大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

ACL決勝の裏でガンバのリーグ戦が行われる件についての考察

2023-04-28 12:42:54 | ACL/A3
この記事を挙げた2023年4月28日の時点で、ACL決勝に向けてサウジ入りした浦和サポさんの様子を一瞥したり、DAZNでもハッシーが解説をする、彼自身が現場にいたACL決勝の試合の試合を彼の解説付きで視聴したりすると、日本のサッカーファンというかJリーグ好きの間でもACL決勝の関心が高まって来ていることが伺える。

けれども、埼スタでやる2nd Legの試合の1時間後になんと我らがガンバ大阪はアウェイで名古屋とのリーグ前の試合が組まれているんですよ^^; 同じ日に行われるJリーグの試合は他に札幌-東京があるけどもこちらは昼間の試合ですからね・・・J2やJ3においても5月6日(土)に予定されている試合はないし。これをどう解釈したらいいんですかね?

もしかして過去のセバハン事件とかの影響で、「お前ら黙って試合しとけ、浦和の応援に水を差すな」ということなのかは知らんけどw 名古屋は名古屋でこないだ色々あったけども、それは別に日程決める時点では分からへんかったしw なのであまり恣意的な感じはしないけれども。多分もし決勝を見られる状態になれば、ガンバサポの見方は十人十色だろうけど、多分セル爺の呼びかけには反する発信をSNSでする人は多いとは思うw 

今回はこの日程重複の件について思うところを書いてみたい。

まず、ガンバ的には、「ダービー」後の中二日の試合は結構キツいかなと。というか、ダービーをよりによってGWに持ってくるのか、とは思うねんけどもw

まあ、決まった以上、この時期において行われるダービーで営業したいというクラブの意向はは解る。また、チームとしても調子が中々上がらない中で、「ダービー」という特別な一戦に勝つだけでなく、勝利をきっかけに浮上したいとも思っていることだろう。だからこそ、自分の友人から持ち込まれた、彼の友人をガンバゴル裏に接待する案件に対しては、まずダービーで戦う覚悟を問うたのは、その意味を理解せずにゴル裏に来る地蔵を増やす事になるかもしれないと危惧したからだ。それが、普段のリーグ戦ならまだしも、今回は「ダービー」であるだけに、ゴル裏サポは精鋭で固まって欲しいからだ。

なので彼らとゴル裏との温度差が心配なので、指定を連番で買うことを提案したけども、彼はそれを選ばず(つまり、一人あたり3,600円するカテ4のチケを買うことで、同時に時間を買うことを選ばなかった)、彼の友人を連れて早めにスタ行くことを選択した・・・となると、シーチケ保持者による先行抽選が既に行われてる以上、彼の友人らは仮にスタジアムに早く来ても、フランスの病院みたいに重病者以外は数時間待ち、というのは大げさにしてもw 入場までかなり待たされるだろうし、入場出来るタイミングでは殆どの席が埋まっているかもしれないという忠告はしておいた。後のことはワシャ知らんw

それだけクラブもサポも「ダービー」に賭ける思いが強いだけに、今度はダービー後遺症が心配になってくる。今回のダービーも結果はともかく、選手たちはサポの後押しを受けてしっかり戦ってくれるとは信じているものの、過去ダービーで勝利した後に調子を落としたことがあったことも理解しているし、今回もGWの連戦に加え、完全燃焼した中二日での試合はなかなかキツいかもしれない・・・

それとは別に、ACL決勝の試合とほぼ同じ時間帯において、リーグ戦を行うという、かつて日本シリーズの最中にひっそりとパ・リーグの消化試合を行うようなことをするのはACLの盛り上げという視点からするとどうなのだろう?w

というのも、欧州CL決勝でのバイヤンとペエジェ(PSGをフランス人は早口でこう発音する)の対決なんかも、同国人だからかならずしも自国の代表を応援するとも限らず、寧ろこの2チームは自サポ以外では全国民の敵扱いになっているしw 結局、アンチを含めた人たちを巻き込んでしまうのがクラブチーム同士の対決の醍醐味なんじゃないかと。その視点で考えると、浦和を応援しない可能性のあるガンバサポが見られないという、今回のマッチメイキングの意味はどう考えるべきなのか?

多分、解っている人は解っているだろうけども、実はJリーグは何かを考えているようで実は何も考えていない、行き当たりばったりな計画が多すぎるのが問題なのだ(J1拡大決定の後にシーズン制移行問題の議論開始の両方を同一のチェアマンの任期中に決定されたという点然り)。今回の日程重複の件が意図しているものかは不明だが、もしそうだとしたら、皮肉にもシーズンの捻じれがあるからこそ実現したのだと認めざるを得なくなるもののw、多分Jリーグはそこまで深くは考えてはいないだろう。だから今回のような日程重複があり得るのではないか?まあ、複数の事項を決定するにあたり、各案件でのワーキンググループや意思決定の過程が異なるため、同じ組織の中でも「縦割り」であったりするのだろうと推察できるけども・・・

なので、「ACLのカレンダー変更に伴うシーズン移行の検討」が空しく聞こえてくるかもしれない。仮にそれを唱えている人たちがどれだけ本気であったとしても。というかシーズン移行を唱える殆どの人たちは、ACLのカレンダー変更になる前から唱えていたし、仮にACL日程が変更にならずに日本だけがシーズンをいじることは、寧ろそうした捻じれをわざわざ作りに行ったのではないか? 

結局これは、一見するごもっともに思える意見を主張する人たち(特に権力の側にいる人たち)は、その主張の中に冷徹な打算を忍ばせているということの一例なのだろう。まあ、今回のシーズン移行における「方便」に隠された真の意図は、いずれ明らかになるのかもしれないけども・・・

と、ここまで書いていて思ったのだが、今回取り上げた友人のことを、自分とは正反対な性格ながら、なぜか嫌いになれないのは、少なくとも彼はその性格故に、裏表がないからじゃないかと(;^_^A まあ、世の中裏表がありすぎて疲れたりすることがありますからねw

ACLの勢力地図を読むと、3年後にはワンチャンあるで

2017-06-12 06:24:20 | ACL/A3
ブログに何か書こうとなると纏まった文章を考える必要があるけども、U23の北九州遠征の帰りの新幹線の中でアイデアを捻り出し、スマホのメモに書きためた内容に加筆修正して記事にまとめました。今季のACLにおける勢力図の変遷をどう見るか。

ここ数年は恒大vsその他大勢で、対抗馬にようやく上港が出て来たというところか。自分の見立てでは今の中超の外国人制限政策や若手の出場機会の少なさを考えると、いずれ恒大も上港も没落すると予想する(まあ、どちらかと言えば上港の方が育成はしっかりやっている方だが)。即ち、若手が十分な試合出場に恵まれなず、かつ中国足協が外国人爆買いを制限し出した政策に舵を切った以上、今よりも強大な力を持つとは考えにくく、新陳代謝が見られずに落ちる一方ではないかと見ている。

ちょっと話はそれるけども、中超における外国人爆買いを支えて来たのは、買う側だけでなく、不良債権処理の意味合いで中超クラブに選手を売りたいと考えてる海千山千の欧州や南米クラブや選手代理人のビジネスの延長線上でカモとして迎えられてる中で成り立ってる側面もあるわけなんで、一概に中超クラブが札束で張り倒せるものでもないんよね・・・

まあ、とはいえ、2,3年後はその時はその時でウルトラ外援の補強はやってるかもしれないけどw ただ、今の恒大の強さを分解すると、外国人と中国大表選手の融合なんだけども、中国人選手の力は確実に落ちる。その時こそが日本のクラブがACLを制覇する最大のチャンスだろうと見ている。

その恒大の育成に関してなんだが、恒大軍団からメンバー固定で批判されてるスコラーリ監督にしても、恒大での監督業を、欧州での監督復帰の為の腰掛け程度にしか考えてないのは、彼自身がイングランド代表監督に立候補を表明したり、欧州のビッグクラブからのオファーがあるという発言から十分過ぎる程よく分かるw

それゆえ、スコラーリは自身のキャリアの為に恒大の才能を消費するだけで、自身が去った後の恒大の事はまるで考えてない。まあ、彼自身は別に間違っていないのかもしれないけど、それを恒大がどう考えているかよね・・・何となく、今の巨人が原監督時代に即戦力補強を繰り返して、生え抜き選手を腐らせてしまったツケとして13連敗したイメージとダブってしまうw まあ、恒大はそこまで行かないにしてもw スコラーリが去った後にそのツケを間違いなく払わされるだろうと見ている。

そうした状況から逆算した中で、日本のクラブ、とりわけガンバは何をすればいいのか、なんだけど。まあ、そこは編成面や戦術面をゆっくり考えていくとなると、今回のエントリだけでは書ききれないw

ただ、間違いなく言えることがあるのは、ベテランから若手への新陳代謝だろう。井手口や堂安辺りが主力として君臨して、かつ、市丸、高木、初瀬の他にもU23の中からも何人かが、主力で定着。ある程度自前で賄う中でようやく、足りない部分に対して、お金を出して補強するというイメージか。2014年のパトなんかはそうだったけど、その準備として、12年から徐々にベテランから若手への切り替えをやっていた中でパトが来て、そして最後に仕上げのリンス(上手くまとまった?w)。

その意味では、井手口にしても堂安にしても、多分この夏ガンバは出すつもりはないだろうけど、どうしても海外行くということになるのなら、来るべきワンチャンから逆算して、レンタルの身分で”留洋”してから戻って来るのが良いのかもしれない。宇佐美の最初の海外行きも今思えば2014年の三冠の為の海外留学ではあったとも言えるわけで。

個人的に残念なのは、最盛期の恒大や上港と闘う場を放棄してしまったことだ。確かに今のチーム力や来るべきワンチャンを考えると早めに撤退するのは判らないでもないけど、ACLっていうのは基本国内の空いてに飽き足らずに、国外のすごい奴らのところへ道場破りをするっていうのが原点だっただけに、その機会をみすみす逃してしまったのは勿体ないけども。その意味においてだけは今年の浦和や川崎がちょっと羨ましい。まあ、その彼らだって今年飛躍する為の屈みの時期はあったわけなんだけども・・・そこは傍観者としては見守るつもりですけどもね。

あとは、JFAに何とかしてもらいたいのは天皇杯の元日決勝の日程かな・・・これにこだわっているようだとオフが段々と短くなってくるわけで。今年来年の2年間の成績如何によって3+1が2+2になるのは仕方がない(しかも来季はもっと始動が早くなる)。それならそれでシーズン終了とプレーオフとの間でのオフ期間をしっかり確保出来るような日程をJFAは考えておく必要があるわけなんだけど・・・まあ、そこにJFAのACLの本気度が疑われるところなんやけどね。





全北遠征から戻ってきて

2015-08-30 11:50:41 | ACL/A3
昨日戻って来たばかりなんで、遠征記も簡単にまとめました。

水曜日の試合当日に出発し、全州まで仁川から4時間かけて高速バス移動して参戦した全州は遠かった。とはいえ、韓国の高速バスの快適さを考えると、かつてそれ以上の時間をかけて中国国内のバス移動に比べたら別に苦痛にすらならなかった。予約していたホテルにしても、韓国語を今年から多少なりとも勉強していたせいで、ハングルの表示を読みとることも出来た。はっきり言って自分の韓国語のレベルはハングルを読みとり、旅行に最低限必要な言葉を発する程度のものでしかないけど、あと2年時間を貰えれば今の中国語に近いレベルにまで何とか持って行けるとは思うんでこれからも精進致します。

今回の遠征の中で一番難儀だったのが、試合後のタクシー探し。中国へ中超視察に出かけた時も、陸の孤島と言っていいようなアクセスの悪いところを見たけども、大体スタジアム近辺でタクシーが待機していて、数人の客との乗り合わせでホテルまで戻ることが出来た。

ところが今回の全州のスタジアムにおいては多くの客が車で来場している為、スタジアムから出る道路は帰宅する車で埋め尽くされているため、近くまでタクシーが来る雰囲気ではなかった。

試合の翌日は高速バスでソウルまで移動。こちらは大体2時間半程度で到着。その日は韓国プロ野球のLGツインズとSKワイバーンズの試合を観戦した。韓国では内野の方が応援席になるんだけど、気づいたら自分も応援に参加してみた。個人的なお気に入りはツインズのヒメネスという選手への応援がノリやすかったと思うけど、右腕を胸のあたりから斜め上に延ばす仕草はハイル・ヒトラー思わせるんでそれはどうかなと思ったけどw 三塁打を巡って微妙な判定がになった場合にはメジャー並にチャレンジを認めて当初の判定が覆った場面は印象的だった。帰りに韓国野球が好きな知人の為にツインズのユニを購入した。

その翌日は戦争記念館へ行って朝鮮戦争の歴史の勉強し、午後は南大門でベルトの問屋でベルト購入。お店の人にオルマエヨって訊いたらオチョン(5千)という答えが返って来たもんだから、自分で巻いてみて合ったものを購入した。

夜は新村の方にある、カケハシというお店でやっている日韓交流会に参加。自分が今回ACL その中で日本語堪能な水原兼浦和サポがいて、自分の韓国語ではまだサッカー談義出来るレベルではないので日本語ではあるけどもいろいろとJリーグのこと、代表のことについて話すことは出来た。自分が中国語を話すことを知った店のオーナーが、やたらと自分に中国語で絡み出したりもしたけどw オーナーの中国語は自分の韓国語よりは少し出来るっていうレベルですかね、現時点ではw 調べてみると毎週火曜日が中国語交流会やっているらしい。とすると、水曜日にACLの試合があるのなら、前日入りしてその中国語交流会に参加してみようかな、という風に考えたりもした。カケハシを知ることが出来たのも今回の遠征の思わぬ副産物だった。

ACL ラウンド16 1stレグ~ガンバと柏が見せた「ぼやかす力」

2015-05-24 12:55:13 | ACL/A3
ACLのソウル遠征から帰って来て、週末はJの試合が柏と一緒になかったんでまったり過ごしてますが、改めてガンバのソウル戦と、あと一緒に録画していた柏の水原戦も消化した。ガンバはというと、最後ミドルで失点していたところは余計だったし、ヤットも最後のところ寄せきれてなかったわけだけどもあれは3点取れてたからということで考えておこう。2-0であれば健太監督は小椋を入れてヤットを一列上げる形でバイタルをしっかりと閉じようとしただろうし。2点差というのはこの試合では妥当なスコア。まあ、どうせならアウェイゴールは1点でも多く取っていた方が良かったということですw

ところで、最初の宇佐美のゴールシーン見直してみると、ハルのクロスにダイレクトボレーで決めた宇佐美の技術は相変わらずすごいんだけども、そのプレーをデザイン出来たのは、コンちゃんが左サイドへ寄って相手のボランチを引きつけて、後半から出た秋やハルとともに三角形を形成して、しかもハルに対してフリスビーパスを出せたから。攻撃時に相手のディフェンスの間に入っていこうとする中においてボランチ1枚はがし、更にはハルを裏に走らせることでソウルの右サイドバックがサイドに気を取られていたことで、宇佐美があの位置でフリーになれたわけね。つまりここでは相手のマークをぼやかすことが上手くいったわけで、これは昔からガンバが得意としている形でもあるわけ。

一方柏と水原の試合を見返すと、まったくもって人についていないマーキングで早々と失点した柏がその後同点に追いついた場面なんかは、レアンが引き気味にボールを持つと、自分が引いて出来た裏のスペースにダイアゴナルランした茨田に絶妙のスルーパスを出しているわけなんだけども、これにしても相手のマークを巧みにぼやかしているとも言える(まあ、そんな部分を気づかないで単に柏が縦にボールを入れているとこだけを指摘する韓国の記事を見ると、テクニカルな分析ってあまり出来ずに精神論がまかり通っている国やな、という印象が強いけど)。

共通しているのは相手のマークを引き剥がす為に本来のポジショニングからステイせずに形を崩すことによって相手のマークを引き剥がすことはやっている。ただ、これには当然リスクがついて来るわけで、それが上手く行かないとなると、一転してカウンターを浴びるリスクも勿論ある。一点目の宇佐美のゴールにしても、ハルのクロスが宇佐美に合わずに相手ボールとなったら、2CBの前に居るのはヤットだけという状況ではあったけども、そこは上手く前のチェックか、コンちゃんが中盤に戻ってチェック行く間にディレイさせるってことで対応出来たかもしれない。まあ、監督によっては取られた場合の守備を考えてあまり形を崩したくないと考える人がいて、その考えで持って東京のフィッカちゃんなんかはポ将とは真逆の方向性でチームを作り上げてるんだけども、点取る為にはどこかで形を崩すリスクを冒すことと、そしてそのリスクを抑える為にはどんなリスクヘッジを打つかを考えて置くってことを寧ろ考えて置いた方がいいかもしれない。ただ、柏の場合にはあまりにもバランスが攻撃に偏っているように思えるわけなんだけどw

あと、審判について言っておくと、ACLだと審判は吹かない、という例はこの試合でも当てはまらなかった。というよりもそうした言い方ってたまたま吹かない審判と当たった後に言われだしたことであって、実際には審判によって基準はかなりばらつきはある。この試合では後方からのコンタクトには厳しいというかルール通りに吹く。で、その傾向を掴んだせいか、パトなんかは途中から相手のDFを背にした場面では体を上手く当てることでファウルを貰うプレーをしていた。こういう順応性も大事だということです。そしてイーブンボールにおける球際では基本負けてはいなかった。

最後に相手のソウルについて言うと、城南や水原のような放り込みとは違い、テクニカルなチームである点は好感が持てた。多分普段は放り込みスタイルの中においてテクニカルな部分での強さを発揮出来ているんだろうとは思うけども、ガンバと技術合戦する上ではちと分が悪かったかもしれない。その意味では、吉崎氏の記事っていうのは日本のチームはこうで韓国のチームのスタイルはこうだという風に自分の枠組みに当てはめすぎるような気もするけどもね。ソウルは城南や水原とは違うチームだという前提で、そしてチームごとのスタイルの相性というものに言及しないと行けないんじゃないだろうか?つまり、総論ではなく各論でもっと語れと。

チーム間の実力が拮抗した争い、という部分は崩してはいけないと思う

2015-03-20 00:31:42 | ACL/A3
ガンバ君、浦和君、そして鹿島君のテストの点数の悪さが目立っているせいでJリーグ自体がエラい言われようなんだけども(多分他サポの皆さんの中でもそれが我慢出来ない人たちっているかもしれない。出来の悪い3人が廊下に立たされてもそれは一向に構わないとして、自分らも含めてレベル低いように言われることが歯がゆいんじゃないかって。これについては後述しますけどもね)、柏君が一人頑張ってくれているおかげで、実は3人共傾向と対策を立てていなかったので赤点ケテーイ、というのがバレてしまっているんじゃないかってw そのことにを気づかせてくれてくれた柏なんかはある意味Jリーグを救ってくれているのかもしれないんだけども、って書くとちょっと待たんかーい、って言われるのは間違いないw

実のところ、ACLにおいて言われている通説って強ち間違いではないものの、そうした通説で全て切って捨てられるほど単純ではないかな、と思わせられてしまうことが多い。例えば球際の激しさというのはよく言われているけども、ACLでは吹かない審判も居れば吹く審判もいる。だから球際で負けないようい激しく当たってもピっと笛を吹かれてしまったりもする(それが昨日同点FKを入れられるファウルを取られた藤春のプレーにもそれは当てはまる)。
だからまあ、柏が上手くやっているのを見ると、確かに対戦相手との兼ね合いもあるんだけども、戦い方と(ACLに向けての)コンディショニングを含めた準備ができていればって思ったりもした。それはガンバだけでなく、鹿島なんかにも言えることで、広州恒大は確かに金満クラブだけども、なんか妙にイタリアンな路線に走ってカマーチョなんかを監督に持ってきたりするくらいの迷走たっぷりだったんだけど、鹿島自体が今調子が底であるせいか勝てていない。

だからこそ、残りの3試合という追試でそれなりに結果を出さないといけないんじゃないか、って思うわけですよね(去年セレッソとやった時には平野がスタメンだったことを思えば外国人FWの質が一年前よりはグンと上がっていたブリーラムだとはいえ)。ガンバ君だけに限らず浦和君も鹿島君もw 仮に突破の目がなくなったとしても、今目の前の試合で戦わないとこの先のリーグ戦でも立て直せない気がするわけよね。

ということで、広州には何があっても見届けるつもりでは居ます。

ところで、ACLに勝ち抜く為にということでよく出てくるのはビッグクラブ待望論ってやつですね。確かにACL対策っていう側面だけで言うのならそれは別に間違ってはいないものの、その方向に引っ張って行くということは国内における格差を容認するっていうことを意味するんだけども、それは国内リーグの競争力を失いかねないんじゃないかと危惧したりする。実は中超なんかだと、その辺資金力格差による上位下位の勢力が固定化してしまい、国内リーグにおいて競争が出来ていない問題があるわけ。これは毎年夏に中国に行って色んな地域において中超のリーグ戦を見てきている筆者が言うから間違いないんだけど、中盤でのゆるさとかトランジションの遅さを見るとJとは比べ物にならないことは常々感じてはいる。そうした国内リーグの基盤の弱さからすれば、現在ブンデス行っている中国人選手が日韓に比べたら殆ど居ないのが現実ではある。なんだかんだ言いながら外国人枠が撤廃されているブンデスにおいて、それこそ世界中の選手らと競争にさらされる中で頑張っている日本人選手が多いという現状を見ると、Jリーグっていうのは良質な選手を輩出していると思いません?w といっても別に話を逸らしているわけじゃないですよw

あと、Jリーグの売りはなにかってことを考えると、世界に類を見ない拮抗したリーグだということが言えるんじゃないかってことです。そこら辺モータースポーツで言えば、拮抗したレースの面白さを見せる為に色んなレギュレーションで工夫を凝らしているスーパーGT(そういえば、某モータージャーナリストで、F1がワールドカップならスーパーGTはJリーグにたとえていた人が居たっけ?)によく似ているけども、あれも日本人が考え出したレギュレーションによってレースが盛り上がっているわけなんだし。

逆にF1なんだはチーム間の格差を容認しているのは純粋に早さを追求しようとする努力を認めるってことなわけで(それも結局程度問題で、だからこそ、もう廃止されたけども最終戦ポイント倍ルールなんてことをやってもうたw)、その意味では一分一秒の速さを追求する予選の方が決勝より面白いという人も居るくらいではある。その意味でF1とスーパーGTって言うのは最初から見るポイントが違うってことよね・・・

まあ、その意味では1シーズン制を一番維持しやすかったのは欧州よりは日本ではあったわけですけどもね。この辺Jリーグのマーケティング戦略の問題なんだけども、Jリーグというリーグが何を売りにして行くかを決めて戦略を打ち出さないといけないんじゃないか、と思うわけですね。東南アジアなんかでも欧州サッカーが普通に見られる現状では、プレーレベルという点をリーガやプレミアと比較してもしょうがないんだとしたら、もう少し欧州にはない拮抗した争いを売るのもひとつの手だろう。

勿論それがACLにおいて勝ち抜く上でマイナスではあるかもしれない。ただ、我々に求められているのはJリーグのアイデンティティというのを失わずに異種格闘技戦を戦うことじゃないかっていう気がするわけよね。総合的に考えた場合に。

韓国遠征から戻って来て

2015-03-04 23:57:18 | ACL/A3
試合の話に入る前に腑に落ちない話といえば、今季韓国で行われた試合における観客動員数なんだけども、平日の試合という中で全北や水原でも1万数千人集めているっていうことかな。自分が今回遠征して分かったけど、この時期のソウルやその近辺地域は、身を切るくらいに寒かった。試合当日は小雨だったし、試合後残念会を東大門の焼肉屋に入る前にまだチェックインしていなかったサポさんが先にチェックインすることになったんで、その間ホテルのロビーで暖を取らせてもらったりもしたくらい。

そして、晴れていた翌日の昼でもホテルをチェックアウトしてから外に出ると、空気が冷たかった。同じ時期の東京や大阪に比べても寒いんだから、こんなに入るはずがないし、この時期に普段Kリーグは見ないけどACLだからちょっと見に行ってみようという韓国人がどれだけいるのかって思ってしまうわね。最近バスケットのリーグ統合問題に熱心な御仁もKBLでさえも5千人入るっていう風に言っていたけども、KBLで平日にやっている試合でもそんなに入らないって某ライターさんがツイッターで速攻否定しておられたわけですけどもね・・・今回現場で見ていてパッと見ただけでは2千も行っていないんじゃないかって思ったけども・・・

まあ、こういうからくりって、普段から白髪三千丈の国のことをウォッチしていたら、そこまではいかないけども、多少の誇張や水増しがあるんだろう、ということは容易に推測がつくw 誰かが、韓国への年間訪問者数が国際線の到着便数と照らし合わせても合わないということを指摘しているわけだけども、おそらくACLでの動員の少なさを嘆く某ライターにしても、韓国を見習う論をぶちまけるブッチー(あ、言うてもうたw)にしても、多分、そういうカラクリを知ってて言っているところがあるんじゃないかっていう風に思うわけですね。これは丁度TOEFLの国別受験者の平均得点がアジア最低レベルだという統計のカラクリを知ってた上で危機感を煽っている英語教育関係者なんかとよく似ているところがあるかもしれんね。多分サッカー界でもその手の連中ってもうすでにうじゃうじゃいるわけでしょw まあ、そういう連中をのさばらせてしまった責任は感じますけどもねw

結果が出なかった後でこういうのもあれなんだけど、こんな時に外野が色々とやかましくなるんだけども、もう少し一時の時流に流されないような視点っていうものを持っていないといけないかな、と思ったりもする。試合についてのことはまた改めて書きますんで今回はこの辺で。


ACLの枠問題の件~変動そのものよりも事前にどのくらい情報が開示されているかが大事ではないか?

2014-11-04 23:38:50 | ACL/A3
仙台戦の感想?まあ、もういっかw もう他の人が語り尽くしてくれたし。しいて言えば柳沢の抑えの効いたシュートは最後大輝に当たってバウンドしたのをヒガシが防げなかったけど、バウンドシュートというのはGKにはタイミングが取りづらいシュートだったろうなあ、ということかな。ちょうどハンドボールで言うところのシュートをバウンドさせなさい、という理論と同じで、そのことを一番よく解っていたのは現役時代の旅人じゃなかったか?ペルージャ移籍後のユーベとのデビュー戦での2点目のゴールのように・・・まあ、ガンバについてはとりあえず今週末の試合を頑張ることですね。

それはそうと、今季のACLはウエスタンシドニーが優勝で技術評価での日豪逆転があるかも、っていうことでそうなれば日本の来季のACL枠が2+2になるかもっていう話があったっけ?まあ、これってJリーグ独自の試算っていうのが気になるんだけども、恐らくこれはワーストシナリオを前提とした話であって、敢えて次善に不都合な話をすることで、協会もリーグも予防線を張っているんじゃないかって現時点では思うわけなんだけどもね・・・もし、この予防線説というのが正しければ(まあ、こう書いている時点で自分でも予防線張ってますw)、最終的に3+1に落ち着くわけ。だって、たった一年のACLの結果だけで長年代表や往年のACL制覇だとか、あるいはリーグ運営のハードやソフト面での評価を含めたポイントを逆転出来ると考えるのが不自然なわけでしょう?

一方、この時期においては毎年ACLの出場枠報道に関しては一定の精度を誇っていた中国メディアの一昨日の報道を要約すると、2015&16年のACL出場枠については以下の通り:、

1.東アジアにおいて中国の技術評価は韓国・日本についで3番目(従って、日韓が3+1の出場枠を得る)
2.東アジアの3番目と4番目は2+2で中国はこれに該当。
3.豪州はAFCが規定するトップリーグ12チームに対してわずか10チームしかないため、2+1しか得られない
4.豪州が手放すプレーオフ1枠はベトナムに廻る

というものだ。日本で報道されているものとは全く異なる内容だが、ただ日本の報道が予防線を目的としたものであるならば、最終的には中国の報道通りになる公算が高いかもしれない。

協会の立場からすると、ハッキリと決まった形にならないと公表出来ないし、推測で語ることは難しい。ただ、いざ決まった時に従来の4枠からプレーオフに廻る枠が1つか2つ出来たということになった場合、Jリーグ各クラブからすればそんな話聞いてないよ、っていう反発を受けることは間違いない。だからこそ、このような変更があるかもしれないという話をメディアを通じてリークしておけば、出場を目指すある程度心の準備をしてもらえるだろうということかもしれない。

これについて筆者が思うことはなんだけども、今後においてもACL、代表チームの成績、それ以外にリーグ運営やスタジアムの諸条件に応じて出場枠が変動するというのは仕方がないことではあるけども、変動する可能性や、更に来季以降の日程の情報については出来るだけ早く情報を開示した方がいいのではないか、ということ。協会の立場からすれば言いにくいことでもメディアを通じて様々な可能性や情報を流せるのであれば先に報道でも出してくれた方がある程度準備もしやすい。JFAにしてもJリーグにしてもプレーオフ枠が1か2かは別にしても、プレーオフを含めて4枠維持ってことだからある意味安心しきっているように思える。

ただ、日本の報道でまだ出ていない(あくまでも本エントリ書いている時点)けど、先ほどの中国の報道ではプレーオフの日程にも言及されている。中超2位の北京国安は旧正月直前の2月17日で中国人にとっては一番気が進まない時期での試合となる。3位の広州富力に至ってはなんと2/4と2/10に行われる2回戦から出ないといけなくなる。まあ、これに倣えば、3+1の枠を日本が獲得すればプレーオフ枠のクラブは北京国安と同じ形で試合をしないといけないし、2+2にでもなったら、4枠目のクラブは広州富力と同じ日程ということになる公算が高いわけですな。

その辺の日程情報だって協会は多分解っているんなら、どうせメディアに事前リークするんならこのことも言っておいた方がいいとは思うけどもね。まあ、そのうち出てくるかもしれないけど、これが今月下旬になって来季プレーオフ枠のチームは2月中旬(下手すれば初旬)とかに試合があります、なんてことが発覚してしまうっていうのが最悪のパターンかもよw 優勝は無理でもACLを目指して頑張っている鳥栖や柏や東京あたりにしてみれば、出場枠を得るイコール来季の始動がもんのすごく早まるってことを意味しているわけだから。

だからこそ、こんな辺境ブログ誰が見ているんだって思うことあるけども、自分が知り得ていることでも発信しておこうかとは思った次第。特に枠が2+2にせよ、3+1にせよ、始動がめっさ早くなるクラブが出てくるってことは知っておいた方がいいでしょうね。




ACL?見てますよ。 1万人以上の警官動員と言われた中で参戦した浦和サポの皆さんお疲れ様でした

2013-02-26 23:55:39 | ACL/A3
ガンバの出ないACLを見るのは2007年年以来か。部外者だけども、見続けています。ACLを興業として発展させるには、当事者以外の人たちをどれだけ巻き込めるかに掛かっているとは思っているわけ。

まあ、出場しているクラブをぬるく応援するか、或いは対戦クラブの方に肩入れしてみるかは人それぞれだし、自分だってその時々によって変わるから、部外者がどのようなスタンスで見ればいいかという問いに正解はない。だからこそ、自分の気の赴くままに見ればいいんだとは思うわけです。実際ガンバが出ている時でも色んな反応があったけども、まあ、好きなように見てくれればいいと思ったし、結果が出なくて酷評された時でも全くスルーされるよりはマシだとは思っていた。

仙台の人たちにとってはほろ苦いアジアデビューではあっただろう。一つだけ仙台を弁護するとしたら、ブリーラムやムアントンなんかを見れば判るけども、あちらの方がシーズンが先に始まっている分、早めに対戦する時には、ホームであれアウェーであれ、タイのクラブの方が動けていたりもする。まあ、仙台に関しては深夜のBS日テレの録画が頼りなんだけども(勇人をチェックしておきたいし)、その辺りどうだったんだろうか?

広州と浦和の試合についてはG+で観戦した。広州の方がビルドアップ時には3バックで、浦和が攻め込んでいる時に5バック気味になるのは、浦和の攻撃時のフォメの変化をリッピが研究した成果だったのだろうか?悔やまれるのが最初の失点時での森脇のスライディングだったけども、槙野は上手くムリキに誘い込まれたな・・・日本を代表するDFの彼にしてみれば、これは取れる、と思ってスライディングを仕掛けたんだろうとは思うから、相手が一枚上手だった。あれはムリキの方を寧ろ褒めるべきか。

そして、現地に応援に行った浦和サポさんたちの頑張りは労ってあげたいです。これは中国アウェーを経験したからこそ理解出来る。声もよく出ていました。現地メディアの報道では、7千人の警察官の他に4千人の武装警察官(中国では警察組織は2つあって武警は軽装備の軍隊の警察といったところ)が動員されていたらしい。

もっとも中国では何事も数字が誇張される傾向が強いので動員された警官の人数がホンマにその通りだったかは判らないけども、かつてない程の厳戒態勢だったに違いない。

現地遠征されたレッズサポさんらは、なんでそない大げさな警備体制敷くのかと思われたに違いない。まあ、広州恒大にしても、現地公安当局にしても、揉め事を起こされて外交問題にまで発展されたくはないんですわ。

中国人がw

環境を変えることで復調したラフィーニャ~ACL決勝を見て

2012-11-11 17:48:38 | ACL/A3
蔚山現代に移籍したラフィーニャがあちらで活躍しているというので、一体彼がどんなサッカーの条件の元で調子を取り戻したのか一度蔚山の試合を見てみたいと思っていた。それが昨日のACL決勝の試合だったわけなんだけども、彼が生きる形が一体どういうものなのかを、ガンバ時代と比較してみると以下のものが見えてくる:

1.戦術や使われ方の問題

蔚山の基本はフラットな4-4-2で攻撃時にSHが上がり、4-2-4の形となり、縦へ圧力を掛け、相手のDFとは1対1の勝負になる。この縦に、裏に仕掛けられるというところでラフィーはすごくハマっていた。ガンバ時代において、特に今季の前半は、グノが抜けた後ということもあってか、慣れない空中戦での競り合いで、手グセの悪さでファウルまで取られてしまうような状態であった。こっちでは、汗臭い仕事は基本グノが全てやってくれるんで、裏のスペースで勝負することに専念することが出来る。逆にこのやり方だと、家長なんかは中盤で動きを止めてしまうと見なされるんで(タメを造る発想が蔚山にはない)、出番無くなるのはしゃーないかと。

これはリーグのスタイルということもあるのだろうけども、日本よりは韓国の方がワイドに陣形を構えるせいか、どん詰まり感がなく、スペースと時間を使うことが出来るようになっている。欧州で言えば、イタリアではガチガチのマークと戦術的対応で居場所がなくなりつつあった選手がイングランドへ行ってから居場所を見つけるという事例(ヴィエイラやバロテッリみたいな)によく似ているかもしれない。だから、あるリーグで選手がフィットしなかったからと行って他国のリーグで成功したからといって、一概に成功した方のリーグがレベルが低いというふうには一概に言えないだろう。第一家長は蔚山で出番を徐々に失っていたのだから。

そして、ガンバにおいても相方がパウリーニョでレフティ2トップの相性の悪さというのも確かにありました。

2.コンディションの問題

ガンバ時代の2年目は、やはりチーム全体がコンディション不足ということもあり、かつ彼個人も腰回りに肉がついていたような感じか、動きにキレがなくなっていた。こうなると、一瞬のキレで抜け出す動きがなくなり悪循環にハマっていった。蔚山来てからの方がフィジカルがよくなってはいる。

3.審判の問題

前半終了間際に倒されてファウル貰った際には相手選手が審判に文句言っていたけども、リプレーで見ると確かにボールには行っているタックルではあった。こういうのが最近のJでは流す警告にはあるんよね・・・よくJの審判はコンタクトに厳しくてACLでは緩いと言われるけども、それはACLにおいて、よく吹く審判と、全く吹かない審判とに分かれていて、後者と当たった際にその印象が強く残るというもので、ラフィー見ているとACLでの方がよくファウルを吹いて貰っていた。

ただ、後半に完勝モードの中で、完璧なシミュレーションで流石にイエロー貰っていたけども、そうやって簡単に倒れたりするところがJの審判らの心証を段々悪くしていったが為に、最後の方では全然吹いてもらえなくなったのかもしれない。

4.相手に知られているか、という問題

Kリーグには来たばかり、でACLというのは基本データが無い者同士で対戦するものであるから、彼が右足が使えないという事実はまだバレていないのかもしれないw

以上のように見てみると、チームの編成、戦術、そして使われ方においてガンバ時代の最後の半年は恵まれてはいなかったけども、彼個人がキレを失っていたことと、倒れすぎで審判の心証を悪くしていたというのはマイナスではあった。

ただ、その分環境を変えることによって成功したのなら、彼にとっては良い移籍であったと言える。そしてガンバも選手の能力の引き出し方というものについても考えさせられた一件であったとも言える。

その意味で、最近1トップでレアンに負担がかかりすぎていたのが気になっていたんよね。まあ、こないだの柏戦では、藤ヶ谷がゴールキックを家長目掛けて蹴っていたのを見て、少しレアンへの負担を減らそうとしているのかとは思ったけども。負担が軽減されればレアンはまだまだ点が取れる選手ではあるんだけどもね。

うーん、柏とかあ・・・ついでにACL組のシードと出場権とのリンクについても考察する

2012-06-19 08:01:45 | ACL/A3
今のチーム状態ではナビスコなんか考えている場合ではないよなあ・・・優勝してもACLと関係があるわけではないし。あ、ひょっとして南米行けるんだっけ?w

前から繰り返し言い続けていたことなんだけども、協会はACLの敗因分析とやらをやるんであれば、今後ACL組が勝ち上がった場合のことも考えておくべきではないだろうか?欧州CLでもチェルシーが優勝したらリーグの順位に関わらずストレートインで翌年も出れる(その代わりアーセナルが予選に廻るんだけども)というような救済措置はACLにはない(そしてかつてのリバポ方式とやらも望めそうにもない)以上、アジアにおいてはカップ戦こそがACL組における救済措置だと筆者は考えていた。

その意味では、この点に関してなんだけども、中国の方が理にかなっているのは、足協杯においては準々決勝からACL組を出しているということなんだけどもね。翻って我が国はというと天皇杯にJ1クラブを早くから出して、しかも今年からオープンドローというオモロイことやろうとしてますからね・・・

まあ、その意味で中国のような形で整合性をもたせようとしたら、天皇杯はシードで、ナビスコはベスメン規定なんて関係ねえってことでそう取替OKで予選からACL組が参加っていうのがいいんだろうけども(その方が若手にはゲーム経験を積ませることが出来る)、それだとACL組と日程の負担を公平にするいう理由だけで、ACLのゲームある時にナビスコも同時開催というのができなくなるわけですわ・・まあ、協会にしてもJにしても色んなことを考えて決めているというのは判るんですが、ちょっと整合性がなさすぎだわな、というのが今のところの印象です。 

でも、ACL組に配慮していない分、現行のルールでは、色んなクラブにとってACL出場権というのが転がり込んで来る可能性があるというのは言えるわけですな。まあ、これはこれで日本のサッカーにとってACLの経験値を持つクラブが増えるっていう意味では貴重なんだけども。