで場違いなトークをさせたり、場内実況で全く素人でハンドボール初観戦のゲストを呼んでいたということですな。あれらがどんだけ現場の雰囲気をぶち壊したか。まあ、新規の顧客開拓の為に色々と手を打つのは分からんでもないけども、あれが新規開拓に繋がっているかと言えば?だけどもねえ・・・

さて、明日はダービーですね。主力の外国人が居なくなったけども、小菊さんが短期決戦仕様で、オール日本人としてまとまりのあるチームに仕上げているだけに、リーグ戦の時よりも付け入るスキが減っているというのがこないだ長居で見た感想だった。当然それは万博での試合後にタクシーで長居へ移動して偵察した正信だって解っていることなんだろうけども、気になるのはそれを見て正信がどういうスタメンで臨んで来るか。

気になるのは家長の使い方ですな。降格した磐田戦をJスポで録画していたんで、見直してみたんだけども、彼の守備意識っていうのがやはりイマイチなんだよな・・・前よりは走るようになったんだけども、それでも相手への寄せる意識が甘かったりするし、何よりも同点に追いついた後にボランチの小林裕紀の上がりを彼が観ていなかったが故に、バイタルを空けてしまって小林にドフリーでミドル打たれている。まあ、この時は藤ヶ谷の正面ついていたから良かったけども、これ隅っこに飛んでいたら危なかった場面だった。

だからまあ、正信もその辺りが気になっていたのかもしれないけども、川西と交代させてしまった。けど、家長はなんか不満そうで、正信が握手の手を差し伸べたけども、家長は拒否していたようだった。その川西にしてお、投入されたばかりで恐らく小林を捕まえきれなかったのだろうけども、その直後に小林の攻め上がりを許して決勝ゴールを決められている。まあ、あの場面では小林に上がられる前のプレーで、コンちゃんタッチライン際に追い詰めたんだから、あそこでスライディングはないだろ、って言いたいんですがね。

その意味では、家長って置いておくには実は微妙な位置づけではあるんですよ。けども、フロントはそんな彼にも延長オファーしてるんですなあ・・・まあ、今のマジョルカなんかこないだのA.ビルバオ戦観ていても、2トップのヘスドやビクトルがしっかりと鯔にボールが入るところをケアし、相手のCBへもボール持った方のトップがしっかりとプレスかけている戦術を遂行できているから、今更家長が帰れる余地なんかはないから、延長オファーすれば認められる可能性はあるが、レアンとのバランスや彼の守備意識考えるとどうなの?って思うことはある。

話を元に戻すと、磐田戦が尾を引いているのかは判らないけども、磐田戦、天皇杯の町田戦までを見る限りでは正信は守備の方にベクトルを置いているのかもしれない。それで行くならば、コンちゃんって今の状態でCBとして使うにはどこかでやらかしかねないな、という気もする。となると、セレッソと相対する場合に相手の扇原あたりが上がってきた時の数的同数確保というのを意識した布陣というのも考えるかもしれない。

ただ、正信の采配って、これまで相手を意識したスカウティングに基いて、相手の陣形をはめ込もうとしたことは何度かあった。浦和戦ではそれが見事にハマッた形なんだけども、仙台戦では皮肉なことに却って自分らの武器を引っ込めたということにもなった。それが今回どう出るかは判らないけども、表向きは打ち合いを望んでいるようなコメントをしているあたり、どうもそれは単なる煙幕のような気がしてならないんだが、はてそれがどう出るか。

ま、ダービー独特の雰囲気っていうものに上手く乗せていくことを期待して参戦することに致します。

天皇杯第4輪 大阪鋼巴3-2町田澤維亞

2012-12-16 12:30:26 | ガンバ大阪
練習情報では3バック練習していたとあってか、スタメン発表で見て3バックなのは驚かなかったが、問題は攻撃における変化のなさ。広島や浦和がやってるような攻撃時に4バックに変わるわけでもなく、後ろ3枚でボールを廻すやり方見ていて、ああ、こりゃダメだと思ったし、正信への続投は少なくともダメだわ、というような展開。ソータが隠れたガンバキラーであった平本を引っ掛けてPK取られた場面もその慣れないパス回しの所を相手の前プレの餌食になったから、

ただ、幸か不幸か、今回の試合に向けてオプションとしてコンちゃんをボランチで試していたのが違っていた。先制されて4231にしたのが監督の指示なのかは不明ではあるけども、試していた事が実際には生きていた。感想はとうかって?

いやあ、なかなか良かったw まあ、アジアカップの時と違って、一応練習していたからこそコンちゃんもすんなり受け入れていたんだけども。ワールドカップのデンマーク戦みたいに選手の修正に助けられたか?ただ、言えるのは一応スクランブルのオプションとして準備していた形があったからこそピッチで修正出来たといことだろう。

コンちゃんを一列あげる上では明神とのバランスは気になったけども、サイドチェンジなんかのフィードは上手い。JFKから展開力ガー、と言われていたのが信じられないくらいw らまあ、ウチの方が全体でパス回しは出来るから、コンちゃんがそこにはまるっていうのもあるしな。まあ、ウチに残すのならば、ボランチとしての起用で、ってことになるかもしれないんだけども、健太はどう考えているかな・・・

まあ、センターバック3枚が揃った時点で正信は本来なら天皇杯の関大戦辺りで一度試してみたかった、というところなんだろうけども、ここで守備の安定の為に一度テストした、というところなんだけども、結局のところ3バックって4バックの時よりも加地さんと藤春の位置取りが高い分だけ、両方の裏は狙われやすいというところは、この試合でようわかったw まあ、これはビルドアップの時に4バックに変化するわけではない、というのが原因でもあるんだけども。あかなんだら途中で元に戻すというのは想定していたということでしょう。

次はいよいよダービーですか。試合後に長居へはモノレールと御堂筋線乗り継いてハシゴ観戦に行ったけども、セレッソは人がいない分だけ、それに見合ったサッカーを小菊さんはトーナメント仕様に仕上げたという感じか。守備時にはリトリートしてブロックを作り、攻撃では2トップの特性を生かしていダイレクトプレーでシンプルに裏を狙う。これが前掛かりになった清水には見事にハマっていた。クルピからは特に何も注文をつけられていないのなら、小菊さんもやりやすいんだろうw 期間限定でもあることだし。

そんな相手だと守備は割りとリーグ戦よりは安定していて、こちらの付け入るスキを減らしているというところか。だとすると、あちらで主力が抜けたからやりやすい、という気はせず、寧ろやりにくいw まあ、試合後タクシーに乗って長居にまでて偵察に行ったらしい正信があ
ちらの姿を見てどのようなゲームプランを建てるかですね。まあ、色んな報道が入って来るし、本人もクラブからは既に言われているけども、それでも最後までベストを尽くすという姿勢には頭が下がりますが。

本日の町田戦を前に色々と

2012-12-15 08:39:22 | ガンバ大阪
忘年会やらなんやらでブログ更新する暇があまりないまま、いよいよ天皇杯が来ました。個人的にはやはり今いるメンバーで少しでも多くやりたいという気持ちが強いですね。そのためにはまず今日の試合必勝と。秋田さんなら当然この試合に照準合わせて、京都時代にやったような高い位置でのプレッシングからのカウンターとかいうのを仕掛けて来るかもしれない。

監督は来季長谷川健太さんでほぼ決まりですか。だったら、もう松波監督への違約金に対しては誠意を持って対応した方がいいんじゃないかって思うけども。レアンへは買取を視野に入れた延長オファー出してるって、ようそんなカネあるなって驚くんだけども、石川遼クンへのスポンサー契約が終了したのと同じ時期にこの話が出るというのはどこかリンクしているかもしれないな・・・

まあ、ガンバの場合は、本社の副会長から目をかけて頂いて、奥様が亡くなられた後の天皇杯では喪章をつけて試合に臨んだりしたわけですから、創業者一族の影響力が大きいというのはなんとなく判る。ということは、本社の経営陣にしてみれば、こういう時期に株主総会なんかでクーデター起こされないように、飴ちゃんたっぷり与えておこうとしてるんですかねw

ということは、今後選択と集中という方向性に向かうのだろうか?ラグビーのワイルドナイツにしても、ソニー・ビル・ウィリアムズなんていったら、サッカーで言えばあのフィジカルの強さは誰に例えればいいだろう?例えばイブラ、っていうのもちょっと違うかもしれないが実力的にはそれくらいのランクの選手ではある。とすると、成績だとか、或いは内外における知名度や宣伝効果というのをパナ本社は見ているのかもしれない。

その意味では年間一億円程度の活動費でやっていたバドミントン部の関係者の皆さんには実に気の毒なことをしてしまっているのかもしれない。

そのように見ていくと、マスゴミの皆さんが煽り立てているような不安とは全く別のベクトルに向かっているのが伺えるわけ。まあ、普段からよっぽど美人広報にいじめられていたんで、そのルサンチマンが記事に出てるんですかね?w まあ、記者の皆さんに言い分があるとしたら普段からネガティブなことを書けば自分らが取材しにくくなるからだというもので、叩いていい流れだと判断したらよってたかって、というのは何もガンバに限った話ではないのかもしれない。

話は変わるが、もし健太が監督になれば藤春が出ていくのは加速するかもしれない。というのも広島戦の後のJリーグタイムにおいて失点場面では藤春の絞らないポジショニングについてあの人は指摘していたからだ。ただ、仙台っていうのはどうなんだろう?確かにパックンが途中交代で引っ込むのを考えたらTGは後ろに比較的スピードと運動量のある藤春を置いて、交代枠は前の運動量が落ちた時に勇人投入という形で使う、という青写真を描いているかもしれない。ただ、藤春にまともな守備を覚えさせたら、今度は攻撃参加において前で詰まるっていう気がしないでもない。

まあ、守備にメスを入れるとしたらまずは失点の起点となることが多かったコンちゃんを借り先と年俸折半で損切り放出か(実はガンバがそう決断するのを他クラブは待っているのかもしれない)、或いは藤春のポジショニングを修正するか、ということなんだけども。

まあ、年内は現有戦力引留めに全力を注ぎ、それでも抜けられた場合、残り物というか、他クラブが補強したポジションで溢れ出そうな選手を年明けに拾っていくか、海外からの出戻り組みに声を掛けるというところで充分かな、という気はする。幹になる選手らが残るんであれば、ということだが。

社長が最後に置き土産に残した来季の予算を如何に使うか?

2012-12-09 11:45:39 | ガンバ大阪
金森社長が降格の責任を取って退任されるということになった。この人の任期中についての評価をするとしたら、サッカー以外のクラブ運営については、美味Gの設置やスタジアム建設への道を開いたことと言ったところで足あとは残されたとは思う。

ただ、サッカーに関してなんだが、ご自身は自分自身はこの部分に関しては弱いということを自覚されておられたんだろうけども、それ故そこは出来る人に任せるという点が裏目には出たというところか。この判断なんだが、経営者は全て解っているのに越したことはないけども、弱い部分に関してはその道のスペシャリストに任せるというスタンスに基づいておられたとしたのかもしれない。

問題は、社長が、出来ると思って任せた人間を適切に評価出来なかったということだったのだろう。あの人の認識というのが、世間一般のそれと比べて随分ズレていたという風に感じたことはある。もしかしたら、彼自身どこかにこれはおかしいぞ、ということを感じていた部分はあったかもしれないからこそ、あえて庇うような言動を繰り返したというのもあるかもしれない。

それでも、サッカー以外の部分に関して言うならば、最後に来季の人件費は落とさずに維持出来る見通しを語っておられたのでそこは素直に感謝したいとは思います。スポンサー料を増額っていうのもこのご時世においてそうある話ではないだけに、却って裏があるんじゃねってコワイんですがw まあ、そんな贅沢は言ってられないわけで、お金を出してくれるスポンサー様並びに来季に向けて道筋を作って下さった社長には改めて感謝申し上げます。

もっとも、実際には人件費維持と言っても、収入ダウンは否めないんで、恐らく色んなところの経費を切り詰めて行くことを検討はしているのだろう。例えばホームでの前泊をやめて他のクラブでやっているように当日集合とか、或いはアウェーの移動でも当日戻って来られるところは長距離バスで戻るとかいうのは当然あるだろう。まあ、その辺はサポとしても来季は日曜開催なんだから、アウェー遠征するにしても、移動手段というのを考えて、切り詰めていくところは切り詰めていってできるだけサポートしたいとは考えては居ますけども。

さて、そうやって維持出来た人件費というのをどう使っていくかというのが来季のガンバを左右することにはなるだろう。一番大きく金をかけるとしたら、来季の夏以降レアンとのレンタル延長(最後は買取を視野に入れて)というところなんだろう。報道に出ている選手の年俸は下げない、というのもどうだろうか?水面下では、ベテラン選手には減俸からオファーしていって、下交渉を行っていったような気がするけども。

岩下とソータが出る可能性があるっていう報道にも、個人的にはそんなに動揺はないのには理由がある。日刊スポーツの選手名鑑の推定年俸では二人共4千万程度だが、岩下の場合は出るとしたら少し自分を買いかぶりすぎだという気がしないでもない。代表でもない選手にそれだけ出せるクラブは限られているし、金銭的に出せてもそういうところは大体CBの枠は埋まっている。まあ、だから代表に拘りたいのかもしれないが、J1の他のクラブの興味を引こうと思えば、金銭的なハードルを下げないといけないんじゃないだろうか?

第一岩下がガンバで戦力としてフィット出来たのも、それはウチの守備レベルだからw これがよそのチームだったとしたら、手癖が悪くて安易にスライディングで飛び込む、カードの多い選手で大事な試合で計算が出来ない選手というレッテルを貼られてしまっている。まして、代表の試合なんかでカードのリスクがある選手というのは怖くて使えない。だからまあ、岩下も代表という夢があるんなら、本人の意識改革も必要じゃないかって思うわけです。

そう考えると、条件的にもサッカー的にもウチで1年下で我慢して貰ってというのが一番いいとは思うけども、ウチでもカードの問題は考えて置く必要はあるだろうな。とはいえ、残って貰う為にはこちらも監督を早く決めて本人に来季どのようなサッカーをしたくてその中で貴方が必要です、というヴィジョンを伝えた上でないと、彼も残留を決断は出来ないわけだが。

ソータに関しては、来季の年俸交渉における駆け引きという側面もあるかも、と思ったりもする。メルカートにおいて磐田の名前が久しぶりに名前が出てきているのも、アジア市場でのバイクの売れ行きが好調であり(東南アジア諸国行けば判るが、渋滞をかいくぐるためにはバイク通勤する人が多い)、そろそろヤマハブランドの更なる浸透を求めてアジアに打って出たいのかとも思えてくる。ただ、あそこで日本人選手で高額年俸と言えるのは、前田と駒野という現実を考えると、同じ代表組の伊野波にならお金を出せるということなのかもしれない。代表の報道においてクラブ名がついてくるというのがジュビロというかヤマハのアジア戦略の一環なのかもしれないが。

その磐田のベクトルで見ていくと、代表以外の選手に対してはあまりカネをかけない形で補強したいというのが本音かもしれない。となると、ソータのケースで考えられるのは、

1.岩下が抜けられた時の保険で、ガンバは減俸提示をしている
(今季のソータの稼働率を考えると致し方ないが)

2.これに対して現状維持は難しいとしても下げ幅を抑えたいと本人は考えている

3.磐田の希望は恐らく駿哉のレンタル延長もしくは買い取れる金額での買取だが、その交渉が難航している(もしくはガンバが戻そうとしている)中で、保険として一応リストアップしている

といったところか。もしソータの年俸分を負担出来るとしたら岩下の方がいいと思うんだが、清水の選手っていうところが引っかかるんだろうか?山西の逆パターンってやつは難しいかもしれないが、岩下と違い、ガンバが減俸したレベルでのソータならありだと考えているのだろうか?

個人的な意見だけども、ソータがもし出るとするならば、送り出す先が問題だとは思う。というのもJ2なんかになると、彼みたいなタイプのDFに引きこもられたら結構イヤではあるからなんですが。それは藤ヶ谷にも言えるわけで、DFが引いてシュートコースをある程度限定した中での限定条件ならビッグセーバー復活ってことになりかねないわけ。

まあ、J1ならいいと思うんだが、実は勇人だってJ2のクラブに拾われる可能性があるんじゃないかって思ったりもするが、どちらかと言うと守りのポジションの二人の方を敵に回したくはないと思うんですね。だからまあ、使う使わないはこちらの問題として、敵に回したくない二人は、年俸で折り合いがつくなら、残すことを考えたらいいんじゃないかって思うんですがね。

特にソータの場合、アデレードで流した涙を目撃した者からすれば、お前はまだ責任は果たしてないぞ、って言いたいですが。

絶対に失敗出来ない仕事がそこにある

2012-12-06 01:20:40 | ガンバ大阪
コメント欄においてG.Kさんが指摘されていた梶居氏の件について書いてみましょう。タイトルはテレ朝っぽいんですが、正に彼が置かれた立場や状態ってそれに当たるんじゃないかっていう気がする。

梶居氏自身この状況下においては本当によくやっている。もしかしたら前任者が後見人みたいな形で多少のアドバイスはしている可能性はあるのかもしれないし、前任者が残していたコネクションといったものも関係はしているのかもしれないが、それでも表に立って仕事をしているのはやはり梶居氏だろう。ここまで見ている限りにおいては、さほど頓珍漢っぷりは今のところ発揮していない。

それもそのはずで、彼は前任者の仕事っぷり(特にやらかした時程)を一番間近で観察していたわけだし、最終的な決済は元上司がやるにしても下で自分自身もタッチはしていたわけだから、今度はその失敗から学べばいいわけですからね。だからまあ、夏の補強にしても彼が考えたのは、如何に失敗しない補強を行えるか、ということで、その発想からすればカネを掛けてもレアンを連れてくるというのに繋がったのかもしれないし、岩下の補強というのもヒットだった。家長というのは本人の男気というのもあるにしても、当初はセレッソなんかもオファー出していた中で敢えてこちらへ引っ張って来れたのはお見事。もし隣に行っていたら、セレッソはもう少し順位を上げられたかな?

とすると、梶居氏の場合、監督選びにおいても極力失敗するリスクを抑えるにはどうしたら良いかという視点で考えるんじゃないかっていう気がする。となれば、巷で名前の上がっている健太というのが今は無難な選択かもしれない。その辺G.Kさんが言われている、ガンバに合う合わないという視点かどうかは別かもしれない。そして、万が一声を掛けた候補に振られた場合には正信続投という選択も一応残している。まあ、そんな状態に置かれたらだってケツまくりそうなんだけども、なるべく違約金払わないようにしたいんだろうな。だから当初はコーチとして残そうか、という話をしたんだし。正信もそういう思惑を解っているから、自分からやめるとは言わないわけでしょ?そういう風にするんだったら、違約金は後で交渉か、他で仕事を斡旋してあげるかをしてあげたらいいんじゃないかっていう気はするけどもね。

でも、そういう風にするっていうことは、なるべく余計な出費を出したくはない(というか今は出来ない)状態だからだろう。降格しても1年はスポンサーは待ってくれるにしても、クラブとしては圧縮出来るところは圧縮して選手の人件費を確保するというのが第一なんだから。まあ、いずれにしても、失敗は出来ないっていうプレッシャーは梶居氏自身相当感じているとは思う。だからまあ、今のところ彼に何か思いきったことを求めるのは難しい。去年は監督の人選はともかく、何か新しいことをやってみようという空気はあったしサポもそれに期待はしていた。それが失敗だったから今度は失敗できない方法論というのが模索されている。

ところで、失敗した責任を取って前任者はクラブを去るべきだという声は色々と聞こえて来ます。勿論筆者もどこかでけじめをつけられた方がいいとは思うんですが、組織ってそう簡単には行かなくて、役員である以上やめさせるには、(解っておられる人には言わずもがなだが)それ相応の手続きを得た上でないと無理。仮に解任出来たとしても、任期中であれば当然サッカーの監督同様に退職慰労金といったものは必要になる。

だからまあ、表向きは一応閑職に追いやった形にして、ユース追いかけてる人たちは否が応でもであの人の顔を見ざるを得なくなるわけ。まあ、意味があるとしたらあの人が曲がりなりに持っていた地域のスクールとか、下部リーグだとか、高校大学とかといったところに対する顔というのを急に変えてそことの繋がりを失わないようにしているというところか。まあ、あの人だって自分の置かれた立場はよう解ってるから当分はしおらしくはしてるでしょう。その先どこで牙をむくかは知らんけどもw

その意味でまず注目なのは監督人事。ここで実績重視の無難な選択に落ち着くのか。それともハァ?と言いたくなるような人選になるかで、ガンバという組織のパワーゲームが読めるんでないかい?w

そういえば、今年ホームゲームでの前座でEDCという枚方の方にある元Jリーガーが指導しているスクールが試合やっていたんだけども、技術・戦術共に大人顔負けのレベルっていうのには舌を巻いた。まあ、こういうところとの繋がりっていうのも大事ですけども、本来ならとっくに引継ぎが出来ていないといけないんだけどもね。

降格決定から1日経って

2012-12-02 23:03:14 | ガンバ大阪
磐田へはサポ仲間が運転する車に同乗させて貰って参戦し、行き帰りにはあれやこれやサッカーの話題について語り合いましたけども、それもまた仲間内で一緒に行く楽しさの一つではありますね。降格したとしてもなるようにしかならない、という達観した気持ちは行く前からあったし、実際その現実を受け止めたとしても、

で、改めて試合を振り返ってみると、自分が観ていたアウエーのフリーゾーンの位置では、ヤットの幻のゴールの場面ではオフサイドだな、とは思っていたから、別段その場面の判定について云々するつもりはなかった。しかし、その後色々とネットで色々とこの件で蒸し返されているもんだから、さっきJリーグタイムの録画を見直すと、加地さんがクロス上げるインパクトの瞬間では、ヤットはちゃんと最終ラインを確認して相手の駒野と並ぶ位置に立っていた。まあ、これは見ているアングルによって変わるってやつだろう。副審の位置(つまり筆者が観ていた位置と正反対)からは僅かながら出ているように見えたのか?夕刊フジの出番やなw

まあ、個人的にはオフサイドの判定ってもしきっちりと判定出来るようになったら、多分ラインは下がるようになるんじゃないかって思ったりもしているわけだし、人間が判定するところがサッカーの面白さでもあると思っているから、あんまりこれについてこれ以上どうこう言うつもりはない。

それより、直近の二試合観ていたように勝てていないとはいえ内容は悪くないと言われていた磐田に運動量や戦術(サイドに追い込んでいく守り方は見事だった)といった点で負けていた試合ではあった。勿論、こちらの方もコンちゃんが自分が見た中では今季一番のパフォは観ていたんだけども、失点の場面でも彼がつりだされていった中での出来事というのを見ると、岩下との組み合わせで辛うじて保たれていた守備ラインの連携ももろくも崩れいていたと言うしかない。まあ、その岩下も確かにチームの守備に一本芯を入れたんだけども、カードの多さというのが最後響いたとも言えるわけで、もし彼を残すんなら、累積がたまったらどうするか、或いはどこで有給を消化するのか、というのをチーム戦略として考えておく必要はあるかもしれない。

そして、この場を借りて申し上げておくと、試合後にアウェーにも関わらず居残った一部の連中については同じガンバサポとして非常に恥ずかしいし、わざわざこちらのゴル裏に帰宅を促す為に出向いて下さった磐田の社長さんには申し訳ない気持ちで一杯です。

自分が出来ることと言えば、ブロガーの仕事はブログを書くことだ、という言葉を思いだしてそれを続けることかもしれない。

つまり、居残った連中なんかが持ち合わせている、なんて言うかある種原理主義的なものとは一線を画すような姿勢でもって、ガンバだけでなく、他チーム等のサッカーひいては他のスポーツに対してもアンテナを張りつつ、弊ブログで自分の意見を発していくくらいです。世間一般ではやはりガンバサポって言うとなんかいかついお兄さんのようなイメージが強いようですがw そういう人間ばかりではない、っていうのを身をもって示すしかない。

まあ、ただでさえも、イメージ悪い中で更に悪くしてしまったのだから、ガンバサポで在り続けるなら、そういったマイナスイメージを背負ってしまうということは自覚しないといけないのかもしれない。その上で自分の振る舞い一つをもってしても、ガンバサポひいてはガンバというクラブに対して大きく影響を与えるということを自覚した上での行動が求められるということだろう。

何かを一遍に替えられるとは思っていないし、全ての人たちの考えを制御出来るとは考えてはいないけども、読んでくださっている人たちには何かの気付きを与えたいとは思っているわけです。そこから、この人はA、あの人はBなら私はCといった考えに別れているけども、そうした多用な見方はどれも必ずしも間違っているとは言い切れない側面があるわけで、そうした考えを複合していって、読者の皆様には自分の中の血肉として頂けたらとは思うわけです。

だって、マスゴミ(と敢えて書くと)なんてネタとして面白がっている分には別にええけど、っていう前田の呪いなんかをわざわざ記事にして、当の前田本人にまでコメント取っているような有様なんだもん。大衆向けに書いているんだっていうのが彼らの言い分なんだろうけども、絶対に我々大衆を見下ろしてるわけよ。

さて、降格してからフロントの一番大事な仕事は来季の首脳陣の選定と、今いる選手を極力引き止めるということにはなる。最終的な評価は来季の陣容が出揃ってからということになるんだけども、今のところはよくやっているとは思う。主力選手の残留表明というのにしても、恐らくシーズン途中から水面下で残留の下交渉は行なっていただろうし、契約切れの選手らには半年前から話が来るような状況を考えると明神は残そうとしていたんだろう。

ヤットが残るというのもまあ読み通り。コンちゃんについては、帰りの車の中で、3クラブ程獲得に興味を示すクラブがあるという報道を知ったので、彼はガンバに合ってはいなかったし、降格後の収入源をカバーするには誰かを高く売る必要があると思っていたからそんなに驚きはなかった。けど、翌日本人が残留を表明しましたか。これでドナドナの可能性はなくなったなw

となると、彼の場合鯔にコンバートするか、彼を活かすための守備組織(多分これは攻撃力とのバーターになる可能性はある)の構築っていうことになるんだろうが、もしかしたら後任が噂される健太の意向というものなのか?

他、レアンや家長にもオファーって・・・レアンの場合来年の夏で切れるとなるから来季一杯までの延長なのか?家長はマジョルカとは15年まで契約残っていなかったっけ?しかし、こんなオファー出してるっていうのはカネの方は大丈夫なん?

まあ、パナ本社の赤字といっても、本業の業績は悪くないわけで、あれは敢えて意図的に赤字を出しておいて、その後V字回復っていうようなシナリオを描いているのかもしれないが。でもバスケとバドミントンはやめる(トライアンズの試合は何度か見に行ったが)というのは、今後スポーツへの投資には「選択と集中」ってやつですか。ラグビーなんかは、オールブラックスやワラビーズのキャップを持つ選手が在籍している。まあ、サッカーで言えばメッシとかクリロナとかいったレベルの選手が来ているのがトップリーグなわけだけども。

あ、ハニカミ王子も忘れてましたな・・・こないだの清水遠征の翌日にホテルのテレビで久しぶりに彼を見かけたけども、勝ったのが2年ぶりですか。まあ、トヨタと契約打ち切られた時も色々とあったようですがここでは蒸し返しません(ってさり気なく蒸し返してないか?w)。契約は来年までだっけ?石川遼クンの場合は、契約の延長はパナの業績もさることながら、本人の成績というにも左右されるんだろうな。

話をガンバに戻すと、パナのサポートがどれだけ得られるのかは不透明だとしても、来季はJリーグからの配分金も下がり、観客動員も減少は避けられないわけで、クラブだけで稼げる収入は減る中で、主力に延長のオファーを出すというのはそれなりに予算を確保出来ているという見方が成り立つ。まあ、それでも秋なんかの立場だとJ1からのオファーがあればそれに乗っかるというのはありなんだけども、それはカネとかカテゴリの違いだけでなく、サッカーの違い(セレッソのシャドーの方が毒殺日記さんの言われるような点での守備負担が下がる)というのもあるから一概に皆残せるとは思っていないが、現時点ではフロントはよくやっている方です。てか、梶居っていう人は、サポミではたよんない感じはしたけども、それは印象の問題で結構仕事してるな、とは思いますけどもね。

最後に正信に対しても一言。今までお疲れ様でした。本当に厳しい中で監督を引き受けて下さったことには感謝しています。監督として経験は浅い中で過ちは犯したけども、終盤は監督らしくなって来ました(まあ、最後パウを入れたのに、ソータが前に上がっていったのには、本当にこれが監督の指示なのか?というのは現地で観ていて疑問だったけども)。コーチ転身の話を固辞したのは、多分それは残り2年目の違約金の支払いをそういう形で消化しようとしていて、来年の今頃は契約満了で退団っていうのが見えているからでしょうね。途中で何度も解任の可能性があることを覚悟したけども、結局シーズン最後まで続け、来季の契約があるにも関わらず新監督の話が出たら、馬鹿じゃない限り空気は読めるわけだし。

だからまあ、敢えて退団して、ガンバに頼らずに指導者としての道を歩むというのならば、陰ながら応援したいと思います。